2017年11月18日

岐阜県本巣市連合PTA研修大会での講演会


 昨日11月17日は岐阜県本巣市まで講演に行ってきました。
 本巣市連合PTA研修大会での講演です。

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 実はこの講演会、僕のブログの一人の熱心な読者さんの思いから実現したものでした!

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 その辺の経緯はまた後で詳しく書かせていただくとして、まずは昨日の講演でお話しした内容を。

 
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 最初にこの詩を紹介しました。

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 「こそだてはまつれんしゅう」
 それが難しいんですよね。
 でも人を育てるのが上手な人は待つことが上手です。
 また運や幸福をつかむのが上手な人も待つことが上手です。
 「残りものに福がある」て言うでしょ。

 「ふうふはゆるすれんしゅう」
 これはもっと難しい。
 夫婦生活を続けていくコツとしてよく『我慢』が言われますが、
 この『我慢』という言葉は元は仏教用語で、
 自己中心的に物事を捉え、自分を正しいものと高く見て、他を低く見る慢心という意味なんですね。
 「自分が我慢している。自分が許してやっている。」
 そう思う心こそが慢心であり、そういう心ではいつまでたっても相手を許す広い心にはなれません。
 「自分は勘違いしていた。自分の方が我慢してもらっていた。許してもらっていた。」
 そう気がついて初めて本当に感謝できて、本当の意味で許すことができるようになるのです。


 さて、今日の講演のテーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」
 まずはこの資料をごらんください。


    < 自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方 >
       〜 自己肯定感を育てる関わり 〜

     1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

     2、そのままを愛する(変えようとしない)

     3、子どもの善さを見る(尊敬する)

     4、話を聴く(口を挟まず最後まで)

     5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

     6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

     7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)


 
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 1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)ではこんなお話をしました。

 私、4年前初めて花嫁の父になりました。
 結婚式ってね、必ず小さい頃からの写真が音楽やナレーション付きでスライドショーで流れますね。

 ああ、あの時は楽しかったなあ・・
 ああ、あの時は幸せやったなあ・・

 て思い返しますと、
 子どもから幸せをもらってたんやなあ・・、
 いっぱい、いっぱい幸せをもらってたんやなあ・・、
 今までありがとう。
 そう思ったら涙が後から後から溢れてまいりました。

 親になりますとついつい子どもに何をしてやれるか、何を身につけさせてやれるかと『与える』ことばかりに目が行きがちですが、本当は子どもが持ってきてくれた愛や喜びや幸せを『受け取る』ことの方が何倍も大事なんじゃないかと思うんです。

 親はね、勘違いしてしまうんです。

 親が子どもを幸せにしてやらないとって思ってしまうんです。でも、逆なんですね。
 親が子どもを幸せにするんじゃないです。
 子どもが親にいっぱい幸せを与えてくれているんです。
 親は幸せをもらっている側なんですね。
 そしていっぱい幸せをもらったらいいんですね。
 なぜか?
 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
 そうして子どもに幸せを返していったらいいんですね。
 
 自分という存在は親に喜びを与える存在なんだ。
 幸せを与える存在なんだ。
 そう思えること。
 それこそが子どもの自信の基礎となるものです。
 

 2、そのままを愛する(変えようとしない)のところではこのようにお話しました。

 「そのままを愛する」とは、やんちゃな子はやんちゃな子のまま、引っ込み思案な子は引っ込み思案な子のまま、そのままを愛するということです。

 それは子どもを変えようとしないということです。
 
 欠点もある、ダメなところもある、だけど

 「そのままの自分で愛されている」

 そう思えることが子どもにとってどんなに嬉しくてどんなに幸せでどんなに自信がつくことでしょう。
 自信とは究極的にはただ一つです。
 「自分は愛される存在である、自分には愛される価値がある。そう思えること。」
 それこそが自信の根幹にあります。
 それが今の、そして未来の子どもの心を支えるのです。

 そうお話しした後、絵本「いいこってどんなこ?」を紹介しました。

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 そして講演の最後にこのようにお話しをしました。

 子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、あなたのもとに生まれてきました。ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。

 だけど、ママには笑っていてほしい。幸せでいてほしい。
 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 誰にでも欠点やダメな所はあると思います。
 皆さんはそのダメな所や欠点を直すのではなく、許してください。
 そして自分の欠点を許したように子どもさんやご主人のダメな所も許してあげてください。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうして許しあって、笑いあって、皆さんが幸せに子育てしていかれることを心より願っております。

 最後にみなさんにプレゼントがあります。
 レジュメの5枚目に詩がついていますね。
 その詩はお一人お一人すべて違う詩になっております。
 あなたのところに届いた詩はあなただけに届けられた詩です。
 もしその詩がみなさんのお心に届いたのならこんなに嬉しいことはありません。
 本日は誠にご静聴ありがとうございました。

 講演会の後、本「あなたも私もそのままでいい」(500円税込)のサイン販売をさせていただきました。


 皆さん、熱心に聞いてくださいました。
 本当にありがとうございます。
 お世話くださった役員の皆さん、ありがとうございました。
 講演会に参加されてこのブログをご覧になられている方がおられましたら、講演の感想等コメントいただけたらとても嬉しいです。
 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。


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(お世話くださった役員の皆さんと)
 


 
 
 実はこの講演会は林りえさんとおっしゃる一人の方の熱い思いから実現したものでした。
 林さんは3年ほど前、お子さんのことで悩んでおられてネットで色々と調べられていたそうです。
 その時にこのブログ「長谷川満の親学講座」にたどり着かれて、ブログを読むだけでなく本も購入されて自分の子育てだけでなく、自分自身の在り方も振り返られたそうです。

 昨日お会いした時に林さんは「先生のブログや本を読んでから、子育ては足し算ではなく、引き算だと気づきました。手を出し口を出し何かをしてやるのではなく、そういうことをやめていく。親の願いや不安を諦めていく。そういうことが大切だと知りました。初めは意識してそのようにしていましたが、そのうちそれが自然になってくると子育てがとっても楽になりました。私、先生のブログに出会って変わったんです。母からも心が広くなったねって言われます。」とおっしゃっていました。

 その林りえさんと去年の9月に岐阜県西濃地区PTA連合会の講演会で初めてお会いしました。
 (その時の講演の様子や内容がこちら➡︎http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/441596686.html
 そしてその際、お手紙をいただきました。

 そのお手紙に「PTAの関係で毎年行われる市の研修大会で講師の先生をお招きするのですが、なんとか長谷川先生にお越しいただけるように、一人でも多くの方に先生の講演を聞いていただけるように、全力を尽くしたいと思います。」とありました。(実際のお手紙➡︎http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/441622168.html

 そしてそのお言葉通り、林さんのご尽力によって今回の講演が実現しました。

 「夢が叶いました。今日はケーキを買ってお祝いします。」

 と言ってくださいました。
 
 その言葉を聞いて、本当にありがたく、嬉しく、
 熱意が物事を実現させていくことを改めて教えていただきました。
 ありがとうございました。

 最後になりましたが、接待役としてずっとお世話いただきました前会長の麻由さん、お世話になりました。おかげさまでリラックスしてとても楽しく過ごすことができました。ありがとうございました。

 林りえさんと麻由さんと。(右の白い服の方が林りえさん、左が麻由さん)

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posted by 長谷川 at 18:17| Comment(4) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月10日

加古川市立志方小学校での講演会「自信とやる気を引き出すプラスの問いかけ」


 今日は午前中、加古川市立志方小学校に講演に行ってきました。

 テーマは「自信とやる気を引き出すプラスの問いかけ」

 参加してくださったのは保護者の方と地域の皆さん約55名です。

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 親が普段、子どもにかけている言葉ってどんな言葉でしょう?

 「早くしなさい」
 「もう宿題したの」
 「何べん言ったらわかるの」
 「いい加減にしなさい」

 実は親が子どもにかけている言葉の8割以上は、注意・命令・禁止・叱責なんですね。
 これでは子どもの自信や意欲は引き出せません。
 なぜなら、これらの言葉は上からの一方通行で対話になっていかないからなのです。
 自信や意欲を引き出そうと思ったらもっともっと子どもと対話しなくちゃ引き出せません。
 ちょっと例を挙げて説明します。


 中学生くらいになれば「なんで英語なんて勉強しなあかんの?」なんていう子がいます。
 こんな時こそ「問いかけ」をするのです。

 「どうしてやと思う?」

 「えっ、海外旅行に行った時に困るからかなあ・・」

 「たぶん英語ができなくても海外旅行はできると思うで。」

 「じゃあ、仕事する時にいるからかなあ・・」

 「そうやなぁ・・、ところで〇〇くんは将来何になりたいの?」

 「スタントマン!ハリウッド映画でやるような国際的なスタントマンになりたい!
  先生!ハリウッドってアメリカやろ。それやったら英語を話せなあかんやんな、先生。」


 「ほんまやなあ。」

 「先生、オレ、英語がんばるわ。」

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 このようにして子どもの考えや気持ちを聞こうとして問いかけていくと対話が成立して、そういう対話の中で子どもが自分で答えを見つけていく。
 それは親が一方的に押し付けた意見ではなくて子ども自身が自分で考えて自分で出した結論ですから子どもの行動も変わる可能性大なんですね。

 それだけじゃなくていつもそういう風に子どもの意見を聞こうとして問いかけていると子どもは自分で考えるようになるし、自分で出した結論に責任を持つようになります。つまり子どもの主体性を育むことになるんですね。

 また頭ごなしに叱らずに子どもの気持ちや考えを理解しようとして問いかけることによって、その子に対する愛情やその子を尊重する姿勢を示すことになります。それが親子の信頼関係を築くことにもつながります。

 でも問いかけ方にもコツがあるのです。
 では資料を見てください。

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 プラスの問いかけは子どもの考える力や主体性、意欲、能力を引き出します。
 マイナスの問いかけは子どものやる気をなくさせ、親子関係を悪くします。

    <子どもに対するプラスの問いかけ>

・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?
・ 何から始める?
・ どうしたら楽しく出来るかな?
・ 今すぐ出来ることって何かな?
・ どうしたの?何かあった?
・ どうしてかな?

    <子どもに対するマイナスの問いかけ>

・ なんで〜するの?
・ なんで〜しないの?
・ なんで〜したの?
・ もう宿題したの?
・ なんで怒らすの?
・ 何をしなければいけないの?
・ (悪い予想)になったら、どうするの?
・ どこを直さないといけないの?
・ ちゃんとしたの? わかってるの?
・ 何がいけないの?
・ 誰が悪いの?

 プラスの問いかけは子どもの考えや気持ちを聞こうとするもので、このように問いかけられると子どもは、自分は大切にされている、認められている、愛されていると感じます。このように感じるとき、子どもは自らの内に宿る『自己成長力』を発揮し、主体的・意欲的に物事に取り組んでいくようになります。




 マイナスの問いかけは「なんで〜」ばっかりやね。
 「なんで」と頭についたら後はろくな言葉が来ません。
 嘆く言葉か相手を責める言葉が続いてしまいます。
 問題はね、これらのマイナスの問いかけを無意識のうちにいっぱいしているということです。

 まずはそこを意識化する。

 自分が子どもにかけている言葉を意識化してマイナスのものをプラスに変えていく。
 そうしてプラスの問いかけが子どもに自然にできるようになってきますとみなさん自身がプラス思考、ポジティブ思考に変わってきます。

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 ポジティブ思考とは何か?
 自分を許し、自分に優しくし、自分の気持ちを大切にする思考です。

 ネガティブ思考とは何か?
 それは自分を許さず、自分を責め、自分を脅し、自分を不安にさせる思考です。

 それはそのまま子どもを許さず、子どもを責め、子どもを脅し、子どもを不安にさせる思考につながります。
 それは決して子どもを幸せにしません。
 今この思考を変えなければなりません。
 どのようにして?

 言葉を変えることによってです。

 思考は必ず言葉に表れます。
 言葉と思考は一対のものです。
 子育てには本音が出ます。
 子どもに言っている言葉の中に自分の本音、自分の思考が表れています。
 そこを変える。
 子どもにかける言葉を変えていく。
 そうするとポジティブ思考に変わるだけでなく、子どもとの関係が変わってきます。
 そして子どもとの関係が変わってくると子どもが変わってくるのです。

 そのあと具体的な実例やエピソード、ドラえもんのお話や絵本なども紹介しながら「自信と意欲を引き出す親子関係の作り方」をお話しました。

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 講演の終わりにキロロの「未来へ」の曲にのせて60種類のお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

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 今日参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
 きっと、しかた子ども園で以前講演を聞いてくださった方もたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。
 とてもあったかくホームな感じで嬉しかったです。
 もし、参加された方でこのブログをご覧になられていましたら今日の講演会の感想等コメントいただけるととても嬉しいです。
 では、またお会いできる日を楽しみにしています。



posted by 長谷川 at 18:21| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

兵庫県たつの市御津子育てつどいの広場での講演会


 今日11月8日(水)は午前中、たつの市御津子育てつどいの広場の「わくわく親子講座」で講演してきました。

 テーマは「無為の子育て 〜あなたのままで100点満点〜」

 聞いて下さるのは0〜3歳のお子さんをお持ちのお母さん方です。

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 無為とは、2500年前の中国の老子の言葉です。
 「はからうことなく、ありのままにそのままに、自然にお任せする」という意味です。
 ですから「無為の子育て」とは、強い子にしようとか賢い子にしようとか、そういうはからいを捨てて、あるがまま自然のままに子育てしていきましょうということです。
 あるがままですから、親である自分も「いい親」になろうとしない。
 いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、そのまま育てていく。
 それが一番楽だし、幸せだし、子どもが本来持っている意欲や能力も一番よく伸びるんですね。

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      無為の子育て    

   1、いい子にしようとしない
   (あなたでいい、あなたがいい)

   2、甘えを許し受け入れる
   (あなたもわたしもダメでいい)

   3、自然にお任せする
   (私には何もできません)

   4、愛や喜びや幸せを受け取る
   (私の許に生まれてくれてありがとう)

   5、自分のエゴに気づく
   (「あなたのため」は自分のため)

 

 講演の中である助産師さんの文章を紹介しました。
 タイトルは「お母さんの宝物」。

そのお母さんは、出産予定日の前日に
胎動がないというので来院されました。
すでに赤ちゃんの心臓は止まっていました。
(略)
普段なら私たち助産師は、
陣痛が5時間でも10時間でも、
ずっと付き合ってお母さんの腰をさすって、
「頑張りぃ。
 元気な赤ちゃんに会えるから頑張りぃ」
と励ましますが、
死産をするお母さんには
かける言葉がありません。
しーんとした中に、
お母さんの泣く声だけが響くんですよ。
そのお母さんは分娩室で胸に抱いた後、
「一晩抱っこして寝ていいですか」
と言いました。
せめて今晩一晩だけでも
抱っこしていたいというのです。
私たちは「いいですよ」と言って、
赤ちゃんにきれいな服を着せて、
お母さんの部屋に連れていきました。
その日の夜、看護師が様子を見に行くと、
お母さんは月明かりに照らされて
ベッドの上に座り、
子どもを抱いていました。
「大丈夫ですか」と声をかけると、
「いまね、
 この子におっぱいあげていたんですよ」
と答えました。
よく見ると、お母さんは
じわっと零れてくるお乳を指で掬って、
赤ちゃんの口元まで運んでいたのです。
飲ませてあげたかったのでしょうね・・・
死産の子であっても、
お母さんにとって子どもは宝物なんです。
生きている子ならなおさらです。
一晩中泣きやまなかったりすると
「ああ、うるさいな」
と思うかもしれませんが、
それこそ母親にとって
最高に幸せなことなんですよ。
母親学級でこういう話をすると、
涙を流すお母さんがたくさんいます。
でも、その涙は浄化の涙で、
自分に授かった命を慈しもう
という気持ちに変わります。
母性のスイッチが入るんですね。



 子どもを持てば色々と悩みも出てくるでしょう。
 でもそれらの悩みは子どもがいてくれるから生まれるんですね。
 悩みの裏側には子どもがいてくれる幸せがあります。
 悩みを通して今まではあたり前だと思っていたことが
 あたり前ではなくて有り難かったんだと気がつく。
 そうして私たち親も悩みを通して成長していってるのだと思います。
 今日皆さんに聞いていただく曲は「 You raise me up 」 という曲です。
 このタイトルは
 「あなたは私に力をくれる」
 「あなたは私に勇気をくれる」
 「あなたは私を育ててくれる」
 そういう意味です。
 この曲を私たちの子どもたちに捧げたいと思います。

 
 

     You raise me up
 Artist : Celtik Woman 和訳:はせがわみつる

When I am down and, oh, my soul, so weary
沈み込み、心が疲れているとき
When troubles come and my heart burdened be
困難があって、心が重く苦しいとき
Then I am still and wait here in the silence
そんなとき私はただ待つの、沈黙の中で
Until you come and sit awhile with me
あなたが私のそばにやってきてくれるまで

You raise me up, so I can stand on mountains
あなたは私に力をくれる、だから高い山も越えられる
You raise me up to walk on stormy seas
あなたは私に勇気をくれる、嵐の海だって渡ってみせる
I am strong when I am on your shoulders
私は強くなれるの、あなたがいてくれるなら
You raise me up to more than I can be
あなたは私に力をくれる、私がそう出来る以上に



 この曲の中のYouとは神様のことです。
 子どもって本当は神様かもしれませんね。
 子どもの笑顔であんなに幸せな気持ちになれるのは、
 それが神様の笑顔だからかもしれませんね。

  
 そのようにお話ししました。

 講演の終わりに小田和正さんの「たしかなこと」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違う詩をプレゼントしました。

 みなさん大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございました。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
   


posted by 長谷川 at 17:15| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月21日

加古川市民会館で講演会がありました。〜子どもの思春期の特徴と大人の思旬期について〜


 10月21日(土)は午後2時20分から加古川市民会館で加古川市青少年育成協・加古川市教育委員会主催の講演会がありました。

 テーマは「思春期、反抗期の子どもとのつきあい方」

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 まず最初にこの詩を朗読したあと、皆さんに共感されたところをインタビューしました。

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 そのあと思春期の問題について3つの事例を出して具体的にお話ししました。

 「子どもの良さを見る」
 「子どもの話を聴く、気持ちを理解しようとする」
 「管理者ではなく援助者になる」
 
 そういう関わりによって子どもとの間に良好な関係が築けたなら子どもは自らの力で向上し良くなっていきます。

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 勉強でも、非行でも、不登校でも親子関係が悪いと良くなりません。 

 親子関係を良くするためにはまず思春期の子どもの特徴を知るとともに、
 思春期の子どもへの接し方を知っておく必要があります。

 では次の資料をごらんください。

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 親御様によってはそんな甘い接し方でいいのか。

 親の威厳はどこへ行った、と言われる方がありますが、親の威厳とはどのようなものでしょう。

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 私が考える親の威厳とは次の3つです。

 1、子どもが行きたい学校があれば何としてでも行かせてあげる。

 「お金のことは気にするな。お金はお父さんがなんとかする。お前は一生懸命勉強だけしとけ。」そう言い切る父親の気概。


 2、子どもがまだ小さくて遊んでほしかった時にいっぱい遊んで、楽しい思い出がいっぱいあること。

 「そばにいてほしかった時や遊んでほしかった時には全然遊びに連れて行ってくれへんかったくせに今さら親父ズラしないでほしい」なんて言われるようでは親の威厳なんてありません。


 3、子どものために恥をかく。子どものために頭を下げる。

 子どものためにいろいろとお願いに行く。子どもが悪さをしたら頭を下げて謝りに行く。そうして子どものためにいっぱい恥をかいて、いっぱい頭を下げたらいいんです。それが親の役目だし親の仕事です。親が子どものために泥をかぶる。威厳とはそういうところから生まれるのです。



 今日は思春期をテーマにお話ししていますが、実は大人にも思旬期があります。
 
 私は人生の「旬」は50代後半からだと考えていまして、
 人生が本当に面白くなってくるのは50代、60代からで
 そこからが人生の本番だとそう考えています。

 人生は大きく3つの時期に分けられます。自我未満(〜11歳)、自我の時代(12〜55歳)、脱自我(56歳〜)。


 
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 子どもの思春期や大人の思旬期とは人間のあり方が大きく変わる移行期にあたるわけです。 
 移行期には心も不安定になり、様々な問題が起こってきます。
 
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 人間はちょうどこの時期(思旬期:41~55歳)に生まれ変わると言いますか、生き方の大転換、価値観の大転換が起こります。生き方や価値観のフルモデルチェンジが行われるのです。

 思旬期に起こる問題は頭で考えたり、努力して解決できる問題ではないのです。

 だからものすごく苦しいし、悩みます。

 例えば子どもの不登校。

 不登校ってね、親が一生懸命子どもを学校に行かせようと努力すればするほど悪化します。

 これは知性や努力では歯が立ちません。

 そういう問題にぶち当たって初めて自我の殻が破られ、本来の自分として生まれ変われるのです。
 
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 皆さんがいろいろな経験から身につけてこられた考え方、生き方、信念。
 それらが皆さんを守り、皆さんの人生を築き、皆さんの人生を助けてきてくれたのですが、
 同時に皆さんの自由な心を閉じ込め、自分らしく生きようとすること、自己実現を阻んでいます。

 「自己実現」の反対って何かわかりますか?

 自己実現の反対は「自己安全」です。

 自我の目的は自己安全です。
 自己実現はリスクを伴うため、自我の目的には反するのです。

 自我は例えるなら自分を守る「ヨロイ」です。
 
 その自分を守ってくれているヨロイが、自分らしく生きること、つまり自己実現を阻んでもいるのです。

 そのヨロイを脱いだ時、初めて自分らしく自己実現していけるのです。

 だから脱自我なのです。

 自我を脱いだところに真の自己があります。

 自己実現というのは何も大きな夢を叶えるということではありません。

 自分らしい素直な心で生きるということです。

 子どもの心も大人の心も両方持っていて、その二つが調和しています。

 今までより謙虚になっています。
 だから感謝することも多くなっています。

 今までよりも人の気持ちがわかるようになっています。
 だからたくさん許せるようになっています。

 自然や芸術的なことを好むようになります。
 創造的になります。

 人とのつながり、調和を大事にしながら自分らしく生きられるようになります。

 現在において、この「自己実現」という状態が人間にとって心理的にも社会的にも最も理想的な状態だと考えられています。
 

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 本日は長い間、私のお話におつきあいいただきましてありがとうございます。

 最後に私から皆さんにプレゼントがございます。

 レジメの4枚目の詩。

 これはお一人お一人すべて違っています。

 ちょっとお隣の方と見比べてみてください。

 今回100種類の詩を用意しました。

 あなたのそのお手元にある詩は100分の1の確率であなたの元に届きました。

 その詩がもし皆さんのお心に届いたならこんなに嬉しいことはありません。

 本日は誠にご清聴ありがとうございました。

(一人ひとりそれぞれ違う詩のプレゼントは大変好評でした)




 皆さん大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございます。
 もし講演会に参加されてこのブログをご覧になられている方がございましたら感想等コメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会いできる日を楽しみにしております。


posted by 長谷川 at 17:47| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月17日

兵庫県太子町立石海幼稚園での講演会


 今日は午前中、太子町立石海幼稚園に講演に行ってきました。

 テーマは「子育ては待つ練習、夫婦は許す練習、人生は笑う練習」

 参加してくださったのは石海幼稚園の保護者様だけでなく、太田幼稚園の保護者様も10名近く参加してくださいまして合計54名です。(太田幼稚園の一人の保護者の方とフェイスブックでお友達なのでそのご縁で来て下さいました。)わざわざ遠くからありがとうございました。お会いできて嬉しかったです。また太田幼稚園にもお伺いしたいと思います。

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 資料「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」をもとにお話ししました。

    < 自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方 >
       〜 自己肯定感を育てる関わり 〜

     1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

     2、そのままを愛する(変えようとしない)

     3、子どもの善さを見る(尊敬する)

     4、話を聴く(口を挟まず最後まで)

     5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

     6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

     7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)



 最初にお申し上げておきますが7つ全部する必要はありません。
 自分がこれは「いいな、大切なことだな」と共感されるもの。それを1つでも2つでも心がけてもらえればそれで十分です。僕の考える子育てではなく、皆さんがしたい子育て、皆さんらしい子育てを心がけてもらえればと思います。
 
 そしてもう一点、私の話す内容や言葉が重要なのではなく、それを聞かれた皆さんの心に生まれる思いや気づき、その思いや気づきが皆さんに「自分らしい子育て」とは何かを教えてくれます。
 ですからどうぞご自身の内面の声に耳を澄まして聞いてください。

 2、 ありのままを愛する。
  (そのままのあなたが大好き)

 のところではこのようにお話ししました。

 ありのままを愛するとは、やんちゃな子はやんちゃな子のまま、引っ込み思案な子は引っ込み思案な子のまま、そのままを愛するということです。

 それは子どもを変えようとしないということです。

 ありのままを愛するとは結婚式の「愛の誓い」、あれですね。

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 「健やかなる時も病める時も、富める時も貧しき時も、喜びの時も悲しみの時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命のある限り真心を込めて尽くすことを誓いますか?」

 こうして永遠の愛を誓うわけですが、永遠の愛なんてあるのでしょうか?
 あるんですね。
 親が子どもに持つ愛は一生変わりません。
 だったら親は子どもが生まれた時にこう誓ってみたらどうでしょう。

 「健やかなる時も病める時も、いい子の時も悪い子の時も、言うこと聞く時も言うこと聞かへん時も、この子を愛し、この子を敬い、この子を慰め、この子を助け、時期が来たら放してやり、その命ある限り真心を込めて育てることを誓いますか?」

 その無条件の愛が子どもの意欲、向上心、生きる力を育てます。

 欠点もあるダメな所もある弱い所もある、だけど

 「そのままの自分で愛されている」

 そう思えることが子どもにとってどんなに幸せで、どんなに嬉しくて、どんなに自信がつくことでしょう。

 自信とは究極的にはただ一つです。

 自分はそのままで愛される価値がある、愛される存在である。
 そう思えること。
 それこそが自信の根幹にあります。

 「そのままのあなたが大好き」

 これは親が子どもに贈ることができるプレゼントの中でも最高のプレゼントです。
 これこそが自己肯定感です。

 では、どのようにしてそれを伝えていけばいいのか。
 今日はみなさんに紹介したい絵本があって持って参りました。
 「いいこってどんなこ?」という絵本です。

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 うさぎのバニー坊やがお母さんうさぎに尋ねます。
 「おかあさん、いいこってどんなこ?
  泣かないのがいい子なの?」

 お母さんは優しく言ってくれます。
 「泣いたっていいのよ。」

 バニー坊やはまた尋ねます。
 「おかあさん、いいこってどんなこ?
  強い子がいいこなの?」

 お母さんは優しく言ってくれます。
 「強くなくったっていいのよ。」

 バニー坊やがどんな尋ね方をしてもお母さんは
 「今のそのままのバニーが大好きよ。
  今のまんまのバニーでいいのよ。」
 そう言ってくれます。


 この絵本はあることで大変有名です。
 この絵本をこのように読み聞かせて寝かしつけるとおねしょがピタリと止まる魔法の絵本と呼ばれています。

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 子どもの問題の8割以上は愛情伝達不足で起こっております。
 愛情不足ではありません。
 愛情はあるのです。
 でもその愛情を子どもたちに1日に1度必ず子ども達に伝えているでしょうか。
 言葉でそしてスキンシップで「今のあなたが大好きよ」と子ども達に伝えてあげてください。


 そのようにお話ししました。

 講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 講演後、園長先生のご厚意で本のサイン販売をさせていただきました。ありがとうございました。

 みなさん熱心に聞いてくださいました。
 もし今日の講演会に参加されてこのブログをご覧になられている方がおられましたら、講演の感想等コメントいただけたらとても嬉しいです。
 またお会いできる日を楽しみにしています。

 
 職員室にて
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 <10月21日に無料講演会があります。一般参加OK>
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2017年10月15日

北九州国際会議場での講演会「親学講座」


 今日10月15日(日)は午前中、北九州国際会議場で講演会がありました。

 テーマは「親学講座」

 聞いてくださるのは佐賀県に本山があるお寺の信徒様約130人です。
 同じテーマでこうして講演に呼んでくださるのは今回で3回目です。感謝です。

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 先日、大阪のある小学校に講演に行った時、一人のお母さんからこんな相談を受けました。

 「小学校1年生の男の子なんですけど、私がスキンシップを取ろうとしたり、ハグしようとするととても嫌がって逃げ回るんです。どうしてなんでしょうか?そんな場合はどうしたらいいですか?」

 そうですか・・
 ふつうそのくらいの年齢ですとまだまだハグしてもらえるのは嬉しいものですけどね・・。
 ところでご主人との夫婦仲はどうですか?(こういうことって意外と夫婦関係の反映だったりするんです。それでこんなふうに尋ねました。)

 「別に悪くありません」

 そうですか・・。では、ご自身のお父さんお母さんとの仲は?(自分の父や母との確執もこういう形で子どもに出ることがあります。)

 「母とはうまくいってますし、父とも最近はうまくいってます。」

 なるほど・・。
 ご主人ともうまくいってるし、お父さんお母さんともうまくいってる・・。
 では、ご主人のご両親とはどうですか?

 「おつきあいしていません。」

 よく聞いてみると、ご主人のご実家とは絶縁状態でこの方がお付き合いを拒絶されているとのことでした。

 そうでしたか。
 子どもさんはあなたからの接触を拒絶されているし、あなたも義理のご両親からの接触を拒絶されている。
 そっくりの構図ですね。
 あなたが子どもさんからスキンシップを拒絶されてとても寂しい思いをされて悩まれているように、ご主人のご両親も接触を断たれて寂しい思いをされ、そのことで悩まれているんじゃないでしょうか。
 それをその子が身を以て教えてくれてくれているんじゃないでしょうか。
 この二つの問題はリンクしあっていて、あなたが義理のご両親を許してあげて、また仲良くお付き合いされるようになれば、子どもさんも素直になってスキンシップを嫌がらないようになるかもしれませんね。
 そうお話しすると、その方はハッと気づかれたような顔をしておられました。

 子どもに問題が起きますと親は子どもを変えよう変えようとしますが、
 本当は自分の心のありようや物の考え方、価値観、または夫婦関係や自分の両親への思い、お姑さんとの関係、そんなものを今一度見直すことで子どもの問題が自然に解決していくことがあります。
 どうぞ、皆さん、子どもさんに何か問題が起こったときは、あせって子どもを変えようとするのではなく、自分のありようを一度静かに振り返ってみて下さい。

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 日本には古くから「七つまでは神のうち」という言葉がありまして、
 7歳までの子どもというものは人間よりも神仏に近い存在であるという意味なんですが、
 実際、子どもに教えられることって多いですね。
 そして子どもから学べば学ぶほど、親として人間として成長していける。

 今、皆さんのお手元にあります詩「しあわせになるれんしゅう」もそういう思いから生まれました。

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 子育ては「待つ」れんしゅうなんですね。
 人を育てる人、スポーツのコーチや監督でも上手い人はみんな「待つ」のが上手です。
 待てない人は幸運をつかむのが下手です。
 「残り福」とか「残り物に福がある」て言うでしょ。
 だから物事を成就したり、幸せになりたいと思ったら「待つ」ことが出来ないとダメですね。
 幸せになるために大切なことは3つあります。
 1つは「待つ」こと、2つ目が「許す」こと、3つ目が「笑う」ことです。
 「許す」ことと「笑う」ことについては講演の最後にお話しします。

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  親学10か条の資料を元にお話ししました。

    < 親学10か条 >

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)



 そして講演の最後にこのようにお話しをしました。

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 子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 賢いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
 あなたに育ててもらいたいんです。
 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、あなたのもとに生まれてきました。ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。

 だけど、ママには笑っていてほしい。幸せでいてほしい。
 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 誰にでも欠点やダメな所はあると思います。
 皆さんはそのダメな所や欠点を直すのではなく、許してください。
 そして自分の欠点を許したように子どもさんやご主人のダメな所も許してあげてください。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうして許しあって、笑いあって、皆さんが幸せに子育てしていかれることを心より願っております。
 本日は誠にご静聴ありがとうございました。

 講演の終わりに小田和正の「たしかなこと」の曲に乗せてお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。

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講演終了後、質疑応答が20分。
その後、主催者様のご厚意で書籍「あなたも子どももそのままでいい」(税込500円)のサイン販売をさせていただきました。なんと!104冊もお買い上げいただきました。ありがとうございました。

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 みなさん熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございます。
 またお会いできる日を楽しみにしています。
 もし今日の講演会に参加されて、このブログをご覧になられている方がおられましたら講演の感想等、コメントいただけるととても嬉しいです。





posted by 長谷川 at 15:16| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月12日

兵庫県加古川市立野口小学校での講演会


 今日は午前中、加古川市立野口小学校で講演会がありました。

 テーマは「自信とやる気を引き出すプラスの問いかけ」

 参加してくださったの保護者の方約65名です。
 ふつう教育講演会と言いますと参観日と同じ日に設定されたりするのですが、今回はこの講演会だけにわざわざ足を運んでくださいました。感謝です。
 
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 親が普段、子どもにかけている言葉ってどんな言葉でしょう?

 「早くしなさい」
 「もう宿題したの」
 「何べん言ったらわかるの」
 「いい加減にしなさい」

 実は親が子どもにかけている言葉の8割以上は、注意・命令・禁止・叱責なんですね。
 これでは子どもの自信や意欲は引き出せません。
 なぜなら、これらの言葉は上からの一方通行で対話になっていかないからなのです。
 自信や意欲を引き出そうと思ったらもっともっと子どもと対話しなくちゃ引き出せません。
 ちょっと例を挙げて説明します。


 中学生くらいになれば「なんで英語なんて勉強しなあかんの?」なんていう子がいます。
 こんな時こそ「問いかけ」をするのです。

 「どうしてやと思う?」

 「えっ、海外旅行に行った時に困るからかなあ・・」

 「たぶん英語ができなくても海外旅行はできると思うで。」

 「じゃあ、仕事する時にいるからかなあ・・」

 「そうやなぁ・・、ところで〇〇くんは将来何になりたいの?」

 「スタントマン!ハリウッド映画でやるような国際的なスタントマンになりたい!
  先生!ハリウッドってアメリカやろ。それやったら英語を話せなあかんやんな、先生。」

 「ほんまやなあ。」

 「先生、オレ、英語がんばるわ。」

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 このようにして子どもの考えや気持ちを聞こうとして問いかけていくと対話が成立して、そういう対話の中で子どもが自分で答えを見つけていく。
 それは親が一方的に押し付けた意見ではなくて子ども自身が自分で考えて自分で出した結論ですから子どもの行動も変わる可能性大なんですね。

 それだけじゃなくていつもそういう風に子どもの意見を聞こうとして問いかけていると子どもは自分で考えるようになるし、自分で出した結論に責任を持つようになります。つまり子どもの主体性を育むことになるんですね。

 また頭ごなしに叱らずに子どもの気持ちや考えを理解しようとして問いかけることによって、その子に対する愛情やその子を尊重する姿勢を示すことになります。それが親子の信頼関係を築くことにもつながります。

 でも問いかけ方にもコツがあるのです。
 では資料を見てください。

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 プラスの問いかけは子どもの考える力や主体性、意欲、能力を引き出します。
 マイナスの問いかけは子どものやる気をなくさせ、親子関係を悪くします。

    <子どもに対するプラスの問いかけ>

・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?
・ 何から始める?
・ どうしたら楽しく出来るかな?
・ 今すぐ出来ることって何かな?
・ どうしたの?何かあった?
・ どうしてかな?

    <子どもに対するマイナスの問いかけ>

・ なんで〜するの?
・ なんで〜しないの?
・ なんで〜したの?
・ もう宿題したの?
・ なんで怒らすの?
・ 何をしなければいけないの?
・ (悪い予想)になったら、どうするの?
・ どこを直さないといけないの?
・ ちゃんとしたの? わかってるの?
・ 何がいけないの?
・ 誰が悪いの?

 プラスの問いかけは子どもの考えや気持ちを聞こうとするもので、このように問いかけられると子どもは、自分は大切にされている、認められている、愛されていると感じます。このように感じるとき、子どもは自らの内に宿る『自己成長力』を発揮し、主体的・意欲的に物事に取り組んでいくようになります。




 マイナスの問いかけは「なんで〜」ばっかりやね。
 「なんで」と頭についたら後はろくな言葉が来ません。
 嘆く言葉か相手を責める言葉が続いてしまいます。
 問題はね、これらのマイナスの問いかけを無意識のうちにいっぱいしているということです。

 まずはそこを意識化する。

 自分が子どもにかけている言葉を意識化してマイナスのものをプラスに変えていく。
 そうしてプラスの問いかけが子どもに自然にできるようになってきますとみなさん自身がプラス思考、ポジティブ思考に変わってきます。

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 ポジティブ思考とは何か?
 自分を許し、自分に優しくし、自分の気持ちを大切にする思考です。

 ネガティブ思考とは何か?
 それは自分を許さず、自分を責め、自分を脅し、自分を不安にさせる思考です。

 それはそのまま子どもを許さず、子どもを責め、子どもを脅し、子どもを不安にさせる思考につながります。
 それは決して子どもを幸せにしません。
 今この思考を変えなければなりません。
 どのようにして?

 言葉を変えることによってです。

 思考は必ず言葉に表れます。
 言葉と思考は一対のものです。
 子育てには本音が出ます。
 子どもに言っている言葉の中に自分の本音、自分の思考が表れています。
 そこを変える。
 子どもにかける言葉を変えていく。
 そうするとポジティブ思考に変わるだけでなく、子どもとの関係が変わってきます。
 そして子どもとの関係が変わってくると子どもが変わってくるのです。

 
 子どもは親との関係が良好であればあるほど前向きに意欲的になります。
 では、どういった親子関係が子どもの自信と意欲を引き出すのか。
 資料をもとに皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

   < 自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方 >
       〜 自己肯定感を育てる関わり 〜

     1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

     2、そのままを愛する(変えようとしない)

     3、子どもの善さを見る(尊敬する)

     4、話を聴く(口を挟まず最後まで)

     5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

     6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

     7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)



 これは何も7つ全部やる必要はありません。
 この中の一つで結構です。
 自分が「これはいいなぁ」と思われることを心がけてもらえればそれで十分です。
 子育てには教科書もマニュアルもありません。
 誰にでも当てはまる正しい子育てなんてものはないのです。
 ですから、自分らしい子育てができればもうそれで十分なのです。

 そう前置きしたあと、1番、2番、3番、7番を具体例やエピソードを交えながらお話ししました。

 講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせて70種類のお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

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 今日参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
 もし、このブログをご覧になられていましたら今日の講演会の感想等コメントいただけるととても嬉しいです。
 では、またお会いできる日を楽しみにしています。



 <10月21日に講演会があります。一般参加もOK>
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 <発達障害や不登校などの相談も受けています>
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 *「ブログ長谷川満の親学講座で1時間半額の3,240円になるってみたんですけど・・」とおっしゃていただければ1時間半額の3,240円 にさせていただきます。延長料金については通常通り。平成29年12月29日まで。

 



 
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2017年10月02日

第46回ペアレントセミナー「子どもの問題にどう向き合うか」 ありがとう


 昨日は第46回ペアレントセミナー「子どもの問題にどう向き合うか 〜発達障害、不登校、いじめ、反抗期、進学問題〜」がありました。

 今回はお祭り等、地域の行事が重なったせいで参加された方は7名でした。

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 まずは発達障害の子どもへの接し方について資料をもとにお話ししました。

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 その子のありのままを受け入れること。
 これが一番大事です。そしてこれが一番難しいです。
 それは一言で言うと「できないことがあってもいいやん。あなたはあなたのままでいいんやで。今のあなたのままで素晴らしいんやで。」ということです。
 そういう態度で接することによって自己肯定感を育てることが大事です。
 
 否定語(「ダメ!」など)を使わないということは、言い換えると叱らないということです。
 発達障害の子は叱られること、否定されることを極端に嫌います。
 それだけ不安が強いし、自己肯定感も低いんです。
 だから、注意しなければならないことがあった場合は、「ダメよ!」とか「なんてことするの!」という言葉ではなくて、「待って!」とか「何がしたいの?」とか「だったらこうしようか」とかそういう言葉をかけて代わりの行為を教えてあげるなどの対応が必要です。

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 発達障害の子は「わがまま」と捉えられがちですが、実は「不安感が人一倍強い」だけなんです。
 こだわりが強いのも、急な変更を嫌うのも、嫌いなこと苦手なことを断固やらないのも、偏食がきついのも、全部不安感から来ているんですね。
 だから安心させてあげることが何よりも大切です。
 安心させてあげるにはどうすればいいか。
 それがこの資料に書かれてある7つの項目です。

 あと、発達障害の子は口頭での指示や説明(聴覚からの情報)はわかりにくくても、視覚情報(パソコンやゲーム)での理解、把握は得意な子がいますので、プログラマーやSEなんかの職業に就いて成功している人もいます。
 そういった意味からも、僕はそういうところに興味や才能を持っているのであればゲームやパソコンも厳しく制限するよりも本人が満足いくぐらい(3時間)自由にらせてあげたらいいと思っています。
 好きなだけ、大好きなゲームやパソコンができたら子どもの心も満ち足りて、かえって親の言うことも素直に聞けるようになりますし、知識の習得においても視覚情報からの方がずっと本人にとっても理解しやすく負担が少ないのでいいと思います。
 ゲームやパソコンのことで無用な反抗や争いも減るので精神衛生上もいいです。

 学習に関しても不安感を持たせないように、できるだけ簡単な問題から教えるようにして成功体験を積ませることが大切です。

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 例えば、このように式も答えも全部見せてから問題をやらせる。
 わからなかったら見ていいからね。とその式も答えもその子が見やすいところにおいておく。
 つまり、絶対解けるようにしてからやらせるということです。
 これを続けていくうちに子どもの方も理解が進み自信もついてきますから、「先生、いっぺん自分の力でやってみる」と言い出します。もうその時は自力でやらせても解けるんです。そして「自分の力だけで解けたなあ。すごいなあ」といっぱい褒める。そのように教えてもらえると子どもも楽しいし、自信もついて、学習に前向きになってきます。できる喜びや成功体験、褒められる嬉しさ、そういったものが学習意欲を引き出します。

 
 次に不登校の子どもへの接し方についてお話ししました。
 
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 度重なるストレス。
 環境の変化。
 パワハラやいじめ。
 うまくできない自分を責める。
 
 こういったことが続くとどうなるでしょうか。
 うつ病になります。
 今や一生のうちうつ病に罹る人は15人に1人だと言われております。
 大人だとうつ病になるのですが、子どもだとどうなると思われますか。

 子どもは不登校になるのです。
 
 うつ病は、それまで無理して、頑張って職場に行って仕事していたのだけれど、ある日ガス欠になったように全くやる気が出ない。動こうとしても動けない。会社に行こうとしても行けない。これは異常事態だぞと医者に行ったら『うつ病です。診断書を書きますから会社はしばらく休んでください。』という感じで発覚します。

 不登校もほぼ同じです。
 それまで無理して、頑張って学校に行っていたのだけれど、ある日ガス欠になったように起きれなくなる。全く学校に行こうという気が出ない。だから積極的に学校に行かない登校拒否ではなく、学校に行くことができない不登校と呼ばれているのです。

 ところが大人がうつ病になると 1、ゆっくり休める。 2、頑張れと励まされない。 3、嫌なことを訊かれない。 4、元の環境に戻されない。という適切な配慮がなされますが、子どもが不登校になると、1、ゆっくり休めない。 2、頑張れと励まされる。 3、嫌なことを訊かれる。 4、元の環境に戻そうとされる。と全く適切な配慮と真逆な対応をされて悪化、長期化、そして再発するというのが今の不登校の子が置かれている現状です。

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 仕事でうつ病になった人に職場や仕事の話、嫌なことを思い出すような話は厳禁ですが、不登校になった子にはクラスや部活のこと、勉強のことやこれからのこと、嫌なことを思い出すようなことを親はいっぱい聞いてしまいます。中には問い詰めたり、責めたりしてしまう親御さんもあるでしょう。
 もし、うつ病の人に同じことをしたなら、ほぼ確実に悪化することでしょう。

 だから不登校の子にはまず何よりも安心してゆっくり休むということが必要です。
 「無理して学校に行かなくていいからね。自分から学校に行きたいという気持ちになるまで家でゆっくり休んでいたらいいからね。」と心から言って安心させてあげてほしいんです。
 そして、頑張れと励まさず、本人が聞いて欲しくないことは聞かず、いつもと変わらずに接してあげてください。
 そすれば子どもは子ども自身の力で必ず不登校を乗り越えます。
 
 たとえ中学校の間、不登校であったとしても高校からは楽しく元気に通っている子はたくさんいます。僕が家庭教師で担当した子のほとんどは高校からは頑張って行ってますし、大学に進学する子もとても多いです。
 だから、いま不登校であったとしても大丈夫なんです。
 子どもは子どもの力で克服していくのです。
 そして、それを親の力でしようとしても逆効果なだけです。
 親にできることは子どもを信じていつまでも待ってあげることぐらいです。
 それが親にとって一番難しいことです。
 それが不登校の子どもを持った親の課題だとも言えます。
 そんな風に考えますと子どもの不登校は親が成長するためにあると言えるのかもしれません。

 そうお話しした後「不登校を克服するための10か条」を紹介しました。

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 発達障害のお子さんや不登校のお子さんをお持ちの親御さんは日々、「これからどうなるのだろう」と不安な思いで居られることでしょう。だけど不安という意味ではお子さんこそ不安の中で、自信をなくし、自己肯定感もなくし、辛い思いをしているのではないでしょうか。
 そんな不安な思いと日々戦っておられる皆さんにこの歌を応援歌として贈りたいと思います。
 聞いてください。
 「素敵なことがあなたを待っている」

 
 

 その後、いじめ、反抗期、進学問題についてお話ししました。

 最後にお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 皆さん大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございます。
 またお会いできる日を楽しみにしています。
 もし、参加された方でこのブログをご覧になられている方がおられました感想等コメントいただけると嬉しいです。
 もちろん参加されてなくてもこの記事をご覧になられての感想でも大歓迎です。
 


 
 
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2017年09月27日

たつの市0〜3歳児のママ対象!2回目の「龍野子育てつどいの広場」での講演会


 今日は午前中、たつの市はつらつセンターへ講演に行ってきました。

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 「わくわく親子講座」の2回目です。
 合計2回ありまして、どちらも同じテーマ、同じ内容でお話しします。

 テーマは「無為の子育て 〜あなたのままで100点満点〜」

 聞いてくださるのは主に0〜3歳のお子様をお持ちのお母様方約35名です。
 今回は卒業されたお母さんも4人わざわざ聞きに来てくださいました。

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 「無為の子育て」とは一言で言いますと、
 「できるだけいらんことをせずに自然に任せて行きましょう。
  その方が子育てはうまくいきますよ。」
  ということです。

 先日、幼稚園に講演に行った際、こんな質問を受けました。

 「うちの子メンタルが弱いので、メンタルを強くしたいのですが、どうしたらいいですか?」

 僕はこう答えました。

 「その子のメンタルを強くさせようとすればするほど、その子は今のボクじゃダメなんだ、こんな弱い自分じゃダメなんだと自信をなくしていきます。結果、メンタルは弱くなってしまいます。
 もし本当にその子のメンタルを強くしたいと思われるなら、メンタルを強くさせなきゃなんて思わずに、その子のそのままありのままを愛してあげてください。
 それが子どものメンタルを強くする方法です。」

 勉強でも同じで「賢い子にしたい」とか「勉強の習慣をつけさせたい」とかの理由で、早くから勉強をやらせたり、強制したり、管理したり、勉強のことで叱ったりすれば子どもは勉強が大嫌いになってしまいます。

 結局、親が自分でいらんことをして子どもを潰してしまっているということがよくあるんです。
 だから、まず子どもを潰してしまうようないらんことをしないということが大切です。

 人間やからね、そりゃあ「この子にはこうあってほしい」とか思ってしまいますが、何が何でも「この子はこうする」と気張るとよくないんです。
 どんな努力をしても直してみせると頑張るとよくないんです。

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 親の努力で子どもを変えようとするのは人間の傲慢です。

 仕事とか、スポーツとか、勉強だったら努力が大事です。
 でも、子育てに大事なのは努力ではないんです。
 子育てに必要なのは愛であり、喜びであり、感謝です。

 この世には努力でうまくいくものとそうでないものがあります。

  <努力が大切>        <努力ではないもの>
 仕事・スポーツ・勉強       恋愛・友人・子育て
 (達成、競争するもの)    (人間関係、楽しさ、癒し)

 子どもの意欲、向上心、能力、思いやりの心を高め、育てるのは親の愛であり、親の喜びであり、子どもに感謝する心です。

 それでは資料をもとに具体的に説明していきましょう。


       無為の子育て    

   1、いい子にしようとしない
   (あなたでいい、あなたがいい)

   2、甘えを許し受け入れる
   (あなたもわたしもダメでいい)

   3、自然にお任せする
   (私には何もできません)

   4、愛や喜びや幸せを受け取る
   (私の許に生まれてくれてありがとう)

   5、自分のエゴに気づく
   (「あなたのため」は自分のため)

 無為の子育てとは「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し育てていく。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです。」


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 1、いい子にしようとしない(あなたでいい、あなたがいい) ではこのようにお話ししました。

 子どもが将来幸せに暮らしていく上で何が一番大切だと思われますか。
 そんな研究がアメリカのハーバード大学で75年間にわたって行われていました。
 男子卒業生268人を対象に健康診断と心理テストを用いた追跡調査を行い、2009年にその調査の結果を発表しました。

 何が人を幸せにするか?
 その問いの答えは実にシンプルで誰もが納得するものでした。
 それは「あたたかな人間関係」だったのです。

 それは主観的な幸せ感だけでなく、社会的・経済的に恵まれている人の割合もこの「あたたかな人間関係」を持っていると答えた人は、そうでない人の3倍もありました。年収においても890万円も高かったそうです。

 つまり子どもの幸せ、子どもの自立にとって最も大切なのは、子どもが大きくなって周りの人々と「あたたかな人間関係」を作れるようになるということです。そして子どもが他の人々とあたたかい人間関係を作る土台こそが「あたたかな親子関係」です。

 ですから、もし皆さんが子どもさんの将来の幸せを願われるのなら、こう自分に問いかける必要があるのです。

 「どうすれば子どもとあたたかな親子関係を築けるのだろうか?」

 それは4、愛や喜びや幸せを受け取る(私の許に生まれてくれてありがとう)に通じますね。

 ここで紹介したい詩があります。

  「あなたの子どもに生まれてきたわけ」

  いい親になる必要はありません
  子どもはそのままのあなたに愛されたいのです
  なぜなら
  そのままのあなたを愛しているから

  いい子にする必要はありません
  子どもはそのままの自分を愛されたいのです
  なぜなら
  それが愛するということだから

  そのためにあなたのもとに来てくれたのだから
         
                        by はせがわみつる


 
 子どもはあなたに本当に愛するとはどういうことかを教えるためにあなたのもとに生まれてきてくれたのかもしれませんんね。

 そのようにお話ししました。

 
 講演の終わりにキロロの「未来へ」の曲に乗せて、お一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

 みなさん大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございました。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 





 こんなイベントもやっていますので、もしお時間がありましたら是非いらしてください。

     第46回 ペアレントセミナー
  「子どもの問題にどう向き合えばいいか」
 〜 発達障害、不登校、いじめ、反抗期、進学問題 〜


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    (平成29年7月9日 第45回ペアレントセミナーの様子)

 子どもを持てば悩みや不安はつきものです。
 親はその悩みや不安とどう向き合い、どう乗り越えていくかが問われています。親も子どもの問題を通して人間として成長していくのでしょう

 「子どもを変えようとするのではなく、子どもや問題への見方を変える」

 そうして問題への見方や子どもへの関わり方が変わることによって子どもも変わり、結果として問題は解消していきます。
 今回のペアレントセミナーは子どもの問題について親としてどう向き合へばいいのか。どのように向き合うことが親の精神的成長につながり解決につながっていくのかをわかりやすくお話ししていきます。  

      < 第46回 概要 >
  
  参加費)1000円(高校生以下無料
  参加資格)どなたでも参加出来ます。
  日時)10月 1日 (日曜日)
     PM 2:20〜3:50(開場 2:00)
  場所)加古川総合庁舎1階「かこむ」 講座研修室
  主催)家庭教師システム学院
  問合せ)079(422)8028
  *加古川総合庁舎駐車場3時間無料

[ここに地図が表示されます]



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2017年09月20日

兵庫県たつの市「龍野子育てつどいの広場」での講演会 1回目


 今日は午前中、たつの市はつらつセンターへ講演に行ってきました。

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 龍野子育てつどいの広場さんの「わくわく親子講座」の1回目です。
 合計2回ありまして、どちらも同じテーマ、同じ内容でお話しします。
 テーマは「無為の子育て 〜あなたのままで100点満点〜」
 聞いてくださるのは主に0〜3歳のお子様をお持ちのお母様方約25名です。

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 最初に詩「あいってなあに?」の誕生秘話をお話ししました。

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 愛とは人の心を明るくするものです、人の心を暖かくするものです。
 その愛をあなたが私に持ってきてくれた。
 そんなふうに愛を伝えられたら素敵だなとの思いからこの詩が生まれました。


 さて、今日は「無為の子育て」というテーマでお話しさせていただくのですが、
 この「無為(むい)」という言葉は今から2500年前の中国の老子の言葉です。
 無為とは「こうしたらいいやろ、ああしたらいいやろと計らわないこと。自然に任すこと」です。
 無為の反対が「作為」。
 こうしたら上手くいくやろと色々とやることです。
 だから無為とは、そういう「はからい心」を捨てるということです。

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 みんなね、子どもを持つと賢くしたくなるのね。
 それで早くから通信教育をやらせたり、早期教育をやらせたり、勉強を強制したりするわけですが、そんなことしたら子どもは勉強が大嫌いになってしまいます。
 子どもは勉強が嫌いなんじゃなくて、自由を奪われて、やりたくないことをやらされるのが嫌いなんです。
 それが勉強なら勉強が嫌いになります。
 勉強を嫌いにさせるのはとっても簡単です。
 嫌がってるのを無理やりやらせて、叱ってばっかりいれば嫌いになります。

 子どもに勉強を強制して、大嫌いにさせて「ちっとも勉強せえへん」言うて悩まはるんです。
 おかしいでしょ。
 子育ての悩みの80%以上は、実は親が自分で作りだしているんです。

 そのあと資料をもとに事例やエピソードを交えながらわかりやすくお話ししました。

 
      無為の子育て    

   1、いい子にしようとしない
   (あなたでいい、あなたがいい)

   2、甘えを許し受け入れる
   (あなたもわたしもダメでいい)

   3、自然にお任せする
   (私には何もできません)

   4、愛や喜びや幸せを受け取る
   (私の許に生まれてくれてありがとう)

   5、自分のエゴに気づく
   (「あなたのため」は自分のため)

 無為の子育てとは「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し育てていく。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです。」



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 最後の「5、自分のエゴに気づく」ではこのようにお話ししました。

 皆さんはこれからお子さんを育てていかれる中で、
 「強い子になってほしい」とか、
 「賢い子になってほしい」とか、
 「優しい子になってほしい」とか、
 いろいろ望まれると思います。
 それは全部親のエゴです。
 
 これ、逆の立場になって考えるとよくわかるんですね。

 お姑さんから
 「強い嫁であってほしい」
 「賢い嫁であってほしい」
 「優しい嫁であってほしい」
 なんて望まれたらイヤでしょ。
 このままの私じゃダメなんですか!
 と腹立つでしょ。

 なぜか?

 それらは全部、お姑さんのエゴだからです。

 エゴとは相手に対して「こうあってほしい」と自分の勝手な願いを押し付ける心であり、相手に求める心です。
 エゴは不満や不安を生み出す心です。
 このエゴに心を占領されてしまうと不満や不安だらけになり、ついには不幸になってしまいます。
 エゴの反対ってわかりますか?
 エゴの反対は愛です。
 愛とは、今目の前にいるそのままの相手を大好きだと思うことです。
 どうして大好きだと思うのか?
 それはその目の前にいるありのままの相手からあなたが喜びを受け取っているからです。

 これは何も相手があなたに何かをしてくれたということではありません。
 その相手はただ目の前にいるだけです。
 あなたはそれだけで嬉しいのです。

 その喜びがあなたの心を明るくし、あなたの心を暖かくするのです。
 愛している人の心は喜びで満ちています。
 だから相手に対しても、この世界に対しても感謝しているんですね。
 感謝しているから幸せなんですね。
 
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 人間はエゴと愛、その両方を持っています。

 皆さんは子どもさんからたくさんの喜びをもらうと同時にたくさんのことを子どもに求めてしまうでしょう。
 それは避けられません。
 だから子どものことはできるだけ、子どもの意思を尊重して、
 あなたがレールを引いたりすることのないようにしてください。
 でも、もし、子どもさんが
 「これ、どうしたらいいかなあ?」と尋ねてきたらどうするか?
 その時は「あなたはどうしたいの?」と
 いつも子どもさんの気持ちを聴くようにしてください。
 
 子どもを大切にするとは、子どもの気持ちを大切にすることです。
 そして子どもの気持ちを大切にしてあげたいと願う心こそ愛の心です。

 最後にこの詩を紹介して僕の講演を終えたいと思います。

  詩 「 子どもを幸せに育てるためのたった一つの問い 」

     あなたは目の前にいる

     そのままのその子を愛しているのですか

     それとも

     こんな子になってほしいという

     あなた自身の思いを愛しているのですか

                         byはせがわみつる


 

 講演の終わりにキロロの「未来へ」の曲に乗せて、お一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

 
 参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 もし「わくわく親子講座」に参加されてこのブログをご覧になられている方がございましたら、今日の講演の感想等コメントいただけるととても嬉しいです。
 

 
 
 
posted by 長谷川 at 17:40| Comment(9) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月15日

兵庫県太子町立龍田幼稚園での講演会


 今日は午前中、太子町立龍田幼稚園に講演に行ってきました。
 参加してくださったの保護者の方約18名。
 テーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」

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 最初に詩「しあわせになるれんしゅう」を紹介しました。

 

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 子育ては「待つ」れんしゅうなんですね。
 人を育てる人、スポーツのコーチや監督でも上手い人はみんな「待つ」のが上手です。
 待てない人は幸運をつかむのが下手です。
 「残り福」とか「残り物に福がある」て言うでしょ。
 だから物事を成就したり、幸せになりたいと思ったら「待つ」ことが出来ないとダメですね。
 幸せになるために大切なことは3つあります。
 1つは「待つ」こと、2つ目が「許す」こと、3つ目が「笑う」ことです。
 「許す」ことと「笑う」ことについては講演の最後にお話しします。

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 そうお話ししたあと下の資料をもとに具体例をあげながら解説していきました。

    < 自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方 >
       〜 自己肯定感を育てる関わり 〜

     1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

     2、そのままを愛する(変えようとしない)

     3、子どもの善さを見る(尊敬する)

     4、話を聴く(口を挟まず最後まで)

     5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

     6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

     7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)



 講演の中で「手紙 〜親愛なる子どもたちへ〜」という曲を聴いていただきました。

 

 この「手紙」という歌には深い深い親の愛が込められています。
 この歌は、自らの弱っていく身体をもって「愛とは何か」を子どもたちに伝えようとしている歌です。

 「愛する子どもたちよ。
  愛とは優しく世話をすることであり、
  許すことであり、待つことであり、理解しようとすることであり、
  そしてそれら全てを喜びをもってすることである。」
 そう伝えようとしている歌です。

 子どもは生まれるときに「3つのプレゼント」を持って生まれてきます。
 一つ目は「愛する喜び」。
 二つ目は「愛される喜び」。
 三つ目は「愛する者同士が共に暮らす喜び」。

 それらの喜びをちゃんと受け取って幸せになること。
 幸せになって、幸せな中で子どもを育てていくこと。
 それが一番大切なことなんですね。
 なぜか?
 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。

 みなさん、結婚される方に「お幸せに!」と言いますね。
 どうしてそう言うのでしょう。
 それはこれから愛する者同士が共に暮らすからです。
 みなさんはもう既に愛する子どもたちと共に暮らしていらっしゃいます。

 「幸せはなるものではなくて気づくもの」

 大切なのはこれから幸せになろうと努力することではなくて、
 今すでに幸せであったと気づくことなんだと思います。

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 そして講演の終わりにこのようにお話ししました。
 
 子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 賢いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
 あなたに育ててもらいたいんです。
 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、あなたのもとに生まれてきました。ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。

 だけど、ママには笑っていてほしい。幸せでいてほしい。
 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 誰にでも欠点やダメな所はあると思います。
 皆さんはそのダメな所や欠点を直すのではなく、許してください。
 そして自分の欠点を許したように子どもさんやご主人のダメな所も許してあげてください。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうして許しあって、笑いあって、皆さんが幸せに子育てしていかれることを心より願っております。
 本日は誠にご静聴ありがとうございました。

 講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲に乗せてお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。

 お一人の方にはこんな詩が届きました。


 『あなたの子どもに生まれてきたわけ』

  いい親になる必要はありません
  子どもはそのままのあなたに愛されたいのです
  なぜなら
  そのままのあなたを愛しているから

  いい子にする必要はありません
  子どもはそのままの自分を愛されたいのです
  なぜなら
  それが愛するということだから

  そのためにあなたのもとに来てくれたのだから

                 by はせがわみつる



 参加してくださった皆さんありがとうございます。
 またお会いできる日を楽しみにしています。
 もし今日の講演会に参加してくださってこのブログを見てくださっている方がおられましたら感想等コメントいただけるととても嬉しいです。
 

 
 
posted by 長谷川 at 17:46| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月04日

第3回参加型パネルトーク「子どもを幸せに育てる10のルール」終了しました。


 昨日9月3日(日)は加古川ウェルネスパーク セミナールームで第3回参加型パネルトーク「子どもを幸せに育てる10のルール」がありました。
 約24人の方が参加してくださり、お互いの子育ての悩みを共有しながら深い話し合いができました。

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 会の冒頭、河合夫妻によるチェロの演奏がありました。

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 「小さい秋みつけた」を演奏してくださいました。
 豊かな気持ちになってスタートです。


 パネラーは僕の他には、ほるぷ絵本館の代表である星野由香さんとかわい音楽村を主宰されている河合ご夫妻です。

 和久洋三のわくわく創造アトリエ・加古川プレイルーム「ほるぷ絵本館」
 http://www.ehonkan.com

 かわい音楽村
 https://www.facebook.com/kawaiongakumura

 
 「子どもを幸せに育てる10のルール」をもとに子育てや子育ての悩みについて話し合っていきました。

     < 子どもを幸せに育てる10のルール >

  1、10歳までは寝る前に「大好き」とハグしてあげて下さい。

  2、好き嫌いは無理に直そうとしないで下さい。それは小さなことです。

  3、急かさないであげて下さい。待つことは愛情です。
 
  4、子どもの話に耳と心を傾けてあげて下さい。聴くことも愛情です。

  5、そのままを愛してあげて下さい。自信はそこから生まれます。

  6、勉強を強制しないで下さい。強制されると嫌いになってしまいます。

  7、習い事は2つまで。やめたいと言い出したらやめさせてあげて下さい。

  8、甘えさせてあげて下さい。十分に甘えられた子が自立できるのです。

  9、子どもの喜びを一緒に喜んであげて下さい。

 10、幸せなお母さんでいて下さい。幸せな親が幸せな子どもを育てます。


 
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 5番のそのままを愛してあげてください。自信はそこから生まれます。について、本当にその通りだと思うけれど、そう出来ているかどうかと言われれば自信がない。
 常日頃から子どもに口うるさく注意したりしているし・・。
 という声が多かったように思います。

 やっぱり親は子どものことが心配だし、親の願いを押し付けてしまうということもあると思います。
 ついつい子どもの気持ちより親である自分の気持ちを優先してしまう。
 それはみんな同じじゃないでしょうか。

 でも注意したところで子どもは自分の思うようにしかしないし、言うだけ無駄です。
 無駄だけならいいのですが、注意すればするほど子どもとの関係は悪くなって余計に言うことを聞かなくなってしまうなんてこともよくあります。

 子どもを教育する上で大切なのは子どもとの間に太い心のパイプがあるということです。

 子どもが親に素直な気持ちを言っても否定されない。受け入れてもらえる。
 子どもの良いところを見て褒める。認める。
 そういうことの積み重ねの中で子どもは親を信頼するようになります。
 親はそのままの自分を愛してくれている。
 子どもが心からそう思えるなら、親子の間には太い心のパイプができていて、
 子どもは親に素直な気持ちを言うだろうし、親の言うことも素直に聞けるようになります。

 そういう心のパイプがない状態、もしくはパイプが詰まっている状態で、何を注意したところで子どもの心には届きません。

 ではどうすればいいのか?

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 まずは「子どもを否定すること」をやめることです。

 それはダメ出しをやめるということです。
 親は無意識に子どもへのダメ出しを無数にしてしまっています。
 ダメ出ししている親の方は気がついていないのですが、
 ダメ出しされている子どもの方は際限のないダメ出しに「もういい加減にしてくれ」という気持ちになっています。
 
 ではどうすればダメ出しをやめることができるのか?

 「親しか子どもの悪い点を指摘し、欠点を直してやれるものはいない」「厳しい親がいい親で、甘い親はダメ」という考えをやめることが大切です。

 ダメ出しすることは親の愛情や親の義務、つまり正しいことだと思っている限り、それはやめられません。
 多くのダメ出しをすることで子どもの自信を奪ってしまったり、ストレスをかけたり、親子関係を悪化させることもあると自覚することが必要です。

 子どもが悪いことした、間違ったことをした。
 もちろん、その時には「それは違うよ。こうするんだよ。」とその度に教えてあげることは必要です。
 でもそれはダメ出しではないのです。
 ダメ出しとは「こら!そうと違うでしょ!こうしなさい。」と子どもの今のありようを否定し、親の考えを押し付けるものです。
 そうではなくて、子どもの気持ちを考えた上で「こうしたらどう?」と子どもが受け入れやすい形でアドバイスするということです。

 正しいことは強く言いがちですが、正しいことほど控えめに言わなければなりません。
 なぜなら正しいことほど人を傷つけてしまうからです。
 親は子どもに遠慮がない分、なんでも強く言いがちですが、無意識に子どもを傷つけてしまっているかもしれないという自覚は必要です。

 親である限り、子どものことはいつまでも心配だし、親の気持ちを押し付けたい気持ちもなくなりません。
 親である限り、親のエゴはなくなりません。
 それは全く僕も同じです。

 ただ「ああ、これは親のエゴやわ。自分の気持ちを押し付けているだけやわ。子どもにとっては迷惑なだけやわ。」と自覚できていれば、余計なダメ出しは控えるようになるし、注意する時も子どもの気持ちを考えて優しくできると思うんですね。

 逆に「これは子どものためであり、子どもへの愛情だ」と正当化しているなら親子関係がおかしくなるまで口出し、ダメ出ししてしまうでしょう。

 だからそれを自覚していることが最も大事だと思います。

 そんなふうにお答えしました。

 その中でこんな詩も紹介しました。


  詩 「 子どもを幸せに育てるためのたった一つの問い 」

     あなたは目の前にいる

     そのままのその子を愛しているのですか

     それとも

     こんな子になってほしいという

     あなた自身の思いを愛しているのですか

                         byはせがわみつる


 

 10番の幸せなお母さんでいて下さい。幸せな親が幸せな子どもを育てます。も多くの方が共感されていました。
 文末が「いましょう」ではなく「いて下さい」が優しくていい感じ、と言ってくださる方もおられました。

 その他にも突っ込んだ深い話もいっぱいありました。

 時に親って子どもに何もしてやれない時があって、
 何を言っても何をしてもマイナスにしかならない時があって、
 そんな時は何も言わず、ただじっと見守るしかありません。
 でも、それは親にとっては本当に難しいことだし、辛いことです。
 だからこそ、それは親の最大の愛情、最大の誠実さであるように思います。

 そんなお話もしました。

 参加してくださった皆さんも本音トークで充実した時間になりました。

 もし参加してくださったみなさんの中でこのブログをご覧になられている方がおられましたら、感想等コメントいただけるととても嬉しいです。

 まだ参加されていない方も次回は是非ご参加下さい。

 人の悩みや相談を聞くだけでも勉強になったり、心が楽になったりします。



 
 
posted by 長谷川 at 17:19| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月12日

第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育て方」 ありがとう<後編>


 前編からお読みになりたい方はこちら→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/451678877.html


 子どものコミュニケーション能力と家庭環境は非常に密接に関わっています。

 それでは家族内の人間関係がどうしてうまく行きづらいのかを具体例をもとに見ていきます。

 これは20代の拒食症の女性Aさんと心理カウンセラーの会話です。

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 Aさん「母は私のことなんて何もわかろうとしてくれないんです。」
 
 カウンセラー「どうしてそう思うんですか?」

 Aさん「昨日、母とスーパーに行ったとき勇気を振り絞って『今日は魚に挑戦してみようかな』て言ったんです。そうしたら母はそこにあった一番大きい魚をポーンってカゴに放り込んだんです。私恐ろしくて体が震えてきました。それなのに母は『さあ、ぐずぐずしないで、帰りましょ』て言ったんです。」

 カウンセラー「お母さんは、あなたが魚を食べるということがどんなに勇気がいることかって分かっていらしたんですか?」

 Aさん「それは絶対わかっていたと思います。」

 カウンセラー「そう言葉で伝えたんですか?」

 Aさん「言葉では言ってませんが、それは今までの様子からわかることでしょう。」


   <わかっているはずだという前提>
 これが家庭内コミュニケーションがうまくいかない原因の一つです。言葉でちゃんと伝えないと「自分の思い」は伝わりません。

 
 カウンセラー「大きい魚にショックを受けられたんですよね。それは言葉に出して抗議されたんですか?」

 Aさん「いいえ・・、言葉では・・。でも体が震えていたし、涙も出てきましたし・・その場から私一歩も動こうとしませんでした。それで私の抗議の気持ちは伝わったはずです。」


   <態度による意思表示>
 言葉にして伝えないことには何に対して怒っているのかは相手に伝わりません。そこから誤解や気持ちのすれ違いが生まれます。
 

 カウンセラー「その場では何も言わなかったんですか?」

 Aさん「いえ、母に『そんなに早く帰りたいならお母さんだけ先に帰ったら』と・・」


   <間接的な言い回し>
 自分の気持ちを直接的にはっきりと伝えることが大切です。間接的な言い方では相手にはちゃんと伝わりません。


 カウンセラー「そう言ったらお母さんはなんとおっしゃったんですか?」

 Aさん「なんで不機嫌になってるの?・・って。」

 カウンセラー「それでちゃんと理由を言われたんですか?」

 Aさん「いいえ、その一言で力が抜けてしまって・・。もうこの人には何を説明しても無駄だってそう思いました。それからは口をきいていません。」


   <沈黙による拒絶>
 これが一番問題です。夫婦喧嘩の後によくやりがちですが、これは一番やってはいけないことです。


 カウンセラー「何を説明しても無駄だって言う前に、まだ一言も言葉では説明されていないと思うのですが・・。」

 Aさん「でも、母は初めから私の気持ちを理解しようなんて気がないんです。」

 カウンセラー「どうしてそう言い切れるんですか?」

 Aさん「そうに決まっています。」


   <「きっとそうだ」という強い思い込み>
 勝手に相手の気持ちを「こうだ」と決めつけてしまうことはよくあることです。でも本当にそうでしょうか。


 この後、Aさんはカウンセラーの助言に従ってお母さんにその時の気持ちを手紙に書いて渡されました。
 お母さんはその手紙を読まれた後
 「魚を食べるって言ってくれてとても嬉しかったんだけど、あまりはしゃぐとプレッシャーになると思って、
 できるだけ自然に振舞おうとして目の前にあった魚を手にとってカゴに放り込んでしまった。
 気が変わらないうちに早くその場から離れないと「今日はやめとく」て言い出されないか心配で『ぐずぐずしないで』と言ってしまった。」
 とお話しされたそうです。

 
 こうして見ていきますと言葉にして伝えるべきところを言葉にしてなかったり、態度でわからそうとしてみたり・・。
 また、自分の思い込みから相手のことを決めつけてみたり・・。これも言葉でコミュニケーションをとるようにすれば誤解や行き違いも防げるはずです。
 もし思い当たることがあれば、今日からは言葉で素直に自分の思いを伝えるようにし、また相手のことも決めつけたりせず直接その気持ちを聞くように心がけましょう。


 そのあと過食症の女性の方が書かれた「みずいろのこびん」という絵本を読みました。

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 そのお話の主人公の男の子は、本当の気持ちを心の中の「みずいろのこびん」に押し込んで、友達の前でもお母さんの前でもいい子を演じてしまいます。そして心が苦しくなったら手当たり次第に食べ物を食べてしまいます。食べている間は嫌なことを忘れられるからです。
 絵本の中でその気持ちがこんな風に表現されています。

 僕は僕の気持ちより、みんなが僕のことをどう思っているのかの方が大切なんだ。

 そして最後は自分の心の叫びとしてこんな言葉で締めくくられています。

 僕は僕のままでいいんだ。
 僕は僕の気持ちのままでいたい。



 絵本を読んだ後、いきものがかりの「なくもんか」を聞いてもらいました。

 


 みなさん、心理的な健康ってどうやって測るかご存知ですか?
 心理的な健康度は「自己一致」度で測ります。

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 自己には、あるがままの自分<現実自己>と、あるべき自分<理想自己>と、見せている自分<演出自己>があります。

 <理想自己>や<演出自己>は普通、<現実自己>から少しずれているのですが、そのギャップがあまりにも大きくなりすぎると心が病んでしまいます。

 つまり自分に対する不満が大き過ぎたり、自分が大キライであったり、自分の本音とは違う態度をとることが常態化してしまったりすると心理的には病む方向に行きます。

 逆にそのままの自分でいることに恐れがなく、ありのままの自分に満足し、自分のことが好きだと思えていれば心理的には健康だということです。

 社会に生きている以上、多少は<理想自己>の仮面も<演出自己>の仮面も必要でしょう。
 問題は<現実自己>とのギャップの度合いです。
 それが開きすぎると心の中に葛藤が起こります。
 あるべき自分になれない自分を責めたりして心が苦しくなります。
 そして心が疲れてきます。

 では、どうすればいいのか?

 <理想自己>や<演出自己>をやめる方向に持って行く。
 
 どのようにして?

 まずは「人に認められようとすることをやめる」ことが大事です。
 何かを決断する時、Aは本当に自分がしたいこと、Bは世間から良いとされていることがあるとしたら、Aを積極的に選ぶようにするということです。人の目を気にせず、自分のやりたいこと好きなことを優先して生きるということです。

 もう一つは「あるがままの自分はバレていることを自覚してフリをしない」ことです。
 普通のフリ、いい人のフリ、幸せなフリ、そんなフリをしないということです。
 そんフリしたって無駄なんです。周りの人には全部バレているのです。

 そうして心の葛藤が止めば、そこから人間的な成長が始まります。
 それまでは心のエネルギーが葛藤に浪費されていたけれど、葛藤が止めば心のエネルギーは人間的成長へと向かいます。

 人間的成長とは・・いろんな角度からものが見れるようになり、いろんな人の思いが理解できるようになり、いろんなことを受け入れられるようになります。つまり寛容になります。また、小さなことや当たり前のことにも感謝できるようになります。より幸せが感じられるようになります。成長すればするほど謙虚になって人や出来事から学ぼうとするようになります。結果さらに人間的に成長します。まとめますと「寛容」「感謝」「謙虚」「学ぶ姿勢」がより大きく、より深くなるということです。(あくまでも私の個人的見解です)
 

 講義の最後にいきものがかりの「なくもんか」の曲に乗せてお一人おひとりそれぞれ違う詩をプレゼントしました。

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 日曜日にも関わらず、ペアレントセミナーに参加してくださってありがとうございます。
 また次回ペアレントセミナーでお会い出来ることを楽しみにしています。

 次回ペアレントセミナーは10月1日(日)午後2時20分〜4時です。
 



posted by 長谷川 at 13:50| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月10日

第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育て方」 ありがとう <前編>


 昨日7月9日(日)は第45回ペアレントセミナーがありました。

 テーマは「コミュニケーション能力の育て方」

 約17名の方が参加してくださいました。

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 まずは皆さんにコミュニケーション能力診断テストを受けてもらいました。

    コミュニケーション能力診断テスト    

 * どちらとも言えない場合は真ん中の・に○をつけて下さい

1、  思っていることは素直に口に出す ( YES ・ NO )
2、  悩みがあればすぐに相談する ( YES ・ NO )
3、  感情を表に出す方である ( YES ・ NO )
4、  見栄を張らない ( YES ・ NO )
5、  ありのままに自分を出す方である ( YES ・ NO )
6、  相手の身になって考える ( YES ・ NO )
7、  よく人から悩みを相談される ( YES ・ NO )
8、  共感性がある方である ( YES ・ NO )
9、  「わかるわー」と深くうなずくことが多い ( YES ・ NO )
10、 感動しやすい ( YES ・ NO )
11、 楽天的である ( YES ・ NO )
12、 よく笑う ( YES ・ NO )
13、 人の目をあまり気にしない ( YES ・ NO )
14、 人を信用している ( YES ・ NO )
15、 気さくな方である ( YES ・ NO )
16、 人の長所によく気がつく ( YES ・ NO )
17、 尊敬している友人がいる ( YES ・ NO )
18、 プラス思考である ( YES ・ NO )
19、 周りの人に感謝している ( YES ・ NO )
20、 いつも機嫌はいい方である ( YES ・ NO )
21、 自分の間違いは素直に受け入れる方である ( YES ・ NO )
22、 意見が対立しても「勝ち負け」にこだわらない ( YES ・ NO )
23、 自分の考えだけで物事を決めつけない ( YES ・ NO )
24、 あまり腹が立たない ( YES ・ NO )
25、 人の失敗や間違いは許す方である ( YES ・ NO )
26、 自分からよくあいさつをする ( YES ・ NO )
27、 人と会話するのが楽しい ( YES ・ NO )
28、 会話中、身ぶり手ぶりが多い ( YES ・ NO )
29、 相手の顔を見て話をする ( YES ・ NO )
30、 人をよくほめる ( YES ・ NO )





 その後、すぐに判定票をお配りして自己採点してもらいました。







  コミュニケーション能力診断テストの判定

YESが28個以上・・・コミュニケーションの達人
YESが23〜27個・・・コミュニケーション能力が高い
YESが17〜22個・・・コミュニケーション能力がある方
YESが12〜16個・・・普通
YESが6〜11個・・・もう少し心を開いてみよう
YESが5個以下・・・コミュニケーション能力に問題あり

自己開示性(1〜5の設問)・・・YESが3個以上あれば心が開いていてストレスがたまりにくい状態。YESが1個以下だと、あなたが何を望み、何を不満に思っているのか伝わっていません。遠慮したり我慢したりせずに思いを言葉で伝えるように心がけましょう。

共感性(6〜10の設問)・・・YESが3個以上あれば共感性は高いと言えます。周りの人はあなたに安心して心の内を語ってくれています。YESが1個以下だと、人とのつきあいが苦痛に。感動や体験を共有することで共感性を高めましょう。

気安さ(11〜15の設問)・・・YESが3個以上あれば、周りの人はあなたに気安さと安心感を持っています。本音も言いやすいし、あなたと一緒にいて楽しいと感じているでしょう。YESが1個以下だと、とっつきにくい印象を持たれているかもしれません。まずは笑顔で人に接することからはじめましょう。

プラス思向性(16〜20の設問)・・・YESが3個以上あれば、周りから喜ばれている人であると言えます。YESが1個以下だと、コミュニケーションは表面的なものになりがち。人の長所を積極的に見つけて、その人に教えてあげましょう。

寛容性(21〜25の設問)・・・YESが3個以上あれば、寛容なあなたに周りの人は心を開いています。プラス思向性や積極性が加われば理想のリーダーです。YESが1個以下だと摩擦が起きがちに。許す、受け入れる、理解することを心がけましょう。

積極性(26〜30の設問)・・・YESが3個以上あれば、人から明るい人と好感を持って見られています。プラス思向性が高ければ尚更です。YESが1個以下だと、嫌われていると人から誤解されがちで、自分も相手から嫌われていると誤解しがちです。
まずは自分から笑顔であいさつすることからはじめましょう。



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 ところで皆さん、何が子どもの幸せにつながるのでしょうか?

 アメリカのハーバード大学で75年間にわたって卒業生268人に対して毎年、健康診断、心理テスト、聞き取り調査を行い「人を幸せにするものは何か」という研究がなされていました。
 そして2009年に長きにわたる研究成果が発表されました。
 
 「何が人を幸せにするか」

 その答えは実にシンプルで誰もが納得するものでした。
 人を幸せにするもの、それは
 
 あたたかな人間関係

 だったのです。

 そしてそれは主観的な幸せ感だけでなく社会的、経済的に恵まれている人の割合もこの「あたたかな人間関係」を持っていると答えた人はそうでない人の3倍もありました。
 年収において890万円も高かったそうです。

 つまり子どもの幸せ、社会的自立とって最も大切なのは子どもが大きくなって周りの人々と「あたたかな人間関係」を作れるようになるということです。

 そういう意味では子どものコミュニケーション能力を育てるということは子どもが幸せに生きていくための土台を作っているということです。

 では次の資料をご覧ください。
 
   子どものコミュニケーション能力が育つ家庭環境


  1、 家庭であいさつが交わされている

  2、 家庭で楽しい会話が交わされている

  3、 子どもは話をきちんと聴いてもらえる(幼児は絵本を読んでもらえる)

  4、 子どもは気持ちや発言を否定されない

  5、 家族で遊びに行ったり等、共有体験が多い

  6、 親がありのままで正直である

  7、 親が不満や愚痴ばかりこぼしていない

  8、 親が寛容である(批判や押しつけが少ない)

  9、 大人同士が尊敬、感謝し合っている

  10、欠点や失敗を許し合う雰囲気がある



 
 後編につづく→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/451736828.html

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2017年07月03日

兵庫県加古川市立平岡東幼稚園での講演会


 今日は午前中加古川市立平岡東幼稚園で講演会がありました。
 テーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」。
 聞いてくださるのは保護者の方83名です。

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 資料をもとに具体例や実例をあげながら解説していきました。

    < 自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方 >
       〜 自己肯定感を育てる関わり 〜

     1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

     2、そのままを愛する(変えようとしない)

     3、子どもの善さを見る(尊敬する)

     4、話を聴く(口を挟まず最後まで)

     5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

     6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

     7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)



 2、そのままを愛する(変えようとしない)のところではこのようにお話しました。

 「そのままを愛する」とは、やんちゃな子はやんちゃな子のまま、引っ込み思案な子は引っ込み思案な子のまま、そのままを愛するということです。

 それは子どもを変えようとしないということです。
 
 そのままを愛するとは、結婚式の『愛の誓い』、あれですね。

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 「健やかなる時も病める時も、富める時も貧しき時も、喜びの時も悲しみの時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命のある限り、真心を込めて尽くすことを誓いますか?」

 こうして永遠の愛を誓うわけですが、この世に永遠の愛なんてあるのでしょうか。
 
 あるんですね。

 親が子どもに対して持つ愛は一生変わりません。
 親は死ぬまで子どものことを愛し続けます。

 だったら子どもが生まれた時にこう誓ってみたらどうでしょうか。

 「健やかなる時も病める時も、いい子の時も悪い子の時も、言うこと聞く時も言うこと聞かへん時も、この子を愛し、この子を敬い、この子を慰め、この子を助け、時期が来たら放してやり、その命のある限り真心を込めて育てることを誓いますか?」

 その無条件の愛が子どもの意欲、向上心、生きる力を育てます。

 欠点もある、ダメなところもある、だけど

 「そのままの自分で愛されている」

 そう思えることが子どもにとってどんなに嬉しくてどんなに幸せでどんなに自信がつくことでしょう。
 自信とは究極的にはただ一つです。
 「自分は愛される存在である、自分には愛される価値がある。そう思えること。」
 それこそが自信の根幹にあります。
 それが今の、そして未来の子どもの心を支えるのです。

 「そのままのあなたが大好き」

 これは親が子どもに贈ることができるプレゼントの中でも最高のプレゼントです。
 これこそが自己肯定感です。

 そのあと絵本「いいこってどんなこ?」を紹介しました。

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 講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。

 皆さん熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございます。
 講演会に参加されていてこのブログをご覧になられている方がおられましたら、講演会の感想等コメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会いできる日を楽しみにしています。


 こんなイベントもやっていますので、もしお時間がありましたら是非いらしてください。

 第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育てかた」
 7月9日(土)午後2時20分〜 
 場所:加古川総合庁舎1階「かこむ」講座研修室
 詳しくはこちらを
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/449908364.html



posted by 長谷川 at 13:04| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月02日

第2回参加型パネルトーク「子どもの心の声を聴く」終了しました


 今日は第2回参加型パネルトーク「子どもの心の声を聴く」がありました。

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 26名の方が参加してくださいました。
 
 最初に河合さんご夫婦によるチェロの演奏がありました。
 
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 豊かな気持ちになってスタートです。

 パネラーは僕の他には、ほるぷ絵本館の代表である星野由香さんとかわい音楽村を主宰されている河合ご夫妻です。

 和久洋三のわくわく創造アトリエ・加古川プレイルーム「ほるぷ絵本館」
 http://www.ehonkan.com

 かわい音楽村
 https://www.facebook.com/kawaiongakumura


 まずは今回のテーマ「子どもの心の声を聴く」についてお話ししました。

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 子どもと自然と良く似ていると思うんです。
 どちらも思い通りになりません。
 20世紀に入ってから人間は自然を支配し利用する対象として見るようになりました。
 自然からの搾取としての森林伐採など、自然をモノとして扱いそれを管理支配しようとした結果、自然破壊が起こり、地球温暖化が起こっているように思います。
 昔の人間は1本 木を切るに際して手を合わせ、木を切り倒した後に苗木を1本植えたと聞いています。
 そういう畏敬の念や謙虚さを持って自然に接する心が失われているところに自然破壊の根本的な問題があるのではないか。
 それは環境問題だけではなく、子育てにおいても私たちは子どもという存在を管理コントロールしようとすべき存在と見ていないだろうか。
 大人の望む「こうあってほしい子ども」にしようとしていないだろうか。
 大人の望む子どもにするべく管理したり、支配しようとしていないだろうか。
 それは人間が自然を支配コントロールしようとする思考と根っこは同じであるように思います。
 今、私たちに求められているのは
 自然の声なき声に耳を澄ますことであり、子どもの声なき声に耳を澄ますことなのではないかと思います。
 その最も身近な一歩が「子どもの心の声を聴く」ことであり、
 そこから子どもと大人が共にその存在を尊重しあい、信頼しあう関係が生まれてくるように思います。
 それはそのまま人間と自然が共に尊重し合う関係、畏敬の念を忘れずに大切な友人として付き合っていく関係を再び取り戻す、いや新たにそういう関係を再構築していく始まりであると思います。

 そのように前置きをしてパネルトークに入りました。

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 いろいろな質問や相談がありましたが、
 その中の一つに「どこまでを『甘え』として受けいれたらいいのか、どこから『甘やかし』になるのか教えて欲しい。」という質問がありました。

 「言葉の問題は置いといて、僕は「甘やかし』でもいいと思うんです。
 親と子が甘え合うということはとても大切なことで、子どもが甘えてきたり、頼ってきたりしたらできる範囲で甘えを受け止めてやったらいいと思うんです。
 『甘えられる』ということは『いつでも困った時は助けてもらえる』ということで、
 そういうところから子どもは安心感や信頼感を持つようになるし、そういう安心感や信頼感を持っているからこそ、人を信頼できる子、世界を信頼できる子に育つんだと思います。
 「困っても誰も助けてくれない、自分しか信用できない」と感じている子よりも、「自分一人で出来ないなら誰かを頼ればいいんだ」と基本的に人や世界を信頼できていることこそ社会に出る上で必要な心であるように思います。

 だから、どこまでが『甘え』として受け入れて、どこからは『甘やかし』としてはねつけるなんて難しいことは考えずに(そんなの人によって意見違うしね)、子どもが甘えてきたらできる範囲で応えてあげればいいと思います。」


 
 他にも「ピアノを習わしているんだけど、毎日練習するって約束で始めたんですけど、やっぱりそんな風にできなくて・・。毎日ピアノの前には座っているんですけど、ただ鍵盤を叩いて遊んでいるというか・・練習してないんです。どうしたら毎日練習するようになりますか?」という質問がありました。

 ちょうど河合さんの奥さんがピアノの先生をされていてこんな風に答えておられました。
 「うちにピアノを習いに来る子で、毎日練習するように言われている子はだいたい辞めてしまいます。
 ピアノはまず楽しむことが大事です。
 そういう約束って親が一方的に決めていることが多くて、子どもはやってみたいもんだからその場では『うん』て言いますけど、それを盾にとってちゃんとやらないのは約束を破っているのよというのはどうも違うような気がします。
 まず子どもが鍵盤を叩いて音を出して楽しんでいるというのはとても良いことで、音楽は楽しいなって思うことが一番大切なんですね。それができているわけだからそのまま楽しませてあげたらいいし、なんだったらお母さんも一緒に鍵盤を叩いて遊んでもいいんじゃないですか。
 苦しい練習をしてピアノが嫌いなってしまうよりもその方がずっといいと思います。
 そうして遊んでいるうちにちゃんと弾いてみたいと思う瞬間があって、その時の子どもの取り組み、集中力、上達の速さは素晴らしいものがあります。そういう時が来るのを待つということ。それまでに充分に楽しむ、遊ぶということ。そういうことを大切にされたらいいと思いますよ。」



 終始こんな感じで参加してくださった皆さんも「肩の力が抜けました」「楽になりました」って感じでトークは終了しました。

 午後2時から午後3時50分くらいまでトークをして皆さんの質問にすべてお答えして終わりました。
 終わった後も40分くらい皆さんおしゃべりしたり、詩をご覧になられたり、とてもリラックスしておられました。
 30種類の詩から1枚気にいられたものをプレゼントとして持って帰ってもらいました。

 感想の一部を紹介します。


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2017年06月24日

福井県小浜市立小浜第二中学校での講演会「自身と意欲を引き出す親子関係のつくり方」


 今日は午後から小浜市立小浜第二中学校で講演会がありました。

 テーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」

 約40名の保護者の方が参加してくださいました。

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 親が普段、子どもにかけている言葉ってどんな言葉でしょう?

 「早くしなさい」
 「もう宿題したの」
 「何べん言ったらわかるの」
 「いい加減にしなさい」

 実は親が子どもにかけている言葉の8割以上は、注意・命令・禁止・叱責なんですね。
 これでは子どもの自信や意欲は引き出せません。
 なぜなら、これらの言葉は上からの一方通行で対話になっていかないからなのです。
 自信や意欲を引き出そうと思ったらもっともっと子どもと対話しなくちゃ引き出せません。

 では、どうすれば子どもと対話できるのか?

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 子どもの考えや気持ちを聞こうとして問いかけるのです。
 そうすると対話が成立して、そういう対話の中で子どもが自分で答えを見つけていく。
 それは親が一方的に押し付けた意見ではなくて子ども自身が自分で考えて自分で出した結論ですから子どもの行動も変わる可能性大なんですね。

 それだけじゃなくていつもそういう風に子どもの意見を聞こうとして問いかけていると子どもは自分で考えるようになるし、自分で出した結論に責任を持つようになります。つまり子どもの主体性を育むことになるんですね。

 また頭ごなしに叱らずに子どもの気持ちや考えを理解しようとして問いかけることによって、その子に対する愛情やその子を尊重する姿勢を示すことになります。それが親子の信頼関係を築くことにもつながります。

 でも問いかけ方にもコツがあるのです。
 では資料を見てください。

 プラスの問いかけは子どもの考える力や主体性、意欲、能力を引き出します。
 マイナスの問いかけは子どものやる気をなくさせ、親子関係を悪くします。

    <子どもに対するプラスの問いかけ>

・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?
・ 何から始める?
・ どうしたら楽しく出来るかな?
・ 今すぐ出来ることって何かな?
・ どうしたの?何かあった?
・ どうしてかな?

    <子どもに対するマイナスの問いかけ>

・ なんで〜するの?
・ なんで〜しないの?
・ なんで〜したの?
・ もう宿題したの?
・ なんで怒らすの?
・ 何をしなければいけないの?
・ (悪い予想)になったら、どうするの?
・ どこを直さないといけないの?
・ ちゃんとしたの? わかってるの?
・ 何がいけないの?
・ 誰が悪いの?

 プラスの問いかけは子どもの考えや気持ちを聞こうとするもので、このように問いかけられると子どもは、自分は大切にされている、認められている、愛されていると感じます。このように感じるとき、子どもは自らの内に宿る『自己成長力』を発揮し、主体的・意欲的に物事に取り組んでいくようになります。



 マイナスの問いかけは「なんで〜」ばっかりやね。
 「なんで」と頭についたら後はろくな言葉が来ません。
 嘆く言葉か相手を責める言葉が続いてしまいます。
 問題はね、これらのマイナスの問いかけを無意識のうちにいっぱいしているということです。
 まずはそこを意識化する。
 意識化すると「なんで」と言いかけた時に止められます。
 まずは自分が子どもにかけている言葉を意識化してマイナスのものをプラスに変えていく。
 そうしてプラスの問いかけが子どもに自然にできるようになってきますとみなさん自身がプラス思考、ポジティブ思考に変わってきます。

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 ポジティブ思考とは何か?
 それは自分にもプラスの問いかけをし、自分を許し、自分に優しくし、自分の気持ちを大切にする思考です。

 ネガティブ思考とは何か?
 それは自分を許さず、自分を責め、自分を脅し、自分を不安にさせる思考です。
 それはそのまま子どもを許さず、子どもを責め、子どもを脅し、子どもを不安にさせる思考につながります。
 それは決して子どもを幸せにしません。
 今この思考を変えなければなりません。
 どのようにして?
 言葉を変えることによってです。
 思考は必ず言葉に表れます。
 言葉と思考は一対のものです。
 子育てには本音が出ます。
 子どもに言っている言葉の中に自分の本音、自分の思考が表れています。
 そこを変える。
 子どもにかける言葉を変えていく。
 そうするとポジティブ思考に変わるだけでなく、子どもとの関係が変わってきます。
 そして子どもとの関係が変わってくると子どもが変わってくるのです。


 そのようにお話ししました。

 講演の終わりに小田和正さんの「たしかなこと」の曲にのせて50種類のお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

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 主催者様のご厚意で講演後、拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。
 参加者40名中30名以上の方が買って下さいました❗ありがとうございます。
 お陰様で参加者の皆さんとたくさんお話しし、交流することが出来ました。


 みなさん熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございました。
 もし今日参加された方で今このブログをご覧になられていましたら、講演の感想等コメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。



posted by 長谷川 at 19:59| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月22日

兵庫県加古川市立別府町幼稚園での講演会「無為の子育て」


 今日は午前中、加古川市立別府町幼稚園で講演会がありました。
 ちょうど去年の同じ日(6月22日)にもここ別府町幼稚園で「子どもを幸せに育てる10のルール」というテーマで講演させてもらいました。
 こちらにその時の記事があります。
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/439286566.html

 今日の講演テーマは
 「無為の子育て 〜あなたのままで100点満点〜」

 聞いてくださるのは保護者の方約70名です。

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 今日は最初から資料をもとにお話ししていきました。

       無為の子育て    

   1、いい子にしようとしない
   (あなたでいい、あなたがいい)

   2、甘えを許し受け入れる
   (あなたもわたしもダメでいい)

   3、自然にお任せする
   (私には何もできません)

   4、愛や喜びや幸せを受け取る
   (私の許に生まれてくれてありがとう)

   5、自分のエゴに気づく
   (「あなたのため」は自分のため)

 無為の子育てとは「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し育てていく。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです。」


 
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 1、いい子にしようとしない
 (あなたでいい、あなたがいい)
 無為の子育てとは「いい子に、賢い子に、強い子に育てる子育て」ではありません。無為の子育てとは子どもを「幸せな子」に育てる子育てです。それはまた「幸せな親」になる子育てでもあります。
 でも、その方が自然にいい子に、賢い子に、強い子に育つんですけどね。
 
 ところで皆さん、何が子どもの幸せにつながるのでしょうか?
 実はハーバード大学で75年間にわたって卒業生268人に対して毎年、健康診断、心理テスト、聞き取り調査を行い、「人を幸せにするものは何か」という研究がなされていました。
 そして2009年、長きにわたる研究成果が発表されました。
 「何が人を幸せにするか?」
 その問いの答えは実にシンプルで誰もが納得するものでした。
 人を幸せにするもの。

 それは「あたたかな人間関係」だったのです。

 そしてそれは単に主観的な幸せ感だけでなく、この「あたたかな人間関係」を持っていると答えた人は、持っていないと答えた人よりも年収にして890万円も高かったそうです。
 つまり子どもの幸せ、子どもの社会的自立にとって最も大切なのは子どもが大きくなって周りの人々と「あたたかな人間関係」を作れるようになるということです。
 そして子どもが他の人々とそういうあたたかい人間関係を作る土台こそが「あたたかな親子関係」です。
 ですから皆さんがもし子どもさんの将来の幸せを願われるのなら、こう自分に問いかける必要があるのです。

 「どうすれば子どもとあたたかい親子関係を築けるだろうか?」

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 4、愛や喜びや幸せを受け取る
  (私の許に生まれてくれてありがとう)

 親になるとついつい、子どもに何をしてやれるか、何を身につけさせてやれるかと与えることばかりに目が行きがちですが、本当は子どもが生まれる時に持ってきてくれた愛や喜びや幸せを受け取ることの方が何倍も大切です。
 なぜか?

 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。

 ここで紹介したい文章があります。
 ある助産師が書かれた文章です。
 タイトルは「お母さんの宝物」。

そのお母さんは、出産予定日の前日に
胎動がないというので来院されました。
急いでエコーで調べたら、
すでに赤ちゃんの心臓は止まっていました。
(略)
普段なら私たち助産師は、
陣痛が5時間でも10時間でも、
ずっと付き合ってお母さんの腰をさすって、
「頑張りぃ。
 元気な赤ちゃんに会えるから頑張りぃ」
と励ましますが、
死産をするお母さんには
かける言葉がありません。
赤ちゃんが元気に生まれてきた時の
分娩室は賑やかですが、
死産のときは本当に静かです。
しーんとした中に、
お母さんの泣く声だけが響くんですよ。
そのお母さんは分娩室で胸に抱いた後、
「一晩抱っこして寝ていいですか」
と言いました。
明日にはお葬式をしないといけない。
せめて今晩一晩だけでも
抱っこしていたいというのです。
私たちは「いいですよ」と言って、
赤ちゃんにきれいな服を着せて、
お母さんの部屋に連れていきました。
その日の夜、看護師が様子を見に行くと、
お母さんは月明かりに照らされて
ベッドの上に座り、
子どもを抱いていました。
「大丈夫ですか」と声をかけると、
「いまね、
 この子におっぱいあげていたんですよ」
と答えました。
よく見ると、お母さんは
じわっと零れてくるお乳を指で掬って、
赤ちゃんの口元まで運んでいたのです。
死産であっても、胎盤が外れた瞬間に
ホルモンの働きでお乳が出始めます。
死産したお母さんの場合、
お乳が張らないような薬を飲ませて
止めますが、すぐには止まりません。
そのお母さんも、赤ちゃんを抱いていたら
じわっとお乳が滲んできたので、
それを飲ませようとしていたのです。
飲ませてあげたかったのでしょうね・・・
死産の子であっても、
お母さんにとって子どもは宝物なんです。
生きている子ならなおさらです。
一晩中泣きやまなかったりすると
「ああ、うるさいな」
と思うかもしれませんが、
それこそ母親にとって
最高に幸せなことなんですよ。
母親学級でこういう話をすると、
涙を流すお母さんがたくさんいます。
でも、その涙は浄化の涙で、
自分に授かった命を慈しもう
という気持ちに変わります。
「そんな辛い思いをしながら
 子どもを産む人がいるのなら
 私も頑張ろう」
「お乳を飲ませるのは幸せなことなんだな」
と前向きになって、
母性のスイッチが入るんですね。



 子どもを持てば色々と悩みも出てくるでしょう。
 でもそれらの悩みは子どもがいてくれるから生まれるんですね。
 悩みの裏側には子どもがいてくれる幸せがあります。
 悩みを通して今まではあたり前だと思っていたことが
 あたり前ではなくて有り難かったんだと気がつく。
 そうして私たち親も悩みを通して成長していってるのだと思います。
 今日皆さんに聞いていただく曲は「 You raise me up 」 という曲です。
 このタイトルは
 「あなたは私に力をくれる」
 「あなたは私に勇気をくれる」
 「あなたは私を育ててくれる」
 そういう意味です。
 この曲を私たちの子どもたちに捧げたいと思います。

 
 

 You raise me up
 Artist : Celtik Woman 和訳:はせがわみつる

When I am down and, oh, my soul, so weary
沈み込み、心が疲れているとき
When troubles come and my heart burdened be
困難があって、心が重く苦しいとき
Then I am still and wait here in the silence
そんなとき私はただ待つの、沈黙の中で
Until you come and sit awhile with me
あなたが私のそばにやってきてくれるまで

You raise me up, so I can stand on mountains
あなたは私に力をくれる、だから高い山も越えられる
You raise me up to walk on stormy seas
あなたは私に勇気をくれる、嵐の海だって渡ってみせる
I am strong when I am on your shoulders
私は強くなれるの、あなたがいてくれるなら
You raise me up to more than I can be
あなたは私に力をくれる、私がそう出来る以上に



 この曲の中のYouとは神様のことです。
 子どもって本当は神様かもしれませんね。
 子どもの笑顔であんなに幸せな気持ちになれるのは、
 それが神様の笑顔だからかもしれませんね。

  
 そのようにお話ししました。

 講演の終わりにお一人お一人にそれぞれ違う詩をプレゼントしました。

 みなさん大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございました。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 

 こんなイベントもやっていますので、もしお時間がありましたら是非いらしてください。

 第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育てかた」
 7月9日(土)午後2時20分〜 
 場所:加古川総合庁舎1階「かこむ」講座研修室
 詳しくはこちらを
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/449908364.html
 
 
posted by 長谷川 at 16:34| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月07日

兵庫県高砂市立北浜こども園での講演会「無為の子育て 〜あなたのままで100点満点〜」

 
 今日は午前中、高砂市立北浜こども園で講演会でした。
 テーマは
 「無為の子育て〜あなたのままで100点満点〜」
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 最初に一つの詩を紹介しました。

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 愛とは人の心を明るくするものです、人の心を暖かくするものです。
 その愛をあなたが私に持ってきてくれた。
 そんなふうに愛を伝えられたら素敵だなとの思いからこの詩が生まれました。


 さて、皆さん、あなたのお子さんは100点満点中何点ですか?

 頭の中で点数をつけてみてください。

 今、みなさんがお子さんにつけられた点数があなたの母親としての点数です。
 お子さんに50点をつけられたなら
 あなたは母親として50点です。

 今日、私がみなさんに提案させていただく「無為の子育て」とは
 今のそのままの我が子に100点満点をつける子育てです。

 ここで皆さんにお聞きいたします。

 お子さんを出産される前、
 「どうか無事に生まれてきてくれますように。
  どうか元気に生まれてきてくれますように。」
 と願われた方、手を挙げてください。

 (ほぼ全員の手が挙がる)

 では、お子さんが無事に生まれてきてくれて
 「あー、無事に生まれてきてくれた!』
 とそれだけで嬉しかった人、それだけで感謝した人、
 手を挙げてください。

 (ほぼ全員の手が挙がる)

 あの時みなさんは元気やったら100点と
 お子さんに100点満点をつけたんです。
 子どもが生まれたその時にちゃんとみなさんは
 元気やったら100点!と100点満点をつけられているんです。

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 子育ては何も難しいことはないのです。
 あの時のあの気持ちのまま育てたらいいんです。
 「元気が一番!元気やったらそれでいい!」と。
 子育ての悩みは「この子にはこうあって欲しい」「こうあって欲しくない」と子どもに求める心から生まれてきます。

 求心(ぐしん)止むところ即ち無事

 これは仏教の言葉です。

 求める心が止んだ時、そこにこそ本当の安心や幸せがあるという意味です。
 そうお話した後、「無為の子育て」の資料をもとに具体的に実例を挙げながら解説していきました。


       無為の子育て    

   1、いい子にしようとしない
   (あなたでいい、あなたがいい)

   2、甘えを許し受け入れる
   (あなたもわたしもダメでいい)

   3、自然にお任せする
   (私には何もできません)

   4、愛や喜びや幸せを受け取る
   (私の許に生まれてくれてありがとう)

   5、自分のエゴに気づく
   (「あなたのため」は自分のため)


 無為の子育てとは「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し育てていく。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです。」
 


 子どもを持てば色々と悩みも出てくるでしょう。
 でもそれらの悩みは子どもがいてくれるから生まれるんですね。
 悩みの裏側には子どもがいてくれる幸せがあります。
 悩みを通して今まではあたり前だと思っていたことが
 あたり前ではなくて有り難かったんだと気がつく。
 そうして私たち親も悩みを通して成長していってるのだと思います。
 今日皆さんに聞いていただく曲は「 You raise me up 」 という曲です。
 このタイトルは
 「あなたは私に力をくれる」
 「あなたは私に勇気をくれる」
 そういう意味です。
 この曲を私たちの子どもたちに捧げたいと思います。

 

     You raise me up
 Artist : Celtik Woman 和訳:はせがわみつる

When I am down and, oh, my soul, so weary
沈み込み、心が疲れているとき
When troubles come and my heart burdened be
困難があって、心が重く苦しいとき
Then I am still and wait here in the silence
そんなとき私はただ待つの、沈黙の中で
Until you come and sit awhile with me
あなたが私のそばにやってきてくれるまで

You raise me up, so I can stand on mountains
あなたは私に力をくれる、だから高い山も越えられる
You raise me up to walk on stormy seas
あなたは私に勇気をくれる、嵐の海だって渡ってみせる
I am strong when I am on your shoulders
私は強くなれるの、あなたがいてくれるなら
You raise me up to more than I can be
あなたは私に力をくれる、私がそう出来る以上に



 この曲の中のYouとは神様のことです。
 子どもって本当は神様かもしれませんね。
 子どもの笑顔であんなに幸せな気持ちになれるのは、
 それが神様の笑顔だからかもしれませんね。


 講演の終わりにキロロの「未来へ」の曲にのせて100種類のお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。
 講演後、園長先生のご好意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」(500税込)のサイン販売をさせていただきました。おかげさまで完売することができました。

 みなさん、大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございました。
 もし今日講演会に参加されてこのブログをご覧になられている方がございましたら、感想などコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会いできる日を楽しみにしています。


 
 また、ペアレントセミナーや参加型パネルトークもありますのでご興味のある方は是非おいでください。

 第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育て方」
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/449908364.html

 第2回参加型パネルトーク「子どもの心の声を聴く」
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/450451823.html


posted by 長谷川 at 16:51| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

兵庫県たつの市立龍野保育所での講演会


 今日は午前中、たつの市立龍野保育所で講演会がありました。
 テーマは「子どもを幸せに伸ばす親学講座」です。
 聞いてくださるのは保護者の方約60名です。

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  親学10か条の資料を元にお話ししました。

    < 親学10か条 >

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)




 子どもはどのようにして発達していくか?
 それは子どもに内在する自己成長力によって発達し成長していきます。

 例えば、生後半年ほどすると子どもは寝返りを打とうとしますね、
 あれは乳児の心に「寝返りを打ちたい」という衝動が沸き起こってきて
 それで何度も寝返りを打とうと赤ちゃんは挑戦するわけです。

 そしてついに寝返りが打てるようになると
 今度は「前へ進みたい」という衝動が起こってきて
 ハイハイができるようになります。

 そしてハイハイが出来るようになると
 「立ちたい」という衝動が、
 立てるようになると「歩きたい」という衝動が、
 歩けるようになると「走りたい」という衝動が起こってきます。

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 子どもはこの「成長衝動」に促されて発達していくのです。

 3歳くらいになりますと、
 ある衝動が起こってまいります。
 それは「お友達と遊びたい」という衝動です。

 そしてその「お友達と遊びたい」という衝動があるからこそ
 子どもはお友達におもちゃを貸すことを覚えたり、
 順番を待ったり出来るようになるのです。
 そうして社会性を身につけていくのです。

 だから3歳以前は別にお友達におもちゃを貸してあげられなくてもいいし、
 順番も待てなくても大丈夫なんですね。
 
 個人差もありますが4歳くらいになればそういうことも
 だんだんと出来るようになっていくわけです。

 5〜6歳くらいになりますと、
 また別の衝動が起こってまいります。
 それは「読みたい」という衝動です。

 この衝動に促されて子どもが文字を覚える時、
 そこに喜びが生まれるんですね。
 「読めた!」「読める!」という喜びですね。

 また親も子どもが字を読めるようになると、
 嬉しいですね。
 嬉しくていっぱい褒めますね。

 そうすると子どもは親が喜んでくれるのが嬉しくて
 またもっと読もうって頑張るわけです。

 自己成長力はこのように「喜び」に促されて
 どんどん引き出され、子どもは発達し成長していくのです。

 そして学習は喜びをもって始めることが大切なのです。

 
 2番目の「ありのままに愛する」では、このようにお話ししました。
 
 ありのままを愛するとは、
 やんちゃな子はやんちゃな子のまま、
 引っ込み思案な子は引っ込み思案な子のまま、
 そのままをを愛するということです。
 それは「子どもを変えようとしない」ということです。
 子どもをもっと良くしようとしないということです。

 ありのままを愛するとは結婚式の愛の誓いってありますね。
 あれです。
 ちょっと紹介します。

 「健やかなる時も病める時も、富める時も貧しき時も、喜びの時も悲しみの時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命がある限り真心を込めて尽くすことを誓いますか。」
 「誓います!」て言うて結婚したわけなんですけど、
 この世に永遠の愛なんてあるんでしょうか。
 あるんですね。
 それは親が子に待つ愛です。
 親はその命がある限り子どもを愛し続けます。
 だったら子どもが生まれた時にこう誓ったらどうでしょう。

 「健やかなる時も病める時も、いい子の時も悪い子の時も、言うこと聞く時も言うこと聞かへん時も、この子を愛し、この子を敬い、この子を慰め、この子を助け、時期が来たら放してやり、その命がある限り真心を込めて育てることを誓いますか。」
 「誓います!」て言うて育てたらいいんじゃないでしょうか。

 その無条件の愛が子どもの意欲、向上心、生きる力を育てます。

 ダメなところもある、弱いところもある、
 だけど自分は「そのままの自分で愛されている」。
 子どもが心からそう思えること。
 それが子どもにとってどんなに嬉しく、どんなに幸せで。
 どんなに自信がつくことでしょう。
 それが今の、そして未来の子どもの心を支えます。
 
 「そのままのあなたが大好き」
 これは親が子どもに贈ることができるプレゼントの中でも
 最高のプレゼントです。
 これこそが自己肯定感です。


 講演の最後にキロロの「未来へ」の曲に乗せてお一人お一人にそれぞれ違う詩をプレゼントしました。

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 みなさん大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございました。
 今日の講演の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 またみなさんにお会い出来る日を楽しみにしております。

 
 7月9日(日)午後2時20分〜3時50分、加古川総合庁舎1階「かこむ」で
 第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育てかた」があります。
 興味のある方はこちら http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/449908364.html


 長谷川満の『見方が変わる相談室』
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/448895890.html
 
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posted by 長谷川 at 13:48| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする