2015年06月12日

「まだ起こっていないことまで漠然と心配して悩んでいます。それって子どもを信じてあげてないってことですかね?」


 これはこのブログのコメント欄に寄せられた相談とそれに対する僕の回答とを載せています。

 < 相談 >

いつも読ませていただいています。

子供達はとても愛おしく、そして私は悩んでばかりの弱い弱い母です。
心配事は常にあります。
そして、まだ起こっていないことまで漠然と心配して悩んでいます。

どうしてこんなに不安なんだろう?と考えた時、ふと、自分は子供に「完璧な人生」を求めているから苦しいんだなあ、と感じました。
いつも笑っていて欲しい。それだけなんですけど。
現実には子供にはそれなりに辛いことがあって、そして自分にできることはほとんどなくて。親の無力さを感じます。
力になりたい。
でもそれって、子供の強くなる力を信じてあげてないってことですかね?



 < 回答 >

子どもを持つということは、喜びや幸せを持つと同時に悩みや心配を持つということでもあるように思います。
子どもを持って心配しない親がどこにいるでしょう。悩まない親がどこにいるでしょう。
そしてそれもまた育てがいであり、本当は喜びでもあるのだと思います。

子どもにはいつも笑っていてほしい。
実は子どももそう思っています。
ママにはいつも笑っていてほしい、幸せであってほしい。
それは子どもの偽らざる願いです。
お母さんが幸せで機嫌がいいことほど、子どもがホッとできることはありません。
お母さんの笑顔ほど子どもが安心できるものはありません。

だから心配しすぎて笑顔がなくなったりしてほしくないのです、子どもは。

親の自分は何もしてやれない。
それは真実ですが、その真実をふまえた上で「あなたは大丈夫」と信じてあげることや笑顔で接してあげることはできます。
限界の中で精一杯の優しさを示す。それが親の真心だと思います。

親である自分の不安や心配な気持ちを優先して手を出し、口を出すのは、実は子どもより自分の気持ちを優先しているのです。

子どもは今どんなふうに接してもらいたいだろうか。どうすることが一番子どもの助けになるだろうか。
そう考えるなら、注意したり、アドバイスするのも少し慎重になるでしょ。
それが思いやりだと思います。
下手に注意したり、アドバイスすることが、また子どもを苦しめることにもなりかねませんから。

家は楽しい、
家は安心できる、
家はのんびりできる、
家はありのままの自分でいられる。
そうしてあげることは、ものすごく子どもさんの助けになります。
またお母さんが笑顔で楽しく暮らす。だから機嫌がいい。それもすごく子どもの助けになります。

子どもを持つ限り、心配も悩みもなくすことはできませんが、「あなたは大丈夫」と信じてあげることはできます。
子どもさんを信じてあげれば、子どもさんは自分を信じるようになります。自分は大丈夫だと。

そうしてあげることはできます。



 < 回答に対して >

長谷川先生

私のつぶやきのような不安に丁寧なお返事をいただき、ありがとうございます。

子供もお母さんに笑っていて欲しい・・・
本当にそうですね。

学校であった辛いことを娘が何も言わず、少し大ごとになったことがありました。
「どうしてもっと早くお母さんに言ってくれなかったの?」と聞いた時、娘は
「だって、お母さんが悲しい顔をするから」
・・・心から反省しました。
笑顔をみていたいのは親だけではないですね。

子供を信じているようで、信じていない自分がいます。ずっと守ってあげられるわけではないのに。

心配しつつ、子供達を信じていきたいです。

お返事、本当にありがとうございました。




posted by 長谷川 at 12:41| Comment(0) | お悩み子育て相談Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする