2015年07月03日

「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」稲美町立幼稚園5園合同家庭教育学級講演会


 今日は午前中、稲美町にあります5つの公立幼稚園の合同講演会が『ふれあい交流館』でありました。
 テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」
 約200名の保護者の方が参加して下さいました。

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 最初に詩「しあわせになるれんしゅう」と「あいってなあに?」を紹介しました。

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 親は子どもの幸せを一番に願うものですが、
 子どもの人生にとって幸せの基礎となるもの、幸せの土台となるもの、
 それは「あたたかくて信頼し合える親子関係」です。
 お父さんお母さんはこの自分を心から愛してくれている、大切にしてくれている、尊重してくれている。
 お父さんお母さんはこの自分を信じてくれている、信じて任せてくれている。
 子どもにとってこんなに幸せなことはありません。 

 そして、そういう幸せな親子関係を基礎にして、子どもたちは他の人たちとも信頼し合える幸せな人間関係を築いていくようになります。
 そういう意味でもどういう親子関係であるのかということはとても大事なんですね。
 では、その幸せな親子関係、あたたかくて信頼し合える親子関係というのはどのようにすれば築いていけるのか、『親学10か条』の資料をもとに皆さんと一緒に考えて参りたいと思います。

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    < 親学10か条 >

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)



 「手紙〜親愛なる子どもたちへ〜」を聴いてもらったあと、子どもからの3つのプレゼントの話をしました。
 
 講演の最後はこんな言葉で締めました。

 僕ね、よくラブソングをね、
 講演の最後、詩を配るときにかけたりするのですが、
 それは実は男女の愛も親子の愛もとても似ているからなんですね。
 愛の本質はきっと一緒なんじゃないかなあと思います。

 みなさん、8年ほど前に「あいのり」というテレビ番組がありましたね。
 あの番組のテーマが「真実の愛を探す旅」でした。
 結婚生活、そして子育てこそ真実の愛を探す旅なんじゃないかなあと思います。
 家庭はラブワゴンで、家族はあいのりメンバーで、悩んだり苦しんだりしながらそれぞれに成長しているんだと思います。
 
 真実の愛、自分が求めていた愛とは本当はとても身近なところにあるんだけれど気がついていないだけかもしれませんね。自分が自分に素直になれて、家族にも素直になれたとき、はじめからそこにあった幸せに気がつくのだと思います。どうぞみなさん、今そこにある幸せを大切にして子育てしていって下さい。
 そんな皆さんにエールの気持ちを込めてこの曲をプレゼントします。
 あいのりのテーマ曲「明日への扉」です。
 本日は誠にご清聴ありがとうございました。

 

 この曲にのせて、お一人お一人にそれぞれ違った50種類の詩をプレゼントしました。

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 皆さん、熱心に聞いて下さいました。
 講演後、主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」(税込500円)のサイン販売をさせて頂きました。お蔭さまで40冊完売しました。
 ありがとうございました。
 最後になりましたが講演会に参加して下さった皆さん、お世話下さった園長先生、PTA役員の皆さん、本当にありがとうございました。
 もし、今日の講演の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。


  7月12日(日)に加古川で第39回ペアレントセミナーを開催致します。ご興味がおありでしたら是非おいで下さい。詳細はコチラです→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/419951511.html

 
  
 
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2015年06月25日

兵庫県加古川市立別府町幼稚園での人権学習講演会


 今日は午前中、加古川市立別府町幼稚園で人権についての講演会がありました。
 テーマは「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」。
 聞いて下さるのは幼稚園の保護者の方です。
 90名ちかくの方が参加して下さいました。

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 最初に子どもの詩を紹介させていただきました。

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  「 見つめてもらって 」
             岩手県 黒沢尻北小学校
                岩崎 裕也(3年)

 「ゆうやはこのくらいでも痛がるんだぜ。」
 同じ組の子が たたいた
 そしたら 周りの子も
 ニヤニヤしながら
 ぼくを たたいた
 おもしろがって
 何人もの子が たたいた
 
 家に帰って
 お母さんが
 「今日は 何があったの」
 と いつものように 聞いた
 ぼくは 心配をかけたくなくて
 だまって 聞こえないふりをした
 二人ともだまっていた

 ふと顔をあげると
 お母さんは
 ぼくの顔を
 じいっと見ていた。

 ぼくは わらって 言った
 「ちょっとね、学校でたたかれた」
 お母さんは 体のどこかに
 大きなきずができたみたいな
 くるしそうな顔をした
 それから
 やさしい目になって だまって
 ぼくを見つめてくれた
 ぼくの目から なみだが出た

 ぼくは ぼくをたたいた子に
 思いきって 自分の気持ちを ぶつけた
 それからは もう やられなくなった

 お母さん ぼく 自分を守ったよ
 お母さんが 大切に育ててくれている
 自分を
 これからも 大切にする



 自分を大切に思う気持ちって、こういうところが生まれてくるんだと思います。「大好きなお母さんが、大切にしてくれている自分。そんな自分は大切な存在なんだ。」そう思えることが、勇気や自信や自己肯定感につながっていくのだと思います。

 今いじめが問題になっていますが、「お母さんが大切に大切に育ててくれている自分。だから僕はいじめられていいはずなんかない。僕は自分を守る。お母さんが大切にしてくれている自分を守る。」
 こう思えたら子どもは一人じゃないんです。心の中にはお母さんがいるんです。
 一人じゃない。そう思えるから立ち向かう勇気もわいてくるのだと思います。

 昔、公共広告機構のCMでこんなのがありました。
 「命は大切だ。命を大切に。そんなこと何千何万回言われるより、『あなたが大切だ』だれかがそう言ってくれたらそれだけで生きていける。」

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 本当にそうですね。
 今子どもたちにとって一番必要なメッセージとは「あなたは私にとってかけがえのない大切な大切な存在なんだよ」という心からの言葉や関わりなんだと思います。

 子どもが自分自身を大切に思う気持ち、その気持ちがあるからこそ人のことも大切に思える。
 「自分は大切な存在だ。自分はそのままで価値のあるかけがえのない存在なんだ」
 そういう自分に対する自信、信頼感のことを心理学用語で『自己肯定感』と言います。

 そこで今日は「自己肯定感を育てる関わり」の資料をもとに皆さんと一緒に「子どもたちにあなたがどんなに大切かを伝えていけばいいのか」を考えて参りたいと思います。

 < 自己肯定感を育てる関わり >

1、 幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

2、 そのままを愛する(変えようとしない)

3、 子どもの善さを見る(尊敬する)

4、 話を聴く(口を挟まず最後まで)

5、 気持ちを理解しようとする(押しつけない)

6、 信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

7、 弱さや欠点を受け入れる(許し合う)


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 「あなたが大切だ」ということは「あなたの弱さも大切だ」と伝えることでもあるのです。
 あなたの弱さもあなたの大切な一部だということです。
 人は支え合って生きています。
 それは人間が強いからではなく弱いからなのです。
 弱さとは否定されるものではなく、むしろ人と人とが助け合って生きていくための大切な要素です。
 人間の社会は実は弱さに支えられてあるのです。

 弱さは恥ずべきものではありません。
 自分の弱さを認め、受け入れたとき、それは他者への『思いやり』や『許す力』へと変容します。
 そしてそれを持つことができた時、はじめて「いのちの大切さ」を伝えることが出来るようになるのだと思います。
 本日は長い間僕のつたない話にお付き合いいただきましてありがとうございます。
 最後に「弱さという贈りもの」という詩を朗読させていただいてこの講演を終わりにしたいと思います。

  詩「弱さという贈りもの」

  神さまは人間を弱くおつくりになりました
  みんな仲良くするようにと
  淋しくないようにと
  わざと弱くおつくりになりました

  助け合って 補い合って
  笑い合って 暮らせるようにと
  わざと弱くおつくりになりました

  自分の弱さを知って
  自分の弱さを許せたら
  許せないものはなにもない
                by はせがわみつる


 
 最後に小田和正さんの「たしかなこと」にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
 
 皆さん熱心に聞いて下さいました。
 ありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 もし今日の講演の感想等ありましたらコメントいただけたらとても嬉しいです。

 
 7月12日(日)に加古川で第39回ペアレントセミナーがあります。ご興味がおありでしたら是非おいで下さい。詳細はコチラです→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/419951511.html

 

 
 
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2015年06月20日

兵庫県姫路市立別所小学校で人権教育講演会


 午後1時過ぎに福田小学校をあとにして次の講演場所である姫路市立別所小学校に向かいました。
 予定通り2時15分に別所小学校に到着しました。
 午後3時から人権教育学習会での講演です。
 テーマは「コトバは人を幸せにするためにある 〜人生は遊びに来たんやもん〜 」
 約270名くらいの方が参加して下さいました。
 PTAの方だけでなく民生委員の方など地域の方も多数参加して下さいました。

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 最初に詩「ひとつのことば」を紹介しました。

      ひとつのことばで けんかして
      ひとつのことばで なかなおり

      ひとつのことばで 頭が下がり
      ひとつのことばで 心が痛む

      ひとつのことばで 楽しく笑い
      ひとつのことばで 泣かされる

      ひとつのことばは それぞれに
      ひとつの心を持っている

      きれいなことばは きれいな心
      やさしいことばは やさしい心

      ひとつのことばを 大切に
      ひとつのことばを 美しく

                    (作者不詳)
          
 
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 ほんとうにその通りですね。
 言葉は人を幸せにもすれば不幸にもします。
 そういう大きな力を持っています。
 よく「言霊(ことだま)」ていいますよね。
 いい言葉を使うといいことがやってくる。
 悪い言葉を使うと悪いことがやってくる。
 これを言霊信仰と言います。
 そういうことって本当にあるんでしょうか。
 あるんですね。
 では一つ実験してみましょう。

 「山田教頭先生!山田教頭先生!こちらへお願いします。」
 山田教頭先生が壇上に来て下さいました。
 「わざわざご足労頂きありがとうございました。山田先生と呼んだら山田先生が来られるかを実験しただけです。見事来ていただけました。皆様、山田先生に大きな拍手を!」
 大きな拍手の中、山田先生はお席の方に戻られました。

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 このようにですね。言葉には『呼ぶ力』があります。
 レストランで「カレーライス。」と言えばカレーライスが出て来ます。
 「ありがとう。」と言えば「ありがとう」と言えるようなことが寄って来ます。
 「おいしい。」と言えば「おいしい」と言えるようなことが寄って来ます.
 「うれしい。」と言えばもっとうれしいことが、「楽しい」といえばもっと楽しいことが寄って来ます。

 そこで今日は皆さんに「幸せを呼ぶ言葉」を紹介させていただきます。

  『 幸せを呼ぶ言葉 』    

「ありがとう」という感謝の言葉
「だいじょうぶ」という安心の言葉
「よかった」という肯定の言葉
「だ〜いすき」という愛情を表す言葉
「あなたがいてくれてしあわせ」という自分も相手も幸せにする言葉
「そんけいしてる」という尊敬の言葉
「いいよ」という許す言葉


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 1時間20分の講演だったのでいっぱいお話ししました。
 講演の終わりには50種類のそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 皆さん、最後まで熱心に聞いて下さいました。
 ありがとうございました。
 お世話下さった山田教頭先生、役員の皆さん、本当にありがとうございました。
 また皆さんにお会い出来る日を楽しみにしております。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントしていただけるととても嬉しいです。

 
 7月12日(日)に加古川で第39回ペアレントセミナーがあります。ご興味がおありでしたら是非おいで下さい。詳細はコチラです→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/419951511.html




 
posted by 長谷川 at 19:11| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

兵庫県加東市立福田小学校での講演会


 今日は11時30分から加東市立福田小学校で講演会がありました。
 テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」
 なんと!80名の方が講演会に参加して下さいました。

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 最初に詩「 もし思春期をやり直せるなら 」を紹介しました。

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 もし子どもの思春期をやり直せるなら、
 勉強のことばかり言わずに
 もっと楽しい話で笑い合うようにします。
 注意やダメ出しばかりしないで
 子どものいい所を見るようにします。
 学費や老後の為だと節約ばかりしないで
 私が生き生きすることに
 もっとお金も時間も使います。
 「あんたが悪いんでしょ」と何もかも子どものせいにしないで
 「ごめんね」と素直に謝ります。
 子どもの問題を子どもの問題とせず
 自分の問題と捉えて
 自分のありようを振り返ります。
 子どもを変えようとせず
 そのままを愛します。
 子どもの将来の為だと
 自分の価値観を押しつけることをやめます。
 口うるさく口出ししないで
 温かく見守ります。
 脅したり厳しいことばかり言わないで
 「大丈夫。なんとかなる。」と
 安心させてあげます。
 子どものことばかりに気をとられていないで
 しっかりと自分の人生を生きるようにします。
 子どもは思い通りにならないものと早々にあきらめて
 望んだ時に援助するように心がけます。
 家庭はラブワゴンで
 家族はあいのりメンバーで
 悩んだり苦しんだりしながら
 それぞれに成長しているのだと考えます。
 家庭生活とは真実の愛を探す旅であり
 真実の愛はいつもそこにあることを忘れずに
 家族全員に
 感謝と尊敬をもって
 接していくようにします。
 遠い幸せではなく
 今ここにある幸せを
 大切に暮らしていきます。


 皆さんにどの部分に共感されたか聞いてみました。

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 「注意やダメ出しばかりしないで 子どものいい所を見るようにします。」や「脅したり厳しいことばかり言わないで 『大丈夫。なんとかなる。』と安心させてあげます。」や「子どもを変えようとせずそのままを愛します。」に共感しましたという声がありました。
 それだけ子どもに厳しいことやダメ出しを言うことが多いということなのかもしれません。
 そうなっちゃいますよね・・。
 「子どもは思い通りにならないものと早々にあきらめて」という意見もありました。
 そう思えたら楽なんですけれどね。

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 そのあと親学10か条の資料をもとに「信じて待つ」「子どものことを喜ぶ」「ありのままを愛する」についてお話しました。

 講演の最後に『あいのり』のテーマソング「明日への扉」にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

 


 皆さん、熱心に聞いて下さいました。
 学校のご厚意で講演会のあと「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせて頂きました。
 ありがとうございました。
 最後になりましたが講演会に参加して下さった皆さん、呼んで下さったPTAの方々、お世話下さったPTA役員の皆さん、教頭先生、校長先生、本当にありがとうございました。
 もし、今日の講演の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 
 
 
 
posted by 長谷川 at 18:14| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月29日

佐賀県での講演会 テーマは「親学講座」


 4月29日(水)は佐賀県にありますお寺で講演会でした。
 実は去年の4月29日も講演させていただいたお寺です。
 お寺と言いましても総本山ですから、五重塔なんかもあってすごく広くて立派なのです。
 講演させていただく研修会館も1000人以上入れる広さがあるのですが、去年の講演が好評だったそうで今年は満員でした。有り難いことです。

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 講演のテーマは「親学講座」。

 私は「無為の子育て」というのを提唱しておりまして、どんなんかと言いますと
 「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し、育てていきましょう。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです。」
 というものなんですが、
 無為というのは「はからわない、自然にお任せする」という意味で、その反対が作為。作為とはこうしたらええやろとはからうことです。ですから無為と言いますのは「はからい」を捨てるということです。
 
 「はからいを捨てる」とは幼子のような素直な心になるということです。 
 それは飾らないそのままの心です。
 だから「いい親になろうとせず」です。
 それは我が子のそのままを喜ぶ心です。
 だから「いい子に育てようとせず」です。
 ありのままの自分でありのままの子どもを愛し、育てていく。
 それが無為の子育てです。

 親は子どもの幸せを一番に願うものですが、
 どうすれば子どもの人生を幸せなものにしてやれるか。
 子どもの人生にとって幸せの基礎となるもの、
 それは「あたたかくて信頼し合える親子関係」です。
 お父さんお母さんはこの自分を心から愛してくれている、大切にしてくれている、信じてくれている。
 子どもにとってこんなに有り難いことはありません。
 そしてそういう幸せな親子関係を基礎にして、
 子どもたちは他の人たちと人間関係を築いていくようになります。
 ではその「あたたかくて信頼し合える親子関係」というのはどのようにすれば築いていけるのか「親学10か条」の資料をもとに皆さんと一緒に考えて参りたいと思います。

 親学では「子どもをどう育てればいいのか」とは問いません。
 そうではなく「自分は親としてどうありたいのか」「子どもとどのような親子関係を築きたいのか」。そう自分に問いかけていこうとするものです。
 子どもを変えようとするのではなく、親である私たち自身の心のあり方を見つめ直していこうとするものです。

       親学10か条

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)


  
 これは10個全部心がける必要はありません。
 一つでも二つでも結構です。
 自分でこれはいいことだな、大切なことだなと共感されたことだけ心がけてもらえればそれで十分です。
 子育てには教科書もマニュアルもありません。
 自分らしい子育てが出来れば、それが一番自然で幸せなことです。
 
 あと、今日私が話します内容や言葉が重要なのではありません。
 それをお聞きになった皆さんの心に生まれる気づきが重要なのです。
 その気づきが皆さんに本当に自分らしい子育てとは何かを教えてくれます。
 ですからご自身の心に生まれる思いや心の声をよく聞くようにして下さい。

 そのように前置きをしてから「親学10か条」の1から3までを具体的な事例を挙げながら解説していきました。

 講演の最後に小田和正さんの「たしかなこと」の曲にのせて108種類の詩をお一人お一人にプレゼントしました。
 
 講演会のあと、主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」(税込500円)の販売をさせていただきました。なんと!400冊すべて完売致しました。
 本の販売をお手伝いして下さったスタッフの皆様、詩を配っていただいたスタッフの皆様、色々とお世話して下さったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
 最後になりましたが講演会に参加して下さった皆様、熱心に聞いて下さって本当にありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしております。
 もし講演会の感想などありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 


posted by 長谷川 at 16:53| Comment(6) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月31日

第38回ペアレントセミナー ありがとう <後編>


 <前編>から読みたい方はコチラ→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/416494923.html

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 どうして自分は子どもに求めてしまうのだろう?
 どうして自分はありのままの子どもを愛することが出来ないのだろう?

 そう悩まれている方もいらっしゃるでしょう。
 
 それは「今のそのままの自分を愛していないから」です。

 欠点もある、ダメな所もある、弱い所もある、ずるい所もある、そんな自分を許していないから、受け入れていないから、子どもの欠点やダメな所も許すことが出来ないし、受け入れることが出来ないのです。

 自分を愛するとはどうすることか?

 それは自分に我慢ばかりさせないで、自分がしたいと思うことは自由にさせてあげることです。
 ゆっくりするでもいいし、服買うでもいいし、仕事やめたかったら仕事やめるでもいいし・・、
 自分で自分を幸せにしてあげること。
 それが自分を愛することです。
 自分に我慢ばかりさせて自分のことは二の次、三の次にばかりしていてはちっとも自分を大切にしていないし、愛していることにはなりません。
 だから自分を愛せるようになるための第一歩は

 「我慢することをやめる」ことです。

 そして第二歩は

 「したいことをする」ことです。

 我慢しないで自分がしたいことをするようになると自分が好きになります。

 自分を大切にするとはどういうことか?

 それは自分の「素直な気持ち」を大切にするということです。
 自分の気持ちを我慢して押さえ込むのではなく、その気持ちを素直に口に出す。
 その気持ちに素直に従って行動する。
 それが自分を大切にするということです。

 そのあと「Let it go ~ありのままで〜」を聞いて頂きました。

 


 では最後 3、「子どもを尊敬する」(もうすでにあなたは素晴らしい)
 戦国時代に日本にキリスト教が伝えられたわけですが、宣教師たちや初期の信者たちはキリスト教の「愛」をどう訳すかに苦心していました。
 その当時すでに「愛」という言葉は日本語として使われていたのですが、それは上の者が下の者を可愛がるという意味でしかなかったのです。
 そこで宣教師や信者たちは「愛」をどう訳したのか。
 
 「ご大切」と訳したのです。

 たしかに「愛する」とは、その人のことを「大切にする」こと、「大切に思う」ことですね。
 でも「大切」」ではなく尊敬の「ご」をつけたのです。
 愛とはただ相手を「大切に思い」「大切にする」だけでなく、そこに相手に対する尊敬の気持ちが加わってこそ愛は全うされると考えたのです。
 夫婦にしてもお互いに尊敬し合う気持ちがあってこそ、その愛情は完全なものとなるように思います。
 親子もお互いが尊敬し合う気持ちがあってこそ、本当の信頼関係も築かれるように思います。

 ところで話は変わりますが、
 みなさん「あいのり」ていうテレビ番組覚えてらっしゃいますでしょうか。
 あの番組のテーマが「地球一周無期限の旅。真実の愛を探す旅」だったんですね。
 結婚生活、家庭生活、そして子育てこそ真実の愛を探す旅なんじゃないかなあと思います。
 家庭はラブワゴンで、家族はあいのりメンバーで、
 悩んだり苦しんだりしながらそれぞれに成長しているのだと思います。
 真実の愛、自分が求めている愛とは本当はとても身近なところにあるのだけれど、
 気がつかないだけかもしれませんね。
 
 自分が自分に素直になれて家族にも素直になれた時、
 はじめからそこにあった愛に気づくのでしょう。

 どうぞ皆さん、今そこにある幸せを大切に子育てしていって下さい。
 そんな皆さんにエールの気持ちを込めてこの曲をプレゼントします。
 あいのりの主題歌「明日への扉」です。



 この曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 講演後の質疑応答もたくさん質問して下さって盛り上がりました。

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 早速ペアレントセミナーの感想をブログで紹介して下さった方も。
 コチラ→http://ameblo.jp/frauyoko-monaka/entry-12008334800.html


 参加して下さった皆さんありがとうございました。
 早速ブログで紹介してくださったり、コメント下さった方もいてとても嬉しいです。
 また次回お会い出来るのを楽しみにしています。

 これからも参加して下さった皆さんが自分自身をゆっくり振り返る時間として、心に気づきが生まれる場として、そして帰る時には何か心が軽くなっていたり、あたたかくなっていたりするペアレントセミナーをお届けしていきたいと思っています。

 次回ペアレントセミナーは7月12日(日)です。時間、場所とも同じです。
 今回のつづき「親学10か条」の4番〜7番を解説していきます。
 


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2015年03月30日

第38回ペアレントセミナー ありがとう <前編>


 きのう3月29日(日)は第38回ペアレントセミナーの日でした。
 テーマは「子どもを幸せに育てる親学講座」
 約20人の方が参加して下さいました。

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 親は子どもを「どう育てればよいのか」「どう育てたら賢くなるのか、強くなるのか」と考えますが、子どもを育てる上において一番大切なのは「だれが育てるのか」ということです。
 これを言われると親はつらいですね。
 自分はどうなのかが問われるからです。

 親学とは
 「親としてどうありたいのか。自分としてどうありたいのか。」
 「子どもとどのような親子関係を築こうとするのか。」
 そう自分に問いかけるものです。

 次の詩を見て下さい。

       詩 「子どもに求めるのではなく」

    子どもに失敗させないようにする親ではなく
    失敗した子どもを暖かく包んでやれる親でありたい

    子どもを正しく導いていける親ではなく
    子どもと共に学び、成長していける親でありたい

    子どもの将来のためと心を鬼にする親ではなく
    元気が一番、と仏の顔で笑っている親でありたい

    あなたのためにと自分を犠牲にする親ではなく
    あなたがいてくれるからと子どもに感謝する親でありたい

    子どもにたくさんのことを与えてやれる親ではなく
    子どもから喜びや幸せをいっぱい受け取れる親でありたい

    こうあってほしいと子どもに求める親ではなく
    自分はどうありたいのかと自らに問う親でありたい

                     by はせがわみつる


 この詩で語られていることがまさしく親学の考え方です。

 どうして親学を学ぶのか?
 それは子どもを幸せに育てるためです。

 では何が子どもの幸せにつながるのでしょうか?
 実はハーバード大学で75年間にわたって卒業生268人に対して毎年、健康診断・心理テスト・聞き取り調査を行い「人を幸せにするものは何か」という研究が行われていました。
 そして2009年にその研究成果が発表されました。
 「何が人を幸せにするのか?」
 その答えは実にシンプルで誰もが納得するものでした。

 それは「あたたかな人間関係」だったのです。

 そしてそれは主観的な「幸せ感」だけではなく、社会で活躍し経済的に恵まれている人の割合や専門分野で成功している人の割合もずっと高かったのです。
 つまり子どもの幸せ、社会的自立に最も大切なものは周りの人々と「あたたかな人間関係」を作れるようになるということです。
 そしてその土台となるものこそ「あたたかい親子関係」なのです。
 
 では、あたたかい親子関係とはどのようなものなのでしょうか?
 どのようにすればあたたかい親子関係を築いていけるのでしょうか?

 それに対する答えが「親学10か条」です。(あくまでも僕個人の見解です)

       親学10か条

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)


 (今回のペアレントセミナーでは上の1番から3番までを解説し、次の第39回に4番から7番までを、第40回に8番から10番までを詳しく解説します。)

 まず1、子どもの自己成長力を信頼する(信じて待つ)
 子どもの自己成長力を信じていると過保護・過干渉になりません。
 信じられないと過保護・過干渉になります。
 子どもが自分の力で成長・発達・進歩・向上していくことが信じられないなら「親がなんとかしてやらないと」といらぬ世話をやいたり(過保護)、口出し(過干渉)をしたりすることになるからです。

 子どもは自己成長力が発揮される環境さえ整えば、自分で改善、軌道修正していけます。

 自己成長力が発揮される5つの要素として
 1、笑う 2、喜ぶ 3、安心する 4、許す 5、感謝する
 が挙げられます。
 この5つの要素は「一緒にする」ことによって更にパワーアップされます。
 「笑う」だけでなく「笑い合う」ということです。
 親と子が、家族みんなが「笑い合う」「喜び合う」「安心し合う」「許し合う」「感謝し合う」ことが一番自己成長力を引き出すことにつながります。

 次に2、ありのままを愛する(そのままのあなたが大好き)
 心理学で4つの人生態度というものがあります。
 1つ目が「私もあなたもOK」という自己肯定、他者肯定の<幸福者タイプ>
 2つ目が「私はOK、あなたはOKではない」という自己肯定、他者否定の<嫌われ者タイプ>
 3つ目が「私はOKではない、あなたはOK」という自己否定、他者肯定の<自信喪失タイプ>
 4つ目が「私もあなたもOKではない」という自己否定、他者否定の<犯罪者タイプ>

 1つ目の<幸福者タイプ>であれば人生を積極的に生きていけます。
 ではどのようにすれば子どもをそのように育てられるのでしょうか。
 その子のありのままを無条件に愛することによって、そのような人生態度が身につきます。
 条件付きの愛情(いい子のあなたのときだけ愛してあげる)だと自己肯定感が育たず、2つ目や3つ目のタイプになりがちです。更に支配的な関わりで育てると<犯罪者タイプ>になることも。

 子どものありのままを愛する、無条件に愛するとは言葉を変えていえば「子どもを変えようとしない」ということです。
 親は子どもを変えようとして頑張るんですね。
 でもいくら頑張っても子どもは変わりません。
 子どもを変えられるのは子ども自身だけだからです。
 誰も他人を変えることはできません。
 だから子どもを変えようとする無駄な努力をやめて、「ダメなところがあるまま、欠点あるがままのその子を愛する」。
 実はそのことこそが子どもの自己成長力を引き出し、子ども自身で変わろうとする勇気や力となるのです。

 僕の詩で「人を強くさせるもの」というのがあります。

  このダメな自分のまま

  愛されている

  これほど心強いことがあるだろうか

                  by はせがわみつる



 ありのままを愛されることによって子どもは自信と勇気をもらうのです。



 <後編につづく> 後編はコチラ→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/416570444.html



 
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2015年02月24日

講演「不登校が教えてくれる親のターニングポイント」


 2月22日(日)は兵庫県たつの市で講演「不登校が教えてくれる親のターニングポイント」がありました。

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 資料「不登校を克服するための10か条」をもとにお話ししました。

   1、無理に学校に行かそうとしない

   2、子どもの気持ちを理解しようとする

   3、「行けなくても大丈夫」と安心させてあげる

   4、今までの自分のありようを見直す

   5、今までの夫婦のありようを見直す

   6、我慢することで済ませていたことを見直す

   7、実父母、義父母への思いを見直す

   8、好きなことをして生き生きする、楽しむ

   9、今まで守ってきた考え方、価値観、信念を手放す
    (自由に、幸せに生き方を変えるチャンスと捉える)

   10、今、子どもが不登校のまま幸せになる


 1〜3番までは要約しますと「子どもを直そうとしない、子どもを変えようとしない」ということです。
 子どもを無理矢理にでも学校に行かせるなんて、そんな無駄なことはしない。そんなことしたって結局、子ども自身が「行こう」と決意しなければ学校には行けるようにはならないからです。
 そんなエネルギーの無駄使いはやめて親も子もいっぺんゆっくりする。心のエネルギーを充電する。
 充電できたら、また元気も出て来て「学校行ってみよかな」という気になるかもしれません。

 長期化する不登校の原因は子ども側にだけあるとは限りません。
 子どもは実は親の心を映しているということがあるのです。(親が原因という意味ではありません)
 そこで、4〜7番で「自分を見つめ直す」のです。
 まずは今までの夫婦関係を見つめ直す。
 不登校のお家の約8割に夫婦不和の問題があります。
 夫婦関係が改善するにしたがって子どもの問題が消えていくことはよくあることです。
 夫婦関係に問題がないようであれば嫁姑問題を見つめ直す。
 こんな相談がありました。

 小学校1年生の女の子がお母さんからのスキンシップを嫌がる。
 何かお母さんを拒否している感じでどうすればいいですかというお悩みでした。
 夫婦仲はどうですか?
 自分のご両親とは?
 嫁姑関係は?
 よくよくお話を聞いてみると義理のお母さんとの仲が悪い。
 あんな義母とはつきあいたくない、とつきあいを拒絶されているとのこと。
 これは、その方のお姑さんを拒否する心が子どもに表れているケースです。
 だったらこれは、まず自分の心を見つめ直して、自分が義母を許し、受け入れていく。
 拒否、拒絶をやめる。
 そうすることで子どももお母さんを受け入れてくれるようになっていきます。

 子どもが親の心を映す鏡になってくれているということがあるのです。
 だから子どもを直そうとせず、変えようとせず、自分を見つめ直すということが大切なのです。

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 8〜10番は要約しますと「自由に幸せに生きる」ということです。
 悩んでばかりいないで「自分の好きなことをする、楽しむ。」ということが大切です。自分の「いのち」が喜ぶようなことをすれば、それは子どもの「いのち」にもいい影響を与えます。「いのち」の次元では親と子はつながっていますから、親が生き生き生活を楽しむようになれば子どもの「いのち」も活性化して元気が出てきます。心が元気にならないと学校に行けるようにはなりませんから。
 よく子どもの不登校のことがいつも頭にあって、何をしていても心から楽しめませんというお母さんがおられますが、それは心の中で子どもを責め続けているのと一緒ですよと僕はアドバイスします。
 毎日毎日暗い顔して落ち込んでいるのは「あんたが不登校なんかになるから、お母さんはこんなに不幸になってしまったのよ」と言ってるのと同じです。
 だいたいその考えこそが自分を縛って来た常識的な考えというやつです。
 学校行ってないとダメ。こうでなきゃダメ。
 そんな狭苦しい自分なりの価値観、常識というもので自分も家族も縛ってきたのではなかったでしょうか。
 それが今自分も子どもも苦しめている。
 自分が苦しいのは子どもが不登校になってしまったからではない。
 自分の考えこそが自分を苦しめているんだ。
 そう気がつけば、自分で自分を苦しめることをやめることが出来るのです。
 子どもが不登校のまま幸せになることは出来ます。
 それは自分のとらわれから自由になるということです。
 不登校をきっかけにして自分を解放していく。
 そうして本当に自分らしく生きることが可能になるのです。
 自己実現とは、そういう自分の価値観やとらわれから自分を解放し、自分のいのちを輝かせて生き生きと生きることなのです。
 子どもさんが不登校になったということは、その自己実現のチャンスが幸運にも自分に巡ってきたということです。
 「不登校が教えてくれる親のターニングポイント」というタイトルはそういう思いからつけました。
 問われているのは子どもをどうするかではなく、「本当はどうありたいのか」というこれからの自分の生き方なのです。
 
 そのようにお話ししました。
 
 講演の終わりに小田和正さんの曲「たしかなこと」にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 講演会のあと主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。

 講演会に参加して下さった皆さん、ありがとうございました。
 講演の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。




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2015年02月21日

大阪府松原青年会議所での講演


 昨日2月20日(金)は松原青年会議所で講演がありました。
 テーマは「コトバは人を 幸せにするためにある」
 聞いて下さるのは若い経営者の方々や、これから経営者になられる方々です。

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 まず最初に「ひとつのことば」という詩を紹介しました。

      ひとつのことばで けんかして
      ひとつのことばで なかなおり

      ひとつのことばで 頭が下がり
      ひとつのことばで 心が痛む

      ひとつのことばで 楽しく笑い
      ひとつのことばで 泣かされる

      ひとつのことばは それぞれに
      ひとつの心を持っている

      きれいなことばは きれいな心
      やさしいことばは やさしい心

      ひとつのことばを 大切に
      ひとつのことばを 美しく

                      

 ほんとうにその通りですね。
 夫婦ゲンカなんてこのまんまですね。
 「ひとつのことばでけんかして」ね、
 「ひとつのことばでなかなおり」出来たらいいんですが、
 そのひとつのことばがなかなか言えませんね。

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 言葉は人を幸せにもすれば不幸にもします。

 人を幸せにするのは実は簡単です。
 「あなたがいてくれてうれしい」とその存在を喜び、素直にそれを言葉にして伝えればいいだけです。
 みんな人に喜んでもらいたい、人の役に立ちたい、人を笑顔にしたいと望んでいます。だから人から「嬉しい」「ありがとう」と言われたら幸せな気持ちになるのです。
 皆さん、人間が一番欲しいものって何かわかりますか?

 それは「自分への高い評価と感謝の言葉」です。

 これほど自分の存在価値を肯定してくれるものはありません。
 これほど人の心を満ち足りた気持ちにさせるものはありません。
 「あなたは素晴らしい仕事をする。感動しました。」
 「あなたのお蔭で本当によくなりました。ありがとうございました。」
 こういう言葉を人間は一番欲しています。
 だから、みんな人に認められようとして、人を喜ばせようとして一生懸命がんばるんですね。
 みんな高い評価と感謝の言葉をもらいたい。
 だったらですね。

 それをもらう側ではなしに与える側にまわったらいいんですね。

 みんなそれを欲しているわけですから、それを自分が与える。
 自分が相手に対して高い評価を与える、感謝の言葉を与える。
 そうすると、相手は幸せな気持ちになる、満ち足りた気持ちになる。
 そしてどうなると思いますか?
 あなたにもっと喜んでもらいたいという気持ちになり、あなたのために一生懸命がんばってくれるようになります。

 こんな言葉があります。

 「士は己を知る者のために死す」

 立派な士は自分の価値を知ってくれている君主のためには命を投げ出して戦う、と言う意味です。
 それだけ自分を高く評価してもらう、感謝してもらえるということは人間にとって大きな価値を持っているということです。

 そのようにお話ししました。
 講演の後半では「あたたかな人間関係」こそが人を幸せにし、自己実現を助け、社会的・経済的な成功をもたらすことをお話ししました。
 そして「あたたかな関係をつくる言葉」を紹介しました。

 「ありがとう」という感謝の言葉
 「ごめんなさい」という素直な言葉
 「おいしい」という幸せを共有する言葉
 「つらかったなあ」という思いやりの言葉
 「ようがんばったなあ」というねぎらう言葉
 「かまへん、かまへん」という優しい言葉
 「ゆっくりでいいよ」という待つ言葉
 「どうしたん?」という気遣う言葉
 「へ〜、おもしろい」という関心のある言葉
 「わかるわー」という共感する言葉
 「そんけいしてる」という敬意の言葉
 「それでいいよ」という承認する言葉
 「いいよ」という許す言葉
 「すばらしい」という賞賛する言葉

 
 講演の終わりにお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 質疑応答も活発に質問して下さいました。
 皆さん、熱心に聞いて下さってありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。


 
posted by 長谷川 at 17:24| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月16日

島根県奥出雲町立横田中学校区の教育を語る集いでの講演会


 今日は島根県の奥出雲町まで講演に行ってきました。
 聞いて下さるのは横田中学校区の保育園、幼稚園、小中学校の先生方です。
 テーマは「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」

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 いま子どもたちに必要なメッセージとは一般論としての「命は大切だ」ではなくて、もっとこう個人的で情的な「私にとってあなたが大切」という心からの言葉であったり関わりだと思います。
 子どもの「自分を大切に思う気持ち」、自尊感情や自己肯定感を育てることこそが「私は大切な存在なんだ、そしてあなたも大切な存在なんだ」と命を大切にすることにつながっていきます。

 資料「自己肯定感を育てる関わり」をもとに皆さんと一緒にどうすれば子どもたちの 自己肯定感を高めていけるのかを考えていきました。

   1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)
   2、そのままを愛する(変えようとしない)
   3、子どもの善さを見る(尊敬する)
   4、話を聴く(口を挟まず最後まで)
   5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)
   6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)
   7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)


 7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)のところでは絵本「くまのこうちょうせんせい」を紹介しました。

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 あなたが大切だということは、弱さや欠点を持ったそのままのあなたが大切だということです。
 あなたの弱さもあなたの欠点も大切なあなたの一部だということです。
 教育というと、子どもを賢くしよう、強くしようとして「弱さ」を非難したり、否定したりしがちですが、欠点も含めた丸ごとのありのままの子どもを受け入れる。そのことが子どもの自己肯定感を高めることにつながっていきます。そして他者への思いやりや許す力になっていくのだと思います。

 そのようにお話ししました。

 講演の終わりにお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 皆さん、熱心に聞いて下さりありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 今日の講演の感想などありましたらコメントいただけるととてもうれしいです。



posted by 長谷川 at 17:07| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月15日

奈良市学童保育を語る集い「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」


 今日は近鉄奈良線「学園前駅」にあります西部公民館まで講演に行ってきました。
 テーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」
 聞いてくださるのは、普段、学童保育にお子さんを預けておられるお父さんお母さん方です。
 約60名の方が参加して下さいました。

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 普段は仕事が忙しくてなかなか子どもとの時間が取れない、そんな中で子どもとのコミュニケーションをどのようにすればいいのか、それをお話ししてほしいとのリクエストを頂いておりました。

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 忙しくて時間がないとついつい親は「早く早く」と急かすことや、「これして、あれして」みたいな命令ばかりの関わりになったり、注意することばかり、叱ることばかりになりがちですが、これでは子どもとのコミュニケーションはいいはずありませんし、こういう関わりは親子関係も悪くしてしまいます。

 では、どうすればいいのか?

 それを皆さんと一緒に資料<自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方>をもとに考えて参りたいと思います。

     自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方
      〜自己肯定感を育てる関わり〜

   1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)
   2、そのままを愛する(変えようとしない)
   3、子どもの善さを見る(尊敬する)
   4、話を聴く(口を挟まず最後まで)
   5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)
   6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)
   7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)



 子どもとの関わりの中で一番大切なのは、子どもの存在を喜ぶということです。
 子どもが持って来てくれた愛や喜びや幸せをしっかりと受け取るということが何よりも大切です。
 親は子どもに対して、親として何をしてやれるか、将来のために何を身につけさせてやれるかと与えることばかりに気がいきがちですが、子どもが生まれる時に持って来てくれた愛や喜びや幸せを受け取ることの方が何倍も大切なんじゃないかなあと思います。
 親は勘違いしてしまうんです。
 自分が子どもを幸せにしてやらないとって思ってしまうんです。
 でも本当は逆なんですね。
 親が子どもを幸せにしてやるんじゃないんです。
 子どもがいっぱい親に幸せを与えてくれているんです。
 そして親はその幸せをいっぱい受け取ったらいいんですね。
 どうしてか?
 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
 そうして子どもがくれた幸せを子どもに返していったらいいんですね。

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 自分は親に喜ばれている、自分はそのままで親に愛されている、自分は喜ばれる存在である、自分は愛される存在である、そう思えることが子どもにとってどんなに嬉しく、どんなに幸せで、どんなに自信がつくことでしょう。
 愛されている自信、それこそが自信の根っこにあるものです。

 僕は「子育て」で一番大切なのは自信だと考えていて、自信がないとやっぱり社会に出て行きにくいんじゃないかと思うんです。
 この社会に出て行く上で必要な自信、それが自己肯定感だと思うんです。
 「自分は自分でいいんだ。自分は自分で素晴らしいんだ。」そういう自分の心の支えを持てているかどうか、それが色んな困難を乗り越えていける力になると思うんです。
 そして、子どもがつまづいた時安心して帰ってこられる場所、子どもが安心して弱音をはける場所、子どもがつらい時苦しい時黙って甘えさせてやれる場所、そんなものになってやれたら・・。
 そういう場所がある、そういう人がいる。
 そう思えたら子どもはつらいことがあってもそれに立ち向かっていけるように思います。
 よく「甘やかすな」「甘やかしたらろくな者にならん」という人がいますが、僕は今本当に心を許し合っている親子、心が通じ合っている親子というものが少なくなっているような気がします。
 自立というものは親子が甘え合い、じゃれ合い、嬉しいことも悲しいことも共有してきた経験の中で、お母さんならわかってくれる、お父さんだけは信じてくれる、何かそういう「あたたかい信頼関係」で結ばれているからこそ、親と子は離れていけるのだと思います。

 そういうことが伝えられたらいいなあと思ってお話ししました。
 質疑応答も活発に質問して下さいました。
 質問して下さった皆さん、ありがとうございました。

 
 講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
 
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 講演後、主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。ありがとうございました。

 参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
 役員の皆様、お世話になりました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。



posted by 長谷川 at 20:34| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月14日

大阪府枚方市立長尾小学校での講演会


 今日は大阪府枚方市立長尾小学校で講演会でした。
 演題は「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」
 40人近くの方が参加してくださいました。

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 親が子どもにかけている言葉の80%以上は、注意、命令、禁止、叱責です。
 これでは自信をつけることも意欲を引き出すことも出来ません。
 ではどうすればいいのか?
 それはもっと子どもの気持ちや考えを聞くために
 「問いかける」ということが大切です。

 ・ どうしたらいいと思う?
 ・ どうしたい?
 ・ どうして欲しい?
 ・ 何か手伝えることある?

 子どもはそんなふうに問いかけられますと、自分は大切にされている、認められている、そして愛されていると感じます。そしてそう感じる時、子どもは主体的、意欲的に物事に取り組むようになるのです。
 実は子どもに自信をつけ、意欲を引き出すカギは、そういった「あたたかくて、お互いが信頼できる親子関係」にあります。
 そうお話ししたあと<自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方>の資料をもとにお話ししました。

    自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方
      〜自己肯定感を育てる関わり〜

   1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)
   2、そのままを愛する(変えようとしない)
   3、子どもの善さを見る(尊敬する)
   4、話を聴く(口を挟まず最後まで)
   5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)
   6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)
   7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)

 
 話の中で自分の母親のエピソードもお話ししました。

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 先日、と言いましてももう3年くらい前の話なんですが、ある日電話で母と話しておったんですが、母が急にこんなこと言い出しまして

 「お母ちゃん、この間ひらパー行って来た。」
 母はその時87歳ですよ。

 「ひらパーって、遊園地のひらかたパーク?」

 「そうや、遊園地のひらパーや。」

 「何しに?」

 「何しにて、あんた、遊びにやんか。乗り物も14個乗ったえ。ジェットコースーターも乗ったえ。」

 「ええ〜っ!87歳で?よう乗せてくれたな・・、というか乗りたいと思う気持ちがあっぱれやわ。」
 そんな元気一杯の母ですが、
 そんな母が僕に教えてくれたことが2つあります。

 一つは
 「立派になんかならなくていい」

 もう一つはその理由にもなっています。
 「人生は遊びに来たんやもん」
 母は人生は遊びに来たんやから立派になんかなってんと「楽しまなくっちゃ」て言います。
 お蔭様で母の教えを守って立派になることもなく、楽しく講演させていただいております。


 そのようにお話ししました。

 講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 講演後、主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。
 その後、懇親会があってみんなでにぎやかにお話ししました。

 参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
 お世話下さったPTA会長様はじめ役員の皆様、ありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。

 

posted by 長谷川 at 17:08| Comment(6) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月07日

兵庫県加東市滝野文化会館での講演会


 今日は午後から加東市連合PTA様主催の講演会がありました。
 PTCA活動支援事業実践発表大会での講演です。
 演題は「自信とやる気を引き出すプラスの問いかけ」

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 私、こんな顔しているんですが詩を書くんです。
 詩を書いて時々自分のブログに載せたりしているんですが、先日といいましても3年ほど前になります。「あのとき」という詩を載せましたら、なんと震災で被災された宮城県の方からコメントを頂きました。
 短い詩ですのでちょっと紹介したいと思います。

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     「 あのとき 」

     あのときも あのときも
     あのときも あのときも
     楽しかった

     あのときも あのときも
     あのときも あのときも
     幸せだった

     あのときはそれがわからなかった
     あのときはそれに気づかなかった

                      (はせがわみつる)

 震災後なのでとても心に沁みました。
 子育て中なので色々と当てはまり過ぎて涙がほろっと出ました。
 1日1日を大切に生きようと思いました。 (コメントより)


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 自然災害というのはあたり前の日常生活を根底から奪っていきます。
 そのあたり前の日常生活が奪われてはじめて、それがどんなに幸せだったかを知りますね。
 皆さんが今あたり前に過ごされている日常、それこそが幸せですね。
 あと10年、15年ほど経って、子どもが成人して、家から出ていって・・
 ふと、
 子どもがまだ子どもでいてくれた頃、そう今のことをきっと思い出されることでしょう。

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 「ああ、あの時は楽しかったなあ・・」
 「ああ、あの時は幸せだったなあ・・」と。
 だったらその幸せを、今の幸せをもっともっと味わって過ごせばいいんじゃないでしょうか。
 せっかく幸せな時間の中にいるのですから。

 今、皆さんのお手元にあります「あいさつ天国」という詩もそういう思いから生まれた詩です。
 ちょっと読んでみます。

      「 あいさつ天国 」

      おはよう いってらっしゃい
      おかえり 
      いただきます ごちそうさま
      おやすみなさい 
      ありがとう
  
      何気ないひと言ひと言だけど
      家族だから交わす言葉があって
      それが交わし合えるって
      きっと すごく
      幸せなことなんだ

                 (はせがわみつる)


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 ある不登校のお子さんをお持ちのお母さんがこんなことを言われました。
「先生・・、
 子どもに『いってらっしゃい』と言えるってことは幸せなことだったんですね・・。」
 子どもが不登校になったら『いってらっしゃい』が言えないんですね。
 そら、そうですね。
 でも、子どもが元気に学校に行ってる間は『いってらっしゃい』を言えることが幸せだなんて思ったこともなかった。今、子どもが不登校になって、それが言えなくなってはじめて、『いってらっしゃい』と子どもに言えるってことは幸せなんだということがわかった。
 『いってらっしゃい』と言えないということは『おかえり』も言えないんですね。
 『ただいま』と元気よく帰ってくる子どもを『おかえり』と言って迎えられる幸せ。
 そんな幸せを今一度思い出してもらえたらと思いましてこの詩を皆様にお配りさせていただきました。
 
 そのようにお話ししました。
 
 そのあと「プラスの問いかけ」や「自信と意欲を育てる親子関係のつくり方」の資料をもとに事例やエピソードをまじえて楽しくお話ししました。

 講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違う詩をプレゼントしました。

 参加して下さった皆さん、ありがとうございました。
 また皆さんにお会い出来る日を楽しみにしています。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。


 追記:講演後に明石市民会館での講演を聞いて下さった方が控え室に挨拶に来て下さいました。
「先生の講演は2回目です。前は明石の市民会館で幼稚園東播地区PTAの時に聞かせてもらいました。ありがとうございました。」
 そういえばあのときも挨拶してくださった方だったように思いました。
 思いがけずお会い出来てうれしかったです。
 このブログも見て下さっているみたいで、孫のメイちゃんのことも知って下さっていました。     

       

posted by 長谷川 at 18:40| Comment(8) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月28日

石川県輪島市での講演会

今日は石川県の輪島市で講演会でした。
先生方を対象に「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」と題してお話しさせて頂きました。

今、教育界では「自己肯定感」ということがよく言われます。
「自己肯定感」とは自分はそのままで愛され、喜ばれ、価値のある人間であるという自分自身に対する信頼感のことなんですが、自分を愛する気持ちや自分を大切に思う気持ちというのもそういうところから生まれてきます。
自分を大切に思えるからこそ他の人も大切に思える。
自分を愛するからこそ他の人にも思いやりを持てる。
この自己肯定感を育てることこそが子ども達が自分を大切にし、他者を大切にすることにつながっていきます。
そこで今日は「自己肯定感を育てる関わり」について資料をもとにお話しさせていただきます。

「自己肯定感を育てる関わり」

1、幸せを受けとる(子どもの存在を喜ぶ)
2、そのままを愛する(変えようとしない)
3、子どもの善さを見る(尊敬する)
4、子どもの話を聴く(口を挟まず最後まで)
5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)
6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)
7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)

最後の7番の弱さや欠点を受け入れるとは、子どものだけでなく自分自身の弱さや欠点も受け入れるということです。だから(許し合う)なんですね。

4番の子どもの話を聴く、では「話を聴く」という行為がいかに強力なポジティブメッセージになるかをお話ししました。
話を聴くということは、私はあなたに関心がありますよ、あなたのことを理解したいと思っていますよ、あなたを大切に思っていますよ、あなたを愛していますよ、あなたの話は聴く価値がありますよ、と伝えていることと同じなんですね。

そのようにお話ししました。

講演のあと質疑応答の時間があったのですが、熱心な質問がいくつも出ました。
ありがとうございました。お陰でとても有意義な時間が持てたように思います。
話に共感してくださる先生方も多く、嬉しかったです。
皆さん本当にありがとうございました。
またお会い出来る日を楽しみにしています。
もし今日の感想等ありましたらコメントいただけるととてもうれしいです。



posted by 長谷川 at 16:30| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月27日

加古川市立浜の宮幼稚園での講演会「子どもを幸せに育てる10のルール」


 今日は午前中、加古川市立浜の宮幼稚園で講演会がありました。
 タイトルは「子どもを幸せに育てる10のルール」

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 子どもを幸せに育てる10のルールとは・・

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   < 子どもを幸せに育てる10のルール >

 1、10歳までは寝る前に「大好き」とハグしてあげて下さい。

 2、好き嫌いは無理に直そうとしないで下さい。それは小さなことです。

 3、急かさないであげて下さい。待つことは愛情です。

 4、子どもの話に耳と心を傾けてあげて下さい。聴くことも愛情です。

 5、そのままを愛してあげて下さい。自信はそこから生まれます。

 6、勉強を強制しないで下さい。強制されると嫌いになってしまいます。

 7、習い事は2つまで。やめたいと言い出したらやめさせてあげて下さい。

 8、甘えさせてあげて下さい。十分に甘えられた子が自立できるのです。

 9、子どもの喜びを一緒に喜んであげて下さい。

10、幸せなお母さんでいて下さい。幸せな親が幸せな子どもを育てます。



 皆さんにどれに共感されたか、インタビューしてみました。

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 1、10歳までは寝る前に「大好き」とハグしてあげて下さい。
 とか
 3、急かさないであげて下さい。待つことは愛情です。
 とか
 6、勉強を強制しないで下さい。強制されると嫌いになってしまいます。
 とか
 7、習い事は2つまで。やめたいと言い出したらやめさせてあげて下さい。
 とかが挙っていました。

 5、そのままを愛してあげて下さい。自信はそこから生まれます。
 も言って下さる方があって、その時に絵本「いいこってどんなこ?」を紹介しました。

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 そのあと「手紙 〜親愛なる子どもたちへ〜」を聴いてもらいました。
 多くの方が感動して涙を流されていました。
 
 

 講演の最後にお一人お一人それぞれ違った詩を熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてプレゼントしました。
 
 
 

 みなさん、大変熱心に聞いて下さいました。
 ありがとうございます。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 (3月29日(日)午後2時20分から約90分間、加古川総合庁舎1階「かこむ」にてペアレントセミナーを行いますので、もし興味がおありでしたらご参加下さい。)
 今日の講演の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 お待ちしています。


 


 



 
posted by 長谷川 at 13:31| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月23日

奈良県いかるがホールでの講演会


 今日は午後から奈良県法隆寺駅の近くにあります「いかるがホール」で講演会がありました。
 生駒郡人権教育推進連絡協議会 研究大会での講演です。
 テーマは「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」

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 以前、公共広告機構のCMで
 「命は大切だ。命を大切に。そんなこと何千何万回言われるより『あなたが大切だ』。誰かがそう言ってくれたら、それだけで生きていける。」というのがありました。
 一般論として「命を大切にしましょう」なんて言ったって、子どもの心には響かないし命の大切さなんか全然伝わりません。
 そうではなくて私には「あなたが大切」なんだと。
 こうもっと個人的といいますか、道徳的な正しさからではなく個人的な愛情から「あなたが大切」なんだと伝えていく。そういう言葉や関わりがあるからこそ子どもたちは「自分の大切さ」つまり「いのちの大切さ」を実感するのではないでしょうか。
 でも口でいくら「あなたが大切」と言っても、本当に子どもを大切にしていなければ伝わるものではありません。
 では、子どもを大切にするとはどうすることでしょうか。

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 例外はありますし、いつもそうだと言うつもりはありませんが誤解を恐れずに申しあげるなら、子どもを大切にするとは「子どもの気持ちを大切にする」ということです。
 まずそのためには子どもの気持ちを聞かなければなりません。
 そして気をつけてほしいのは途中で「それは違う」とか言って説教モードに入らないということです。
 口を挟まず子どもの話を最後まで聴く。
 言いたいことがあれば子どもの話を全部聞いてからにする。
 子どもの気持ちを理解しようとして聴く。
 話を聴いてもらった子どもは自分は大切にされていると感じるでしょう。
 自分は親にとって大切な存在なんだと感じるでしょう。

 そのようにお話しした後「自己肯定感を育てる関わり」について事例やエピソードをまじえながらわかりやすくお話ししました。

     <自己肯定感を育てる関わり>
 
   1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

   2、そのままを愛する(変えようとしない)

   3、子どもの善さを見る(尊敬する)

   4、話を聴く(口を挟まず最後まで)

   5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

   6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

   7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)



 講演の最後にお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

 皆さん、大変熱心に聞いてくださってありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしております。
 講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 
 
posted by 長谷川 at 17:02| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月21日

兵庫県加古川市立加古川幼稚園での人権教育講演会


 今日は午前中、歩いて2分の距離にあります加古川市立加古川幼稚園に講演に行ってきました。
 テーマは「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」
 人権講演会はこのテーマでお話しさせていただくことが増えました。

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 最初に詩「しあわせになるれんしゅう」を紹介しました。

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 この詩を家の玄関でもいい、リビングでもいい、トイレでもいい。
 これを貼っておいてもらえたらひらがなを読めるようになった子どもが大きな声で読むんですね。

 「しあわせになるれんしゅう
  こそだては まつれんしゅう・・」

 それを聞きながら「あ〜、そうやった、そうやった、子育ては待つ練習やった・・」と子どもから子育てを教えてもらう。

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 「ふうふは ゆるすれんしゅう・・」
 子どもから夫婦のあり方を教えてもらう。
 子どもから人生を教えてもらう。

 そうしていつでも謙虚な心に立ち戻らせてもらえば、子育てで大きく間違えることはないんじゃないかなあと思って皆様にお配りしました。

 そのあと絵本「くまのこうちょうせんせい」を読みました。

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 この絵本のモデルになられた浜之郷小学校の大瀬敏昭先生は「余命3ヶ月」の宣告を受けられてから亡くなるまでずっと「いのちの授業」を続けられました。
 大瀬先生はその授業研究の中で「私たち大人が悩み苦しみを抱えているように子どもたちもまた苦しみや悲しさを抱えています。私たちはそれに気づき、それに寄り添い、痛みを分かち合うことこそがいのちの大切さを伝えることなのです。」と仰っておられました。

 子どもの痛みに気づき、寄り添い、痛みを分かち合うことが出来るのは私たちが賢いからではなく、敏感だからでもなく、私たち自身も痛みを抱え、弱さを持った存在だからです。
 弱さは恥ずべきものではありません。
 自分の弱さを認め、受け入れた時、それは思いやりや許す力へと変容します。
 そしてそれらを持つことができた時、初めて本当の意味でいのちの大切さを伝えることが出来るようになるのだと思います。
 最後に「弱さという贈りもの」という詩を読ませていただいて僕の今日の講演を終えたいと思います。

  「弱さという贈りもの」

  神さまは
  人間を弱くおつくりになりました

  みんな仲良くするようにと
  淋しくないようにと
  わざと弱くおつくりになりました

  助け合って 補い合って
  笑い合って 暮らせるようにと
  わざと弱くおつくりになりました

  自分の弱さを知って
  自分の弱さを許せたら
  許せないものはなにもない
                 byはせがわみつる



 最後に小田和正さんの「たしかなこと」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 講演を聞いて下さった皆さん本当にありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 (3月29日(日)午後2時20分から約90分間、加古川総合庁舎1階「かこむ」にてペアレントセミナーを行いますので、もし興味がおありでしたらご参加下さい。)
 今日の講演の感想等ありましたらコメントいただけると、とても嬉しいです。
 お待ちしています。


 
 

 
posted by 長谷川 at 14:06| Comment(4) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月20日

兵庫県加古川市立氷丘南幼稚園での講演会

 今日は加古川市立氷丘南幼稚園で講演してきました。
 テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」。
 聞いて下さるのは保護者の皆さんです。

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 私は「無為の子育て」というのを提唱していまして、どんなんかと言いますと「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し、育てていきましょう。それが一番楽で、一番幸せで、そして一番子どもが伸びる子育てです」というものなんですが、

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 パスカルという人がこんなことを言っています。
 「人間は天使になろうとすると悪魔になる」。
 あまりに正しくあろうとするとかえって悪いことをしてしまうという意味なんですが、子育ても同じだと思うんです。正しい親であろうとすればするほど、いい子にしようとすればするほど、かえって子どもも自分も苦しめることになってしまう。
 そういう不自然なことはやめて、ありのままに自然に子育てしていきましょうというのが「無為の子育て」です。では、その無為の子育てとはどんなものなのか、それを『親学10か条』の資料をもとにお話ししていきました。

     『親学10か条』

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)



 講演の最後はこんなふうにお話ししました。

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 「子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくてあなたのもとに生まれてきました。だから欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。
 だけど、ママには笑っていてほしい、幸せでいてほしい。
 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 誰にでもダメな所や欠点はあると思います。
 皆さんはご自身のそのダメな所や欠点を直そうとするのではなく許して下さい。
 そして自分の欠点を許したように子どもさんやご主人のダメな所も許してあげて下さい。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうして許し合って、笑い合って、皆さんが幸せに暮らしていかれることを心より願っております。」

 そう締めくくったあと、熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

 今日の講演会に参加して下さった皆さん本当にありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしております。
 今日の講演の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。


 
 
 
posted by 長谷川 at 16:36| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月30日

第37回ペアレントセミナー ありがとう<後編>


 前編からお読みになりたい方はコチラ→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/411420664.html

 一つの言葉がどれだけ人の気持ちを癒し、勇気づけるのか。今日は皆さんに紹介したい絵本がありまして持って参りました。「さっちゃんのまほうのて」です。

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 さっちゃんはままごと遊びのお母さん役がしたかったのですが、お友達の「さっちゃんはお母さんにはなれないよ。手のないお母さんなんてへんだもん」という言葉に大変傷つきます。さっちゃんは先天性四肢障害で右の手には指がなかったのです。
 さっちゃんはお母さんに尋ねます。
 「小学生になったらさっちゃんの指、みんなみたいに生えてくる?」
 お母さんは両手でさっちゃんの手をやさしく包んで言いました。
 「さちこの手はね、小学生になっても今のままよ。
  でもね、さっちゃん。
  これがさちこの大事な大事な手なんだから。
  お母さんの大好きなさちこのかわいいかわいい手なんだから。」
 さっちゃんの目にみるみる涙があふれました。
 「いやだ、いやだ、こんな手いやだ。」
 お母さんの目にも涙があふれました。
 
 その夜さっちゃんは、お友達の言葉が本当だったらお母さんにはなれないと不安で眠れませんでした。
 次の日、さっちゃんは幼稚園を休みました。
 さっちゃんが幼稚園に行かなくなって何日かたちました。

 お母さんは赤ちゃんを生みました。

 病院からの帰り道、お父さんとさっちゃんは手をつないで歩きました。
 さっちゃんがぽつんと言いました。
 「さっちゃん、指がなくてもお母さんになれるかな。」
 「なれるとも、さちこは素敵なお母さんになれるぞ。
  誰にも負けないお母さんになれるぞ。」
 お父さんはさっちゃんの手を大きくふって言いました。
 「それにね、さちこ。
  こうしてさちこと手をつないで歩いていると、とっても不思議な力がさちこの手からやってきてお父さんの体いっぱいになるんだ。
 さちこの手はまるで魔法の手だね。」


 さっちゃんはこの言葉をきっかけに、またもとの元気なさっちゃんに戻ります。
 幼稚園のジャングルジムでさっちゃんはお友達と元気に遊んでいます。
 「さっちゃん、すべるなよ。」
 「へいき!だってさちこの手は魔法の手だもん。」

                           (おしまい)

 さっちゃんを救った言葉、それはお父さんの「こうしてさちこと手をつないで歩いていると、とっても不思議な力がさちこの手からやってきてお父さんの体いっぱいになるんだ。さちこの手はまるで魔法の手だね。」という言葉です。
 さっちゃんを救った言葉はお父さんの愛の心が生み出したものです。
 愛の言葉は人の心を癒し、人を勇気づけ、前に進む力をくれる光の言葉なのです。
 今日は光の言葉にあふれた曲をみなさんに聞いてもらいたいと思います。
 Kiroroの「Best Friend」です。

 
 
 言葉には人を幸せにする力があります。
 ここからは「言葉の力」について解説していきます。

 < 言葉の力 >

 1、名づける力(ものを存在させる力)
 みなさん、この色は何色でしょう?

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 これを「こけ色」と言います。
 初めて知りましたか。
 実は今みなさんの心に「こけ色」が存在することになりました。

 みなさん、オリオン座はご存知ですね。
 こういう星座ね。冬の星座です。
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 江戸時代の日本人は冬の夜空を見上げて、こういう星の並びを見ても「オリオン座」というもの、言葉を知らなければそれは存在していないことになる。ただ星がバラバラに並んでいるだけで「オリオン座」は存在していません。
 名前がついて、言葉にされて、心に認識されて、初めて存在は生まれます。
 言葉はものを存在させる力を持っているのです。

 2、意味づけする力
 カニみそが好きな人? 結構いらっしゃいますね。おいしいですね、カニみそ。
 じゃあ、苦手な人?  何人かいらっしゃいますね。おいしくないですね。

 さて、カニみそはおいしいのでしょうか、おいしくないのでしょうか。

 「おいしい」という人にとってはおいしいし、「おいしくない」という人にとってはおいしくない。
 それを決めているのは私たち一人一人です。
 あなたは幸せですか?と聞かれて、「幸せです」と答えればその人は幸せです。「いいえ、幸せではありません」と答えればその人は幸せではありません。
 すべての物事ははじめから「良い、悪い」が決まっている訳ではありません。
 それを私たちが「良い、悪い」「正しい、間違っている」「おいしい、まずい」「好き、嫌い」という言葉で決めているのです。
 私たちはあらゆるモノについて言葉で意味づけをしています。

 3、呼ぶ力
 「山本さ〜ん」と呼べば山本さんが来られます。
 「田中さ〜ん」と呼べば田中さんが来られます。
 レストランに行って「カレーライス」と言えばカレーライスが出てきます。
 ですから「ありがとう」と言えば、「ありがとう」と呼べるようなことが出てくるのです。
 とてもシンプルですね。
 「うれしい」と言えば、また「うれしい」と呼べるようなことが出てくる。
 こんな言葉が日本にはあります。
 「喜べば、喜び事が喜んで、喜び連れて、喜びに来る」
 また「笑う門には福来る」て言うでしょ。
 笑う、つまり喜んだり楽しんだりしていると、また喜び事がやってくるということですね。
 「おいしい」と言えば「おいしい」ものが出てくる。
 だから、「おいしい」「うれしい」「たのしい」「しあわせ」「だいすき」「ありがとう」「だいじょうぶ」という幸せを呼ぶ言葉を日常生活でたくさん使えば使うほど幸せが寄ってきます。

 4、わかり合う力(つなげる力)
 心を見ることは出来ません。
 でも心は見せることは出来ます。
 自分の思いを言葉にすることによって自分の心を見せることは出来ます。
 そうしてわかり合い、人と人はつながり合うことができます。


 そのようにお話しました。
 最後に浜崎あゆみさんの「How beautiful you are」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 ペアレントセミナーに参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
 感想等ありましたらコメントいただけると嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしております。
 次回のペアレントセミナーは来年3月29日(日)です。


 
posted by 長谷川 at 15:08| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月28日

第37回ペアレントセミナー ありがとう<前編>

 
 今日12月28日(日)は第37回ペアレントセミナー「コトバは人を幸せにするためにある」がありました。
 年末の忙しい時にも関わらず約20名の方が参加して下さいました。

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 まず最初に「ひとつのことば」という詩を紹介しました。

      ひとつのことばで けんかして
      ひとつのことばで なかなおり

      ひとつのことばで 頭が下がり
      ひとつのことばで 心が痛む

      ひとつのことばで 楽しく笑い
      ひとつのことばで 泣かされる

      ひとつのことばは それぞれに
      ひとつの心を持っている

      きれいなことばは きれいな心
      やさしいことばは やさしい心

      ひとつのことばを 大切に
      ひとつのことばを 美しく
                      (作者不詳)


 ほんとうにその通りですね。
 夫婦ゲンカなんてこのまんまですね。
 「ひとつのことばでけんかして」ね、
 「ひとつのことばでなかなおり」出来たらいいんですが、
 そのひとつのことばがなかなか言えませんね。

 言葉は人を幸せにもすれば不幸にもします。
 僕の詩で「人を幸せにする魔法」というのがあります。
          
    「あなたがいてくれて嬉しい」
     そういってくれるあなたがいてくれて
     私は嬉しい

    「あなたといると楽しい」
     そういってくれるあなたといると
     私は楽しい

    「あなたに会えてよかった」
     そういってくれるあなたに会えて
     私は幸せ
                    (はせがわみつる)

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 人を幸せにするのは実は簡単です。「あなたがいてくれてうれしい」とその存在を喜び、素直にそれを言葉にして伝えればいいだけです。
 みんな人に喜んでもらいたい、人の役に立ちたい、人を笑顔にしたいと望んでいます。だから人から「嬉しい」「ありがとう」と言われたら幸せな気持ちになるのです。
 皆さん、人間が一番欲しいものって何かわかりますか?
 それは「あなたのお蔭でこんなに良くなったわ。本当にありがとう。」という感謝の言葉と笑顔です。
 これほど自分の存在価値を肯定してくれるものはありません。
 これほど人の心を満ち足りた気持ちにさせるものはありません。


 また、一つの言葉が人生の転機となることがあります。
 一つの言葉に救われることもあります。
 僕自身も色々な人の「勇気づけられる言葉」に何度も助けられました。
 自分では気づいていない自分の良さ、自分の力、自分の可能性、それらを教えてもらったお蔭でどれだけ勇気づけられたことでしょう。
 その人が気づいていないその人の良さ、素晴らしさ、その人の力、その人の可能性・・、
 それを教えてあげることはその人を幸せにするだけでなく、その人を勇気づけ、前に進む力となるのです。
 そのいい例がクリスマスソングにありますね。
 「赤鼻のトナカイ」です。
 ちょっと歌ってみますので手拍子をお願いします。

    まっ赤なお鼻の トナカイさんは
    いつもみんなの 笑いもの
    でもその年の クリスマスの日
    サンタのおじさん 言いました
    「暗い夜道はピカピカの お前の鼻が 役に立つのさ」
    いつも泣いてた トナカイさんは
    今宵こそはと 喜びました


 いつも泣いてたトナカイさんはサンタのおじさんの言葉「暗い夜道はピカピカのお前の鼻が役に立つのさ」で「今宵こそは」と喜んだだけでなくやる気満々になったわけです。


  後編に続く→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/411521018.html
 

posted by 長谷川 at 20:12| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする