2018年06月07日

社会を明るくする運動 青少年健全育成 彦根市大会で講演します。 @ビバシティ彦根


 平成30年7月1日(日)ビバシティ彦根で講演します。
 テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」

 子どもが素直に親に甘えられる。
 家では親の愛情を感じて安心してのんびりできる。
 あたたかくて信頼し合える親子関係の中で子どもはちゃんと自分の気持ちを聞いてもらえ大切にしてもらえる。

 そんな幸せな家庭で育ったなら、きっと非行に走ることも犯罪を犯すこともなかったでしょう。
 では、どうすればそのような幸せな家庭や親子関係を築くことができるでしょうか。
 それを講演でお話しさせていただきます。

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2018年06月05日

第5回参加型子育てパネルトーク「アドラー心理学の子育てについて語り合う」 ありがとう


 6月3日(日)は第5回参加型子育てパネルトークがありました。
 テーマは「アドラー心理学の子育てについて語り合う」

 20数人の方が参加してくださいました。

 最初に河合夫妻によるチェロの演奏がありました。

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 まずは「アドラー心理学の子育て」における3つの基本的な考え方についてお話ししました。

 1、親と子は「対等な関係」である

 まず1つ目は、親と子は「対等な関係」であるということです。
 親子関係がうまくいかない大きな原因の一つに「上下関係」があるとアドラーは考えました。
 親が子に命令したり、親の考えを押し付けたり、
 子は親に従うのが当たり前として子どもに接すると
 子どもは親に不満を抱くようになり、ついには反抗するようになります。
 その関係が悪化してはいい子育て、いい教育はできません。
 まずは親は子どもを指導し従わせる存在ではなく、
 互いに信頼し、尊敬し合う対等な存在として接することが、
 良好な親子関係を築く上で不可欠だと考えました。


 2、「課題の分離」を意識して過干渉をやめる
 
 2つ目は「課題の分離」です。
 親子関係がうまくいかないもう一つの大きな原因に親の過干渉があります。
 親は子にその愛情や心配から過干渉になってしまいがちです。
 親は子を思う愛情からやっているつもりですから、
 自分の価値観の押し付けになっていることには無自覚なことが多いのです。
 子どもは自分の自由を奪われたように感じ親子関係は悪化します。
 「これは子どもが自分の意思で決めることである。
  いらぬ口出しは子どもの自由や主体性を奪うことになる。」
 と自覚して、子どもの問題については極力口を出さない。
 それが「課題の分離」ということです。


 3、「共同体感覚」を養うことが自立の基礎になる

 3つ目は「共同体感覚」です。
 共同体感覚とは、
 「この共同体(家庭、学校、会社、地域、国、地球)は私の味方である、
 ここに私が安心していられる居場所がある、
 私はこの共同体に貢献したい、共同体のメンバーの役に立ちたい。
 そしてそれを行う能力も意志も私は持っている。」
 そういう感情を養成することが教育において重要だとアドラーは考えました。
 違う言葉で言うと「自己信頼(自己受容)」「他者信頼」「他者貢献」の気持ちを身につけるということです。そのような「共同体感覚」を持つことが子どもが自立していく基礎になると考えました。

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 そのための具体的方法として「アドラー心理学」は次のような関わりを示しています。

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 親と子が本当に「対等な関係」であっていいのか?
 そこにはやはり上下関係があってしかるべきではないのか?
 という意見もありました。

 親や先生に対して非礼な態度をとったり、マナーを無視した態度の子どもたちを目にすると「もっと厳しくしなければ」と逆に上下関係を明確にする方がいいと考えられるのも無理はありません。

 ただ、こういった子どもたちの不遜な態度は、厳しさや上下関係の不足から来ているというよりも、信頼関係の不足から来ていると考えられます。
 それはどういうことかと言うと、昔は「先生の言うことをよく聞きなさい」と親が先生を敬っていましたが、現在では親が先生に要望や注文を出したり、文句を言ったりできるようになって、先生と保護者との関係が変わってしまいました。

 学校と保護者との信頼関係がなくなって、親の考えと先生の考えが違ったりしてきて、子どもに言うこともみんな違う。
 挙げ句の果てに上の者(父親、母親、先生、祖父母など)どうしで揉める。
 そういうことを頻繁に目にした子どもたちは、誰を信頼したらいいのか、いや誰も大人は信頼できないような心境になってしまっていることが今の子どもたちの姿をつくった根本原因であるように思います。
 
 そういう見方で言えば、子どもたちとの間に「信頼関係」を築くことが、子どもの態度だけでなく様々な教育問題を解決することにつながるように思います。

 その「信頼関係」を築くためには上記のアドラー心理学の子育ての考え方で子どもに接していく必要があるのでしょう。

 ただ、そのように接していくためには親自身の心の中の障壁を取り除いていく必要があります。
 例えば、親が子どもに対して素直に「ごめんなさい。」と謝りにくいということがないでしょうか。
 子どもに頭をさげると親の威厳がなくなってしまうんじゃないかと心配される意見もありましたが、実際は素直に謝る親の方が子ども側からしても誠実な印象で、かえって信頼されるようになるのではないでしょうか。
 
 その他、参加者の皆様からも色々な質問やご意見が活発に出され、とても内容の濃い充実したトークイベントとなりました。

 質問のいくつかに対して、

 「子どもは決して親の思う通りにはなりませんし、思い通りになんかならない方がいいのです。だって親の思い通りになったとしたら、こんな怖いことないですよ。あとで子どもに何て言われるか。親の見通しなんて完全じゃないしね。」

 「親の仕事は二つです。一つは子どものために恥をかくこと。もう一つは子どものために頭をさげることです。だから、いっぱい恥をかいたらいいんじゃないですか。三者面談の時に先生に頭を下げたらいいじゃないですか。」

 「親は子どものことが心配だから、いっぱい口を出したくなりますよ。でも、その口出しがかえって子どもを苦しめたりするのであれば、あえて何も言わない。不安で言いたいこともいっぱいあるけれど何も言わない。言えば子どもを苦しめるばかりだから。それが本当の親の真心なんじゃないでしょうか。」


 とお答えしたのですが、もっと優しい言い方したらよかったなあ、なんて一人心の中で反省してたら、質問してくださった皆さんが拙著「あなたも子どももそのままでいい」を買ってくださって、「よかった。思いを受け取ってくださったんだ」と安堵しました。
 「また来たいです。どうすれば案内送ってもらえますか?」と言ってくださってとても嬉しかったです。

 今回の子育てパネルトークに参加してくださった皆さん。
 おやすみのところわざわざ足を運んでいただきましてありがとうございました。
 皆様の積極的な質問やご意見のおかげでとてもいいパネルトークになりました。
 また皆様にお会い出来ることを楽しみにしています。

 もし今回の子育てパネルトークの感想等ございましたらコメントいただけるととても嬉しいです。






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2018年06月01日

第5回参加型子育てパネルトーク「アドラー心理学の子育てについて考える」で使う資料


 明後日6月3日(日)は第5回参加型子育てパネルトークがあります。
 加古川ウェルネスパーク、セミナールームで午後2時(開場1時30分)からです。

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 アドラー心理学に興味がある方。
 子育てや親子関係で悩みがあったり、迷っている方。
 子育てや親子関係について興味がある方。
 
 お時間がありましたら是非ご参加ください。


 (資料1)

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 「人間関係が上手くいかない原因は上下関係とその距離感にある。」
 アドラーは上下関係、つまり「命令→服従」関係が
 人間関係をおかしくする一因だと考えました。
 そういう関係の中では必ず下の者が不満を持ち、
 その不満から上の者に反抗をすると考えたのです。

 親子関係を考えるとよくわかりますね。
 親が封建的で「親の言うことを聞け!」みたいな感じだと
 親子関係は上手くいきません。

 また、親にとって子どもというのは最も気を許しやすい相手で、
 だからこそ他人には言わないようなこと、
 例えば他の子と比べたり、能力や容姿をけなしたり、
 その他感情的な言葉や、誰かの悪口や、
 夫や姑に対する愚痴、自分の境遇に対する不満などを
 言いがちです。

 でも、これを言われたり、聞かされたりする子どもの心はどうでしょうか?
 悲しかったり、悔しかったり、辛かったりしていないでしょうか。

 これは夫婦関係にも言えることです。
 近しいがゆえに「言わなくてもいいこと」をつい口にしてしまって、
 相手に嫌な思いをさせているということはないでしょうか。

 「親しき仲にも礼儀あり。」

 たとえ夫婦であれ、いや夫婦だからこそ、
 相手に対する尊敬の念を持って言葉を選ぶ必要があるのです。

 アドラーは夫婦関係が最も難しい人生の課題だと言っています。
 つまり夫や妻と相互に尊敬し、信頼し合い、相手を互いに思いやる関係を築けたなら、人生のうち半分以上成功した(幸せになれた)ようなもんです。

 確かに。納得。

 二番目に難しいのが親子関係。
 これも親とが互いに敬意を持って、信頼し合い、支え合い助け合う関係が築けたなら、
 さらに幸せです。

 ゲーテがこんなことを言っています。
 「王様であれ、百姓であれ、その家庭が幸せな者が幸せである。」

 誠にその通りです。
 それだけ幸せな夫婦関係、親子関係を築くのは大きな仕事だということです。

 相互尊敬、相互信頼、思いやりのある愛の言葉。
 それらが実践できたなら人間としてもだいぶ成長できている感じです。
 


 (資料2)

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2018年05月31日

甘えを受け入れるとは 〜カウンセラー的態度で子どもに接する〜


 子どもの甘えを受け入れる、甘えの欲求を満たすとはどうすることか。

 それは、

 ダメなあなたも大好きよ。

 ちゃんとしてなくても大丈夫よ。

 強くなくてもいいし、

 お利口さんでなくてもいいのよ。

 という態度の関わりです。

 どんなあなたもOKよ。

 という無条件の肯定です。



 カウンセリングする上でカウンセラーの3条件(傾聴の3条件)というのがあります。


 自己一致・・自分のありのままの感情に気づいていて、それをクライアントに隠そうとしない。カウンセラーは自分にもクライアントにも誠実で嘘はつかない。


 共感的理解・・クライアントが感じているように感じ、理解しようと努めること。


 無条件の肯定的配慮(受容)・・クライアントがどう感じ、どう考えようと、それを否定することなく、「そう感じるのね、そう考えているのね」と受け入れ、変わることなく肯定的な関心を寄せていく態度。

     

 甘えを受け入れるとは、いったん教育的、指導的態度を脇に置いといて、「そのままの、ありのままのあなたでいいのよ。」と一切の緊張から相手を解放してあげることです。
 そのことにより相手は深い安心感のもとで心を休めることができ、前向きになれる元気や勇気を補充することができます。


 親はいつもカウンセラーのような態度で子どもに接することはできませんが、
 カウンセラーの態度(3条件)に学ぶべきことはあるように思います。

 ・自分に対しても子どもに対しても嘘をつくことなく誠実であること。(自己一致)

 ・子どもの気持ちになって考えること。(共感的理解)

 ・ありのままの子どもを受け入れること(無条件の肯定的配慮:受容)


 こうして見てみると、親としての在りようもカウンセラーとしての在りようもそんなに違いはないのかもしれません。




 子どもの心を援助し勇気づける親の関わり方について書いてみました。


 子どもの話をゆっくり聞いてあげる。
 子どもの話を否定することなく共感的に聞いてあげる。
 その上で親の考えも伝える。
 子どもの良さを見て子どもに伝える。
 子どもを信じて任せる。


 そういう接し方が子どもの成長を支えるとともに親子の信頼関係を築くことにつながります。
 そして子どもはその「信頼関係」を土台にして他者とも良好な信頼関係を築くことができるようになります。

 つまり、上記のように親から接してもらった子は、

 
 人の話をゆっくり聞ける人になり、
 人の話を否定することなく共感的に聞ける人になり、
 その上で自分の考えを伝えることが出来、
 人の良さを見て伝えることが出来、
 人を信じ任せられる人になることでしょう。

 そしてその子は、人から好かれ、人から信頼され、その子を応援してくれる人がいっぱいいて幸せな人生を送ることができるでしょう。
 


 
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2018年05月30日

兵庫県国公立幼稚園・こども園東播磨地区PTA講演会 


 今日5月30日(水)は明石市市民会館「アワーズホール」で講演会がありました。
 兵庫県内の東播磨地区の国公立幼稚園・こども園のPTA会長さんや役員の方、園長先生、約200名の方を対象に講演させていただきました。
 テーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」

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 最初に、子どもが急激に成長している時には退行現象として家で「甘えや駄々」が出ること。それは成長のプロセスとして必要なことなので、無理のない範囲でその「甘え」を受け入れてあげることの大切さをお話ししました。

 そのあと詩「しあわせになるれんしゅう」を紹介しました。

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 子育ては「待つ」練習なんですね。
 スポーツでもなんでも教えるのが上手い人は「待つ」のが上手です。
 また、待つことができないと運や幸福もつかめません。
 残り物に福がある、て言うでしょ。

 幸せになるために大切なことが3つあります。

 一つは「待つ」こと。
 二つ目が「許す」こと。
 三つ目が「笑う」こと。

 許すことと笑うことにつきましては、講演の一番最後にお話しします。

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 下の資料をもとに「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」についてお話ししました。
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 7、弱さや欠点を受け入れる(許しあう)についてはまずこの曲を聴いてもらいました。

 

 この歌には深い親の愛が込められています。

 子どもを持つことによって得た愛、その愛はその手で世話し、育てることによってより強く、より確かなものになります。
 それをこの歌詞を書いた人は知っているんですね。
 そして愛とは何かを、自らの弱っていく身体をもって子どもたちに伝えようとしている歌です。

 「愛する子どもたちよ。
  愛するということは優しく世話することであり、
  許すことであり、待つことであり、理解しようとすることであり、
  そしてそれらすべてを喜びをもってすることである。」


 そう伝えようとしている歌です。

 子どもは生まれるときに親に3つのプレゼントを持って生まれて来ます。
 1つ目は「愛する喜び」。
 2つ目は「愛される喜び」。
 3つ目は「愛する者どうしが共に暮らす喜び」。


 1つ目、愛する喜びからお話しさせていただきます。
 親は子どもを持って生まれて初めて自分の命より大切なものがこの世にあることを知ります。
 もし今の子どもたちに出会うことがなかったら、こんなに暖かくて美しい感情を持つことはなかったと思います。
 これは愛する喜びを子どもたちからプレゼントされたんですね。


 2つ目、愛される喜び。
 子どもはどんなお母さんでも愛します。
 顔は関係ありません。
 美人であろうが美人でなかろうが、
 子どもにとっては自分のお母さんが世界一です。
 性格も関係ありません。
 社交的であろうが引っ込み思案であろうが、
 自分のお母さんが一番いい。
 たとえ怒りっぽくても自分のお母さんがいいんです。
 皆さんもお子さんを叱られることが多いと思います。
 それでもいいんですよ。
 大切なのは怒らないように我慢することではなくて、
 ガミガミ怒るこの自分を、 
 理不尽にも八つ当たりしているこの自分を、
 子どもたちはその度に許し、
 変わらずに愛し続けてくれているということに気がついて
 それを忘れないということです。


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 子育ては不安と悩みと自己嫌悪の連続です。
 時にはイライラして子どもに言ってはいけない言葉も言ってしまう時もあるでしょう。
 言ってはいけない言葉とはどんな言葉か?
 それは子どもの存在を否定する言葉です。
 
 「こんな子いらん!」
 「消えて」
 「あんたなんか大っ嫌い!」

 そういう言葉です。

 でも、そういう言葉が思わず出てしまう時もあります。
 あるお母さんもついイライラから
 「あんたなんか大っ嫌い!」って言ってしまいました。
 その言葉を聞いたその子は目にいっぱい涙を浮かべて、
 一直線にお母さんのところに走ってきて、
 お母さんの足を抱きしめて
 こう言ったんです。

 「ママ・・、だいすき・・、ママ、だいすき、だいすき・・」

 「嫌い」って言ったら「こっちも嫌いやわ」となるのが普通でしょ。
 でも子どもの愛は違うんです。
 嫌いって言っても「だいすき、だいすき」と言って抱きしめてくれる愛なんです。
 もし、この世に神様の愛があるとしたらそれは子どもが親に向ける愛です。
 無条件なんですね。

 だからいくら理不尽に怒っても「抱っこ」って言うでしょ。
 あれはあなたを抱きしめてくれているのです。
 たとえ冷たく突き放そうが、口汚く罵しろうが、
 夜になったら「ママと寝る」って言うでしょ。
 子どもはその度に許し、変わらずに愛し続けてくれているのです。

 また子どもはどんなお母さんも無条件で信頼しています。


 子どもはその身とその命を全て母親に委ねます。
 その命もその体もその育て方も全てあなたに預けます。
 100%無条件で信じています。
 信じられる理由があるから信じているのではありません。
 理由は一つもない。
 理由がなくても信じる、それが信じるということです。
 だからこそ信じるということは尊いのです。
 子どもは身をもってそれを教えてくれているのです。

 かつてこれほどまでに純粋に、無条件に、愛され、信じられ、必要とされたことがあったでしょうか。もし今の子どもたちに会わなければこんな風に「愛される喜び」を感じることはなかったと思います。これは子どもたちから「愛される喜び」をプレゼントされたんですね。


 3つ目、愛する者同士が共に暮らす喜び。
 これを別名「幸せ」と呼びます。
 みなさん、結婚される方に「お幸せに!」と言いますね。
 どうしてそう言うのでしょう。
 それはこれから愛する者同士が共に暮らすからです。
 みなさんはもう既に愛する子どもたちと共に暮らしていらっしゃいます。

 「幸せはなるものではなくて気づくもの」

 大切なのはこれから幸せになろうと努力することではなくて、
 今すでに幸せであったと気づくことなんだと思います。
 
 
 そのようにお話ししました。

 
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 子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 賢いお母さんや強いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
 あなたに育ててもらいたいのです。

 子どもはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、
 あなたの元に生まれてきました。

 ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。

 だけどママには笑っていてほしい。幸せでいてほしい。

 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 皆さんにも欠点があると思います。
 その欠点を責めることなく、許してください。
 そして自分の欠点を許したように、
 ご主人や子どもさんの欠点も許してあげてください。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうして皆さんが許しあって、笑いあって、幸せに暮らしていかれることを心より願っています。

 本日は誠にご清聴ありがとうございました。

 そうご挨拶した後、熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

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 みなさん大変熱心に聴いてくださいました。
 本当にありがとうございます。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントくださると嬉しいです。
 
 もし、うちの幼稚園やこども園でも講演してほしい等希望がありましたら
 遠慮なくお電話かメールください。
 日程さえ合えば予算の範囲内で講演させていただきます。

 家庭教師システム学院
 (079)422−8028
 ksg@gc5.so-net.ne.jp

 6月3日(日)にこんなイベントもやっていますので、
 ご興味がおありでしたらどうぞ。

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posted by 長谷川 at 14:33| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月25日

子どもが悩み苦しんでいる時に親に何ができるだろう


 これは今から3年半ほど前にブログのコメント欄に寄せられたご相談です。


いつも 拝見しております 。
先生にお聞きしたいことがあります。助けて下さい。
息子が 今 高校野球部で 仲間から 避けられていると 打ち明けてきました。
なんとなく元気がなく帰ってくることもあり 気にはなっていたのですが
入部してから 少ししてからずっとのようです。
遊びに行くという話も 息子に聞こえるように意地悪くいいながら
行きたいと言っても 嘘をついてメンバーに入れてもらえず、
話をしても ほとんど 無視されると 自分が今下手だからだ と
そんな下手な息子ではないのですが 精神的に追われて
今全く打てなくなっているようです。
涙を流す 息子をみて そんな 仲間を思いやる気持ちが
一人もないような野球部なんか やめたらと 話したのですが
やめたらその後なんて言われるかわからないと
だから やめないといいます。
他の親に状況の話をそっときいてみようか とも思いますが
親としてこのまま続くようなら どうすればいいか 教えて下さいませんか?
高校生だけに どうすればいいか 本当に悩んでいます 。
よろしくお願いします。

Posted by ちいまま at 2014年11月15日 22:49




ちいままさん

息子さんもお母さんに話ができて、少しは精神的には楽になられたんではないでしょうか。
親としてはなんとかしてやりたい。
しかし、何ができるのでしょう。
何かすることによって、思いがけないマイナスの結果を招きかねません。
他の親御さんにそっと聞くのは今少しお待ちになられたらいかがでしょう。息子さんに黙って何かするのは、何か息子さんを信じていないような裏切っているような気がするのです。
親としてどうすればいいのでしょう、とお尋ねですが、何もしてあげられないというのが本当ではないでしょうか。
子どもが苦しんでいるそばで何もしてあげられずに黙って見守るしかない。
こんなに苦しい、つらいことはありません。
何を言っても、何をしても結果子どもを苦しめてしまうことになるときがあります。
子どもを信じて任せるしかない。
子どもが話したい時に聴く。
子どもが好きなものを作ってあげる。
家ではゆっくりのんびりさせてあげる。
詮索しない。
もし、僕が息子さんの立場だったらそれが一番有難いように思います。
自分のつらい苦しい気持ちを解消することなく、そこにとどまる。子どもの前で苦しい顔をせずに。

これが僕の考えです。
親の信実とは僕にとってそういうことです。

信実は一つではありません。

僕の言う通りではなく、ちいままさんの信実とは何かが問われています。

Posted by 長谷川 at 2014年11月16日 00:22




先生 ありがとうございました。
先生のおっしゃる通り やめないと 言う 息子をもう少し見守ろうと思います。
色んなエスカレートした 事態に陥った時 には 一緒に考えたいと思います。
悪い事も いい事も 合わせなければ 集団の中でやっていけない事を学んでいるようです。
何だか 親としてはせつないです。
人には優しく 悪い事は人がやっていてもしない。
そう 育ててきただけに 本当にせつないです。
先生 ありがとうございました。

Posted by ちいママ at 2014年11月16日 09:47




ちいママさん

こういうことがあって親の愛情を感じたり、絆が深まったりするのかもしれませんね。
かえってこのことが子どもにとっても親にとっても「あってよかった」と思える日が来ます。
必ずよくなります。
応援しています。

Posted by 長谷川 at 2014年11月17日 14:21





 子どもが何かで悩み苦しんでいるなら、親である自分が何とかしてやりたいと思うのは当然です。
 そして、そのために行動を起こすことが正しい時もあれば、正しくない時もあります。
 そのあたりの判断は本当に難しいです。
 きっと何が正解とかではなく、親の生き様とか価値観とか人生観とかがそこで出るのだと思います。

 昔、「親父の会」という不登校のお子さんをお持ちのお父さんばかりの会に参加していたことがあって、その時学校でいじめられている息子さんに対して「やり返したらアカンで。やり返したらもっとやられるから。」とアドバイスしたというお父さんがいました。
 
 良くも悪くも子どもの問題に直面して、親は「人生における自分の態度や姿勢」をそこでまざまざと見ることになります。

 僕が3年半ほど前のこの時、このようにお答えしたのは、
 本当にその人のその苦しみがわかったら「何も言ってあげられない」のが本当であって、何か言ってあげられるうちは本当にはその人の苦しみがわかってないからではないかと感じていたからです。

 この子はやめたくてもやめられない・・。と感じているのかもしれない。
 やめたくない。と思っているのかもしれない。
 どちらかに決められないから苦しい。
 その苦しさが本当にわかったら何も言えなくなるというのが真実なんだろうと思います。

 夫婦間の問題でもそうですね。
 よく「離婚するか、そのまま我慢するか。どちらかでしょ。」という人がいますが、
 そのどちらにも決められないから悩み苦しんでいるんですね。
 そこをよく理解した上で話をじっくりと聞いてあげないと悩みの相談にはなりません。

 子どもが悩み苦しんでいる時に、親である自分が動いた方がいいと判断すれば動けばいい。
 でも、これは自分が動くことでかえって子どもを苦しめることになると思ったなら、あえて動くことはせず、子どもとともにその苦しみの中にとどまる。その苦しみは「共苦共悲」の慈悲の心です。本当の親の愛の心です。

 本当に難しい。
 正解がない。
 だからこそ、そこに親の信実が表れるのだと思います。

 子どもの問題ほど、親の信実が問われる時はありません。



 
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2018年05月23日

第5回参加型子育てパネルトークで「アドラー心理学の子育て」について語り合います



「すべての悩みは人間関係の悩みである」by アドラー


 人生を生きる上で人間関係ほど大切なものはありません。

 さて、子どもが大きくなって幸せな人間関係が築けるかどうか、それに最も影響を与えるのが親子関係です。

 そういう意味では「すべての人間関係の悩みは親子関係から始まる」と言っても過言ではないでしょう。

 前半は「アドラー心理学の子育て」について、4人のパネラーが親の立場や先生の立場から意見を述べあいます。
 後半は皆様からの質問を受けながら参加者全員で「アドラー心理学の子育て」について語り合います。

 
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 *加古川市教育委員会後援のイベントですので安心してご参加下さい。

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 <お問い合わせ、申し込み>  家庭教師システム学院
                (079)422−8028
                ksg@gc5.so-net.ne.jp
 


 < パネラーの紹介 >

 家庭教師システム学院 代表 長谷川満
30年以上多くの家庭教師を指導するとともに自らも家庭教師として子供の自信回復と意欲を引き出す学習指導を実践。不登校や発達障害の生徒も数多く指導。


 ほるぷ絵本館 代表 星野由香
2001年に加古川市平荘町に「ほるぷ絵本館」を設立後、わくわく創造アトリエを開き、主任講師として県内外の0歳〜6年生200名の子供達と芸術活動を行う。


 かわい音楽村 代表 河合宏之・輝織 夫妻
「音楽は人生を豊かにする」をモットーにチェロとピアノもレッスン・依頼演奏を行う。「音楽が楽しく好きになり自ら表現したいという気持ちが湧いてくる」指導を心がけている



 子ども達やその家庭と1対1で向き合ってきた家庭教師の経験から、絵画や音楽を通していかにイキイキとした子どもの姿や表現を引き出せるかという観点から、母親の立場から、父親の立場から、そして先生の立場から「アドラー心理学の子育て」について語り合い、私たち親はどのように子どもたちと接していけばいいのかを参加者全員で考えます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 日時)6月3日(日)午後2時〜3時30分(30分ほど延長あり)
 場所)加古川ウェルネスパーク(セミナールーム)
    http://strkstrss.jp/wellnesspark/access/
 参加費)1000円(中学生以下無料)です。お子様連れもOKです。

 お問い合わせ、申し込み)家庭教師システム学院
             (079)422−8028
              ksg@gc5.so-net.ne.jp

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2018年05月22日

兵庫県たつの市立小宅(おやけ)保育所での講演会


 今日は午前中、たつの市立小宅保育所まで講演しに行ってきました。
 テーマは「子どもが伸びる!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」
 聞いてくださるのは保護者の方約60名です。

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 今年の春から4歳になった孫が幼稚園に通いだしました。
 最初の1週間は「幼稚園に行かない」なんて登園渋りもあったのですが、最近は楽しく通えるようになったようです。

 幼稚園に通いだしてから、

 友達に譲れるようになりましたし、待てるようにもなりました。
 偏食もきつかったのですが、牛乳も飲めるようになりましたし、
 ブロッコリーも食べられるようになりました。
 自分から手も洗えるようになりました。

 とにかく、えらい成長しはったわけです。

 それと同時にえらい「甘えた」さんにもなりました。

 ママに抱っこやおんぶをねだる回数が増えました。
 泣いたり、駄々をこねることが増えました。

 皆さんのお子さんもそんなことないですか?
 保育所に通いだしてから急に「甘えた」さんになったとか、駄々をこねることが増えたとか。
 これはね、いいことなんです。
 そして大切なことですので、できる範囲でその「甘え」を受け止めてあげてください。
 
 これは子どもが急激に成長している時に起こる「退行」という現象なんですね。
 「退行」というのはわかりやすく言うと「赤ちゃん返り」です。

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 この「退行」、つまり子どもの「甘え」や駄々を受け入れてあげる。
 そうすると子どもは順調に健やかに成長していけるのです。

 成長する時というのは、
 例えばその子の精神年齢が3歳だとしましょう。
 成長とは自分の精神年齢より上のことを頑張ってやっているということです。
 そうすると、その反動として「退行」(赤ちゃん返り)が起こってきます。
 
 そして、それを受け止めてあげることにより、
 子どもは甘えたい欲求を満たされ、安心し、安定し、
 成長するための勇気と元気をもらうことができるのです。

 子どもが親に素直に甘えられる。
 これは子育てにとって、とっても大切なことです。

 これだけはお伝えしたいと思いまして、最初にお話しさせていただきました。

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 日本には「七つまでは神のうち」という言葉があります。
 7歳までの子どもというのは人間よりも神様に近い存在だという意味です。
 そう言われてみれば子どもって時々すごい一言を言う時がありますね。
 今からお話しするのはそんなすごい一言を言ったお子さんのお話です。

 あるお母さんが3歳の子どもさんのトイレトレーニングをしてはったんやね。
 その子は大分しっかりしていて、言葉もはっきりしているし、トイレもすぐにできそうなんですけど、なかなか思うようにはいかなかったんですね。
 それである日、その子がまた失敗してしまった時にお母さんがこうおっしゃったんです。

 「なんでオシッコて言えへんの!上手におしゃべりできのに!その口は何のためについてるの!」

 その子は泣きながらこう言ったんです。

 「ママ・・」

 「えっ? ママが何!?」

 「ママって言うためについてるの・・」

 その言葉を聞いた途端、お母さんは頭が真っ白になり、涙が溢れてきたそうです。

 「そっかー、そっかー・・。ママって呼んでくれるためについているんだ・・」

 そのお母さんにとってその言葉は忘れられない言葉になったそうです。

 皆さんは今、そういう子どもたちの愛に包まれていらっしゃるんですね。

 子育てというのは子どもを育てているようで、親も子どもから育ててもらっているんですね。

 今、皆さんは子育てを通じて何を学んでいらっしゃるのでしょう?

 それは個人個人で違うでしょうけれど、共通した課題というのもあります。

 ここにおられる方全員、子育てを通じてこれを学ばれています。


 それは「待つ」ことです。


 では最初の資料「詩 しあわせになるれんしゅう」をご覧ください。

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 子育ては「待つ」練習なんですね。

 急いてはことを仕損じるって言うでしょ。

 人を育てるのが上手い人、名コーチや名監督はみんな「待つ」のが上手です。

 待てない人は運をつかむのも下手です。
 
 「残り物に福がある」て言うでしょ。

 だから物事を成就したり、幸せになりたいと思ったら「待つ」ことができないとダメですね。

 幸せになるために大切なことは3つあります。

 一つは「待つ」こと。二つ目が「許す」こと。三つ目が「笑う」ことです。

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 そのあと「自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」として、

 ・幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

 ・そのままを愛する(変えようとしない)

 ・弱さや欠点を受け入れる(許しあう)


 についてエピソードや具体例をもとにお話ししました。


 講演の最後にお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

 みなさん、大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございます。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会いできる日を楽しみにしています。



 
 こんなイベントもやっています。
 もしご興味がありましたらいらしてください。

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 詳しくはこちらを
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/459544076.html



posted by 長谷川 at 13:59| Comment(4) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月19日

兵庫県たつの市立神岡保育所での講演会 


 今日はたつの市立神岡保育所で講演会がありました。
 聞いてくださるのは保護者の方約45名です。

 テーマは「子どもが伸びる!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」

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 今日は親が喜びや幸せをいっぱい感じながら子育てしていける。

 また子どもが喜びや幸せをいっぱい感じながら育っていける。

 そんな子育てについてお話しさせていただきます。


 では、資料をごらんください。

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 1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)ではこのようにお話ししました。

 親になりますとついつい子どもに何をしてやれるか、
 何を身につけさせてやれるかと『与える』ことばかりに目が行きがちですが、
 本当は子どもが持ってきてくれた愛や喜びや幸せを『受け取る』ことの方が
 何倍も大事なんじゃないかと思うんです。

 親はね、勘違いしてしまうんです。
 親が子どもを幸せにしてやらないとって思ってしまうんです。

 でも、逆なんですね。
 親が子どもを幸せにするんじゃないです。
 子どもが親にいっぱい幸せを与えてくれているんです。
 親は幸せをもらっている側なんですね。
 そしていっぱい幸せをもらったらいいんですね。
 なぜか?

 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。

 そうして子どもに幸せを返していったらいいんですね。
 
 自分という存在は親に喜びを与える存在なんだ。
 幸せを与える存在なんだ。
 そう思えること。
 それこそが自己肯定感であり、自信や意欲の基礎となるものです。

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 2、そのままを愛する(変えようとしない)ではこんなお話をしました。

 「そのままを愛する」とは、やんちゃな子はやんちゃな子のまま、引っ込み思案な子は引っ込み思案な子のまま、そのままを愛するということです。

 それは子どもを変えようとしないということです。

 そのままを愛するとは結婚式の「愛の誓い」、あれですね。

 「健やかなる時も病める時も、富める時も貧しき時も、喜びの時も悲しみの時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命のある限り、真心を込めて尽くすことを誓いますか。」

 こうして永遠の愛を誓うわけですが、「永遠の愛」なんてあるのでしょうか。

 あるんですね。

 親が子どもに対して持つ愛は一生変わりません。
 親は子どもを一生愛し続けます。

 だったら子どもが生まれた時にこう誓ってみたらどうでしょう。

 「健やかなる時も病める時も、いい子の時も悪い子の時も、言うこと聞く時も言うこと聞かない時も、この子を愛し、この子を敬い、この子を慰め、この子を助け、時期が来たら放してやり、その命のある限り、真心を込めて育てることを誓いますか。」

 その無条件の愛が子どもの意欲、向上心、生きる力を育てます。

 欠点もある、ダメなところもある、だけど自分は「そのままの自分で愛されている」
 そう思えることが子どもにとってどんなに嬉しくてどんなに幸せでどんなに自信がつくことでしょう。

 それが今の、そして未来の子どもの心を支えます。

 「そのままのあなたが大好き」

 これは親が子どもに贈ることができるプレゼントの中でも最高のプレゼントです。
 これこそが自己肯定感です。


 では、どのようにしてそれを伝えていけばいいのでしょう。

 今日はみなさんに紹介したい絵本があって持ってまいりました。

 「いいこってどんなこ?」という絵本です。

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 うさぎのバニー坊やがお母さんうさぎに尋ねます。
 「おかあさん、いい子ってどんな子?泣かないのがいい子なの?」

 お母さんうさぎは言います。
 「泣いたっていいのよ。」

 バニーはまた尋ねます。
 「でも、おこりんぼいい子じゃないよね。
  怒っている僕なんか嫌いでしょ?」

 お母さんうさぎは言います。
 「ぷんぷん怒っている時も、ニコニコ笑っている時も、
  お母さんはバニーが大好きよ。」

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 バニーはだまってしばらく考えました。
 「じゃあ、お母さんは僕がどんな子だったら一番嬉しい?」

 お母さんうさぎはにっこり笑って答えました。
 「バニーはバニーらしくしてくれるのが一番よ。
  だってお母さんは今のバニーが大好きなんですもの。」
  
 おしまい。

 そうするとお子さんはよ〜くわかっていて、ニコニコってお母さんを見つめます。

 お母さんもよ〜くわかっていて、もう一度最後のセリフをお子さんの名前に変えて読んであげます。
 「〇〇ちゃんは〇〇ちゃんらしくしてくれるのが一番よ。
  だってお母さんは今の〇〇ちゃんが大好きなんですもの。」

 そう言ってハグしてもらって、おでこにチュってしてもらって、ほっぺにもチュってしてもらって、笑顔で「おやすみ」て言われて眠る世界一幸せな子どもたちがいます。

 この絵本はあることで大変有名です。

 今のようにして読み聞かせるとおねしょがピタリと止まる「おねしょを止める魔法の絵本」と呼ばれています。

 子どもの問題の80%以上は愛情伝達不足で起こっております。
 愛情不足ではありません。
 愛情はあるのです。
 でもその愛情をちゃんと言葉やスキンシップで子どもに伝えているでしょうか。
 
 1日1回は「今のそのままのあなたが大好きよ」言葉とスキンシップで伝えてあげてください。

 そのあと「子どもからの3つのプレゼント」のお話しをしました。

 「愛する喜び」

 「愛される喜び」

 「愛する者どうしが共に暮らす喜び」

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 講演の最後にこのようにお話しをしました。

 子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、あなたのもとに生まれてきました。ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。

 
 そしてキロロの「未来へ」の曲と共にお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。


 皆さん、熱心に聞いてくださいました。
 本当にありがとうございます。
 講演会に参加されてこのブログをご覧になられている方がおられましたら、講演の感想等コメントいただけたらとても嬉しいです。
 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。


 
 
 

 
posted by 長谷川 at 15:29| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月11日

純粋な愛を知る


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 僕には今3人の孫がいます。
 
 おじいちゃんになって気づいたこと。

 孫は本当にかわいい。

 
 孫の嬉しそうな顔を見るだけで幸せな気持ちになります。
 
 一目だけでも会いたい時があります。

 会えなくても「楽しい毎日」を送ってくれることを心から願います。

 時々孫のことが気になります。

 孫が望むことはできる限り叶えてやりたいと思います。

 そして心から孫の幸せを願っています。


 この孫たちのためにこの世界を少しでも「いい世界」にしたい。
 なんて柄にもないことを思ったりもします。
 自分にとっては、孫への愛が「世界への愛」や「地球への愛」といった普遍的な愛の扉になっているのかもしれません。

 もちろん、孫に会う前から「愛」は知っていました。
 感じてもいました。
 妻や我が子への愛は十分に持っています。
 それは今も変わりません。

 でも、それは妻に対する、我が子に対する個人的な愛情です。
 孫への愛情のように、そこから「世界への愛」にはつながりません。

 妻に対する愛情には少なからず嫉妬や独占欲、その他様々な感情が入り込みます。
 我が子に対しても愛情ゆえの期待や心配、支配欲、そんな思いが入り込みます。

 孫に対しては所有意識が働かないせいか、(自分の子ではないので)
 愛情があってもある一定の距離感があって、
 そのおかげで愛情から派生する心配や支配欲に邪魔されずに
 純粋に愛することができているように感じます。

 純粋に相手の幸せを祈る。

 孫への愛にはエゴがありません。

 だからこそ普遍的な愛に通じているのでしょう。

 おじいちゃんになって、

 今更ながら本物の「愛」に目覚めています。

 
posted by 長谷川 at 16:23| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする