2016年09月14日

広島県尾道市立栗原中学校での講演会「思春期・反抗期の子どもとのつきあい方」

 
 今日は午後から広島県尾道市立栗原中学校で講演会がありました。
 テーマは「思春期・反抗期の子どもとのつきあい方」
 聞いてくださるのは保護者の方々です。

DSC_0138.JPG

 講演の中で詩「もし思春期をやり直せるなら」を紹介しました。

 もし子どもの思春期をやり直せるなら、
 勉強のことばかり言わずに
 もっと楽しい話で笑い合うようにします。
 注意やダメ出しばかりしないで
 子どものいい所を見るようにします。
 学費や老後の為だと節約ばかりしないで
 私が生き生きすることに
 もっとお金も時間も使います。
 「あんたが悪いんでしょ」と何もかも子どものせいにしないで
 「ごめんね」と素直に謝ります。
 子どもの問題を子どもの問題とせず
 自分の問題と捉えて
 自分のありようを振り返ります。
 子どもを変えようとせず
 そのままを愛します。
 子どもの将来の為だと
 自分の価値観を押しつけることをやめます。
 口うるさく口出ししないで
 温かく見守ります。
 脅したり厳しいことばかり言わないで
 「大丈夫。なんとかなる。」と
 安心させてあげます。
 子どものことばかりに気をとられていないで
 しっかりと自分の人生を生きるようにします。
 子どもは思い通りにならないものと早々にあきらめて
 望んだ時に援助するように心がけます。
 家庭はラブワゴンで
 家族はあいのりメンバーで
 悩んだり苦しんだりしながら
 それぞれに成長しているのだと考えます。
 家庭生活とは真実の愛を探す旅であり
 真実の愛はいつもそこにあることを忘れずに
 家族全員に
 感謝と尊敬をもって
 接していくようにします。
 遠い幸せではなく
 今ここにある幸せを
 大切に暮らしていきます。
 
                 by はせがわみつる



 「みなさんがこの詩を読まれて共感されるところがあれば教えていただきたいのですが・・」と4人の方にインタビューしてみました。

DSC_0145.JPG
 
DSC_0146.JPG
 

 口うるさく口出ししないで
 温かく見守ります。
 脅したり厳しいことばかり言わないで
 「大丈夫。なんとかなる。」と
 安心させてあげます。



この部分に共感される方が多かったように思います。
我が子にはどうしても口うるさく口出ししてしまいますもんね。
その辺を皆さん、反省されていたようです。


 家族全員に
 感謝と尊敬をもって
 接していくようにします。
 遠い幸せではなく
 今ここにある幸せを
 大切に暮らしていきます。



ここに共感されていた方もおられました。
家族全員ね、ご主人もね。
と言ったら皆さん爆笑でした。


そのあと資料「自尊感情や自己肯定感を育てる関わり」で思春期の子どもとの関わり方について事例や具体例を元にお話ししました。

1、子どもの話を聴く(考えや気持ちを聴く)

2、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

3、管理者ではなく援助者になる(信頼する)

4、子どもの善さを見る(尊敬する)

5、弱さや欠点を受け入れる(受容する)



講演の終わりにお一人ずつ違う100種類の詩をプレゼントしました。

DSC_0153.JPG

皆さん、熱心に聞いてくださいました。
ありがとうございます。
今日の講演会の感想等ありましたらコメントしていただけたらとても嬉しいです。
また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。


posted by 長谷川 at 18:59| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月05日

兵庫県たつの市龍野子育てつどいの広場での講演


 今日は午前中、龍野子育てつどいの広場で講演してきました。
 演題は「子どもを幸せに伸ばす親学講座」
 聞いてくださるのは小さなお子様をお持ちのお母様方です。

 DSC_0134.JPG

 親学10か条の資料を元にお話ししました。

    < 親学10か条 >

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)



 1、子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
 のところではこのようにお話ししました。


 子どもをね、間違えることなく上手に育てるなんてことは本当はできないことなんです。
 人間やからね、間違えることもあるし、親のエゴや不安からいらんこともしてしまいます。
 それはもう避けることはできません。
 でもね、「自然の叡智」がね、ちゃあんと上手に子どもを育ててくれるんです。
 「自然の叡智」てのはすごいんです。
 一個の受精卵から今皆さんが抱いておられる子どもをね、作り上げてしまうんです。
 間違えることなく。
 だから皆さんには上手に育てられなくても、この「自然の叡智」に任せておけば上手に育ててくれるんです。
 
 でもね、皆さんが自分の頭でこうした方がええやろ、ああした方がええやろと色々考えて色々やっている間は「自然の叡智」てのは陰に隠れてしまってあまり働きません。皆さんが自分の力でなんとかしようとしている間は働かない。
 もう自分には上手に育てられへんわ、と自然にお任せする境地になって、自分のエゴが降参したらこの「自然の叡智」が働きだして良い方向に動き出すのです。

 だから、皆さんは子育てで何もかも自分でちゃんとやろうとしないで、もっと子どもの自己成長力を信頼して「自然」に任せていく、そうしたら子育てはもっと楽に、もっと楽しくなっていくんです。そうしてお母さんが楽になって、幸せな気持ちになって育てていくのが一番子どもの成長、発達を助けることになるんです。子どもを幸せに伸ばしていくことになるんです。

 DSC_0135.JPG

 この自己成長力とは何か?

 それは人間には自ら成長、発達、進歩、向上していく力が宿っているということです。

 例えば子どもは生まれて半年も経つと寝返りを打つようになるでしょ。
 あれはね、乳児の心の中に自然に「寝返りを打ちたい」という衝動が自然に起こってきてそれで出来るようになるんです。
 寝返りを打てるようになって腹ばいになると今度は「前に進みたい」「ハイハイしたい」という衝動が起こってきます。この衝動に促されて赤ちゃんはハイハイするようになります。
 ハイハイできるようになれば「立ちたい」。
 立てるようになれば「歩きたい」。
 そういう衝動に促されて子どもは成長・発達していくんですね。
 これを成長衝動と言います。
 実は子どもを成長させているのはこの成長衝動なんですね。

 3歳頃になりますと幼児の心にある衝動が生まれます。
 それは「お友達と遊びたい」という衝動です。
 社会性の芽生えですね。
 そうして「お友達と遊びたい」という衝動が高まって4歳で幼稚園に入園します。
 入園時期ってのはとてもうまくできているんです。

 また5歳頃になりますとまた新しい衝動が生まれます。
 「字を読みたい」という衝動です。
 この学習衝動に促されて字を覚える時、
 そこには喜びがあるのです。
 「読めた!」という喜びがあるのです。

 学習は喜びと共に始めなければなりません。

 ところが親は余計なことをしてこの喜びを奪うことがあります。
 こういう衝動が起きる前に字を覚えさせてしまうんです。
 3歳ぐらいですと覚える子は覚えるんです。
 そうすると5歳ぐらいになってみんなが字が覚え始めて「わ〜、読めた!」なんて喜んでるときにその子ひとりだけが冷めた感じで「もう私読めるもん」てことになる時があります。
 親のエゴや不安から余計なことをして子どもの喜びを奪うなんてことになりかねません。
 だから「信じて待つ」なんですね。
 もっともっと「自然の叡智」を信頼して、それにお任せしていくことが最も心配のない子育てなんですね。

 そのようにお話ししました。

 講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

 

 講演後、主催者様のご厚意で本のサイン販売をさせていただきました。
 ありがとうございました。

 皆さん、熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございます。
 今日参加された方でこのブログをご覧になられている方がおられましたら、今日の講演会の感想等コメントいただけたらとても嬉しいです。

 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。


 
 
posted by 長谷川 at 16:31| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月03日

岐阜県海津市文化センターでの講演会


 今日9月3日(土)は岐阜県海津市文化センターで西濃地区PTA連合会主催の講演会でした。
 テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」
 聞いてくださるのは西濃地区PTAの皆さま約600名です。

DSC_0096.JPG

 子どもを伸ばしてくれる家庭教師の先生には共通点があります。
 それは子どもとのコミュニケーションが良好だということです。
 いい家庭教師というのは、子どもが先生が来てくれるのを楽しみにしている。
 先生に勉強を教えてもらったり、おしゃべりするのが楽しい。
 指導後、子どもの顔色が明るくなる。
 そういう家庭教師の先生は間違いなく成績は上がります。

 また家庭教師をされて成績が伸びる家庭にも共通点があります。
 子どもが素直に甘えられている。甘えが出せている。
 親も子もよく笑う。
 親子の仲がいい
 そういう家庭の生徒さんはよく伸びます。

 つまり子どもは親や先生との関係が良好であればあるほど意欲的になるということです。ではどういった親子関係が子どもの自信と意欲を引き出し、子どもを幸せに伸ばすのか。

 それは「あたたかくて信頼し合える親子関係」です。

 その「あたたかくて信頼し合える親子関係」とはどのようなもので、どのようにすればそれを築いていけるのかを「親学10か条」の資料を元にお話ししていきます。

DSC_0095.JPG

     < 親学10か条 >

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)


 
 具体的な事例や絵本などを使ってお話ししました。
 講演の中で曲「手紙 〜親愛なる子どもたちへ〜」をかけました。

 

 講演の終わりに小田和正さんの曲「たしかなこと」にのせて100種類のそれぞれ違う詩を皆さんにプレゼントしました。

DSC_0118.JPG

 皆さん、熱心に聞いてくださいました。
 本当にありがとうございます。
 お世話くださった役員の皆さん、ありがとうございました。
 もし今日の講演会に参加されてこのブログをご覧になられている方がおられましたら、講演の感想等コメントいただけたらとても嬉しいです。
 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。

 
 詩のプレゼントの際、ある方からお手紙をいただきました。そのお手紙の内容がとても素敵だったので、もしこのブログをご覧になられていましたら、お手紙の内容をブログに載せる承諾をコメントでいただけませんか。HRさん、よろしくお願いします。もちろん匿名にさせていただきます。
 

posted by 長谷川 at 18:00| Comment(4) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月27日

福島県会津若松市での講演会

 今日は朝4時40分に起きて6時前の電車に乗って、福島県会津若松市まで講演に行って来ました。
 テーマは「自信とやる気を引き出す!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」
  聞いて下さるのは子育て中の保護者の方と子育て支援に携わっておられる方です。

DSC_0063.JPG

最初にこの詩を紹介しました。

DSCN0656-thumbnail2-f52d7-thumbnail2.JPG

 子育ては待つ練習なんですね。
 急いてはことをし損じるって言うでしょ。
 人を育てるのが上手い人、スポーツのコーチや監督でも上手い人はみんな「待つ」のが上手です。
 待てない人は福をつかむのが下手です。
 「残り福」とか「残りものに福がある」て言うでしょ。
 だから幸せになりたいと思ったら「待つ」ことが出来ないとダメですね。
 幸せになるために大切なことが3つあります。
 1つは「待つ」こと。
 2つ目が「許す」こと。
 3つ目が「笑う」ことです。
 許すと笑うについては講演の最後のところでお話しします。

DSC_0064.JPG

次に子どもに対する言葉がけを注意・命令・禁止・叱責から、子どもの考えや気持ちを聞く「プラスの問いかけ」に変えていくことの大切さをお話ししました。

 ついつい親は子どもを心配するあまりマイナスの言葉がけをしてしまいがちですが、まずはそこを意識化する。
 そしてそこを意識してプラスの問いかけ、プラスの言葉がけに変えていく。
 そうすると親である自分自身もプラス思考に変わっていきます。
 プラス思考とは何か?
 それは自分にもプラスの問いかけをし、自分を許し、自分に優しくし、自分の気持ちを大切にする思考です。
 マイナス思考とは何か?
 自分を許さず、自分を責め、自分を脅し、自分を不安にさせる思考です。
 それはそのまま、子どもを許さず、子どもを責め、子どもを脅し、子どもを不安にさせる思考につながります。
 それは決して子どもを幸せにしません。
 今このマイナス思考を変えなければなりません。
 ではどのようにして?
 言葉を変えることによってです。
 思考は必ず言葉に表れます。
 言葉と思考は一対のもです。
 子育てには隠しようもないほど本音が出ます。
 子どもに言ってる言葉の中に自分の本音、自分の価値観、自分の思考が表れています。
 そこを変える。
 子どもにかける言葉を変えていく。
 そうするとプラス思考に変わるだけでなく子どもとの関係が変わってきます。
 そして子どもとの関係が変わってくると子どもが変わってくるのです。

 そのようにお話ししました。


そのあと資料をもとに具体例や実例をあげながら解説していきました。

    < 自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方 >
       〜 自己肯定感を育てる関わり 〜

     1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

     2、そのままを愛する(変えようとしない)

     3、子どもの善さを見る(尊敬する)

     4、話を聴く(口を挟まず最後まで)

     5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

     6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

     7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)




 そして講演の最後にこのようにお話しをしました。

 子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 賢いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
 あなたに育ててもらいたいんです。
 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、あなたのもとに生まれてきました。ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。
 だけど、ママには笑っていてほしい。幸せでいてほしい。
 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 誰にでも欠点やダメな所はあると思います。
 皆さんはそのダメな所や欠点を直すのではなく、許してください。
 そして自分の欠点を許したように子どもさんやご主人のダメな所も許してあげてください。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうして許しあって、笑いあって、皆さんが幸せに子育てしていかれることを心より願っております。
 本日は誠にご静聴ありがとうございました。

 講演の終わりにキロロの「未来へ」の曲に乗せてお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。

DSC_0070.JPG
 
 皆さん熱心に聞いてくださいました。
 本当にありがとうございました。
もし、今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
またお会いできる日を楽しみにしています。

講演会のあと主催者様のご厚意で本のサイン販売をさせていただきました。

DSC_0076.JPG

40冊全部完売し、そのあと16冊追加注文いただきました。
本当に嬉しかったです。
追加注文の方、ちょっと待っててくださいね。
4、5日でお届けしますからね。


最後に主催者様の会津若松市こども家庭課の皆さまと。

DSC_0079.JPG

本当にお世話になりました。
心より感謝申し上げます。


ただいま帰路の途中、もうすぐ郡山駅です。
posted by 長谷川 at 18:05| Comment(9) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月24日

兵庫県高砂市幼稚園教育過程研修会での講演


 今日は午後2時から高砂市のユーアイ帆っとセンターで高砂市内の公立幼稚園、こども園、保育園の園長先生や保育士さん、幼稚園教諭の皆様(約45名)を対象に講演させていただきました。
 タイトルは「無為の子育てと自尊感情を育てる関わり」

 IMG_0914.JPG

 みなさん、仕事とは「仕える事」と書きます。

 IMG_0915.JPG

 みなさんに今日考えていただきたいのは
 皆さんは一体誰に仕えていられるのかという事です。
 と言いますのも自分は誰の奉仕者であるのか、
 それによって仕事の仕方が大きく変わってくるからです。

 皆さんは誰に仕えているのでしょう?

 子どもさんを預けておられる親御さんでしょうか。
 それとも直属の上司である園長先生でしょうか。
 お給料をもらっている高砂市でしょうか。
 それとも税金を納めている高砂市民全体でしょうか。

 皆さんはどうお考えになられますか?

 これは仕事をする上で最も大切で、最も自覚しておかなければならない問題です。
 つまり私たちの目が一体どこを向いているのか、
 何を最も大切にして仕事しているのか、
 がそれによって決まってきます。

 世界で初めて幼稚園を作ったのはフレーベルです。
 彼は誰ために幼稚園を作ったのでしょう。
 親のためでしょうか? いいえ。
 国のためでしょうか? いいえ。
 フレーベルは子どもたちのために幼稚園を作ったのです。
 彼は子どもの中に神の性質「神性」を見ていました。
 そしてその「神性」を引き出すために幼稚園を作ったのです。
 「神性」を引き出し、人間が人間としてさらに進化し成長する可能性を見ていたのです。
 フレーベルはこう言っております。
 
 「教育とは子どもの神性を歪めることなく引き出すことにあるので、受身的・追随的でなければならず、決して管理的・命令的・干渉的であってはならない。」

 これはモンテッソーリ教育で有名なマリア・モンテッソーリも同じことを言っています。

 「子どもは自らを成長・発達させる力を持って生まれてくる。親や教師はその要求を汲み取り、自由を保証し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない。」

 実はモンテッソーリ教育を受けた創造的な人たちが現代の世界を動かしております。
 グーグルの創設者も、アマゾンの創設者も、ウイキぺディアの創設者もみんなモンテッソーリ教育を受けていました。現在のネット社会は彼らが作りあげたと言ってもいいでしょう。イギリス王室のウイリアム王子もモンテッソーリ教育です。

 子どもたちが健全に発達し、その意欲、能力、思いやりの心を伸ばしていくために大切なことが3つあります。
 これを僕は3つの「あ」と呼んでいます。
 3つの「あ」とは、
 
 あいじょう

 あんしん

 ありのまま


 です。
 
 そしてこの中で一番基本となるもの、一番大切なものは何だと思いますか?

 それは「あんしん」です。

 子どもたちに安心を保証する、子どもたちが安心して園で過ごすことができる、これを子どもたちに保証することが最も大切です。
 そしてその上で先生からの「あいじょう」が感じられ、「ありのまま」でのびのびしていられる。
 それが最も子どもたちの健全な発達を助けます。

 そのようにお話ししました。

 「無為の子育て」について5つの提案をさせていただきました。

 「無為の子育て」から5つの提案

 1、いい子にしようとしない
  (あなたでいい、あなたがいい)

 2、いい親になろうとしない
  (あなたも私もダメでいい)

 3、自然にお任せする
  (子どもの自己成長力を信頼する)

 4、愛や喜びや幸せを受け取る
  (私の許に生まれてくれてありがとう)

 5、自分のエゴに気づく
  (「あなたのため」は自分のため)


 
 自尊感情を育てる関わりについては事例や具体例をあげて具体的にお話ししました。

 IMG_0912.JPG

 みなさん大変熱心に聞いてくださいました。
 講演の最後にお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。
 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。
 今日の講演の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。

 
 
 
posted by 長谷川 at 18:46| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月22日

長崎県新上五島町有川鯨賓館での講演会


 8月22日(月)は長崎県五島列島の一つ、新上五島町にあります有川鯨賓館で講演会でした。
 テーマは「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」
 聞いてくださるのは新上五島町内の小中学校の先生方約120名です。
 
DSC_0038.JPG

 これは今から6年ほど前の話なのですが、
 ある女性の家庭教師の先生がいつものように小学校5年生の女の子のお家に指導しに行かれたんですね。
 でもその日はいくら呼び鈴を押しても返事がありません。
 たまたまドアには鍵がかかていなかったのでドアを開けて
 「こんにちは・・、こんにちは・・」
 と呼びかけるのですがやっぱり返事がありません。
 
 家の奥の土間というか、庭というか、そういうところから、カーン、カーン、カーンて金槌で釘を打つような音がしているので、また「こんにちは」と大きな声で呼びかけるとカーン、カーンて2回音がしたあと音が止んだので、もう一度大きな声で「こんにちは」呼ぶと、家の奥の土間の方から小学校5年生の女の子が出てきました。

 先生が「何してたん?」と聞くと、
 その女の子は恐い顔して「先生にはわからへんわ。」

 「何のこと?」
 「先生、人を本気で憎んだことあるか?」
 「えっ?」
 「先生にはわからへんわ。先生、いじめられたことないやろ?」

 この先生は実は中学校の時にきついいじめを受けて人間不信になって不登校になられた過去があったんですね。
 それで
 「先生かていじめられたことあるよ。
  中学ん時にいじめられてそれで学校行けんようになって・・。
  だから〇〇ちゃんの気持ちかてわかるよ。何があったん?」

 するとその小学校5年生の女の子がワーッて泣き出して、ずーっといじめられていて辛かったこと、いじめてくる子が憎くて憎くて、さっきまで人型に切った紙にその子の名前を書いて釘を打ち付けていたことを話してくれました。

 「そっかー。辛かったなー・・。
  わかるでー。先生もいじめられてたことあるから気持ちわかるでー。
  でもな、人を憎んでみても自分の心が汚くなるばっかりやで。
  なんでいじめてくる子のために自分の心を汚さなあかんの。
  先生もいじめてくる子のことを憎く思ったこともあったけど、
  そんな人のために自分の心が真っ黒に汚れるのは馬鹿らしいやん。」

 その子は泣きながら「うん、うん」てわかってくれたそうです。
 
 僕ね、この話をその先生から直接聞いた時、本当にこの先生がこの子の担当でよかったなあと思いました。

 「先生、人を本気で憎んだことあるか?」
 この問いかけは本当に重い問いかけですね。

 人を憎むことは決していいことではありません。
 むしろ悪いことです。
 でも人を憎んでしまうこともあります。
 それを良い悪いではなく「気持ちわかるでー」と共感していく。
 それは勇気のいることです。
 真っ黒な憎しみの感情の泥の中で喘いでいる子どもがいれば
 自分もその泥の中に飛び込んで一緒にもがきながら
 その泥の中から救い出してくる。
 それは自分だけ綺麗な所にいて「そこから抜け出せ」と言ってもダメなんですね。
 その泥の中に自分も入って、その子と一緒にもがき苦しみながらそこから共に這い出していく。
 これを「共苦共悲」と申します。
 共に苦しみ、共に悲しむという意味です。

 私自身も20歳くらいの時に悩みを抱えている時期がありまして、
 大阪駅で行き交う人たちの顔を見ながら「この人たちはいいな、悩みがなくって」と思っていました。
 でもある日ふと、そうじゃないと気がついたんです。

 この通行している人たちも顔には出さないけれど、
 一人一人悩みを抱えているんだ。
 悩み苦しんでいるのは自分一人ではない。
 みんな悩みを抱えつつそれでも一生懸命生きているんだ。
 僕も頑張って生きていこう。
 
 そう思うと勇気が湧いてきたことがありました。

 苦しみというのは自分一人が苦しいと思うから苦しいんですね。
 孤独だから苦しんです。
 貧乏でもね、
 みんな豊かに暮らしているのに自分とこ一軒だけ貧しいというのが辛いんです。
 周りもみんな貧乏やったら、貧乏でも全然明るく楽しくやっていけるんです。
 問題はその悩みそのものというより、そこから生まれる孤独感こそが人を苦しめ追いつめてしまうんですね。

 そのようにお話ししました。
そのあと「自尊感情や自己肯定感を育てる関わり」について具体的な事例をもとにお話ししました。

皆さん、熱心に聞いてくださいました。
講演の終わりに小田和正さんの曲「たしかなこと」にのせてお一人お一人に50種類のそれぞれ違う詩をプレゼントしました。

DSC_0045.JPG

講演後、主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。

DSC_0056.JPG

山田会長はじめ新上五島町教育会の皆さまには本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。

もし今日の講演会に参加されて今このブログをご覧になられている方がおられましたら、今日の講演会の感想等コメントいただけたらとても嬉しいです。





 
posted by 長谷川 at 14:22| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月15日

兵庫県加古川市立氷丘南幼稚園での講演会


 今日は加古川市立氷丘南幼稚園で講演会でした。
 テーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」
 聞いてくださるのは保護者の方約90名です。

 20160715122802.jpg

 資料をもとに具体例や実例をあげながら解説していきました。

    < 自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方 >
       〜 自己肯定感を育てる関わり 〜

     1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

     2、そのままを愛する(変えようとしない)

     3、子どもの善さを見る(尊敬する)

     4、話を聴く(口を挟まず最後まで)

     5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

     6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

     7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)



 1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)ではこんなお話をしました。

 皆さん、ドラえもんはご存知ですね。
 ドラえもんのお話の中でも名作中の名作と呼ばれるのが「のび太の結婚前夜」というお話です。
 どんなお話なのかと言いますと・・。

 20160715122628.jpg

 明日はついにのび太くんとしずかちゃんの結婚式。
 しずかちゃんの家では最後に家族水入らずの食事会が開かれました。
 その食事会も終わり、最後にパパにお礼のあいさつをしようとするしずかちゃん。
 でも、うまく言葉にできず、ただ「おやすみ」と告げただけで部屋を出て行ってしまいました。
 それを見ていたドラえもんは、思っていることは何でもしゃべってしまうという秘密の道具『正直電波』を取り出し、しずかちゃんに照射します。
 すると、しずかちゃんはすぐさま部屋に戻ってきて、こう言い出すのでした。
 
しずか「パパ、あたし、およめにいくのやめる!」

パパ 「ええっ!!」

しずか「あたしが行っちゃたら、パパさびしくなるでしょ」

パパ 「そりゃあ、もちろんだ」

しずか「これまで、ずぅっと甘えたりわがまま言ったり・・・、
    それなのに、あたしのほうは、パパやママになんにもしてあげられなかったわ」

パパ 「とんでもない。君はすばらしい贈り物を残していってくれるんだよ」

しずか「贈り物? あたしが?」

パパ 「そう。数え切れないほどのね。
    最初の贈り物は、君が生まれてきてくれたことだ。
    午前3時ごろだったよ。君の産声が天使のラッパみたいに聞こえた。
    あんなに楽しい音楽は聴いたことがない。
    病院を出たとき、かすかに東の空が白んではいたが、
    頭の上はまだ一面の星空だった。
    この広い宇宙の片すみに、ぼくの血を受け継いだ生命がいま、生まれたんだ。
    そう思うと、むやみに感動しちゃって、涙が止まらなかったよ。
    それからの毎日、
    楽しかった日、
    満ち足りた日々の思い出こそ、
    君からの最高の贈り物だったんだよ。
    少しぐらいさびしくても、想い出があたためてくれるさ。
    そんなこと気にかけなくていいんだよ」

しずか「パパ・・」

パパ 「のび太くんを選んだ君の判断は正しかったと思うよ。
    あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。
    それが人間にとって一番大事なことなんだからね。
    彼なら、間違いなく君を幸せにしてくれるとぼくは信じているよ。」


 それを透明マントを着たのび太が聞いているんです。
 しずかちゃんのパパは僕のことをそんなふうに思ってくださってたんだ・・と感謝するとともに安心して現代へと帰って来るというお話です。

 実は私、3年前初めて娘の結婚式だったんです。
 結婚式ってね、必ず小さい頃からの写真が音楽やナレーション付きでスライドショーで流れますね。
 「イベントごとが大好きでした・・」
 そんなナレーションとともに3歳の娘の誕生日の時の写真が。
 そこには満面の笑みでピースサインをしている娘と若い頃の自分や妻が写っています。
 ああ、あの時は楽しかったなあ・・
 ああ、あの時は幸せやったなあ・・
 て思い返しますと、しずかちゃんのパパが言うように
 子どもから幸せをもらってたんやなあ、
 いっぱい、いっぱい幸せをもらってたんやな、
 今までありがとう。
 て思ったら涙が溢れてまいりました。

 20160715122606.jpg

 親になりますとついつい子どもに何をしてやれるか、何を身につけさせてやれるかと『与える』ことばかりに目が行きがちですが、本当は子どもが持ってきてくれた愛や喜びや幸せを『受け取る』ことの方が何倍も大事なんじゃないかと思うんです。
 親はね、勘違いしてしまうんです。
 親が子どもを幸せにしてやらないとって思ってしまうんです。でも、逆なんですね。親が子どもを幸せにするんじゃないです。子どもが親にいっぱい幸せを与えてくれているんです。親は幸せをもらっている側なんですね。そしていっぱい幸せをもらったらいいんですね。
 なぜか?
 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
 そうして子どもに幸せを返していったらいいんですね。
 
 自分という存在は親に喜びを与える存在なんだ。
 幸せを与える存在なんだ。
 そう思えること。
 それこそが子どもの自信の基礎となるものです。
 それこそが自己肯定感なのです。
 
 最後にキロロの「未来へ」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

 20160715122342.jpg

 今日参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
 もしこのブログをご覧になられていましたら講演会の感想等コメントくださるととても嬉しいです。

 またお会いできる日を楽しみにしています。
 
 
 
posted by 長谷川 at 13:29| Comment(4) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月14日

第42回ペアレントセミナー ありがとう <後編>


 前編から読みたい方は⇨http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/440007922.html

 DSC_0039.JPG

 僕はこのペアレントセミナーで皆さんに何を考えてもらいたいのか。
 それは子どもの育て方や接し方じゃないんです。
 もちろんそんな話もしますよ。
 でも、僕が皆さんにここで一度ゆっくり見つめ直してほしいのは、そういうテクニックや方法論ではなくて、親のあり方であり、自分のあり方なんです。自分の子育てと言ってもいいでしょう。
 子どもをどうするのかではなくて、親である自分はどうあろうとするのか、自分はどうありたいのか、子どもとどんな親子関係を築いていきたいのか、それを皆さんに考えてもらいたいんです。

 今日はそのための教材を持って参りました。

 映画「異人たちとの夏」。1988年の作品です。

 51CG9KQDTEL-thumbnail2.jpg

 
 主人公は40歳の人気シナリオライター。
 妻子と離婚し、今はマンションで一人暮らし。
 忙しく華やかな暮らしの中にも時々空しさを感じるときがあります。
 ある日、彼は死んだはずの父親と母親に出会います。
 (彼の両親は彼が12歳のときに交通事故で亡くなっています)
 言われるままについていくと・・
 そこは30年前の東京の下町のようなところ。
 夢か現実か、
 懐かしいような幻想的な場所で
 彼は両親とあたたかく心安らぐ時間を過ごします。

 5423abc4db9e12450b603fdfa3625608-thumbnail2.jpg

 彼はその後、頻繁に死んだ両親に会いにいきますが、
 どんどん衰弱していきます。
 彼のそんな様子を心配した恋人の忠告を聞いて彼は両親と会うのをやめることを決意します。
 そしてそれを伝えに両親のもとに行きます。
 その場面が秀逸なのです。

 最後に親子3人で浅草ですき焼きを食べようということになり、その店での会話。

 お父さんが
 「12歳で両親を亡くして、苦労して・・、
  よくやったよ、よくやった。
  今じゃ、俺たちにいくらでも肉を食えと言ってる。
  大したもんだ。」

 お母さんも
 「お前のことを大事に思ってるよ。」

 すると主人公は涙ぐんでこう言います。
 「僕なんて、ろくな仕事してこなかったし、目先の競争心だけで・・、
  いい亭主でもなかったし、いい父親でもなかった。 
  お父さんお母さんの方がどんなに立派かしれない。
  驚いたよ。
  あったかくて。
  こんな親にならなくっちゃって思った。
  僕なんて今は親孝行づらしてるけど、お父さんお母さんが生きてたら親孝行してたかどうかわからないし・・」

 沈黙ののち父親が

 「もう何にも言うな。てめえでてめえのこといじめるこたあねえ。
  自分で自分のこと大切にしなきゃ、誰が大切にしてくれんだよ。」

 母親が続けてこう言います。

 「お前をね、自慢に思っているよ。」

 父親も

 「そうとも。」

 そして、お父さんもお母さんも影が薄くなって、

 images-thumbnail2.jpg

 「どうやらダメらしいや。」

 「体を大事にね。」

 主人公は「もう行っちゃうの」と、子どものように涙を流しながらこう言います。

 「ありがとう。
  どうもありがとう・・。
  ありがとうございました。」

 その言葉を聞きながら両親は消えていきます。



 その両親ていうのが、がらっパチで息子と花札をいっしょにしようと言い出すようなお世辞にも模範的な親とは言えないお父さんとお母さんなんだですけれど、人間らしくてあたたかいんですね。二人とも欠点丸出しだけれども、だからこそ生きている(本当は死んでいる)お父さん、お母さんらしくて、主人公にとってはそんな両親と暮らす時間はかけがえのない時間なのです。
 そして、息子のことはとても大切に思っていて、そして息子の善さや素晴らしさもよ〜くわかってくれているんです。だから最後の別れに際して「よくやった」「自慢に思っているよ」という言葉になったんですね。

 その言葉を聞いたとき主人公は本当の意味で自分の至らなさや傲慢さを自覚し、反省します。本当に反省する時というのは、自分のことを心から受け入れられた時なんですね。そしてそんなふうに自分を受け入れてくれる両親だからこそ感謝と敬意を感じるのです。それが最後の「ありがとうございました」という丁寧な言葉に表れています。

 僕がよく言う『無為の子育て』。
 「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し育てていきましょう。それが一番楽で、一番幸せで、一番子供が伸びる子育てです。」というのはまさにこういうことです。


 ところで皆さん、
 お子さんに点数をつけるとしたら何点をつけますか?
 頭の中でつけてみてください。

 今、お子さんにつけた点数があなたの母親としての点数です。

 80点とか90点とか、せこい点数はつけない。
 子どもに点数をつけるときはアレがどう、コレはどうなんてチマチマしたことは考えない。
 元気やったら100点。
 子どもに100点つけた時、あなたは自分にも100点をつけられたんです。

 あなたも子どももそのままでいい。

 あなたのままで100点満点です。

  
 最後はあいのりのテーマソング「明日への扉」にのせてお一人お一人にそれぞれ違う詩をプレゼントしました。

 DSC_0038.JPG
 
 ある女性にはこの詩がいきました。

    詩 「親の道 子の道」

   間違わずに育てられる親はいません
   
   間違わずに大きくなる子はいません

   それがあなたの道だったのだし

   それが子どもの道だったのです

   今 こうして

   許し合い 笑い合えるなら

   それは

   その道でよかったのです

               by はせがわみつる


 大変心に響いたと喜んで下さいました。
 
 
 今回参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
 もしこのブログをご覧になられていて感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

 次回ペアレントセミナーは10月の第4週か第5週の日曜日を予定しています。
 また決まりましたらこのブログで発表します。

 今回のセミナーに参加してくださった方がブログに感想を書いてくださっています。
 ぜひご覧下さい。
 こちらです⇨http://ameblo.jp/frauyoko-monaka/entry-12179207127.html

posted by 長谷川 at 14:00| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月13日

第42回ペアレントセミナー ありがとう <前編>


 7月10日(日)は午後から第42回ペアレントセミナーでした。
 タイトルは「子育ては ただ飯食わせ 服着せて 布団に寝かす ことと知るべし」
 参加してくださったのは約15名でした。
 
 DSC_0037.JPG
 
 
   子育ては  ただ飯食わせ  服着せて

     布団に寝かす  ことと知るべし   (長谷川満)
  

 「子育ては何も難しいことはない。ただご飯を食べさせ服を着せ布団に寝かすだけのこと。
  子どもと共に過ごす時間を味わい楽しむだけのこと。」
 母親の役目はそれでおしまい。
 もちろん子どもが小さい間は絵本も読んであげてください。
 お尻の拭き方やお箸の使い方も教えてあげてください。
 でも、何かを習わせるとか、勉強をできるようにするとか、「大人が喜ぶようないい子」に育てる必要はないということです。

 子どもが望めば習い事をさせるのもいいでしょう。
 僕が言いたいのは、その子の個性やありよう、その子の気持ちを無視して親がその方がいい、子どもにそうあってほしいという一方的な親の思いや願いから色々なことをさせたり、させなかったり、そして子どもが思い通りにならないからといって悩んだり苦しんだり・・、そういうことはもうやめましょうよ。
 そんな自分から苦しむような子育てや考え方はやめて、もっと子どもと過ごす時間が楽しくなるような、もっと幸せが感じられるようなそういう考え方の子育てに変えませんかという提案なんです。

 そしてそんなふうに子どもも親も楽しく幸せに過ごすことが一番子どもの意欲や能力を引き出すと考えています。

 たとえて言えばグーグルのような会社の方が業績が伸びるということです。
 グーグルを始めアメリカの先進的な会社では、社員がいかに自由に楽しんで仕事ができるか、社員が自由で幸せでないといいアイデアは生まれないし素晴らしい仕事はできないという考え方に変わってきています。
 
 子どもも自由で幸せである方が、勉強でもスポーツでも前向きに頑張れるように思います。
 誰かに管理されて強制されてイヤイヤやったところであまり上達しないと思います。

 DSC_0041.JPG

 僕は家庭教師の派遣が本業ですが、
 僕の家庭教師の先生方に対するマネージメントは、最初は一般的な管理・指導型のマネージメントでした。
 昔から仕事熱心でしたから(笑)、一生懸命「どうやったらこの生徒はもっと伸びると思いますか?」と先生にしつこく問いかけ、先生方にしんどい思いをさせていました。
 「こうした方がいい」とその先生のやり方ではなく自分のやり方や考え方を押し付けてもいました。
 こちらが熱心に管理、指導すればするほど、家庭教師の先生との距離は離れ、生徒の成績も思うようには上がりませんでした。
 一生懸命に仕事(管理・指導)すればするほど空回りし、うまくいきません。
 そこでマネージメントの仕方を180度変えました。

 感謝・援助・尊重のマネージメントに変えたのです。

 家庭教師の先生には「いつもありがとう。先生の〇〇な所が素晴らしい」とその良い点を高く評価し、感謝するようにしました。
 また「必要な教材がありましたら遠慮なく仰ってください。用意します。」と先生ができるだけ指導しやすいように後方支援するようにしました。
 そして「先生のやり方でやってください。」と先生のやり方を尊重するようにしました。

 その結果、家庭教師の先生方と僕との信頼関係はすごく強いものとなり、先生は僕が言わなくても非常に熱心に誠実に指導に取り組んでくださるようになりました。
 生徒さんの成績も今まで以上に上るようになりました。
 僕が先生の良いところを認め高く評価し、尊重する姿勢を示すことは、先生方も生徒さんたちに対してそのように接してくださることにもつながったように思います。そしてそのことが生徒さんが先生のことを好きになり、信頼することにもつながっているように思います。
 
 うちの家庭教師の特徴は生徒さんが先生のことが大好きで喜んでいるということです。
 そのことが成績向上にも、お家の方からの信頼にもつながっています。

 今までの管理・指導型の子育ては育てる親が主人公の子育てであり、感謝・援助・尊重の子育ては育ちゆく子どもが主人公の子育てです。

 みなさん、「奇跡のリンゴ」という映画をご存知ですか?
 本も出てます。
 8年間もの試行錯誤の上、誰もやれると思っていなかった無農薬・無肥料でのリンゴ栽培に成功し、腐らない「奇跡のリンゴ」で知られる自称「りんご手伝い業」木村秋則さんがこんなことを仰っています。

 「人間はどんなに頑張っても自分ではリンゴの花ひとつも咲かせることは出来ないんだよ。  
 そんなことは当たり前だって思うかもしれない。
 そう思う人は、そのことの本当の意味がわかっていないのな。
 主人公は人間じゃなくて、リンゴの木なんだってことが、わからなかったんだよ。
 自分がリンゴを作ると思い込んでいたの。
 自分がリンゴの木を管理しているんだとな。
 私に出来ることは、リンゴの木の手伝いでしかないんだよ。
 失敗に失敗を積み重ねて、ようやくそのことがわかった。
 それがわかるまで、ほんとうに長い時間がかかったな。」


 これって、子育てにも言えますよね。
 >主人公は親じゃなくて、子どもなんだってことが、わからなかったんだよ。
 >自分が子どもを育てると思い込んでいたの。
 >自分が子どもを管理しているんだと。
 >親に出来ることは、子どもの手伝いでしかないんだよ。
 >失敗に失敗を重ねて、ようやくそのことがわかった。

 ほら、こうしてみるとピッタリくるでしょ。
 一緒なんですよ、育てるってことは。
 あ、そうそう、木村さんはこんなことも仰っています。

 「無心になって作業を続けるうち、いかに自分が今まで“育ててやってる”って、
 上から見下ろす傲慢な考えだったか知らされてね。
 やっぱりよ、りんごの立場で考えないと。主役はりんごなんですよ。」

 私たち親も、知らず知らずのうちに、子どもに対して傲慢になっているような気がします。
 もっと子どもに寄り添う姿勢で、もっと後ろで見守る姿勢で、もっと控え目で謙虚な姿勢で子どもに対する必要があるように思います。

 木村さんは、土の上ばかりを見ていた間はリンゴは育たなかったと言います。
 見えない土の下にこそ、無農薬・無肥料でリンゴを育てる全てがあったと言います。
 木村さんは見えないところ、見えないものこそが大切だと言います。
 
 子育ても目に見える成績や成果ではなく、目には見えない子どもの心を大切にしていく。
 親は子どもが育つのを助ける豊かな土になる。
 子どもを温かく包む「 土 」があればこそ、きっと子どもの根っこも太くたくましいものに育つのだと思います。(木村さんのリンゴの木の根の長さは通常のリンゴの木の2〜3倍あるそうです)
 
 
 後編はこちら⇨http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/440034467.html

posted by 長谷川 at 18:38| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月09日

大阪府枚方市立長尾小学校での講演会


 今日は枚方私立長尾小学校で講演会がありました。
 テーマは「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方」。
 聞いてくださるのは保護者の方約15名ほどです。

 IMG_9299.JPG

 思春期にはいろんな問題が起こってきます。 
 非行の問題、不登校の問題、スマホやゲームの問題、
 家庭内暴力の問題、高校受験など進学の問題、 
 今日はそれらの問題について私が直に経験した事例をもとに
 具体的にお話ししてきたいと思います。

 そうして家庭内暴力、不登校、非行、ゲームの問題を実際の事例をもとにお話ししました。

 これらの事例から2つのことが見て取れます。

 1.jpg

 一つは、子どもを変える必要がないということ。
 親である自分が変われば子どもも変わるからです。

 もう一つは、
 やっぱり子どもを変える必要がないということ。
 子どもへの見方を変える。
 子どもをプラス視点で見ていくことで子どもが変わるからです。

 子どもは色々な姿を現します。
 時には不登校、時には非行、反抗的な姿も、
 全然勉強しなくてゲームばかりの時もあるでしょう。
 でもどんな姿を現していようとも
 「あなたは大丈夫。あなたには力がある。あなたは素晴らしい。」
 というプラス視点を見失わないことが大切です。

 たとえ今はどんな姿を現していようと
 この子はいい子なんだ、この子には自分で良くなっていく力があるんだ、
 そう信頼し、どこまでも待ち続ける姿勢こそ子どもの善性を引き出します。

 子どもを良くするのは「あたたかくて信頼しあえる親子関係」です。


 あとこんなお話しもしました。

 
 あるお母さんは我が子のために一生懸命になって、次々と必要なものを買い揃え、習い事も色々とさせておられました。また一方では欲しがるものは何でも買い与えておられました。
 ところがその子が思いがけず盗みをしてしまった。
 警察から呼び出しがあり、驚いて駆けつけたお母さんは(昔のことですから)警察署の公衆電話からお父さんの職場に電話連絡しようとしたけれど気が動転して番号が出てこなかった。
 茫然自失して電話機の前に立ちすくんでいる母親に子どもは「お母さん!」と抱きついて二人は手を取り合って泣いた。
 これが一つの大切な転機となりました。
 その子は後になってあのときに初めて母親が自分を本当に愛してくれているとわかったと言ったそうです。
 なんでも先回りしてやってしまう母親は自分をうまく操作して自分の思い通りに動かそうとしているのではと感じられてならなかった。しかし子どもの行為に身も心も動転して何もできずに立ちすくんでいる母の姿を見たとき、お母さんは本当に自分のことを愛してくれていると悟ったというのです。

 真実の姿、それは一見弱い姿、情けない姿のように見えますが、実はそこにこそ真実の愛、真心が表れているのだと思います。

 2.jpg


 親はね、何も立派でなくていいんです。
 子どもの見本にならなくていいし、
 ダメなところがあってもいい、弱いところがあってもいいんです。
 だから欠点もそのままに、ありのままのあなたで育ててあげてください。

 子どもはね、
 何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいんじゃない。
 子どもは、
 ダメなところもある、弱いところもある、いっぱい怒る、
 八つ当たりもする、そんな欠点がいっぱいあるそのままのあなたを愛しているんです。
 そんなあなたと一緒に成長したいと願ってあなたのもとに生まれてきたんです。
 
 もし、今の言葉が皆さんのお心に響いたのなら、あなたもお子さんにおなじことを言ってあげてください。

 勉強ができなくてもいい、運動ができなくてもいい、
 ダメなところがあってもいいし、弱いところがあってもいい。
 お母さんはね、今のそのままの〇〇ちゃんが大好きなんだからね。
 あなたは今のあなたのままでいいのよ。
 お母さんが〇〇ちゃんに望んでいるのは、
 いつも元気で幸せでいてくれたらもうそれで十分。
 お母さんはあなたからいっぱい幸せをもらっているからね。
 ありがとうね。


 この言葉は子どもを変える魔法の言葉です。
 勉強せんかった子は勉強するようになるし、
 不登校の子も学校に行くようになるし、
 反抗的だった子も素直に変わります。
 なぜかわかりますか?
 この言葉を言ったあなたの心が変わったからです。
 だから子どもの心が変わるのです。

 これを聞いてもまだ恥ずかしくて言えそうにない人は
 「家庭内民主主義」をリビングかトイレに貼ってください。
 そして子どもが「これ何?」て聞いてきたらこう言ってください。
 「今日講演会でもらってん。それでお母さんいっぱい反省してな、自分の本当の気持ちに気がついてん。それ、今から言ってもいい。これがお母さんの本当の気持ち。」て言って上の言葉を伝えてあげてください。

   家庭内民主主義          

第1条
 家族の成員はすべて平等である。
 親が一方的に子どもを強制・管理・脅し・物で釣ることをしてはならない。
 家族の成員はすべてその個性・気持ちを尊重される。
 父親はいかなる時も「誰のお蔭で」という恩着せがましいフレーズを使ってはならない。母親はいかなる時も「もうご飯食べんでいい」「もうお弁当自分で作りなさい」と脅すよう言ってはならない。

第2条
 家族の成員はすべてその自由を尊重される。
 親は自分の価値観だけで子どもを縛ってはならない。
 子どもはその気持ち・ペース・物事のやり方を尊重される。
 父親は「とにかく言うようにしなさい!」と高圧的に言ってはならない。
 母親は子どもがいつ宿題するのか、を命令することはできない。

第3条
 家族の成員はすべて家族全員から大切にされる。
 家族に対して批判やダメ出しばかりをしてはならない。注意する時は思いやりを持って、相手の立場に立ち控えめに言わなければならない。「あなたの方が間違ってる」と自分の意見を正当化してはならない。家族を大切にするとは、家族に対して親切に、思いやりを持って接することであり、その気持ち・その自由・その個性を最大限に尊重することをいう。

第4条
 親は子どもに「こんな子に育ってほしい」「あんな子に育ってほしくない」と親の願いを押しつけてはならない。子どもに求めるのではなく「どのように援助してやればよいか?」と問うように心がけなければならない。

第5条
 この条文が家族に保障する自由及び権利は、家族全員の不断の努力によって、これを保持しなければならない。また子どもはこの権利を濫用してはならないのであって、親は子どもの幸せを常に思っていることを忘れてはならない。

                   ブログ「長谷川満の親学講座」より


 そのあと「思春期の子どもの特徴」をもとにお話ししました。

 6.jpg

 
   < 思春期の子どもの特徴 >

1、 親に対して批判的になり、矛盾をつくようになる。

2、 あまりしゃべらなくなる。秘密を持つようになる。

3、 自分の部屋で過ごす時間が多くなる。

4、 友人関係を大切にするようになる。

5、 外見や能力、周りの目に敏感になり、劣等感を持ちやすい。

6、 親に対する言葉遣いや態度が悪くなる。

7、 言うことが日によって違う。感情が変わりやすい。


   < 思春期の子どもへの接し方 >

1、 親の考えを押しつけない。正論で言い負かさない。

2、決めつけない。頭ごなしに叱らない。

3、兄弟や親戚、同級生と較べない。

4、子どものいい所を見る。

5、「口を出す」愛情ではなく、「そっと見守る」愛情を持つ。

6、「勉強しなさい」等、上から命令口調でものを言わない。

7、 強制・管理したりせず、ゆっくりくつろげる家庭にする。



 最後はこんな言葉で締めました。

 今日は「思春期・反抗期の子どもとのつきあい方」というテーマでお話しさせて頂いたわけですが、実は今日お話しさせて頂いた内容は「幸せな親子関係のつくり方」でもあるのです。なぜなら「幸せな親子関係」こそが、思春期・反抗期の難しい時期にあってみなさんやお子さんを支えてくれる一番大切な鍵だからです。
 最後に子育てに日々一生懸命頑張られているみなさんにエールを送る意味を込めてこの詩を贈りたいと思います。

     詩「一生けんめい」
 
     泣いたり 笑ったり

     喜んだり 心配したり

     怒ったり 謝ったり

     ぜんぶ 楽しかった

     子育てって

     生きることだった

              by はせがわみつる



 講演の終わりにお一人お一人それぞれ違う詩をミスチルの曲「GIFT」にのせてプレゼントしました。

 講演会に参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
 PTA役員の皆さんお世話になりました。
 講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。

 
 
posted by 長谷川 at 18:15| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月23日

兵庫県高砂市立伊保幼稚園での講演会


 今日は高砂市立伊保幼稚園で講演会です。

 20160623_120415.jpg

 20160623_120249.jpg
 
 聞いてくださるのは幼稚園の保護者の方とふれあい保育で幼稚園に来られている方約60名です。
 テーマは「自信とやる気を引き出す!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」


 子どもは生まれるときに親に3つのプレゼントを持って生まれて来ます。
 1つ目は「愛する喜び」。
 2つ目は「愛される喜び」。
 3つ目は「愛する者どうしが共に暮らす喜び」。

 1つ目、愛する喜びからお話しさせていただきます。
 親は子どもを持って生まれて初めて自分の命より大切なものがこの世にあることを知ります。
 もし今の子どもたちに出会うことがなかったら、こんなに暖かくて美しい感情を持つことはなかったと思います。
 これは愛する喜びを子どもたちからプレゼントされたんですね。

 2つ目、愛される喜び。
 子どもはどんなお母さんでも愛します。
 顔は関係ありません。
 美人であろうが美人でなかろうが、
 子どもにとっては自分のお母さんが世界一です。
 性格も関係ありません。
 社交的であろうが引っ込み思案であろうが、
 自分のお母さんが一番いい。
 たとえ怒りっぽくても自分のお母さんがいいんです。
 皆さんもお子さんを叱られることが多いと思います。
 それでもいいんですよ。
 大切なのは怒らないように我慢することではなくて、
 ガミガミ怒るこの自分を、 
 理不尽にも八つ当たりしているこの自分を、
 子どもたちはその度に許し、
 変わらずに愛し続けてくれているということに気がついて
 それを忘れないということです。

 P6236340.JPG

 子育ては不安と悩みと自己嫌悪の連続です。
 時にはイライラして子どもに言ってはいけない言葉も言ってしまう時もあるでしょう。
 言ってはいけない言葉とはどんな言葉か?
 それは子どもの存在を否定する言葉です。
 
 「こんな子いらん!」
 「消えて」
 「あんたなんか大っ嫌い!」

 そういう言葉です。

 でも、そういう言葉が思わず出てしまう時もあります。
 あるお母さんもついイライラから
 「あんたなんか大っ嫌い!」って言ってしまいました。
 その言葉を聞いたその子は目にいっぱい涙を浮かべて、
 一直線にお母さんのところに走ってきて、
 お母さんの足を抱きしめて
 こう言ったんです。

 「ママ・・、だいすき・・、ママ、だいすき、だいすき・・」

 「嫌い」って言ったら「こっちも嫌いやわ」となるのが普通でしょ。
 でも子どもの愛は違うんです。
 嫌いって言っても「だいすき、だいすき」と言って抱きしめてくれる愛なんです。
 もし、この世に神様の愛があるとしたらそれは子どもが親に向ける愛です。
 無条件なんですね。

 だからいくら理不尽に怒っても「抱っこ」って言うでしょ。
 あれはあなたを抱きしめてくれているのです。
 たとえ冷たく突き放そうが、口汚く罵しろうが、
 夜になったら「ママと寝る」って言うでしょ。
 子どもはその度に許し、変わらずに愛し続けてくれているのです。

 また子どもはどんなお母さんも無条件で信頼しています。

 P6236342.JPG

 子どもはその身とその命を全て母親に委ねます。
 その命もその体もその育て方も全てあなたに預けます。
 100%無条件で信じています。
 信じられる理由があるから信じているのではありません。
 理由は一つもない。
 理由がなくても信じる、それが信じるということです。
 だからこそ信じるということは尊いのです。
 子どもは身をもってそれを教えてくれているのです。

 かつてこれほどまでに純粋に、無条件に、愛され、信じられ、必要とされたことがあったでしょうか。もし今の子どもたちに会わなければこんな風に「愛される喜び」を感じることはなかったと思います。これは子どもたちから「愛される喜び」をプレゼントされたんですね。

 3つ目、愛する者同士が共に暮らす喜び。
 これを別名「幸せ」と呼びます。
 みなさん、結婚される方に「お幸せに!」と言いますね。
 どうしてそう言うのでしょう。
 それはこれから愛する者同士が共に暮らすからです。
 みなさんはもう既に愛する子どもたちと共に暮らしていらっしゃいます。

 「幸せはなるものではなくて気づくもの」

 大切なのはこれから幸せになろうと努力することではなくて、
 今すでに幸せであったと気づくことなんだと思います。
 
 
 そのようにお話ししました。

 講演の最後にキロロの「未来へ」の曲にのせて100種類のそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

 みなさん、大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございました。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントくださるととても嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 

 
posted by 長谷川 at 13:40| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月22日

兵庫県加古川市立別府町幼稚園での講演会 〜子どもを幸せに育てる10のルール〜


 今日は午前中、加古川市立別府町幼稚園で講演会がありました。
 聞いてくださるのは幼稚園の保護者の方約70名です。

 20160622132159.jpg

 今日は講演会の後にグループに分かれて子育てについて話し合う予定ですが、
 今、この場で子育ての悩みを少しだけ解決したいと思います。

 「子どもに対してつい怒鳴ってしまう。注意するときについついきつい言い方になってしまう。もっと優しく子どもに言ってあげたい、という悩みがある方おられませんか?」

 たくさんの方が手を挙げられました。

 「これからは子どもさんを名前で呼び捨てにするのではなく、〇〇ちゃんと『ちゃんづけ』で呼んであげてください。それだけで子どもさんに対する言葉づかいが自然に柔らかく優しい言葉づかいに変わります。」

 そのようにお話ししました。

 20160622132134.jpg

 あと「おかあさんへ」という詩を紹介しました。


      「おかあさんへ」

       おかあさん
       わたし
       さびしかったの

       おかあさん
       わたし
       あまえたかったの

       おかあさん
       わたし
       ほめてほしかったの

       おかあさんのことが
       だいすきだったから

                 by はせがわみつる



 今日は皆さんで話し合う時の資料として「子どもを幸せに育てる10のルール」を用意しています。

  
   < 子どもを幸せに育てる10のルール >

 1、10歳までは寝る前に「大好き」とハグしてあげて下さい。

 2、好き嫌いは無理に直そうとしないで下さい。それは小さなことです。

 3、急かさないであげて下さい。待つことは愛情です。

 4、子どもの話に耳と心を傾けてあげて下さい。聴くことも愛情です。

 5、そのままを愛してあげて下さい。自信はそこから生まれます。

 6、勉強を強制しないで下さい。強制されると嫌いになってしまいます。

 7、習い事は2つまで。やめたいと言い出したらやめさせてあげて下さい。

 8、甘えさせてあげて下さい。十分に甘えられた子が自立できるのです。

 9、子どもの喜びを一緒に喜んであげて下さい。

10、幸せなお母さんでいて下さい。幸せな親が幸せな子どもを育てます。

 

 7番の習い事は2つまで。
 というのは親が習わしたい習い事が1つ。
 子どもが習いたい習い事が1つということです。
 どうして2つまでなのか。
 子どもにとって「遊び」は精神的健康面からも肉体的健康面からも不可欠です。
 子どもは「遊び」を通じて様々なことを学びます。
 また子どもにとって遊びとは表現活動であり創造活動でもあります。
 その遊びを奪うことはあってはなりません。
 だから2つまでなのです。
 本当は子どもが望まなければ「なし」でいいんですけどね。
 幼稚園生、小学生にとって遊びは本当に大切です。

 そのようにお話ししました。

 講演の後、輪になって年長さんの保護者の方々と子育てについて色々と話し合いました。
 
 DSC00840.JPG DSC00841.JPG
 
 勉強はできなくても大丈夫です。
 運動もできなくても大丈夫です。
 でも自分に自信をなくしたら社会には出られません。
 子どもの自信とは、
 自分はそのままで愛されている、そのままで愛される価値がある。
 そう心から思えること。そう心から信じられることです。
 どうか、そのままのお子さんを愛してあげてください。

 そういう言葉で懇談会を締めさせていただきました。

 もし今日参加された方でこのブログをご覧になられている方がおられましたら、
 コメント欄に講演会や懇談会の感想等、コメントいただけたら大変嬉しいです。
 またみなさんにお会い出来る日を楽しみにしています。
 
 
posted by 長谷川 at 18:35| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月16日

岡山県津山市幼稚園・小中学校PTA指導者研修会での講演


 今日6月16日(木)は午後から岡山県津山市にありますグリーンヒルズ津山リージョンセンターで講演会がありました。
 聞いてくださるのは岡山県北部地区の幼稚園・小中学校のPTA役員の皆様約180名です。
 演題は「自信とやる気を引き出す!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」

 DSCN0285.JPG
 

 教育というのは子どもに強制的に何かを学ばせたり、身につけさせたりすることではなく、子ども自らが学力的にも精神的にも人間的にも向上していきたい、成長していきたいというのを援助するものでなくてはなりません。
 このように言いますと現実を無視した大変綺麗ごとのように聞こえますが、私はその信念のもと家庭教師として子どもたちの指導にあたっています。


 DSCN0282.JPG


 これは今も指導継続中の生徒さんの例ですが、
 去年の6月に当時中3だった彼を家庭教師することになったんですが、
 その子ははじめ、宿題もしない、勉強大嫌い、ゲーム大好き、学校から帰って来たら一日中ゲームをする子だったんですね。
 そうしますと、その子に対して親も先生も「今のお前のまんまじゃ駄目だ」と彼を否定する言葉ばかりで関わってしまうために、その子にとって周りの大人は全部敵になってしまっていたんですね。
 家庭教師は生徒と教師との間に信頼関係がないと成立しません。
 何かを教える、何かを伝えるためには心が通じ合っていないといけません。
 そこで僕は3つの方針を立てて彼を指導しました。

 1、彼の話を否定しない。気持ちを理解しようとする。

 2、彼のいいところを見る。そのいいところを伝える。

 3、簡単な問題から教えてわかる楽しさや出来る楽しさを体験してもらう。


 そうして2ヶ月ほどすると、彼は色々と抱えていた悩みを相談してくるようになりました。
 「友達にテストの点でバカにされて悔しかったこと」
 「学校の授業は聞いていても全然わからないこと」
 「高校に受かるかどうか心配なこと」
 そういう悩みを「そっかー、わかるでー」と共感しながらずっと聞いていました。


 DSCN0275.JPG


 「先生、勉強しようと思うけど、ついゲームの方に行ってしまう」という相談もよく受けていました。
 そんな時決まって僕はこんなふうに答えていました。
 「みんな同じやで。ゲームあったらやってしまうのは仕方ないわ。それが普通やで。前に教えていた子でな、ゲームあったらやってしまうって言うてゲーム機本体を売った子もいたで。」
 「本当?勇気あるなあ、その子。」
 そんな会話が何度か繰り返されました。

 今年の入試の1週間前はずーっとゲームを絶って受験勉強しました。
 そして合格した彼の口から出た言葉が、
 「先生、僕ゲーム売るわ。」
 高校生になるのだからゲームを売って、夢の実現のために真剣に勉強したいと彼の方から言い出したのです。
 そして彼はゲームを売って、今僕と一緒に夢の実現を目指して勉強しています。

 教育とはその子が本来持っている善さや能力、意欲を引き出すことです。
 そしてそういう子どもが本来持っている素晴らしさを引き出すためには、
 「子どもの善さを見る」
 「子どもの話を聴く」
 「気持ちを理解しようとする」
 「信じて任す」
 「管理者ではなく援助者になる」

 という関わりが必要なのです。
 そういう関わりによって「あたたかくて信頼し合える関係」が子どもとの間に築けたなら、子どもは自らの力で向上し、善くなっていきます。
 子どもを良くするのは実はこの「あたたかくて信頼し合える関係」なのです。

 
 その他にも色々な事例をもとにお話ししました。
 講演の終わりにキロロの「未来へ」の曲に乗せて100種類のそれぞれ違った詩をプレゼントしました。


 DSCN0293.JPG

 
 参加してくださった皆さん、熱心に聞いてくださってありがとうございます。
 岡山県教育委員会津山事務所の皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございます。
 もし今日参加してくださった方でこのブログをご覧になられていたら、
 ぜひ感想などコメント欄にお寄せ頂けるととても嬉しいです。

 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。
 
posted by 長谷川 at 18:25| Comment(4) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月07日

兵庫県高砂市立荒井幼稚園での講演会


 今日は高砂市立荒井幼稚園で講演でした。
 聞いてくださるのは幼稚園の保護者の方とふれあい保育で来られているお母さん方約80名です。
 タイトルは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」。

 20160607124848.jpg

 最初にこんなお話ししました。
 
 日本には「七つまでは神のうち」という言葉があります。
 7歳までの子どもというのは人間よりも神様に近い存在だという意味です。
 そう言われてみれば子どもって時々すごいこと言う時ありますね。
 今からお話しするのはそんなすごい一言を言ったお子さんのお話しです。

 あるお母さんが3歳の子どもさんのトイレトレーニングをしておられたんですね。
 その子は大分しっかりしていて言葉もはっきりしているし、すぐにトイレも出来そうなんですけれど、なかなか思うようにはいかなかったんですね。
 それである日またその子が失敗してしまったんです。

 「なんでオシッコって言えへんの!
  上手におしゃべり出来んのに。
  その口は何のためについてるの?!」

 その子は泣きながらこう言ったんです。

 「ママ・・」

 「えっ?ママが何?」

 「ママって言うためについてるの」

 その言葉を聞いた途端、お母さんは頭が真っ白になり、涙が溢れてきたそうです。

 「そっかー・・、そっかー・・、
 ママって呼んでくれるためについてるんだ・・」

 皆さんは今そういう愛に包まれていらっしゃるんですね。
 子育てというのは子どもを育てているようで自分も育ててもらっているんですね。
 今、皆さんは子どもたちから何を教わっているのでしょう。
 どうでしょうか?
 今子どもたちはあなたに何を教えてくれているのでしょうか。

 それは「待つ」ことです。

 今皆さんのお手元にある詩「しあわせになるれんしゅう」。
 ちょっと読んでみます。
 
 
 DSCN0656-thumbnail2.JPG
 
 
 子育ては「待つ」れんしゅうなんですね。
 それが子どもを幸せにし、皆さんを幸せにします。
 「急いては事をし損じる」て言うでしょ。
 人を育てる人、スポーツのコーチや監督でも上手い人はみんな「待つ」のが上手です。
 待てない人は幸運をつかむのが下手です。
 「残り福」とか「残り物に福がある」て言うでしょ。
 だから物事を成就したり、幸せになりたいと思ったら「待つ」ことが出来ないとダメですね。

 幸せになるために大切なことは3つあります。

 1つは「待つ」こと。
 2つ目が「許す」こと。
 3つ目が「笑う」ことです。
 「許す」と「笑う」については講演の終わりの方にお話しします。


 そして講演の最後にこのようにお話しをしました。

 子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 賢いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
 あなたに育ててもらいたいんです。
 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、あなたのもとに生まれてきました。ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。
 だけど、ママには笑っていてほしい。幸せでいてほしい。
 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 誰にでも欠点やダメな所はあると思います。
 皆さんはそのダメな所や欠点を直すのではなく、許してください。
 そして自分の欠点を許したように子どもさんやご主人のダメな所も許してあげてください。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうして許しあって、笑いあって、皆さんが幸せに子育てしていかれることを心より願っております。
 本日は誠にご静聴ありがとうございました。


 講演の終わりにキロロの「未来へ」の曲に乗せてお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。
 
 皆さん熱心に聞いてくださいました。
 本当にありがとうございました。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメント欄にコメントしていただけるととても嬉しいです。

 またお会い出来る日を楽しみにしております。


 
 
posted by 長谷川 at 14:13| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月26日

岡山市国公立幼稚園・こども園PTA連合会での講演会


 今日は岡山ふれあいセンターまで講演に行ってきました。
 お話を聞いて下さるのは岡山市内全域の幼稚園・こども園のPTA役員さまと園長先生、約300名です。
 いつもより参加者が多いとのこと。
 タイトルは「自信と意欲を引き出す!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」

 13312750_1603165653332027_7195788437345578988_n.jpg
 
 IMG_0696.JPG
 
 先日、大阪のある小学校に講演に行った時、一人のお母さんからこんな相談を受けました。

 「小学校1年生の男の子なんですけど、私がスキンシップを取ろうとしたり、ハグしようとするととても嫌がって逃げ回るんです。どうしてなんでしょうか?そんな場合はどうしたらいいですか?」

そうですか・・
 ふつうそのくらいの年齢ですとまだまだハグしてもらえるのは嬉しいものですけどね・・
 ところでご主人との夫婦仲はどうですか?

 「別に悪くありません」

 そうですか。では、ご自身のお父さんお母さんとの仲は?

 「母とはうまくいってますし、父とも最近はうまくいってます。」

 なるほど・・。
 ご主人ともうまくいってるし、お父さんお母さんともうまくいってる・・。
 では、ご主人のご両親とはどうですか?

 「おつきあいしていません。」

 よく聞いてみると、ご主人のご実家とは絶縁状態でこの方がお付き合いを拒絶されているとのことでした。

 そうでしたか。
 子どもさんはあなたからの接触を拒絶されているし、あなたも義理のご両親からの接触を拒絶されている。
 そっくりの構図ですね。
 あなたが子どもさんからスキンシップを拒絶されてとても寂しい思いをされて悩まれているように、ご主人のご両親も接触を断たれて寂しい思いをされ、そのことで悩まれているんじゃないでしょうか。
 それをその子が身を以て教えてくれてくれているんじゃないでしょうか。
 この二つの問題はリンクしあっていて、あなたが義理のご両親を許してあげて、また仲良くお付き合いされるようになれば、子どもさんも素直になってスキンシップを嫌がらないようになるかもしれませんね。
 
 そうお話しすると、その方はハッと気づかれたような顔をしておられました。

 子どもに問題が起きますと親は子どもを変えよう変えようとしますが、
 本当は自分の心のありようや物の考え方、価値観、または夫婦関係や自分の両親への思い、お姑さんとの関係、そんなものを今一度見直すことで子どもの問題が自然に解決していくことがあります。
 どうぞ、皆さん、子どもさんに何か問題が起こったときは、あせって子どもを変えようとするのではなく、自分のありようを一度静かに振り返ってみて下さい。

 IMG_0680.JPG


 その後、子どもに対する言葉がけを注意・命令・禁止・叱責から、子どもの考えや気持ちを聞く「プラスの問いかけ」に変えていくことの大切さをお話ししました。
 ついつい親は子どもを心配するあまりマイナスの言葉がけをしてしまいがちですが、まずはそこを意識化する。
 そしてそこを意識してプラスの問いかけ、プラスの言葉がけに変えていく。
 そうすると親である自分自身もプラス思考に変わっていきます。
 プラス思考とは何か?
 それは自分にもプラスの問いかけをし、自分を許し、自分に優しくし、自分の気持ちを大切にする思考です。
 マイナス思考とは何か?
 自分を許さず、自分を責め、自分を脅し、自分を不安にさせる思考です。
 それはそのまま、子どもを許さず、子どもを責め、子どもを脅し、子どもを不安にさせる思考につながります。
 それは決して子どもを幸せにしません。
 今このマイナス思考を変えなければなりません。
 ではどのようにして?
 言葉を変えることによってです。
 思考は必ず言葉に表れます。
 言葉と思考は一対のもです。
 子育てには隠しようもないほど本音が出ます。
 子どもに言ってる言葉の中に自分の本音、自分の価値観、自分の思考が表れています。
 そこを変える。
 子どもにかける言葉を変えていく。
 そうするとプラス思考に変わるだけでなく子どもとの関係が変わってきます。
 そして子どもとの関係が変わってくると子どもが変わってくるのです。

 そのようにお話ししました。

 みなさんとても熱心に聞いてくださいました。
 
 最後にお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

 IMG_0716.JPG
 とても喜んでくださいました。
 僕も受け取ってもらえて嬉しかったです。
 
 最後になりましたが、今日の講演会に呼んでくださったPTA会長の渡邊敏正様はじめお世話くださった幼稚園の園長先生方やPTA役員の皆様、本当にお世話になりました。お陰様でリラックスして話が出来ました。
 参加してくださったみなさんも本当にありがとうございました。
 もし今このブログをご覧になられていましたら、講演会の感想等をコメントいただけましたらとても嬉しいです。

 またお会い出来る日を楽しみにしております。

 昼食後に渡邉PTA会長と園長先生方とで記念写真を撮りました。

 13221555_1603154833333109_1847917944721286877_n.jpg

 13267987_1603154866666439_990059721725074897_n.jpg

 
posted by 長谷川 at 16:31| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月23日

岡山県倉敷市玉島市民交流センターでの講演会「子どもを伸ばすプラスの問いかけ」


 今日は岡山県倉敷市まで講演に行って来ました。

 20160423_091803.jpg


 去年の10月、ライフパーク倉敷で講演した折に、玉島市民交流センターのセンター長さんが聞いて下さっていて、それで「是非こちらのセンターでも講演を」と言っていただき講演させていただくことになりました。
 テーマは「子どもを伸ばすプラスの問いかけ」。

 20160423_092240.jpg


 親が普段、子どもにかけている言葉ってどんな言葉が多いでしょう?
 「早よしなさい」
 「もう宿題したの?」
 「なんべん言ったらわかるの!」
 「いい加減にしなさい」
 「ちゃんとしなさい」

 実は親が子どもにかける言葉の8割以上は注意、命令、禁止、叱責なんですね。
 これでは子どもの自信ややる気は引き出せません。
 これらは上からの一方通行で対話にならないからなんですね。自信ややる気を引き出そうと思ったらもっともっと子どもと対話をしなければ引き出せません。

 DSCN2065.jpg

 対話をしていくにはどうすればいいか?

 子どもに「問いかけ」をすると対話になります。
 でも、問いかけにもプラスの問いかけとマイナスの問いかけがあります。
 資料をご覧下さい。

 プラスの問いかけは子どもの考える力や主体性、意欲、能力を引き出します。
 マイナスの問いかけは子どものやる気をなくさせ、親子関係を悪くします。

    <子どもに対するプラスの問いかけ>

・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?
・ 何から始める?
・ どうしたら楽しく出来るかな?
・ 今すぐ出来ることって何かな?
・ どうしたの?何かあった?
・ どうしてかな?

    <子どもに対するマイナスの問いかけ>

・ なんで〜するの?
・ なんで〜しないの?
・ なんで〜したの?
・ もう宿題したの?
・ なんで怒らすの?
・ 何をしなければいけないの?
・ (悪い予想)になったら、どうするの?
・ どこを直さないといけないの?
・ ちゃんとしたの? わかってるの?
・ 何がいけないの?
・ 誰が悪いの?

 プラスの問いかけは子どもの考えや気持ちを聞こうとするもので、このように問いかけられると子どもは、自分は大切にされている、認められている、愛されていると感じます。このように感じるとき、子どもは自らの内に宿る『自己成長力』を発揮し、主体的・意欲的に物事に取り組んでいくようになります。


 DSCN2066.jpg

 マイナスの問いかけは「なんで」ばっかりやね。
 「なんで」と頭についたら後につづくのは責める言葉か嘆く言葉です。
 子どもだって親から責められたり、嘆かれたりばっかりされたら、そりゃあやる気もなくしますし、親子関係も悪くなります。

 問題はこれらの「マイナスの問いかけ」を無意識にいっぱいしているということです。
 まずはそこを意識化する。
 意識化すると「なんで」と言いかけたときに止められます。
 まずは自分が子どもにかけている言葉を意識化してマイナスのものをプラスに変えていく。
 はじめは「プラスの問いかけ」は言い慣れていないから言いづらいかもしれませんが、
これも慣れてくると自然にスッと出来るようになります。
 そうして「プラスの問いかけ」が自然に出来るようになってきますと皆さん自身がポジティブ思考、プラス思考に変わってきます。

 DSCN2090.jpg

 ポジティブ思考とは何か?

 それは自分自身に対しても「プラスの問いかけ」をし、自分を許し、自分にやさしくし、自分の気持ちを大切にしていこうという思考です。

 ネガティブ思考とは何か?

 自分を許さず、自分を責め、自分を脅し、自分を不安にさせる思考です。
 それはそのまま、
 子どもを許さず、子どもを責め、子どもを脅し、子どもを不安にさせることにつながります。
 それは決して子どもを幸せにしません。
 今、このネガティブ思考を変えなければなりません。

 では、どのようにして?

 言葉を変えることによってです。
 思考は必ず言葉に表れます。
 言葉と思考は一対のものです。
 子育てには本音が出ます。
 子どもに言っている言葉の中に自分の本音、自分の思考が表れています。
 そこを変える。
 子どもにかける言葉を変えていく。
 プラスの問いかけをしていく。
 そうすると自分がポジティブ思考に変わるだけでなく、子どもとの関係が変わって来ます。
 そして子どもとの関係が変わってくると、
 子どもが変わってくるのです。


 そのようにお話ししました。
 講演の最後にキロロの「未来へ」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。
 質疑応答も3人の方が質問して下さり、お答えさせて頂きました。
 質問して下さった方、ありがとうございました。
 講演後、主催者様のご厚意で本のサイン販売をさせていただきました。
 お蔭さまで完売しました。
 買って下さった皆さん、ありがとうございました。

 DSCN2101.jpg

 参加して下さった皆さん、熱心に聞いて下さってありがとうございました。
 講演に呼んでくださり送迎までして下さったセンター長の猪木さん、連絡等お世話くださった赤峰さん、本当にありがとうございました。
 また皆さんにお会い出来るのを楽しみにしています。
 もし、参加されていた方がこのブログをご覧になられていましたらコメント欄に感想など入れてもらえたらとても嬉しいです。

お世話になった猪木さんと赤峰さんと。

DSC_0004.JPG

 
 
posted by 長谷川 at 17:54| Comment(5) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月02日

第41回ペアレントセミナー「愛の子育て、エゴの子育て」 ありがとう<後編>


 最初からお読みになりたい方はコチラ→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/434408920.html

 中編からお読みになりたい方はコチラ→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/434446969.html


 では次4番目、
 4、愛や喜びや幸せを受け取る
  (私の許に生まれてくれてありがとう)

 
 親になるとついつい子どもに何をしてやれるか、何を身につけさせてやれるかと与えることばかりに目がいきがちですが、本当は子どもが生まれるときに持って来てくれた愛や喜びや幸せを受け取ることの方が何倍も大切です。
 なぜか?
 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
 
 ここで紹介したいものがあります。
 ある助産師さんが書かれた文章です。
 タイトルは「お母さんの宝物」。

(略)

そのお母さんは、出産予定日の前日に
胎動がないというので来院されました。
急いでエコーで調べたら、
すでに赤ちゃんの心臓は止まっていました。
(略)
普段なら私たち助産師は、
陣痛が5時間でも10時間でも、
ずっと付き合ってお母さんの腰をさすって、
「頑張りぃ。
 元気な赤ちゃんに会えるから頑張りぃ」
と励ましますが、
死産をするお母さんには
かける言葉がありません。
赤ちゃんが元気に生まれてきた時の
分娩室は賑やかですが、
死産のときは本当に静かです。
しーんとした中に、
お母さんの泣く声だけが響くんですよ。
そのお母さんは分娩室で胸に抱いた後、
「一晩抱っこして寝ていいですか」
と言いました。
明日にはお葬式をしないといけない。
せめて今晩一晩だけでも
抱っこしていたいというのです。
私たちは「いいですよ」と言って、
赤ちゃんにきれいな服を着せて、
お母さんの部屋に連れていきました。
その日の夜、看護師が様子を見に行くと、
お母さんは月明かりに照らされて
ベッドの上に座り、
子どもを抱いていました。
「大丈夫ですか」と声をかけると、
「いまね、
 この子におっぱいあげていたんですよ」
と答えました。
よく見ると、お母さんは
じわっと零れてくるお乳を指で掬って、
赤ちゃんの口元まで運んでいたのです。
死産であっても、胎盤が外れた瞬間に
ホルモンの働きでお乳が出始めます。
死産したお母さんの場合、
お乳が張らないような薬を飲ませて
止めますが、すぐには止まりません。
そのお母さんも、赤ちゃんを抱いていたら
じわっとお乳が滲んできたので、
それを飲ませようとしていたのです。
飲ませてあげたかったのでしょうね・・・
死産の子であっても、
お母さんにとって子どもは宝物なんです。
生きている子ならなおさらです。
一晩中泣きやまなかったりすると
「ああ、うるさいな」
と思うかもしれませんが、
それこそ母親にとって
最高に幸せなことなんですよ。
母親学級でこういう話をすると、
涙を流すお母さんがたくさんいます。
でも、その涙は浄化の涙で、
自分に授かった命を慈しもう
という気持ちに変わります。
「そんな辛い思いをしながら
 子どもを産む人がいるのなら
 私も頑張ろう」
「お乳を飲ませるのは幸せなことなんだな」
と前向きになって、
母性のスイッチが入るんですね。


 子どもを持てば色々と悩みも出てくるでしょう。
 でもそれらの悩みは子どもがいてくれるから生まれるんですね。
 悩みの裏側には子どもがいてくれる幸せがあります。
 悩みを通して今まではあたり前だと思っていたことが
 あたり前ではなくて有り難かったんだと気がつく。
 そうして私たち親も悩みを通して成長していってるのだと思います。
 今日皆さんに聞いていただく曲は「 You raise me up 」 という曲です。
 このタイトルは
 「あなたは私に力をくれる」
 「あなたは私に勇気をくれる」
 「あなたは私を育ててくれる」
 そういう意味です。
 この曲を私たちの子どもたちに捧げたいと思います。

 

    You raise me up
 Artist : Celtik Woman 和訳:はせがわみつる

When I am down and, oh, my soul, so weary
沈み込み、心が疲れているとき
When troubles come and my heart burdened be
困難があって、心が重く苦しいとき
Then I am still and wait here in the silence
そんなとき私はただ待つの、沈黙の中で
Until you come and sit awhile with me
あなたが私のそばにやってきてくれるまで

You raise me up, so I can stand on mountains
あなたは私に力をくれる、だから高い山も越えられる
You raise me up to walk on stormy seas
あなたは私に勇気をくれる、嵐の海だって渡ってみせる
I am strong when I am on your shoulders
私は強くなれるの、あなたがいてくれるなら
You raise me up to more than I can be
あなたは私に力をくれる、私がそう出来る以上に



 この曲の中のYouとは神様のことです。
 子どもって本当は神様かもしれませんね。
 子どもの笑顔であんなに幸せな気持ちになれるのは、
 それが神様の笑顔だからかもしれませんね。
 
 では、最後5番、
 5、自分のエゴに気づく
 (「あなたのため」は自分のため)


 今まで愛の子育てについていっぱいお話ししました。
 今日は大丈夫でしょう、子どもにやさしく出来るでしょう。
 明日も大丈夫かもしれません。
 でも2日経ち3日経ち、1週間経ったらまたいつものエゴの子育てに戻って、
 子どもにガミガミ言ってるかもしれません。
 だからこれから言うことをよく聞いて下さい。
 皆さんは今日、エゴの子育てとは何か、愛の子育てとは何かをお知りになりました。
 その仕組みまでお知りになりました。
 ですから明日もしエゴの心が出て来て子どもに何か文句を言おうとされた時にきっと
 「あっ、いま、私、エゴの心出てるわ。」
 と気がつかれることでしょう。
 そうすればそこで立ち止まることができます。
 そして文句を言うのをやめることができます。
 エゴの心は残念ながらなくすことは出来ません。
 エゴは自分の一部だからです。
 でもそれはなくすことは出来なくてもそれが顔を出した時に
 気づくことは出来ます。
 自分のエゴに気づき、そこで立ち止まるなら、
 決してエゴの子育てに逆戻りすることはありません。
 そしてそう心がけようとしているのは、
 子どもの幸せを心から願っている親の愛の心であり、
 そのように心がけるのが愛の子育てです。

 本日は誠にご清聴ありがとうございました。 

 そのあとキロロの「未来へ」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。
 
 DSCN2050.jpg

 DSCN2053.jpg


 参加して下さった皆さん、ありがとうございました。
 また7月にお会い出来るのを楽しみにしています。
 次回のペアレントセミナーは7月の第二日曜日を予定しています。
 もし感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。

 
 参加して下さった方がブログに今回のペアレントセミナーの感想を載せて下さっています。
 こちらです→http://ameblo.jp/frauyoko-monaka/entry-12133667244.html
 是非ごらん下さい。



posted by 長谷川 at 14:01| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月01日

第41回ペアレントセミナー「愛の子育て、エゴの子育て」 ありがとう <中編>


 最初からお読みになりたい方はコチラ→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/434408920.html

 では、まず「愛の子育て」の資料をご覧下さい。
 DSC_0606.jpg 

      < 愛の子育て >   

    1、いい子にしようとしない
    (あなたでいい、あなたがいい)

    2、甘えを許し受け入れる
    (あなたもわたしもダメでいい)

    3、自然にお任せする
    (私には何もできません)

    4、愛や喜びや幸せを受け取る
    (私の許に生まれてくれてありがとう)

    5、自分のエゴに気づく
    (「あなたのため」は自分のため)



 1、いい子にしようとしない
 (あなたでいい、あなたがいい


 いい子にしようというのは今の子どもを否定することです。
 「今のあなたじゃダメ」と言ってるのと同じですね。
 僕が家庭教師で担当するのは中学生の男子が多いのですが、
 大抵は勉強が大嫌い、ゲーム大好きです。
 そういう子どもに対して親も先生も「今のあなたのままじゃダメだ」と
 その子を否定する言動ばかりで関わってしまうため、
 その子にとって周りの大人は全部、敵になってしまうんですね。
 そうなると子どもは大人の言うことなんて聞きません。
 だから僕はまず子どもの味方になるんです。

 「ゲームおもろいなあ、どんなゲーム好き?
  どんな漫画読むの?」

 そんな子どもの興味のある所から話を聞いていきます。
 あと子どもの愚痴も聞きます。
 学校の先生に対する愚痴、親に対する愚痴を
 「そうか、そうか。そらそやな。わかるよ。」
 と否定しないで全部聞きます。
 子どもの立場に立って共感するんです。

 勉強も楽に解ける問題からやって
 「出来た、出来た」「すごい、すごい」と
 ほめてあげる。
 「君は素直やなあ。素直な子はぜったい伸びるよ」と
 その子の長所を教えてあげる。

 こういうことを2ヶ月も続けていると、
 この先生は今までの大人と違うな、
 この先生だけは「自分を認めてくれる、自分をほめてくれる、
 この先生は信頼できる」になるんです。
 そうして子どもとの間に信頼関係を築くことが出来たら

 「一緒にがんばっていい点取ろな」
 「はい!」
 「一緒にがんばって◯◯高校合格しよな」
 「はい!」
 てなるんです。

 教育でも子育てでも子どもとの間に信頼関係がないと
 うまくいくはずがありません。
 こうして信頼関係が出来ると子どもはいろんなことを相談してきます。

 「先生、勉強しなアカンと思ってもついついゲームをしてしまう。
  どうしたらいいやろ?」

 「みんな同じやで。勉強しようと思いながら
  ついついゲームしてしまうやろ。分かるわー。」

 「わかる?先生」

 「わかるでー。ゲームがあったらやってしまうのはあたり前やわ。」

 「あったらやってしまうなあ、先生」

 「うんうん。だから先生の教え子でな、ゲーム売った子おったわ。」

 「へ〜、勇気あんなその子。」

 「うん。よっぽどその高校に受かりたかったんやと思う。」

 「そうか・・」

 
 そういうふうに会話するとね、中に
 「先生、僕ゲーム売るわ」という子がいるんです。
 僕が「売れ!」と言ったわけではありませんよ。
 その子が自分で考えて行きたい高校があるからゲームをやめようと決断したんです。
 これは本当に尊いことです。
 何かを無理矢理やらせたり、
 親の思ういい子にしようとするのが教育ではありません。
 子どもの内側から自然に子どもの良さが引き出されてくること、
 それこそが教育です。
 子どもの良さが引き出されるためには子どもの良さをみてやらねばなりません。
 その良さを信じてやらねばなりません。
 そしてあたたかい信頼関係をつくること。
 あとは信じて待つ。いつまでも待つ。
 それは僕がその子を信じている証しです。
 
 
 では、2つ目、
 2、甘えを受け入れる
 (あなたもわたしもダメでいい)


 あなたもわたしもダメでいい。
 いい言葉ですね。
 楽になる言葉ですね。

 不登校の子もね、
 「もう無理して学校に行かんでもいいよ。
  ずーっと休んでいてもいいからね。」
 そうお母さんから言ってもらえたらどんなに楽になるでしょう。
 どんなに安心出来るでしょう。
 そうしてゆっくり休めたら、元気も出て来て、勇気も出て来て、
 また学校に行こう!という前向きな気持ちも湧いて来ます。

 こうお話しすると
 「そんな簡単なことで不登校は解決するはずがない。
  そんなことを言ったら子どもは安心してしまって、
  ずーっと学校に行かなくなる危険性だってあるだろ。」

 と言われる方もおられます。

 はっきり言っておきます。
 不登校の子に「もう無理して学校に行かんでもいいよ。 ずーっと休んでいてもいいからね。」と言うのは簡単なことではありません。
 その言葉を言うのは親にとってものすごく勇気がいることであり、覚悟がいることです。
 その言葉をかけたからといって必ず学校に行くようになるという保証はありません。
 「子どもが安心してしまってずーっと行かなくなる危険性」だってあります。

 にもかかわらず、
 子どものつらい気持ちがわかって、
 自分の不安よりも子どもの不安を取ってやりたい。
 安心させてやりたい。
 学校に行くことよりも、子どもが笑顔でいてくれることの方が大切や。
 学校なんか行けなくてもいい。
 今、この子がこの子らしく生きられることの方が大事や。
 そんな親の覚悟から発せられた「学校に行かなくていいよ」には
 親の本当の愛が込もっています。
 そこに親の信実が表れています。
 それが子どもに伝わるのです。

 自分は本当に愛されているんだ、
 その確信が子どもに勇気と自信を与えるのです。

 言葉ではありません。
 親の覚悟、親の愛が子どもに伝わって、子どもは学校に行けるようになるのです。

 
 では3番目、
 3、自然にお任せする
 (私には何もできません)


 僕は子どものことで色んな人の相談にのって来ました。
 不登校をはじめ、家庭内暴力や非行の問題、
 そしてあまりにも深く悩まれて「もうどうしたらいいかわからない」と
 言われる方もおられます。
 そんなとき僕はこんなふうにアドバイスすることがあります。

 「これは人間の頭で考えたり、努力でなんとかなる問題ではありません。
  お家の近くにお寺や神社、お地蔵さんはありますか。
  お家のお仏壇でもかまいません。
  お祈りしてその問題を神仏にお預けされたらどうでしょうか。」


 子どものことで相談に来てまさか神頼みを勧められるとは !
まあこんな提案をして、その通り実行される方は半分もおられません。
 でもあまりにも真剣で、こんな僕の一見馬鹿げたような
 アドバイスを聞き入れ、実行される方も中にはおられます。
 そしてそういう方に限って本当に悩みが解決されるのです。
 どうしてでしょうか?

 「 放てば手に満てり 」という言葉があります。
 問題をぎゅうっとつかんで「どうしたらいい」と人間知であれやこれやとやっているうちはいっこうに問題は解決されないものです。これは私にはどうしようも出来ないことだと、手を開いて問題を放してみたら、自然に問題は解決され、本来悩む必要のない満たされている自分を発見するという意味です。

 先ほどの不登校の例でも「学校に行かなくてもいいよ」と問題をつかんでいた手を開いたとき、問題も消えていきました。
 実は、放っておいたら自然に治る、自然に良くなっていくのに親がいらん手出し口出しをしていつまでもその問題をこじらせて長引かせているという側面もあるんですね。
 それを神仏にお預けすることによって親のいらん手出し口出しが止んで、自然に良くなっていこうとする力が働き出して問題がなくなるということがあるんです。つまりそれを止めれば自然に良くなっていく・・。だけど心配で手出し口出しがやめられない。
 だからそれをやめる手段として神仏にお祈りし問題をお預けする。

 またお祈りを続けられるうちに自分の今までのありようを反省され、ご自分が変わられることによって子どもさんも変わられるということもありました。祈るという行為はきっと人を謙虚にする働きもあるのでしょう。

 でも、僕はやっぱり神仏やお地蔵さまのお蔭やと思っていますけどね。
 その方が夢があっていいでしょ。

 自分が働きかけなければ何も良い変化が表れないと考えるのではなく、もっと自然の成り行きを信頼して待ってみたり、自然の成り行きを生かそうとする視点を持つようにすると子どもの問題も解決しやすいし、子育てもずいぶん楽になると思います。


 後編(完結編)はこちら→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/434483706.html
 
 
 
posted by 長谷川 at 13:56| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月29日

第41回ペアレントセミナー「愛の子育て、エゴの子育て」 ありがとう <前編>


 きのう2月28日(日)は第41回ペアレントセミナーがありました。
 テーマは「愛の子育て、エゴの子育て」
 30人以上の方が参加して下さいました。

DSC_0606.jpg

 愛の子育てとは「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し育てていく。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです」というものです。

 では、エゴの子育てとは、
「いい親であろうと子どもに厳しく接し、
 いい子に育てようと子どもを管理、コントロールし、
 自分のことは置いといて子どもにだけは正しいことを言い、
 もっともっとと子どもに求め、
 自分もしんどい、子どももしんどい、
 自分も不満、子どもも不満、
 親ががんばってる割には子どもがちっとも伸びない」

 というものです。
 こんなの言い出したら僕も含めてみんなエゴの子育てですね。
 まさにうちがそれ!という人が8割くらいおられるんじゃないでしょうか。

 DSCN2048.jpg

 仕事やったらね、努力が大事です。
 スポーツでも勉強でも努力が大事です。
 でも子育てに必要なのは愛であり、喜びであり、感謝です。
 ところがみんな仕事や勉強やスポーツで努力が大事なものですから、ついつい子育ても努力でうまくいかそうとするんですが子育ては努力ではうまくいきません。この世には努力でうまくいくものと努力でうまくいかないものがあります。
 
 < 努力でうまくいくもの >        < 努力じゃないもの >

  仕事、勉強、スポーツ            恋愛、友人関係、子育て

 ( 競争、達成、成功 )          ( 関係、楽しむ、癒し )


 日本人はなんでもかんでも努力、努力言い過ぎなんです。
 何でも努力で解決出来ると思ったら大間違いです。
 不登校なんて親がいくら努力したって解決しませんよ。
 学校に行かそうと努力すればするほど悪化するのが不登校です。
 努力することばかりが良いように思うけれど、努力の反対もまた良いんですね。

  現状に満足するな!   ← 真反対 →    足るを知れ!
  もっと努力せよ                今に感謝
  (上昇志向)                (感謝志向)

 「もっと勉強させて、             「元気やったらそれでいい。
  もっといい成績を取らせる。          あんたがおると楽しいわ。
  もっといい子に、もっと強い子に。」      あんたは素晴らしいで。」 
  ー エゴの子育て ー             ー 愛の子育て ー


 子育ては誰かと競争するものでもなければ、何かを達成したり、何かに成功したりするものではありません。
 だから子育てに努力はいりません。
 子育てはね、愛する、喜ぶ、感謝するでうまくいくんですね。
 愛の子育ての方が子どもは伸びるんです。
 なぜなら子どもの意欲、向上心、知的能力、思いやりの心を育てるのは、努力ではなくて愛の心であり、喜ぶ心であり、感謝する心だからです。

 DSCN2049.jpg

 「エゴの子育て」から子どもが伸びる「愛の子育て」に移行するためには愛の心とは何か、エゴの心とは何かを知る必要があります。

 < 愛の心 >      < エゴの心 >  

   つなぐ         分ける
   愛する         損得を考える
   信じる         疑う
   任せる         管理する
   共感する        意見する
   許す          許さない
   受け入れる       拒絶する
   楽しむ         努力・我慢する
   自己実現        自己安全


 愛は2つのものを1つにする力、引きつけ合う力、引力みたいなものです。
 愛の心は子どもとの間にあたたかくて信頼し合える関係を生み出します。
 この関係が子どもの成長、発達、進歩、向上を助けます。
 それに対してエゴは1つのものを2つに分ける力、自分から引き離す力、違いを見つける力です。
 エゴの心は相手との間に対立関係を生み出します。
 しかしまた、エゴにはマイナスの側面だけでなく非常に大きなプラス面もあるのです。「分ける力」とは「分かる力」であり、物事を認識し思考する力でもあるのです。
 これは自分の頭で考え、結論を得て、行動できる力となります。
 エゴ(自我)の力は自立する力でもあるのです。

 子どものエゴ(自我)を健全に育て、支えるのが親の愛の心です。

 人間が成長するということは自然存在が社会的存在になるということです。
 社会的存在とは不自然な存在です。
 だから教育とは少し不自然なことをしている、
 子どもに無理をさせているのです。
 人間になるということはいいこと半分、悪いこと半分なんですね。

 いいこととは、
 愛し合える、信じ合える、助け合えるということです。
 これは人間だから出来るんです。
 これは努力して身につけるものではないんです。
 子どもが人を愛するようになるためには、
 まず親が子どもを無条件に愛してあげなければいけません。
 愛する心は努力や訓練では育ちません。
 ただ愛されることによってのみ育ちます。
 信じる心も同じです。
 努力や訓練ではなく親が子どもを信じることによって育ちます。

 悪いこととは、
 疑う、相手をコントロールし支配しようとするということです。
 人間知をフルに使って利己的に行動するということです。
 人間社会で生きていく限りはこういう知恵も必要かもしれません。
 でもそれはビジネスの世界の話であって、
 子育てや家族関係にそのエゴの知恵を使うのは間違っています。
 そんなことをしたら家でゆっくり出来ません。
 家はゆっくりするところです。

 DSCN2044.jpg

 子どもを育てる、子どもが育つということは子どもがだんだん母親から離れていくということです。
 子どもはエゴの力を身につけ、自分で考え、自分で決断し行動出来るようにならなければいけません。
 「子育て四訓」というのがあります。

 乳児はしっかり肌を離すな
 幼児は肌を離せ、手を離すな
 少年は手を離せ、目を離すな
 青年は目を離せ、心を離すな


 つまり子どもが少しずつ親から離れていくこと、上手に離していくこと、
 それが子育てです。
 だから子どもが大きくなるということは一面寂しいことでもあるのです、
 母親も子どもも。
 子どもも母親から離れていくのは不安なんです、
 幼稚園入園とか小学校入学とか。
 実は子どもが母親から離れていけるのはお母さんと心の中で強い絆で結ばれているからなんです。
 そういう安心感があるからお母さんから離れていけるのです。
 そういう意味からも「甘え」を受け入れることが大切です。
 子どもが安心して自立していけるように親は愛の心で支えてやるということです。

 それでは次に愛の心で育てていくコツをお話ししていきます。


 続きはこちら→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/434446969.html


 
 
posted by 長谷川 at 14:37| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月14日

千葉県睦沢町『槇の木学園』での講演会


 昨日は千葉県睦沢町にあります『槇の木学園』に講演に行って来ました。
 聞いて下さるのは睦沢町の幼・小・中の父兄の方々や槇の木学園の保護者の方々です。
 テーマは「自信とやる気を引き出す!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」
 
 DSCN2022.jpg

 最初に詩「あいってなあに?」を紹介しました。

 まだ字も知らない幼い子どもたちにどんなふうにすれば愛を伝えられるだろうか、自分ならどんなふうに愛を伝えたいだろうかとそんなことを考えていた時に生まれたのがこの詩です。

 
       「あいってなあに?」    

        おひさまが
        でると
        あかるくなるでしょ

        おひさまが
        でると
        あたたかくなるでしょ  

        あなたと
        いると
        あかるくなるの

        あなたと
        いると
        あたたかくなるの                 
                    byはせがわみつる



 愛とは人の心を明るくするものです。
 愛とは人の心をあたたかくするものです。
 その愛をあなたが私に持ってきてくれた。
 そんなふうに愛を伝えられたら素敵だなあ、という思いからこの詩が生まれました。

 DSCN2021.jpg

 さて今日はいかにして子どもの自信とやる気を引き出していくか、どのようにすれば子どもの自己肯定感を育んでいけるかということについて皆さんと考えていきたいと思います。

 ふだん親は子どもにどんな言葉をかけているでしょうか?
 「早よしなさい」
 「もう宿題したの?」
 「何度言ったらわかるの」
 「いい加減にしなさい!」
 親が子どもにかける言葉の8割以上は、注意・命令・禁止・叱責です。

 こんな上からの一方通行な関わりではなく、親はもっと子どもと前向きで建設的な対話をしなくてはなりません。
 そのためには「どうしたらいいと思う?」「どうしたい?」と子どもの考えや気持ちを聞こうとして問いかけていく必要があります。
 そんなふうに子どもの思いを尊重する姿勢で関わると子どもは、自分は大切にされている、認められている、愛されていると感じるようになります。
 そしてそのように感じるとき子どもは『自己成長力』を発揮し主体的、意欲的に物事に取り組むようになるのです。
 そういう関わりこそが子どもの自己肯定感を高め、自信とやる気を引き出します。

 DSCN2019.jpg
 
 そのあと資料をもとに具体例や実例をあげながら解説していきました。


    < 自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方 >
       〜 自己肯定感を育てる関わり 〜

     1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

     2、そのままを愛する(変えようとしない)

     3、子どもの善さを見る(尊敬する)

     4、話を聴く(口を挟まず最後まで)

     5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

     6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

     7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)



 講演の中で「手紙」という曲を聞いていただきました。
 

 「子どもを持つことによって得た愛、
 その愛はその子を世話し育てることによってより強く、
 より確かなものになります。
 それをこの歌詞を書いた人は知っています。
 そして今度は自分が弱っていく体をもって
 愛とは何かを子どもたちに伝えようとしている歌です。

 愛する子どもたちよ
 愛するということはやさしく世話をすることであり、
 許すことであり、待つことであり、理解しようとすることであり、
 そしてそれら全てを喜びをもってすることである


 そう伝えようとしている歌です。」

 その後「子どもからの3つのプレゼント」についてお話ししました。

 講演の最後に熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違う100種類の詩をプレゼントしました。

 DSCN2028.jpg

 講演会、そして交流会に参加して下さった皆さん、ありがとうございます。
 今回講演に呼んでいただいた槇の木学園の理事長先生、お世話頂いた井上様、お手伝いしていただいた皆様、本当にありがとうございました。
 楽しかったです。
 また皆様にお会い出来る日を楽しみにしています。また呼んで下さい(笑)

 もし講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 つづきはウェブで。

 講演後に理事長先生と担当の井上様と記念に1枚。

 DSC_0607.jpg

 

posted by 長谷川 at 15:20| Comment(4) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする