2015年10月30日

岡山県倉敷市「ライフパーク倉敷」での講演会


 昨日10月29日(木)は岡山県倉敷市にありますライフパーク倉敷で講演会がありました。
 聞いて下さるのは倉敷市を中心として岡山県の国公立幼稚園・こども園のPTA役員の方や園長先生方約270名です。
 演題は「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣 自信と意欲を引き出すプラスの問いかけ」

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 最初にこんなお話をしました。

 あるお母さんが3歳の子どもさんのトイレトレーニングをしてはったんやね。
 その子は大分しっかりした子で言葉もはっきりしているし、すぐにトイレも出来そうなんですけれどなかなか思うようにはいかなかったんですね。
 それである日、またその子が失敗してしまった時にお母さんがこう仰ったんです。
 「なんでおしっこって言えへんの!上手におしゃべりできんのに。
  その口はなんのためについてるの?」
 その子は泣きながらこう言ったんです。
 「ママ・・」
 「えっ?ママがなに?」
 「ママって言うためについてるの。」
 その言葉を聞いた途端、お母さんは頭が真っ白になって涙があふれてきたそうです。
 「そっかー・・そっかー・・、
  ママって呼んでくれるためについてるんだ・・」
 その言葉は一生忘れられない言葉になったそうです。
 
 皆さんは今そういう愛に包まれていらっしゃるんですね。
 子育てというのは子どもを育てているようで、親も子どもから育ててもらっているんですね。
 いま皆さんは何を子どもから教えてもらっているんでしょうか。
 それは「待つ」ことです。

 いま皆さんのお手元にある詩「しあわせになるれんしゅう」。

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 これ、全部ひらがなで書いてあるでしょ。
 それには一つの願いが込められているんです。
 これを玄関でもいい、トイレでもいい、リビングでもいい、貼っておいてもらえたら
 字を読めるようになった子どもが大きな声で読んでくれるんです。
 それを聞いて子どもから子育てを教えてもらう、
 子どもから夫婦のありかたを教えてもらう、
 人生を教えてもらう。
 そんなふうにいつも謙虚な気持ちに立ち戻れたら、
 きっと子育てで大きな失敗をすることはないんだと思います。


 そのあと親学10か条の解説のなかで「手紙〜親愛なる子どもたちへ〜」を聞いてもらいました。
 
 

 
 最後はこのような言葉で講演を締めくくりました。
 「子どもたちは何も子育ての上手なお母さんや賢いお母さんに育ててもらいたい訳ではないんです。
 あなたに育ててもらいたいんです。
 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくてあなたのもとに生まれてきました。ですからどうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげて下さい。
 だけどママには笑っていてほしい、幸せでいてほしい。
 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 誰にでも欠点やダメな所はあると思います。
 皆さんはそのダメな所を直そうとするのではなく許して下さい。
 そうして自分の欠点を許したように、お子さんやご主人のダメな所もどうか許してあげて下さい。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうして許し合って、笑い合って、皆さんが幸せに暮らしていかれることを心より願っております。
 本日は誠にご清聴ありがとうございました。」
 

 最後に熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う100種類の詩をプレゼントしました。

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 皆さん本当に熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございました。
 お世話いただいたPTA役員の皆様、倉敷市教育委員会の皆様、ありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしております。
 講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。


 主催者の皆様と記念に写真を撮りました。

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2015年10月23日

公立幼稚園の先生の自主研究会「がぜん塾」


 今日は賀前先生が主宰されている若い幼稚園の先生の自主研究会「がぜん塾」で講師をさせていただきました。

 「あなたも子どももそのままでいい」親学10カ条の1〜5を一緒に読んで、感想を言い合って自分のありようを振り返ったり、「こうしていきたい」と自分の気持ちに気づいたり、皆さんのお力でいい感じの勉強会になりました。

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2015年10月18日

兵庫県南あわじ市家庭教育フォーラムでの講演会


 10月17日(土)は南あわじ市で家庭教育フォーラム講演会がありました。
 演題は「子どもを伸ばすプラスの問いかけ 〜問いかけ方一つで子どもが変わる、自分が変わる〜」

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 まず最初に問いかける目的と効果についてお話ししました。


 < 問いかける目的と効果 >

 1、信頼関係が築ける
 子どもに問いかけるということは子どもの話を聞こうということです。子どもの気持ちや考えを理解しようとして問いかけることによってその子に対する愛情とその子を尊重する態度を示すことになります。こういう姿勢で関わってもらうことにより子どもは親や先生を信頼するようになります。

  2、主体性が生まれる
 親や教師の考えを押しつけるのではなく、子どもに問いかけ、子ども自身が考え、自分で答えを見つけていく。そこに主体性が生まれます。

 3、行動が変わる
 自分で考え、自分で出した結論だからこそ行動が変わります。
 「どうして勉強しなければいけないの?」と子どもが聞いてきたら、「どうしてだと思う?」と聞き返してみて下さい。もし子どもが自分にとってなぜ勉強が必要なのか、その答えを自分の内側から導き出してくることが出来たら、それこそが最高のモチベーションとなります。


 でも、そのような効果をあげるためには問いかけ方にもコツがあります。
 では資料「プラスの問いかけ、マイナスの問いかけ」をご覧下さい。


 プラスの問いかけは子どもの考える力や主体性、意欲、能力を引き出します。
 マイナスの問いかけは子どものやる気をなくさせ、親子関係を悪くします。

    <子どもに対するプラスの問いかけ>

・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?
・ 何から始める?
・ どうしたら楽しく出来るかな?
・ 今すぐ出来ることって何かな?
・ どうしたの?何かあった?
・ どうしてかな?

    <子どもに対するマイナスの問いかけ>

・ なんで〜するの?
・ なんで〜しないの?
・ なんで〜したの?
・ もう宿題したの?
・ なんで怒らすの?
・ 何をしなければいけないの?
・ (悪い予想)になったら、どうするの?
・ どこを直さないといけないの?
・ ちゃんとしたの? わかってるの?
・ 何がいけないの?
・ 誰が悪いの?

 プラスの問いかけは子どもの考えや気持ちを聞こうとするもので、このように問いかけられると子どもは、自分は大切にされている、認められている、愛されていると感じます。このように感じるとき、子どもは自らの内に宿る『自己成長力』を発揮し、主体的・意欲的に物事に取り組んでいくようになります。



 プラスの問いかけをされた子どもはより前向きに、建設的な方向で物事を考えられるようになるのですが、実は問いかけた親の方もプラス思考で物事を明るく前向きに考えられるようになります。

 皆さん、ポジティブな考え方、プラス思考になりたいと思っても、なかなか思うようにいかないですね。
 なぜかわかりますか?
 それは自分の心の中でしている問いかけがネガティブでマイナスだからです。
 心の中の「問いかけ」がプラスであれば自然、プラスに前向きに建設的に考えられるようになります。
 一方、それがマイナスであれば気持ちはどんどん沈んでいってしまいます。
 
 だからプラス思考になりたかったら、思考の出発点である心の中の問いかけをまず意識的にプラスに変える必要があるのです。
 このプラスの問いかけは「子どもへの問いかけ」のためでもありますが、「自分への問いかけ」のためでもあります。

 自分に対しても子どもに対しても「プラスの問いかけ」をするように心がけ、「マイナスの問いかけ」にならないように気をつけると、親も子もプラス思考になれて夢と希望と笑顔あふれる家庭が築けます。
 そこには最大限子どもを伸ばす『あたたかくて信頼し合える親子関係」が生まれます。

 そのようにお話ししました。
 そのあと「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方 〜自己肯定感を育てる関わり〜」について資料をもとに解説しました。

 最後に熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせて173種類のお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。
 

 皆さん熱心に聞いて下さいました。ありがとうございます。
 またお会い出来る日を楽しみにしております。

 講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。


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2015年09月16日

兵庫県たつの市御津町子育てつどいの広場での講演会


 今日は午前10時から、御津子育てつどいの広場で講演会がありました。
 タイトルは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」。
 聞いて下さるのは、入園前の未満児の若いお母さん方です。

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 最初にこんなお話をしました。

 子育ては上手になんて出来ません。
 なぜならみんな初心者だからです。
 スキーでもスノボでも初心者の時は転んでばかりやね。
 子育ても同じで何度も転んだり、つまずいたり、心配になったり、取り越し苦労したり・・、
 そんなことをいっぱい繰り返しながら子どもと一緒に成長していく。
 それが子育てです。
 たとえるなら「はじめてのおつかい」。
 お母さんの方と違いますよ。
 おつかいにいく子どもの方です。
 あれ見てたら、途中で道を間違えたり、転んで泣いたり、買うもの間違えたり・・、
 そういうハプニングが多いほどハラハラドキドキして番組として大成功。
 子育ても道草や遠回りが多いほど豊かな子育てと言えるんだと思います。
 
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 子育ては親が子どもを育てているようだけれども、本当は親の方が子どもに育ててもらっているんですね。
 皆さんも今、子どもさんから教えてもらっているんですね。
 何を?

 それは「待つ」ことです。

 今、皆さんのお手元にあります詩「しあわせになるれんしゅう」。
 ちょっと読んでみます。

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 親も子もしあわせになるために大切なことが3つあります。

 一つ目は待つこと、
 二つ目は許すこと、
 三つ目が笑うことです。
 
 そうしてそのことについてお話ししていきました。

 最後にお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
 
 参加して下さった皆さんありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしております。
 もし、今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけると嬉しいです。



 
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2015年07月29日

福井県大野市文化会館での講演会


 今日は午前6時8分の電車に乗って福井県大野市まで講演に行って来ました。
 大野市の幼小中の先生がた約230名の方を対象に「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」というテーマでお話しさせて頂きました。

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 今、教育界では「自尊感情」や「自己肯定感」ということがよく言われます。
 自分を大切に思う気持ち、自分を愛する気持ちというのもそういうところから生まれてきます。
 自分を大切に思えるからこそ他の人も大切に思える。
 自分のことを愛するからこそ他の人にも思いやりを持てる。
 この「自尊感情」や「自己肯定感」を育てることこそが子どもたちが自分を大切にし、他者を大切にすることにつながっていきます。
 そこで今日は「自尊感情や自己肯定感を育てる関わり」について皆様にお話ししていきたいと思います。

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    < 自尊感情や自己肯定感を育てる関わり >

    1、子どもの話を聴く(考えや気持ちを聴く)
    2、管理者ではなく援助者になる(信頼する)
    3、子どもの善さを見る(尊敬する)
    4、弱さや欠点を受け入れる(受容する)



 子どもの話を聴くということは「私はあなたに好意を持っていますよ。あなたに関心がありますよ。あなたを理解したいと思っていますよ。あなたを大切に思っていますよ。」という肯定的なメッセージを伝えているのと同じことです。
 あなたの話は聴く価値があるということは「あなたは価値がある」と伝えているのと同じことなんですね。
 だから子どもの話を聴くことによって自尊感情も自己肯定感も育てることが出来るんですね。

 子どもの話を聴くということは「子どもの考えや気持ちを聴く」ことでもありまして、それが自尊感情を育てるだけでなくて、意欲も引き出す力も持っています。
 これを例を挙げて説明しますと・・、
 
 中学生くらいになると「先生、なんで日本人やのに英語勉強せなアカンの?」なんて聞いてきます。
 そんな時は「どうしてやと思う?」と子どもの考えを聞いてやってください。
 生徒「ううん・・、海外旅行に行ったとき英語しゃべれな困るからかなあ・・。」
 私「でも、英語喋れへんおじいちゃんおばあちゃんでも海外旅行行ってるで。」
 生徒「ううん・・、そやなあ・・、仕事する時に英語いるからかなあ・・。」
 私「ふ〜ん・・、ところで君は将来何になりたいん?」
 生徒「スタントマン。ハリウッド映画に出れるようなスタントマンになりたいねん。そっか!ハリウッド映画に出るんやったら英語いるやんなあ先生!」
 私「ほんまやなあ。」
 生徒「ほな、やっぱり英語勉強せなアカンやん!英語がんばるわ。」
 
 なんて会話が実際にありました。
 
 このように「英語の大切さ」や「勉強の大切さ」を教え諭すよりも、子どもの考えを聞くことによって意欲を引き出すことも出来ます。ですから私たち親や教師は子どもたちに教え諭すのではなく、もっともっと子どもの考えや気持ちを聞こうとして「問いかける」必要があります。

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 子どもに問いかける目的と効果は3つあります。

 1、信頼関係が築ける
 (子どもの考えや気持ちを理解しようとして聴くことによって、その子に対する愛情とその子を尊重する態度を示すことになります。「君はどう思うの?」と聞いてくれて「そっかー」と共感してもらえたら、子どもたちも信頼するようになります。)

 2、子どもに考えさせることによって主体性が生まれる

 3、子ども自らが見つけた答えだからこそ行動が変わる



 今回は先生方の研修でもありましたので、具体的にいかに「自尊感情」や「自己肯定感」を高め、子どもの意欲を引き出していけばいいのかをお話ししました。

 講演の最後に55種類のお一人お一人それぞれ違った詩を小田和正さんの曲「たしかなこと」にのせてプレゼントしました。

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 みなさん、最後まで聞いて下さって本当にありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 もし今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。

 
 
 
 
posted by 長谷川 at 18:54| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月16日

第39回ペアレントセミナー ありがとう<後編>


 前編からお読みになりたい方は→第39回ペアレントセミナー ありがとう<前編>

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 6、家族仲良くする
  (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)


 ある所にケンカばかりしている家族がありました。
 夫婦ゲンカ、親子ゲンカ、嫁姑の争い・・
 毎日毎日、気が休まる暇がありませんでした。
 そのことに頭を悩ませていたその家のご主人は、家族仲の良い隣のお家に「家族仲良くするにはどうすればいいのか」を勇気を出して聞きにいかれました。
 すると隣のご主人はこんなふうに言いました。

 「お宅は善人様ばかりだからケンカになるのでしょう。うちは悪人ばかりですからケンカになりません。」

 それを聞いたご主人は最初「なんて嫌みなことを言うのだろう。聞きに来て損をした。」と思われたのですが、そのとき奥の方でパリーンと茶碗が割れるような音がしました。
 すると「大丈夫かえ?怪我はなかったかえ?」とお姑さんの声がしました。
 「おかあさん、すみません。おかあさんのお茶碗を割ってしまいました。」
 「なんのなんの。そんな所に茶碗を置いといたわしが悪いのじゃ。」
 「いえいえ、足下を良く見ていなかった私が悪いのです・・。本当に申し訳ありません。」
 「いや、そんな所に茶碗を置きっぱなしにしておいた儂が悪い。本当にすまなんだ。」
 「いえいえ、私が悪いのです。私がもうちょっと気をつけていれば・・」

 その会話を聞いて、話を聞きに来たご主人は「なんと我が家と違うことか!」と驚かれました。
 自分の家であれば何か失敗があればすぐに相手のせいにして責めるばかりである。
 ところがお隣は「私が悪かった」と自分の悪かった点を認め・・
 私が悪かった・・、私が悪い・・、悪人? 悪人!
 そうか!
 悪人とは「自分が悪かった」と自分の非を素直に認める人のことだったのか。
 そして善人とは「自分は正しい」「自分は間違っていない」と自分の正しさを主張する者のことではないか。
 だから「悪人」ばかりのお隣のお家はケンカにならず、「善人」ばかりの我が家はケンカが絶えないのかと気がつかれたということです。

 おしまい。



 どうでしょう?
 皆さん、このお話をお聞きになられてどんな感想をもたれたでしょうか。
 よく人と争い、いつも不満ばかりを口にしている人の口癖というのがあります。

 「私、間違ってる?」

 「私の言っていることはおかしいですか。おかしくないでしょ。私は正しいですよね。相手が間違っていますよね。」という意味の「私、間違ってる?」です。(みなさん、心当たりがあるのか「ああ、言ってしまってるわ。」という顔をしておられる方が多かったです。)

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 ところで我が家、長谷川家には家訓がありまして、ちょっと紹介させていただきます。

 「家では正しいことは言うな。楽しいことを言え。」

 というものなんですが、正しいことというのは人を窮屈にさせます。
 「〜すべき」「〜しなければいけない」という義務の言葉や、「〜してはいけない」という禁止の言葉を言われたら、なんか家でゆっくりできないでしょ。
 そんな家、嫌でしょ。
 だから、長谷川家では正しいことは極力言わないように気をつけるようにしています。
 正しいことって正しいって思ってるから遠慮なく主張しがちだし、そこになんか思いやりとか優しさが抜け落ちがちなんですよね。やっぱり家って「正しい」より「あったかい」方がいいように思います。

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 今年のお正月に、京都で働いている長女(30)と広島で働いている長男(26)に「この家に生まれてお父さんお母さんに育ててもらってよかったと思うことってある?」と聞いてみたんです。
 すると二人別々の時に聞いたのに、なんと!二人ともがまったく同じ答えでした。

 一つは「家族仲がよかったこと」。
 もう一つは「自由があったこと」。

 ここで皆さんに紹介したい作文があります。

    「お母さん ありがとう」 
                 神奈川県 小学2年生  藤田 真矢 
 
 犬のトレーニングの先生としてがんばっているお母さんは、いつも「かっこいい」と思います。
 お母さんのおしごとを見るのが大好きで、いつも「今日、お手伝いしてくれるかな?」といってくれるのを楽しみにしています。教室でアシスタントをさせてもらえるからです。クッキーを使っておすわりやふせなど、トレーニングのお手つだいです。
 それはワクワクドキドキする、とってもすてきな時間なんです。

 家には二ひき犬がいます。二ひきともほご犬です。
 お母さんが「お友だちをつれてきたよ」と車からおりてきた時、不安そうにシッポを下げていました。でも今では家に帰ると、よろこんで出むかえてくれたり、私にとってかわいい家ぞくです。

 私と弟はようしえんぐみで、生後2週間でお母さんのところに来ました。
 弟が来た時、うれしくて、うれしくて、弟のまわりをぐるぐる回ってとびはねていました。ミルクを作ったり、だっこをしたりするおせわが好きなので「ちいママ」とよばれています。
 私はお母さんの子どもになって、とてもしあわせです。
 毎日、いそがしくはたらいてるお母さんですが、私の話を聞いてくれたり、いろいろな話をしてくれるので楽しいです。
 
 お母さんがつかれている時、弟のめんどうをみたり、犬のおさんぽのお手つだいをしたりします。お手つだいがおわると「ありがとう」と言ってギュッとだきしめてくれます。「お母さん、あったかい」「これからもっともっと、たすけてあげたい」という気持ちでいっぱいになります。

 「お母さんと私」「弟と私」一人一人が大切に思い合って、なかよく、しあわせに、楽しくすごしていけるように毎日おいのりしています。
 私たちのためにがんばっているお母さんにたくさんの「ありがとう」を言いたいです。
 そしてこれからも、いっぱい、いっぱいギュッしてね。

                         (読売新聞より抜粋)



 この子とこのお母さんは血はつながっていないんですね。
 養子縁組でお母さんのところにやって来てくれた子なんです。
 でもこの子はお母さんにいっぱい愛されて、いっぱい抱きしめてもらって、お母さんの愛に包まれて育てられたんですね。
 お母さんの愛がこの子の中で育っていって、今度はこの子が「お母さんの力になりたい」「お母さんを助けてあげたい」と思うようになった。
 この子はこんなふうに言っています。

 「お母さんと私」「弟と私」一人一人が大切に思い合って、なかよく、しあわせに、楽しくすごしていけるように毎日おいのりしています。
 
 こんな純粋で美しいお祈りがあるでしょうか。
 僕はこの作文に書かれてあるのは「愛」だと思うんです。
 愛とは何か?
 それがこの作文を読むと感じられる。
 そんなふうに思います。

 この子はまた作文の中で
 「私はお母さんの子どもになって、とてもしあわせです。」
 と言っています。
 こう言えるこの子も、こう言ってもらえるお母さんも本当に幸せだと思います。
 子育てとは結局、この言葉に集約されるんですね。

 「お母さんの子どもになって幸せです」

 子どもにそう言ってもらえたら、それでその子育ては100点満点です。
 
 私たちは何かしら欠落を抱えています。
 でも愛に出会って、愛に触れた時、私たちのその欠落した部分は愛で満たされるのだと思います。
 そして欠落があったからこそ、愛で満たされたことを知ることが出来るのだと思います。

 今日、皆さんに聞いていただく曲は秦基博さんの「 アイ 」という曲です。

 

 この歌詞の中で歌われている「 アイ 」、これは「愛」という意味でももちろんあるのですが、英語で「私は」という時のアイ( I )も意味しているんですね。だから冒頭の「目に見えないからアイなんて信じない」という歌詞は、愛を知る前は「自分さえ信じられなかったけれど、愛に出会って自分を信じられるようになった」という意味も込められています。
 この「 アイ 」には出アイという意味もあって、人に出会うことによって、愛に出会うことによって人は変わるんだという、そういう色んな意味の「 アイ 」であるわけです。だからカタカナで書かれてあるわけです。

 最後7、子どもの話を聴くのところでも「愛」についてお話ししました。

 「愛」という字は「受」という字の中に「心」があります。
 「話を聴いてくれた」「理解してくれた」「信じてくれた」「待ってくれた」
 そんな受け入れる愛こそが本物の愛であるように思います。


 セミナーの終わりには一人一人それぞれ違う詩をBEGINの「島人ぬ宝」の曲にのせてプレゼントしました。

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 参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
 次回はこの「子どもを幸せに育てる親学講座」シリーズの完結編です。
 またお会い出来るのを楽しみにしています。
 今回の感想等ありましたらコメントいただけると嬉しいです。


 次回予告:11月8日(日)午後2時開場、2:20〜3:50 加古川総合庁舎1階「かこむ」

 
posted by 長谷川 at 14:05| Comment(3) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月13日

第39回ペアレントセミナー ありがとう<前編>


 昨日7月12日(日)は第39回ペアレントセミナーがありました。
 テーマは「良好な家族関係が未来の幸せをつくる 〜子どもを幸せに育てる親学講座2〜」。
 45名以上の方が参加して下さいました。

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 今回は『親学10か条』の4〜7を中心にお話ししました。

 4、子どもを親の思い通りに育てようとしない
   (自然にお任せする)


 それは言い換えますと子どもの内なる「いのち(自己成長力)」に敬意を払い、信頼し任せていくということです。育てる親が主人公になるのではなく、成長していく子どもの「いのち」の自己実現を助けていくということです。

 みんな子育てのことを勘違いしているんです。
 こういうまん丸な勉強も運動も良く出来る、欠点のない子どもにすること、それが100点満点の子育てだと考えがちですが、そうではありません。

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 もっと、凸凹で欠点もあるけれど、素のその子の善さや個性が活きている子ども、それこそが100点満点の子どもであり、そういう子育てこそが100点満点の子育てなのです。欠点があったっていいのです。出来ないことがある方が自然なのです。

 みんな、子どもに求め過ぎなんですね。

 例えば親が子どもに求めることを小さくすると(小さい◯で表す)、この凸凹の子どもが「ここが良い所。プラス40点・・、プラス30点・・、プラス30点。全部で100点満点。」

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 完全な◯というのは、人工的につくられた「良い子」です。
 不自然だし、その子の個性が全然生きてない。
 自己実現という観点からすれば0点です。
 凸凹があるのが自然だし、凸凹が個性だし、その凸凹を生きていくことこそが自分らしく生きることだろうし、自己実現なんだと思うんです。

 でも、子どもに多くを求め過ぎると(凸凹を覆う大きな◯で表す)

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 ここが足りない、マイナス20点。
 あそこも足りない、マイナス20点。
 と足りない点ばかりに目がいくようになって、ここを直しなさい、あそこを直しなさいとダメ出しばかりいう子育てになってしまいます。

 子どももお母さんも凸凹でいいし、凸凹がいい。
 足りない所があってもいいし、ダメな所があってもいい。
 ありのままの自分で、ありのままの子どもを愛し、育てていく。
 それが一番自然で、一番楽で、一番幸せな子育てです。
 それこそが100点満点の子育てです。

 不思議なことにそういう子育てが一番子どもが伸びて、社会に出てからもたくましく、そして幸せに生きていってくれるようになるのです。

 では次、
 5、子どもの思い、ペース、自由を大切にする
  (あなたはあなたのやり方で、あなたのペースで)


 子どもを大切にするとは子どもの思いを大切にすることです。
 それはまた子どものペースを、子どもの自由を尊重することでもあります。
 そうすることで無言の肯定的メッセージ「あなたは尊重するに値する、信頼するに値する素晴らしい存在ですよ」と態度で示していることになります。
 でも「子どもの思い、ペース、自由を大切にする」て難しいですよね。
 そこで今日は皆さんに < 家庭内民主主義 > を紹介します。
 そして全文を読み上げました。

          < 家庭内民主主義 >
         
第1条
 家族の成員はすべて平等である。
 親が一方的に子どもを強制・管理・脅し・物で釣ることをしてはならない。
 家族の成員はすべてその個性・気持ちを尊重される。
 父親はいかなる時も「誰のお蔭で」という恩着せがましいフレーズを使ってはならない。母親はいかなる時も「もうご飯食べんでいい」「もうお弁当自分で作りなさい」と脅すよう言ってはならない。

第2条
 家族の成員はすべてその自由を尊重される。
 親は自分の価値観だけで子どもを縛ってはならない。
 子どもはその気持ち・ペース・物事のやり方を尊重される。
 父親は「とにかく言うようにしなさい!」と高圧的に言ってはならない。
 母親は子どもがいつ宿題するのか、を命令することはできない。

第3条
 家族の成員はすべて家族全員から大切にされる。
 家族に対して批判やダメ出しばかりをしてはならない。注意する時は思いやりを持って、相手の立場に立ち控えめに言わなければならない。「あなたの方が間違ってる」と自分の意見を正当化してはならない。家族を大切にするとは、家族に対して親切に、思いやりを持って接することであり、その気持ち・その自由・その個性を最大限に尊重することをいう。

第4条
 親は子どもに「こんな子に育ってほしい」「あんな子に育ってほしくない」と親の願いを押しつけてはならない。子どもに求めるのではなく「どのように援助してやればよいか?」と問うように心がけなければならない。

第5条
 この条文が家族に保障する自由及び権利は、家族全員の不断の努力によって、これを保持しなければならない。また子どもはこの権利を濫用してはならないのであって、親は子どもの幸せを常に思っていることを忘れてはならない。

              (ブログ「長谷川満の親学講座」より)

 
 皆さんにこれを読んでの感想を聞いてみました。
 「『もうご飯食べんでいい』は言ってしまっています。」という方や、「宿題についてうるさく言っています」という方が多かったです。
 それで普通だと思うのですが、皆さん反省しておられるみたいで「これ、拡大してリビングに貼っておきます」と感想を聞いた全員の方が言って下さいました。
 驚きです。
 ちょっとシャレでつくった部分もあったので、こんなに共感してもらえるとは!
 これを拡大してリビングに貼っておいたら、もう子どもを叱れなくなるのでは?
 と心配にならないのでしょうか。
 これを貼ったからといって叱ったらダメということではありません。
 言い方や言うタイミング、言う頻度は気をつける必要はあると思いますが、
 子どもの思い、ペース、自由を尊重し、大切にする気持ちを忘れなければ、親が思うことは遠慮なく言っていいと思います。
 自然体が一番なんだから思ったことは言えばいい。
 でも、上から目線で「こうしなさい!」と命令するように言ったりするのはダメ!
 我が子といえど一人の人格として尊重して接するという基本姿勢は大事です。
 僕が生徒たちと接するときの原則と同じです。
 それは信頼関係をつくる上で大切な原則です。
 < 家庭内民主主義 >は『信頼し合える親子関係』構築にはきっと役に立つと思います。
 
 

     後編につづく

 

 
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2015年07月11日

大阪府枚方市立長尾小学校での講演会


 今日は午前中、枚方市立長尾小学校で講演会がありました。
 テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」

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 長尾小学校での講演会は今年二度目です。
 前回は2月14日にお邪魔しました。

 「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」では、いつも『親学10か条』をもとにお話ししています。


      親学10か条

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)

  

 これを全部心がける必要はありません。
 この中の一つでかまいません。
 「これはいいことだなあ。」
 そう共感されることがあればそれを一つ心がけてもらえたらそれで結構です。
 子育てには教科書もマニュアルもありません。
 あなたはあなたらしく育てたらいいのです。

 それともう一点、これから私がお話しする言葉や内容は重要ではありません。
 皆さんが私の話を聞かれて、皆さんの心に生まれる思いや気づきが重要なのです。
 その思いや気づきが皆さんに「自分らしい子育て」とは何かを教えてくれます。

 そう前置きして、解説していきました。

 2、ありのままを愛する。
  (そのままのあなたが大好き)

 のところではこんなふうにお話をしました。

 ありのままを愛するとは、やんちゃな子はやんちゃな子のまま、引っ込み思案な子は引っ込み思案の子のまま、そのままを愛するということです。
 子どもを良くしてやろうと、変えようとしないということです。
 「健やかなる時も病める時も、いい子の時も悪い子の時も、言うこと聞く時も言うこと聞かへん時も、この子を愛し、この子を敬い、この子を慰め、この子を助け、時期が来たら放してやり、その命のある限り真心を込めて育てることを誓いますか?」
 「誓います。」
 そう誓って育てたらいいんじゃないでしょうか。
 その無条件の愛が子どもの意欲、向上心、生きる力を育てます。

 「そのままの自分で愛されている」
 そう思えることが子どもにとって、どんなにうれしく、どんなに幸せで、どんなに自信がつくことでしょう。
 自信とは究極的にはただ一つです。
 愛されている自信、そのままの自分で愛されている自信、これが自信の根底にあるのです。
 「そのままのあなたが大好き」
 これは親が子どもに送ることができるプレゼントの中でも最高のプレゼントです。
 これこそが自己肯定感です。


 そのようにお話ししました。
 講演の最後に I WISH の「明日への扉」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 皆さん、最後まで熱心に聞いて下さってありがとうございました。
 PTA役員さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。 
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。

 
 
posted by 長谷川 at 16:54| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月03日

「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」稲美町立幼稚園5園合同家庭教育学級講演会


 今日は午前中、稲美町にあります5つの公立幼稚園の合同講演会が『ふれあい交流館』でありました。
 テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」
 約200名の保護者の方が参加して下さいました。

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 最初に詩「しあわせになるれんしゅう」と「あいってなあに?」を紹介しました。

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 親は子どもの幸せを一番に願うものですが、
 子どもの人生にとって幸せの基礎となるもの、幸せの土台となるもの、
 それは「あたたかくて信頼し合える親子関係」です。
 お父さんお母さんはこの自分を心から愛してくれている、大切にしてくれている、尊重してくれている。
 お父さんお母さんはこの自分を信じてくれている、信じて任せてくれている。
 子どもにとってこんなに幸せなことはありません。 

 そして、そういう幸せな親子関係を基礎にして、子どもたちは他の人たちとも信頼し合える幸せな人間関係を築いていくようになります。
 そういう意味でもどういう親子関係であるのかということはとても大事なんですね。
 では、その幸せな親子関係、あたたかくて信頼し合える親子関係というのはどのようにすれば築いていけるのか、『親学10か条』の資料をもとに皆さんと一緒に考えて参りたいと思います。

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    < 親学10か条 >

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)



 「手紙〜親愛なる子どもたちへ〜」を聴いてもらったあと、子どもからの3つのプレゼントの話をしました。
 
 講演の最後はこんな言葉で締めました。

 僕ね、よくラブソングをね、
 講演の最後、詩を配るときにかけたりするのですが、
 それは実は男女の愛も親子の愛もとても似ているからなんですね。
 愛の本質はきっと一緒なんじゃないかなあと思います。

 みなさん、8年ほど前に「あいのり」というテレビ番組がありましたね。
 あの番組のテーマが「真実の愛を探す旅」でした。
 結婚生活、そして子育てこそ真実の愛を探す旅なんじゃないかなあと思います。
 家庭はラブワゴンで、家族はあいのりメンバーで、悩んだり苦しんだりしながらそれぞれに成長しているんだと思います。
 
 真実の愛、自分が求めていた愛とは本当はとても身近なところにあるんだけれど気がついていないだけかもしれませんね。自分が自分に素直になれて、家族にも素直になれたとき、はじめからそこにあった幸せに気がつくのだと思います。どうぞみなさん、今そこにある幸せを大切にして子育てしていって下さい。
 そんな皆さんにエールの気持ちを込めてこの曲をプレゼントします。
 あいのりのテーマ曲「明日への扉」です。
 本日は誠にご清聴ありがとうございました。

 

 この曲にのせて、お一人お一人にそれぞれ違った50種類の詩をプレゼントしました。

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 皆さん、熱心に聞いて下さいました。
 講演後、主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」(税込500円)のサイン販売をさせて頂きました。お蔭さまで40冊完売しました。
 ありがとうございました。
 最後になりましたが講演会に参加して下さった皆さん、お世話下さった園長先生、PTA役員の皆さん、本当にありがとうございました。
 もし、今日の講演の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。


  7月12日(日)に加古川で第39回ペアレントセミナーを開催致します。ご興味がおありでしたら是非おいで下さい。詳細はコチラです→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/419951511.html

 
  
 
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2015年06月25日

兵庫県加古川市立別府町幼稚園での人権学習講演会


 今日は午前中、加古川市立別府町幼稚園で人権についての講演会がありました。
 テーマは「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」。
 聞いて下さるのは幼稚園の保護者の方です。
 90名ちかくの方が参加して下さいました。

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 最初に子どもの詩を紹介させていただきました。

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  「 見つめてもらって 」
             岩手県 黒沢尻北小学校
                岩崎 裕也(3年)

 「ゆうやはこのくらいでも痛がるんだぜ。」
 同じ組の子が たたいた
 そしたら 周りの子も
 ニヤニヤしながら
 ぼくを たたいた
 おもしろがって
 何人もの子が たたいた
 
 家に帰って
 お母さんが
 「今日は 何があったの」
 と いつものように 聞いた
 ぼくは 心配をかけたくなくて
 だまって 聞こえないふりをした
 二人ともだまっていた

 ふと顔をあげると
 お母さんは
 ぼくの顔を
 じいっと見ていた。

 ぼくは わらって 言った
 「ちょっとね、学校でたたかれた」
 お母さんは 体のどこかに
 大きなきずができたみたいな
 くるしそうな顔をした
 それから
 やさしい目になって だまって
 ぼくを見つめてくれた
 ぼくの目から なみだが出た

 ぼくは ぼくをたたいた子に
 思いきって 自分の気持ちを ぶつけた
 それからは もう やられなくなった

 お母さん ぼく 自分を守ったよ
 お母さんが 大切に育ててくれている
 自分を
 これからも 大切にする



 自分を大切に思う気持ちって、こういうところが生まれてくるんだと思います。「大好きなお母さんが、大切にしてくれている自分。そんな自分は大切な存在なんだ。」そう思えることが、勇気や自信や自己肯定感につながっていくのだと思います。

 今いじめが問題になっていますが、「お母さんが大切に大切に育ててくれている自分。だから僕はいじめられていいはずなんかない。僕は自分を守る。お母さんが大切にしてくれている自分を守る。」
 こう思えたら子どもは一人じゃないんです。心の中にはお母さんがいるんです。
 一人じゃない。そう思えるから立ち向かう勇気もわいてくるのだと思います。

 昔、公共広告機構のCMでこんなのがありました。
 「命は大切だ。命を大切に。そんなこと何千何万回言われるより、『あなたが大切だ』だれかがそう言ってくれたらそれだけで生きていける。」

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 本当にそうですね。
 今子どもたちにとって一番必要なメッセージとは「あなたは私にとってかけがえのない大切な大切な存在なんだよ」という心からの言葉や関わりなんだと思います。

 子どもが自分自身を大切に思う気持ち、その気持ちがあるからこそ人のことも大切に思える。
 「自分は大切な存在だ。自分はそのままで価値のあるかけがえのない存在なんだ」
 そういう自分に対する自信、信頼感のことを心理学用語で『自己肯定感』と言います。

 そこで今日は「自己肯定感を育てる関わり」の資料をもとに皆さんと一緒に「子どもたちにあなたがどんなに大切かを伝えていけばいいのか」を考えて参りたいと思います。

 < 自己肯定感を育てる関わり >

1、 幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

2、 そのままを愛する(変えようとしない)

3、 子どもの善さを見る(尊敬する)

4、 話を聴く(口を挟まず最後まで)

5、 気持ちを理解しようとする(押しつけない)

6、 信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

7、 弱さや欠点を受け入れる(許し合う)


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 「あなたが大切だ」ということは「あなたの弱さも大切だ」と伝えることでもあるのです。
 あなたの弱さもあなたの大切な一部だということです。
 人は支え合って生きています。
 それは人間が強いからではなく弱いからなのです。
 弱さとは否定されるものではなく、むしろ人と人とが助け合って生きていくための大切な要素です。
 人間の社会は実は弱さに支えられてあるのです。

 弱さは恥ずべきものではありません。
 自分の弱さを認め、受け入れたとき、それは他者への『思いやり』や『許す力』へと変容します。
 そしてそれを持つことができた時、はじめて「いのちの大切さ」を伝えることが出来るようになるのだと思います。
 本日は長い間僕のつたない話にお付き合いいただきましてありがとうございます。
 最後に「弱さという贈りもの」という詩を朗読させていただいてこの講演を終わりにしたいと思います。

  詩「弱さという贈りもの」

  神さまは人間を弱くおつくりになりました
  みんな仲良くするようにと
  淋しくないようにと
  わざと弱くおつくりになりました

  助け合って 補い合って
  笑い合って 暮らせるようにと
  わざと弱くおつくりになりました

  自分の弱さを知って
  自分の弱さを許せたら
  許せないものはなにもない
                by はせがわみつる


 
 最後に小田和正さんの「たしかなこと」にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
 
 皆さん熱心に聞いて下さいました。
 ありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 もし今日の講演の感想等ありましたらコメントいただけたらとても嬉しいです。

 
 7月12日(日)に加古川で第39回ペアレントセミナーがあります。ご興味がおありでしたら是非おいで下さい。詳細はコチラです→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/419951511.html

 

 
 
posted by 長谷川 at 13:55| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月20日

兵庫県姫路市立別所小学校で人権教育講演会


 午後1時過ぎに福田小学校をあとにして次の講演場所である姫路市立別所小学校に向かいました。
 予定通り2時15分に別所小学校に到着しました。
 午後3時から人権教育学習会での講演です。
 テーマは「コトバは人を幸せにするためにある 〜人生は遊びに来たんやもん〜 」
 約270名くらいの方が参加して下さいました。
 PTAの方だけでなく民生委員の方など地域の方も多数参加して下さいました。

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 最初に詩「ひとつのことば」を紹介しました。

      ひとつのことばで けんかして
      ひとつのことばで なかなおり

      ひとつのことばで 頭が下がり
      ひとつのことばで 心が痛む

      ひとつのことばで 楽しく笑い
      ひとつのことばで 泣かされる

      ひとつのことばは それぞれに
      ひとつの心を持っている

      きれいなことばは きれいな心
      やさしいことばは やさしい心

      ひとつのことばを 大切に
      ひとつのことばを 美しく

                    (作者不詳)
          
 
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 ほんとうにその通りですね。
 言葉は人を幸せにもすれば不幸にもします。
 そういう大きな力を持っています。
 よく「言霊(ことだま)」ていいますよね。
 いい言葉を使うといいことがやってくる。
 悪い言葉を使うと悪いことがやってくる。
 これを言霊信仰と言います。
 そういうことって本当にあるんでしょうか。
 あるんですね。
 では一つ実験してみましょう。

 「山田教頭先生!山田教頭先生!こちらへお願いします。」
 山田教頭先生が壇上に来て下さいました。
 「わざわざご足労頂きありがとうございました。山田先生と呼んだら山田先生が来られるかを実験しただけです。見事来ていただけました。皆様、山田先生に大きな拍手を!」
 大きな拍手の中、山田先生はお席の方に戻られました。

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 このようにですね。言葉には『呼ぶ力』があります。
 レストランで「カレーライス。」と言えばカレーライスが出て来ます。
 「ありがとう。」と言えば「ありがとう」と言えるようなことが寄って来ます。
 「おいしい。」と言えば「おいしい」と言えるようなことが寄って来ます.
 「うれしい。」と言えばもっとうれしいことが、「楽しい」といえばもっと楽しいことが寄って来ます。

 そこで今日は皆さんに「幸せを呼ぶ言葉」を紹介させていただきます。

  『 幸せを呼ぶ言葉 』    

「ありがとう」という感謝の言葉
「だいじょうぶ」という安心の言葉
「よかった」という肯定の言葉
「だ〜いすき」という愛情を表す言葉
「あなたがいてくれてしあわせ」という自分も相手も幸せにする言葉
「そんけいしてる」という尊敬の言葉
「いいよ」という許す言葉


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 1時間20分の講演だったのでいっぱいお話ししました。
 講演の終わりには50種類のそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 皆さん、最後まで熱心に聞いて下さいました。
 ありがとうございました。
 お世話下さった山田教頭先生、役員の皆さん、本当にありがとうございました。
 また皆さんにお会い出来る日を楽しみにしております。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントしていただけるととても嬉しいです。

 
 7月12日(日)に加古川で第39回ペアレントセミナーがあります。ご興味がおありでしたら是非おいで下さい。詳細はコチラです→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/419951511.html




 
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兵庫県加東市立福田小学校での講演会


 今日は11時30分から加東市立福田小学校で講演会がありました。
 テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」
 なんと!80名の方が講演会に参加して下さいました。

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 最初に詩「 もし思春期をやり直せるなら 」を紹介しました。

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 もし子どもの思春期をやり直せるなら、
 勉強のことばかり言わずに
 もっと楽しい話で笑い合うようにします。
 注意やダメ出しばかりしないで
 子どものいい所を見るようにします。
 学費や老後の為だと節約ばかりしないで
 私が生き生きすることに
 もっとお金も時間も使います。
 「あんたが悪いんでしょ」と何もかも子どものせいにしないで
 「ごめんね」と素直に謝ります。
 子どもの問題を子どもの問題とせず
 自分の問題と捉えて
 自分のありようを振り返ります。
 子どもを変えようとせず
 そのままを愛します。
 子どもの将来の為だと
 自分の価値観を押しつけることをやめます。
 口うるさく口出ししないで
 温かく見守ります。
 脅したり厳しいことばかり言わないで
 「大丈夫。なんとかなる。」と
 安心させてあげます。
 子どものことばかりに気をとられていないで
 しっかりと自分の人生を生きるようにします。
 子どもは思い通りにならないものと早々にあきらめて
 望んだ時に援助するように心がけます。
 家庭はラブワゴンで
 家族はあいのりメンバーで
 悩んだり苦しんだりしながら
 それぞれに成長しているのだと考えます。
 家庭生活とは真実の愛を探す旅であり
 真実の愛はいつもそこにあることを忘れずに
 家族全員に
 感謝と尊敬をもって
 接していくようにします。
 遠い幸せではなく
 今ここにある幸せを
 大切に暮らしていきます。


 皆さんにどの部分に共感されたか聞いてみました。

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 「注意やダメ出しばかりしないで 子どものいい所を見るようにします。」や「脅したり厳しいことばかり言わないで 『大丈夫。なんとかなる。』と安心させてあげます。」や「子どもを変えようとせずそのままを愛します。」に共感しましたという声がありました。
 それだけ子どもに厳しいことやダメ出しを言うことが多いということなのかもしれません。
 そうなっちゃいますよね・・。
 「子どもは思い通りにならないものと早々にあきらめて」という意見もありました。
 そう思えたら楽なんですけれどね。

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 そのあと親学10か条の資料をもとに「信じて待つ」「子どものことを喜ぶ」「ありのままを愛する」についてお話しました。

 講演の最後に『あいのり』のテーマソング「明日への扉」にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

 


 皆さん、熱心に聞いて下さいました。
 学校のご厚意で講演会のあと「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせて頂きました。
 ありがとうございました。
 最後になりましたが講演会に参加して下さった皆さん、呼んで下さったPTAの方々、お世話下さったPTA役員の皆さん、教頭先生、校長先生、本当にありがとうございました。
 もし、今日の講演の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 
 
 
 
posted by 長谷川 at 18:14| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月29日

佐賀県での講演会 テーマは「親学講座」


 4月29日(水)は佐賀県にありますお寺で講演会でした。
 実は去年の4月29日も講演させていただいたお寺です。
 お寺と言いましても総本山ですから、五重塔なんかもあってすごく広くて立派なのです。
 講演させていただく研修会館も1000人以上入れる広さがあるのですが、去年の講演が好評だったそうで今年は満員でした。有り難いことです。

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 講演のテーマは「親学講座」。

 私は「無為の子育て」というのを提唱しておりまして、どんなんかと言いますと
 「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し、育てていきましょう。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです。」
 というものなんですが、
 無為というのは「はからわない、自然にお任せする」という意味で、その反対が作為。作為とはこうしたらええやろとはからうことです。ですから無為と言いますのは「はからい」を捨てるということです。
 
 「はからいを捨てる」とは幼子のような素直な心になるということです。 
 それは飾らないそのままの心です。
 だから「いい親になろうとせず」です。
 それは我が子のそのままを喜ぶ心です。
 だから「いい子に育てようとせず」です。
 ありのままの自分でありのままの子どもを愛し、育てていく。
 それが無為の子育てです。

 親は子どもの幸せを一番に願うものですが、
 どうすれば子どもの人生を幸せなものにしてやれるか。
 子どもの人生にとって幸せの基礎となるもの、
 それは「あたたかくて信頼し合える親子関係」です。
 お父さんお母さんはこの自分を心から愛してくれている、大切にしてくれている、信じてくれている。
 子どもにとってこんなに有り難いことはありません。
 そしてそういう幸せな親子関係を基礎にして、
 子どもたちは他の人たちと人間関係を築いていくようになります。
 ではその「あたたかくて信頼し合える親子関係」というのはどのようにすれば築いていけるのか「親学10か条」の資料をもとに皆さんと一緒に考えて参りたいと思います。

 親学では「子どもをどう育てればいいのか」とは問いません。
 そうではなく「自分は親としてどうありたいのか」「子どもとどのような親子関係を築きたいのか」。そう自分に問いかけていこうとするものです。
 子どもを変えようとするのではなく、親である私たち自身の心のあり方を見つめ直していこうとするものです。

       親学10か条

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)


  
 これは10個全部心がける必要はありません。
 一つでも二つでも結構です。
 自分でこれはいいことだな、大切なことだなと共感されたことだけ心がけてもらえればそれで十分です。
 子育てには教科書もマニュアルもありません。
 自分らしい子育てが出来れば、それが一番自然で幸せなことです。
 
 あと、今日私が話します内容や言葉が重要なのではありません。
 それをお聞きになった皆さんの心に生まれる気づきが重要なのです。
 その気づきが皆さんに本当に自分らしい子育てとは何かを教えてくれます。
 ですからご自身の心に生まれる思いや心の声をよく聞くようにして下さい。

 そのように前置きをしてから「親学10か条」の1から3までを具体的な事例を挙げながら解説していきました。

 講演の最後に小田和正さんの「たしかなこと」の曲にのせて108種類の詩をお一人お一人にプレゼントしました。
 
 講演会のあと、主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」(税込500円)の販売をさせていただきました。なんと!400冊すべて完売致しました。
 本の販売をお手伝いして下さったスタッフの皆様、詩を配っていただいたスタッフの皆様、色々とお世話して下さったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
 最後になりましたが講演会に参加して下さった皆様、熱心に聞いて下さって本当にありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしております。
 もし講演会の感想などありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 


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2015年03月31日

第38回ペアレントセミナー ありがとう <後編>


 <前編>から読みたい方はコチラ→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/416494923.html

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 どうして自分は子どもに求めてしまうのだろう?
 どうして自分はありのままの子どもを愛することが出来ないのだろう?

 そう悩まれている方もいらっしゃるでしょう。
 
 それは「今のそのままの自分を愛していないから」です。

 欠点もある、ダメな所もある、弱い所もある、ずるい所もある、そんな自分を許していないから、受け入れていないから、子どもの欠点やダメな所も許すことが出来ないし、受け入れることが出来ないのです。

 自分を愛するとはどうすることか?

 それは自分に我慢ばかりさせないで、自分がしたいと思うことは自由にさせてあげることです。
 ゆっくりするでもいいし、服買うでもいいし、仕事やめたかったら仕事やめるでもいいし・・、
 自分で自分を幸せにしてあげること。
 それが自分を愛することです。
 自分に我慢ばかりさせて自分のことは二の次、三の次にばかりしていてはちっとも自分を大切にしていないし、愛していることにはなりません。
 だから自分を愛せるようになるための第一歩は

 「我慢することをやめる」ことです。

 そして第二歩は

 「したいことをする」ことです。

 我慢しないで自分がしたいことをするようになると自分が好きになります。

 自分を大切にするとはどういうことか?

 それは自分の「素直な気持ち」を大切にするということです。
 自分の気持ちを我慢して押さえ込むのではなく、その気持ちを素直に口に出す。
 その気持ちに素直に従って行動する。
 それが自分を大切にするということです。

 そのあと「Let it go ~ありのままで〜」を聞いて頂きました。

 


 では最後 3、「子どもを尊敬する」(もうすでにあなたは素晴らしい)
 戦国時代に日本にキリスト教が伝えられたわけですが、宣教師たちや初期の信者たちはキリスト教の「愛」をどう訳すかに苦心していました。
 その当時すでに「愛」という言葉は日本語として使われていたのですが、それは上の者が下の者を可愛がるという意味でしかなかったのです。
 そこで宣教師や信者たちは「愛」をどう訳したのか。
 
 「ご大切」と訳したのです。

 たしかに「愛する」とは、その人のことを「大切にする」こと、「大切に思う」ことですね。
 でも「大切」」ではなく尊敬の「ご」をつけたのです。
 愛とはただ相手を「大切に思い」「大切にする」だけでなく、そこに相手に対する尊敬の気持ちが加わってこそ愛は全うされると考えたのです。
 夫婦にしてもお互いに尊敬し合う気持ちがあってこそ、その愛情は完全なものとなるように思います。
 親子もお互いが尊敬し合う気持ちがあってこそ、本当の信頼関係も築かれるように思います。

 ところで話は変わりますが、
 みなさん「あいのり」ていうテレビ番組覚えてらっしゃいますでしょうか。
 あの番組のテーマが「地球一周無期限の旅。真実の愛を探す旅」だったんですね。
 結婚生活、家庭生活、そして子育てこそ真実の愛を探す旅なんじゃないかなあと思います。
 家庭はラブワゴンで、家族はあいのりメンバーで、
 悩んだり苦しんだりしながらそれぞれに成長しているのだと思います。
 真実の愛、自分が求めている愛とは本当はとても身近なところにあるのだけれど、
 気がつかないだけかもしれませんね。
 
 自分が自分に素直になれて家族にも素直になれた時、
 はじめからそこにあった愛に気づくのでしょう。

 どうぞ皆さん、今そこにある幸せを大切に子育てしていって下さい。
 そんな皆さんにエールの気持ちを込めてこの曲をプレゼントします。
 あいのりの主題歌「明日への扉」です。



 この曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 講演後の質疑応答もたくさん質問して下さって盛り上がりました。

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 早速ペアレントセミナーの感想をブログで紹介して下さった方も。
 コチラ→http://ameblo.jp/frauyoko-monaka/entry-12008334800.html


 参加して下さった皆さんありがとうございました。
 早速ブログで紹介してくださったり、コメント下さった方もいてとても嬉しいです。
 また次回お会い出来るのを楽しみにしています。

 これからも参加して下さった皆さんが自分自身をゆっくり振り返る時間として、心に気づきが生まれる場として、そして帰る時には何か心が軽くなっていたり、あたたかくなっていたりするペアレントセミナーをお届けしていきたいと思っています。

 次回ペアレントセミナーは7月12日(日)です。時間、場所とも同じです。
 今回のつづき「親学10か条」の4番〜7番を解説していきます。
 


posted by 長谷川 at 19:01| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月30日

第38回ペアレントセミナー ありがとう <前編>


 きのう3月29日(日)は第38回ペアレントセミナーの日でした。
 テーマは「子どもを幸せに育てる親学講座」
 約20人の方が参加して下さいました。

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 親は子どもを「どう育てればよいのか」「どう育てたら賢くなるのか、強くなるのか」と考えますが、子どもを育てる上において一番大切なのは「だれが育てるのか」ということです。
 これを言われると親はつらいですね。
 自分はどうなのかが問われるからです。

 親学とは
 「親としてどうありたいのか。自分としてどうありたいのか。」
 「子どもとどのような親子関係を築こうとするのか。」
 そう自分に問いかけるものです。

 次の詩を見て下さい。

       詩 「子どもに求めるのではなく」

    子どもに失敗させないようにする親ではなく
    失敗した子どもを暖かく包んでやれる親でありたい

    子どもを正しく導いていける親ではなく
    子どもと共に学び、成長していける親でありたい

    子どもの将来のためと心を鬼にする親ではなく
    元気が一番、と仏の顔で笑っている親でありたい

    あなたのためにと自分を犠牲にする親ではなく
    あなたがいてくれるからと子どもに感謝する親でありたい

    子どもにたくさんのことを与えてやれる親ではなく
    子どもから喜びや幸せをいっぱい受け取れる親でありたい

    こうあってほしいと子どもに求める親ではなく
    自分はどうありたいのかと自らに問う親でありたい

                     by はせがわみつる


 この詩で語られていることがまさしく親学の考え方です。

 どうして親学を学ぶのか?
 それは子どもを幸せに育てるためです。

 では何が子どもの幸せにつながるのでしょうか?
 実はハーバード大学で75年間にわたって卒業生268人に対して毎年、健康診断・心理テスト・聞き取り調査を行い「人を幸せにするものは何か」という研究が行われていました。
 そして2009年にその研究成果が発表されました。
 「何が人を幸せにするのか?」
 その答えは実にシンプルで誰もが納得するものでした。

 それは「あたたかな人間関係」だったのです。

 そしてそれは主観的な「幸せ感」だけではなく、社会で活躍し経済的に恵まれている人の割合や専門分野で成功している人の割合もずっと高かったのです。
 つまり子どもの幸せ、社会的自立に最も大切なものは周りの人々と「あたたかな人間関係」を作れるようになるということです。
 そしてその土台となるものこそ「あたたかい親子関係」なのです。
 
 では、あたたかい親子関係とはどのようなものなのでしょうか?
 どのようにすればあたたかい親子関係を築いていけるのでしょうか?

 それに対する答えが「親学10か条」です。(あくまでも僕個人の見解です)

       親学10か条

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)


 (今回のペアレントセミナーでは上の1番から3番までを解説し、次の第39回に4番から7番までを、第40回に8番から10番までを詳しく解説します。)

 まず1、子どもの自己成長力を信頼する(信じて待つ)
 子どもの自己成長力を信じていると過保護・過干渉になりません。
 信じられないと過保護・過干渉になります。
 子どもが自分の力で成長・発達・進歩・向上していくことが信じられないなら「親がなんとかしてやらないと」といらぬ世話をやいたり(過保護)、口出し(過干渉)をしたりすることになるからです。

 子どもは自己成長力が発揮される環境さえ整えば、自分で改善、軌道修正していけます。

 自己成長力が発揮される5つの要素として
 1、笑う 2、喜ぶ 3、安心する 4、許す 5、感謝する
 が挙げられます。
 この5つの要素は「一緒にする」ことによって更にパワーアップされます。
 「笑う」だけでなく「笑い合う」ということです。
 親と子が、家族みんなが「笑い合う」「喜び合う」「安心し合う」「許し合う」「感謝し合う」ことが一番自己成長力を引き出すことにつながります。

 次に2、ありのままを愛する(そのままのあなたが大好き)
 心理学で4つの人生態度というものがあります。
 1つ目が「私もあなたもOK」という自己肯定、他者肯定の<幸福者タイプ>
 2つ目が「私はOK、あなたはOKではない」という自己肯定、他者否定の<嫌われ者タイプ>
 3つ目が「私はOKではない、あなたはOK」という自己否定、他者肯定の<自信喪失タイプ>
 4つ目が「私もあなたもOKではない」という自己否定、他者否定の<犯罪者タイプ>

 1つ目の<幸福者タイプ>であれば人生を積極的に生きていけます。
 ではどのようにすれば子どもをそのように育てられるのでしょうか。
 その子のありのままを無条件に愛することによって、そのような人生態度が身につきます。
 条件付きの愛情(いい子のあなたのときだけ愛してあげる)だと自己肯定感が育たず、2つ目や3つ目のタイプになりがちです。更に支配的な関わりで育てると<犯罪者タイプ>になることも。

 子どものありのままを愛する、無条件に愛するとは言葉を変えていえば「子どもを変えようとしない」ということです。
 親は子どもを変えようとして頑張るんですね。
 でもいくら頑張っても子どもは変わりません。
 子どもを変えられるのは子ども自身だけだからです。
 誰も他人を変えることはできません。
 だから子どもを変えようとする無駄な努力をやめて、「ダメなところがあるまま、欠点あるがままのその子を愛する」。
 実はそのことこそが子どもの自己成長力を引き出し、子ども自身で変わろうとする勇気や力となるのです。

 僕の詩で「人を強くさせるもの」というのがあります。

  このダメな自分のまま

  愛されている

  これほど心強いことがあるだろうか

                  by はせがわみつる



 ありのままを愛されることによって子どもは自信と勇気をもらうのです。



 <後編につづく> 後編はコチラ→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/416570444.html



 
posted by 長谷川 at 11:45| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月24日

講演「不登校が教えてくれる親のターニングポイント」


 2月22日(日)は兵庫県たつの市で講演「不登校が教えてくれる親のターニングポイント」がありました。

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 資料「不登校を克服するための10か条」をもとにお話ししました。

   1、無理に学校に行かそうとしない

   2、子どもの気持ちを理解しようとする

   3、「行けなくても大丈夫」と安心させてあげる

   4、今までの自分のありようを見直す

   5、今までの夫婦のありようを見直す

   6、我慢することで済ませていたことを見直す

   7、実父母、義父母への思いを見直す

   8、好きなことをして生き生きする、楽しむ

   9、今まで守ってきた考え方、価値観、信念を手放す
    (自由に、幸せに生き方を変えるチャンスと捉える)

   10、今、子どもが不登校のまま幸せになる


 1〜3番までは要約しますと「子どもを直そうとしない、子どもを変えようとしない」ということです。
 子どもを無理矢理にでも学校に行かせるなんて、そんな無駄なことはしない。そんなことしたって結局、子ども自身が「行こう」と決意しなければ学校には行けるようにはならないからです。
 そんなエネルギーの無駄使いはやめて親も子もいっぺんゆっくりする。心のエネルギーを充電する。
 充電できたら、また元気も出て来て「学校行ってみよかな」という気になるかもしれません。

 長期化する不登校の原因は子ども側にだけあるとは限りません。
 子どもは実は親の心を映しているということがあるのです。(親が原因という意味ではありません)
 そこで、4〜7番で「自分を見つめ直す」のです。
 まずは今までの夫婦関係を見つめ直す。
 不登校のお家の約8割に夫婦不和の問題があります。
 夫婦関係が改善するにしたがって子どもの問題が消えていくことはよくあることです。
 夫婦関係に問題がないようであれば嫁姑問題を見つめ直す。
 こんな相談がありました。

 小学校1年生の女の子がお母さんからのスキンシップを嫌がる。
 何かお母さんを拒否している感じでどうすればいいですかというお悩みでした。
 夫婦仲はどうですか?
 自分のご両親とは?
 嫁姑関係は?
 よくよくお話を聞いてみると義理のお母さんとの仲が悪い。
 あんな義母とはつきあいたくない、とつきあいを拒絶されているとのこと。
 これは、その方のお姑さんを拒否する心が子どもに表れているケースです。
 だったらこれは、まず自分の心を見つめ直して、自分が義母を許し、受け入れていく。
 拒否、拒絶をやめる。
 そうすることで子どももお母さんを受け入れてくれるようになっていきます。

 子どもが親の心を映す鏡になってくれているということがあるのです。
 だから子どもを直そうとせず、変えようとせず、自分を見つめ直すということが大切なのです。

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 8〜10番は要約しますと「自由に幸せに生きる」ということです。
 悩んでばかりいないで「自分の好きなことをする、楽しむ。」ということが大切です。自分の「いのち」が喜ぶようなことをすれば、それは子どもの「いのち」にもいい影響を与えます。「いのち」の次元では親と子はつながっていますから、親が生き生き生活を楽しむようになれば子どもの「いのち」も活性化して元気が出てきます。心が元気にならないと学校に行けるようにはなりませんから。
 よく子どもの不登校のことがいつも頭にあって、何をしていても心から楽しめませんというお母さんがおられますが、それは心の中で子どもを責め続けているのと一緒ですよと僕はアドバイスします。
 毎日毎日暗い顔して落ち込んでいるのは「あんたが不登校なんかになるから、お母さんはこんなに不幸になってしまったのよ」と言ってるのと同じです。
 だいたいその考えこそが自分を縛って来た常識的な考えというやつです。
 学校行ってないとダメ。こうでなきゃダメ。
 そんな狭苦しい自分なりの価値観、常識というもので自分も家族も縛ってきたのではなかったでしょうか。
 それが今自分も子どもも苦しめている。
 自分が苦しいのは子どもが不登校になってしまったからではない。
 自分の考えこそが自分を苦しめているんだ。
 そう気がつけば、自分で自分を苦しめることをやめることが出来るのです。
 子どもが不登校のまま幸せになることは出来ます。
 それは自分のとらわれから自由になるということです。
 不登校をきっかけにして自分を解放していく。
 そうして本当に自分らしく生きることが可能になるのです。
 自己実現とは、そういう自分の価値観やとらわれから自分を解放し、自分のいのちを輝かせて生き生きと生きることなのです。
 子どもさんが不登校になったということは、その自己実現のチャンスが幸運にも自分に巡ってきたということです。
 「不登校が教えてくれる親のターニングポイント」というタイトルはそういう思いからつけました。
 問われているのは子どもをどうするかではなく、「本当はどうありたいのか」というこれからの自分の生き方なのです。
 
 そのようにお話ししました。
 
 講演の終わりに小田和正さんの曲「たしかなこと」にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 講演会のあと主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。

 講演会に参加して下さった皆さん、ありがとうございました。
 講演の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。




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2015年02月21日

大阪府松原青年会議所での講演


 昨日2月20日(金)は松原青年会議所で講演がありました。
 テーマは「コトバは人を 幸せにするためにある」
 聞いて下さるのは若い経営者の方々や、これから経営者になられる方々です。

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 まず最初に「ひとつのことば」という詩を紹介しました。

      ひとつのことばで けんかして
      ひとつのことばで なかなおり

      ひとつのことばで 頭が下がり
      ひとつのことばで 心が痛む

      ひとつのことばで 楽しく笑い
      ひとつのことばで 泣かされる

      ひとつのことばは それぞれに
      ひとつの心を持っている

      きれいなことばは きれいな心
      やさしいことばは やさしい心

      ひとつのことばを 大切に
      ひとつのことばを 美しく

                      

 ほんとうにその通りですね。
 夫婦ゲンカなんてこのまんまですね。
 「ひとつのことばでけんかして」ね、
 「ひとつのことばでなかなおり」出来たらいいんですが、
 そのひとつのことばがなかなか言えませんね。

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 言葉は人を幸せにもすれば不幸にもします。

 人を幸せにするのは実は簡単です。
 「あなたがいてくれてうれしい」とその存在を喜び、素直にそれを言葉にして伝えればいいだけです。
 みんな人に喜んでもらいたい、人の役に立ちたい、人を笑顔にしたいと望んでいます。だから人から「嬉しい」「ありがとう」と言われたら幸せな気持ちになるのです。
 皆さん、人間が一番欲しいものって何かわかりますか?

 それは「自分への高い評価と感謝の言葉」です。

 これほど自分の存在価値を肯定してくれるものはありません。
 これほど人の心を満ち足りた気持ちにさせるものはありません。
 「あなたは素晴らしい仕事をする。感動しました。」
 「あなたのお蔭で本当によくなりました。ありがとうございました。」
 こういう言葉を人間は一番欲しています。
 だから、みんな人に認められようとして、人を喜ばせようとして一生懸命がんばるんですね。
 みんな高い評価と感謝の言葉をもらいたい。
 だったらですね。

 それをもらう側ではなしに与える側にまわったらいいんですね。

 みんなそれを欲しているわけですから、それを自分が与える。
 自分が相手に対して高い評価を与える、感謝の言葉を与える。
 そうすると、相手は幸せな気持ちになる、満ち足りた気持ちになる。
 そしてどうなると思いますか?
 あなたにもっと喜んでもらいたいという気持ちになり、あなたのために一生懸命がんばってくれるようになります。

 こんな言葉があります。

 「士は己を知る者のために死す」

 立派な士は自分の価値を知ってくれている君主のためには命を投げ出して戦う、と言う意味です。
 それだけ自分を高く評価してもらう、感謝してもらえるということは人間にとって大きな価値を持っているということです。

 そのようにお話ししました。
 講演の後半では「あたたかな人間関係」こそが人を幸せにし、自己実現を助け、社会的・経済的な成功をもたらすことをお話ししました。
 そして「あたたかな関係をつくる言葉」を紹介しました。

 「ありがとう」という感謝の言葉
 「ごめんなさい」という素直な言葉
 「おいしい」という幸せを共有する言葉
 「つらかったなあ」という思いやりの言葉
 「ようがんばったなあ」というねぎらう言葉
 「かまへん、かまへん」という優しい言葉
 「ゆっくりでいいよ」という待つ言葉
 「どうしたん?」という気遣う言葉
 「へ〜、おもしろい」という関心のある言葉
 「わかるわー」という共感する言葉
 「そんけいしてる」という敬意の言葉
 「それでいいよ」という承認する言葉
 「いいよ」という許す言葉
 「すばらしい」という賞賛する言葉

 
 講演の終わりにお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 質疑応答も活発に質問して下さいました。
 皆さん、熱心に聞いて下さってありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。


 
posted by 長谷川 at 17:24| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月16日

島根県奥出雲町立横田中学校区の教育を語る集いでの講演会


 今日は島根県の奥出雲町まで講演に行ってきました。
 聞いて下さるのは横田中学校区の保育園、幼稚園、小中学校の先生方です。
 テーマは「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」

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 いま子どもたちに必要なメッセージとは一般論としての「命は大切だ」ではなくて、もっとこう個人的で情的な「私にとってあなたが大切」という心からの言葉であったり関わりだと思います。
 子どもの「自分を大切に思う気持ち」、自尊感情や自己肯定感を育てることこそが「私は大切な存在なんだ、そしてあなたも大切な存在なんだ」と命を大切にすることにつながっていきます。

 資料「自己肯定感を育てる関わり」をもとに皆さんと一緒にどうすれば子どもたちの 自己肯定感を高めていけるのかを考えていきました。

   1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)
   2、そのままを愛する(変えようとしない)
   3、子どもの善さを見る(尊敬する)
   4、話を聴く(口を挟まず最後まで)
   5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)
   6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)
   7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)


 7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)のところでは絵本「くまのこうちょうせんせい」を紹介しました。

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 あなたが大切だということは、弱さや欠点を持ったそのままのあなたが大切だということです。
 あなたの弱さもあなたの欠点も大切なあなたの一部だということです。
 教育というと、子どもを賢くしよう、強くしようとして「弱さ」を非難したり、否定したりしがちですが、欠点も含めた丸ごとのありのままの子どもを受け入れる。そのことが子どもの自己肯定感を高めることにつながっていきます。そして他者への思いやりや許す力になっていくのだと思います。

 そのようにお話ししました。

 講演の終わりにお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 皆さん、熱心に聞いて下さりありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 今日の講演の感想などありましたらコメントいただけるととてもうれしいです。



posted by 長谷川 at 17:07| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月15日

奈良市学童保育を語る集い「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」


 今日は近鉄奈良線「学園前駅」にあります西部公民館まで講演に行ってきました。
 テーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」
 聞いてくださるのは、普段、学童保育にお子さんを預けておられるお父さんお母さん方です。
 約60名の方が参加して下さいました。

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 普段は仕事が忙しくてなかなか子どもとの時間が取れない、そんな中で子どもとのコミュニケーションをどのようにすればいいのか、それをお話ししてほしいとのリクエストを頂いておりました。

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 忙しくて時間がないとついつい親は「早く早く」と急かすことや、「これして、あれして」みたいな命令ばかりの関わりになったり、注意することばかり、叱ることばかりになりがちですが、これでは子どもとのコミュニケーションはいいはずありませんし、こういう関わりは親子関係も悪くしてしまいます。

 では、どうすればいいのか?

 それを皆さんと一緒に資料<自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方>をもとに考えて参りたいと思います。

     自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方
      〜自己肯定感を育てる関わり〜

   1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)
   2、そのままを愛する(変えようとしない)
   3、子どもの善さを見る(尊敬する)
   4、話を聴く(口を挟まず最後まで)
   5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)
   6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)
   7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)



 子どもとの関わりの中で一番大切なのは、子どもの存在を喜ぶということです。
 子どもが持って来てくれた愛や喜びや幸せをしっかりと受け取るということが何よりも大切です。
 親は子どもに対して、親として何をしてやれるか、将来のために何を身につけさせてやれるかと与えることばかりに気がいきがちですが、子どもが生まれる時に持って来てくれた愛や喜びや幸せを受け取ることの方が何倍も大切なんじゃないかなあと思います。
 親は勘違いしてしまうんです。
 自分が子どもを幸せにしてやらないとって思ってしまうんです。
 でも本当は逆なんですね。
 親が子どもを幸せにしてやるんじゃないんです。
 子どもがいっぱい親に幸せを与えてくれているんです。
 そして親はその幸せをいっぱい受け取ったらいいんですね。
 どうしてか?
 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
 そうして子どもがくれた幸せを子どもに返していったらいいんですね。

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 自分は親に喜ばれている、自分はそのままで親に愛されている、自分は喜ばれる存在である、自分は愛される存在である、そう思えることが子どもにとってどんなに嬉しく、どんなに幸せで、どんなに自信がつくことでしょう。
 愛されている自信、それこそが自信の根っこにあるものです。

 僕は「子育て」で一番大切なのは自信だと考えていて、自信がないとやっぱり社会に出て行きにくいんじゃないかと思うんです。
 この社会に出て行く上で必要な自信、それが自己肯定感だと思うんです。
 「自分は自分でいいんだ。自分は自分で素晴らしいんだ。」そういう自分の心の支えを持てているかどうか、それが色んな困難を乗り越えていける力になると思うんです。
 そして、子どもがつまづいた時安心して帰ってこられる場所、子どもが安心して弱音をはける場所、子どもがつらい時苦しい時黙って甘えさせてやれる場所、そんなものになってやれたら・・。
 そういう場所がある、そういう人がいる。
 そう思えたら子どもはつらいことがあってもそれに立ち向かっていけるように思います。
 よく「甘やかすな」「甘やかしたらろくな者にならん」という人がいますが、僕は今本当に心を許し合っている親子、心が通じ合っている親子というものが少なくなっているような気がします。
 自立というものは親子が甘え合い、じゃれ合い、嬉しいことも悲しいことも共有してきた経験の中で、お母さんならわかってくれる、お父さんだけは信じてくれる、何かそういう「あたたかい信頼関係」で結ばれているからこそ、親と子は離れていけるのだと思います。

 そういうことが伝えられたらいいなあと思ってお話ししました。
 質疑応答も活発に質問して下さいました。
 質問して下さった皆さん、ありがとうございました。

 
 講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
 
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 講演後、主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。ありがとうございました。

 参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
 役員の皆様、お世話になりました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。



posted by 長谷川 at 20:34| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月14日

大阪府枚方市立長尾小学校での講演会


 今日は大阪府枚方市立長尾小学校で講演会でした。
 演題は「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」
 40人近くの方が参加してくださいました。

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 親が子どもにかけている言葉の80%以上は、注意、命令、禁止、叱責です。
 これでは自信をつけることも意欲を引き出すことも出来ません。
 ではどうすればいいのか?
 それはもっと子どもの気持ちや考えを聞くために
 「問いかける」ということが大切です。

 ・ どうしたらいいと思う?
 ・ どうしたい?
 ・ どうして欲しい?
 ・ 何か手伝えることある?

 子どもはそんなふうに問いかけられますと、自分は大切にされている、認められている、そして愛されていると感じます。そしてそう感じる時、子どもは主体的、意欲的に物事に取り組むようになるのです。
 実は子どもに自信をつけ、意欲を引き出すカギは、そういった「あたたかくて、お互いが信頼できる親子関係」にあります。
 そうお話ししたあと<自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方>の資料をもとにお話ししました。

    自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方
      〜自己肯定感を育てる関わり〜

   1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)
   2、そのままを愛する(変えようとしない)
   3、子どもの善さを見る(尊敬する)
   4、話を聴く(口を挟まず最後まで)
   5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)
   6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)
   7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)

 
 話の中で自分の母親のエピソードもお話ししました。

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 先日、と言いましてももう3年くらい前の話なんですが、ある日電話で母と話しておったんですが、母が急にこんなこと言い出しまして

 「お母ちゃん、この間ひらパー行って来た。」
 母はその時87歳ですよ。

 「ひらパーって、遊園地のひらかたパーク?」

 「そうや、遊園地のひらパーや。」

 「何しに?」

 「何しにて、あんた、遊びにやんか。乗り物も14個乗ったえ。ジェットコースーターも乗ったえ。」

 「ええ〜っ!87歳で?よう乗せてくれたな・・、というか乗りたいと思う気持ちがあっぱれやわ。」
 そんな元気一杯の母ですが、
 そんな母が僕に教えてくれたことが2つあります。

 一つは
 「立派になんかならなくていい」

 もう一つはその理由にもなっています。
 「人生は遊びに来たんやもん」
 母は人生は遊びに来たんやから立派になんかなってんと「楽しまなくっちゃ」て言います。
 お蔭様で母の教えを守って立派になることもなく、楽しく講演させていただいております。


 そのようにお話ししました。

 講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 講演後、主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。
 その後、懇親会があってみんなでにぎやかにお話ししました。

 参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
 お世話下さったPTA会長様はじめ役員の皆様、ありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。

 

posted by 長谷川 at 17:08| Comment(6) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする