2014年02月13日

子どもの人生を幸せにする言葉 4


 「いいよ」

 それは、子どもが「こうしようと思うんだけど・・」と訊いてきた時に「それでいいと思うよ」と子どもの考えや思いを認める言葉です。 
 それは、子どもが「〜していい?」と訊いてきた時に、「いいよ」と許す言葉です。
 親の思いではなく、子どもの思いを尊重する言葉です。

 親は子どもが、「こうしようと思うんだけど・・」とか「〜していい?」と訊いてきた時に、心配やしつけの面から、難癖をつけてみたり、条件をつけてみたり・・、また、親の思いを押しつけたり・・、
 とにかく気持ちよく「いいよ」と言ってあげることが少ないように思います。
 それは、やっぱり子どもからすると「認められていない」「信頼されていない」「気持ちを尊重してもらえていない」と感じてしまうのではないでしょうか。

 その逆に「いいよ」と言ってもらえたら、「認められている」「信頼されている」「気持ちを尊重してもらっている」と感じると思うのです。
 そういう認め合うこと、信頼し合うこと、尊重し合うところに本当の意味での親子の信頼関係も生まれるのだと思います。

 親はついつい子どもの管理者になってしまいますが、それは管理する上位の者と管理される下位の者という上下関係を生みます。上下関係には、命令や強制や罰が伴います。そういう力づくで「言うことをきかせる」関係には本当の意味での信頼関係は生まれません。

 自分は親から認められている、信頼されている、気持ちを尊重してくれている。
 子どもがそんなふうに感じているなら、親の意見やアドバイスも真摯に素直に聞いてくれるものです。

 家庭教師である僕は、よく親御さんから「私の言うことはちっとも聞かないから、先生からこんなふうに言って下さい」と頼まれることがあります。
 そんなとき僕はいつも「僕に任せてもらますか」と言って、生徒の気持ちを尊重した上で僕なりの意見やアドバイスをしています。
 そうすると生徒は話をちゃんと聞いてくれ、僕の意見やアドバイスを素直に受け入れてくれます。
 これは子どもとの間に信頼関係があるからです。

 親は自分のことを認めてくれている。
 信じてくれている。
 尊重してくれている。
 子どもにとって、そう思えることがどんなに幸せなことでしょう。
 そういう親子関係から子どもは他者を信頼したり、尊重することを学びます。
 親が子どもにとる態度は非常に重要です。
 それは子どもが他者と関わるときの基礎となるものです。
 他人といい関係を築いていける能力の土台は実は親子関係にあるのです。

 何もかも「いいよ」と認めてあげて下さいと言っているのではありません。
 時には「ダメ!」と言わなければならないときもあるでしょう。
 だからこそ日頃の信頼関係が大切なのです。
 

posted by 長谷川 at 18:51| Comment(0) | 子どもの人生を幸せにする言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月12日

子どもの人生を幸せにする言葉 3


 「だ〜いすき」

 それは「あいしてる」と伝えるということです。

 一昨日の記事で
「人が本当に人に伝えたい言葉というものは究極的には三つしかありません。
 それは、「ありがとう」か「あいしてる」か「ごめんなさい」です。
 それが素直に伝えられたら、どんなにみんな仲良く暮らせることでしょう。」
 と述べましたが、
「ありがとう」も「ごめんなさい」ももうすでに書きましたので
 今日は「あいしてる」について書きたいと思います。


 子どもの問題の80%以上は愛情伝達不足で起こっています。
 愛情不足ではありません。親は子どものことを愛しています。
 でも、その愛をちゃんと毎日伝えているでしょうか。
 子どもはみんな親に愛されたいと願っています。
 そしてそれを確認し、確信したいと望んでいます。
 10歳までの子どもなら毎日「だ〜いすき」と愛情いっぱいにハグしてもらいたいと望んでいます。
 そして、その望みが叶えられ親の愛を確信出来た時、子どもは本当の意味で安心することが出来ます。
 安心することによって自己成長力が十ニ分に働き、子どもは最もよいタイミングで、スピードで成長・発達・進歩・向上していくことが出来ます。

 「あなたはお母さんの宝物」
 そう言われることは子どもにとって大きな喜びです。
 自分はお母さんにとって大切な存在なんだ、お母さんに喜ばれる存在なんだ。
 そう思えることが子どもにとってどんなに嬉しいことでしょう。
 どんなに幸せなことでしょう。
 どんなに自信がつくことでしょう。
 自信というのは突き詰めれば一つの自信に他なりません。
 それは「愛されている自信」です。
 自分は大切にされる大切な存在なんだ、自分は愛される存在なんだ。
 それこそが社会的存在である人間にとっては自信の源泉なのです。
 自信の根っこを育む言葉、それが「だ〜いすき」であり「あなたは宝物」です。

 「だ〜いすき」とそのままの自分を肯定され、愛されて育った子どもは、
 大人になって、人から「愛されよう」として過度に自己犠牲的に尽くしたり、自分を偽ったりはしません。
 相手に何かしてあげなくても、そのままの自分で愛される。
 愛されるためではなく、心から「そうしたい」気持ちで与え合える。
 それは本当に幸せなことです。
  
 
posted by 長谷川 at 11:53| Comment(0) | 子どもの人生を幸せにする言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月10日

子どもの人生を幸せにする言葉 2


 一昨日は「子どもの人生を幸せにする言葉として「ありがとう」と「よくがんばったね」を紹介しました。
 
 今日は「ごめんなさい」を紹介します。
 親って案外、子どもには素直に「ごめんなさい」とは言いづらいものです。
 親の勘違いで叱ってしまったときも「あんたがちゃんと言わへんからでしょ」と子どものせいにしてしまったり、
 あんなにきつく叱らなくてもよかったな、あれは私の八つ当たりだったなと後で気がついても「さっきはごめんね。あんなにきつく叱ることじゃなかった。イライラすることがあったからあなたにあたってしまって・・」とは言いにくいものです。

 そんなふうに謝ると今後何かあった時に説得力がなくなるように思えて、子どもには素直に「ごめんなさい」と言いづらいという人は、男親女親関わらず少なくないように思います。

 でも、親が子どもに素直に「ごめんなさい」と謝ることは、子どもの人生にとてもいい影響を与えます。
 こんなお話があります。

 ある問題を抱えた中学生の子が突然思い出したように、お母さんに泣きながら訴えたことがありました。
 その子がまだ幼かった頃、ささいなことでお母さんに叱られて、「あんたみたいな子はお母さんの子と違うから、この家から出て行き!」と言われて、自分がどんなに心傷ついたか、小さかった自分にはどこにも行く所なんてないのに「出て行き」と言われてどんなに心細かったか、「お母さんの子と違う」と言われてどんなに悲しかったか、と涙ながらに訴えました。
 
 お母さんはその言葉を聞いて、幼いわが子になんてひどい言葉を言っていたのかと本当に心からわびる気持ちで「ごめんね・・、ひどいこと言ってごめんね・・、お母さんが悪かった、本当にごめんね」とお母さんも泣きながらその子に謝られました。

 お母さんはこの出来事を振り返ってこんなふうに仰っています。
 「私は謝りながら、嬉しい気持ちでいっぱいでした。この子が私に謝る機会を与えてくれた。あの時言えなかった「ごめんなさい」を言う機会を与えてくれた。ああ、この子が私の子でよかった・・、そう何度も何度も心の中でつぶやいてました。そしてその後、不思議なくらい晴れ晴れとした気持ちになりました。」
 
 時に親は子どもの気持ちを傷つけるような言葉を言ってしまうことがあります。
 そのとき子どもは傷つき、親の愛情を疑うことがあるかもしれません。
 でも、親は言い過ぎたなと思っても滅多に子どもに謝るということはしません。
 「さっきはあんな言い方してごめんね。そんなふうには思ってないからね。あなたのことは大切に大切に思っているからね。大好きだからね。」
 なんてことは思っていても、あらためては恥ずかしくて言えないものです。
 そう言ってもらえれば子どもも親の愛情を疑うなんてことにはならないのに、そのままになってしまうから親子関係が何か複雑なものになってしまうのです。

 そういった意味で、ああ言い過ぎたなとか、あんなに叱らなくてもよかったなとか、そんなとき「ごめんね」と親が素直な気持ちを伝えられたなら、子どもは愛されていることを再確認し、子どもも素直な気持ちになって「ごめんなさい」と本当に心から謝ることができるようになるのです。

 意地を張らずに素直に「ごめんなさい」が言える子は、年上の人にも年下の人にもきっと好かれるでしょう。将来、結婚したときにそれは幸せな結婚生活を送る一番の力になることでしょう。
 また、自分の親とも自分の子どもとも幸せな親子関係が築ける力になることでしょう。

 人が本当に人に伝えたい言葉というものは究極的には三つしかありません。
 それは、「ありがとう」か「あいしてる」か「ごめんなさい」です。
 それが素直に伝えられたら、どんなにみんな仲良く暮らせることでしょう。

 「ごめんなさい」

 それは自分の心を開き、相手の心も開く魔法の言葉です。
 

 
 この「子どもの人生を幸せにする言葉」はもう少し続けます。
posted by 長谷川 at 08:29| Comment(0) | 子どもの人生を幸せにする言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月08日

子どもの人生を幸せにする言葉


 「ありがとう」

 子どもがお手伝いしてくれたときや、それがちょっとしたことであっても「ありがとう」と子どもに言うことはとても大切なことです。
 子どもにお手伝いをしてもらう目的って何でしょう?
 一つには生活力をつけるということがあります。
 でも、もう一つは子どもに「ありがとう」を言うことです。
 
 お母さんの役に立てるって嬉しいな、
 お母さんに喜んでもらえるって嬉しいな、
 お母さんに「ありがとう」て言ってもらえるのって嬉しいな、

 そんな「嬉しい」が人を喜ばせたい、人の役に立ちたいという気持ちにつながっていきます。
 子どもは「ありがとう」を言われることによって、人に喜んでもらえる喜びや人の役に立つ喜びを知ります。その喜びが子どもの人生を幸せなものにしてくれるのだと思います。

 人の喜びを喜びとする。

 そして、たくさん「ありがとう」を言われた子どもは、自分も人にたくさん「ありがとう」を言うようになるでしょう。そうしてその子は人から喜ばれ、かわいがられ、そしてたくさんの応援者、協力者を得ることになるでしょう。

 それが子どもの人生においてどんなに力になることでしょう。

 子どもの人生を幸せにする言葉の一番目にあげられるのは「ありがとう」です。


 次に上げられるのが「よくがんばったね」。

 僕が勉強を頑張ったのは母がテストの点数や通知簿を見て「よくがんばったね」とほめてくれたからです。
 実は母は子ども時代、優等生でオール5に近い成績だったそうで、それに較べると僕の通知簿なんてオール3に4が少しある程度で本来なら母としては物足りない成績だと思うのですが、なのに「よくがんばったね」と少しでも4がつくとほめてくれました。
 小学生なら80点は平凡な点数なのに「お母さん、80点取れたよ」と言うと「よくがんばったね」とほめてくれました。

 母がほめてくれる、嬉しい、
 もっとほめられたい
 母が喜んでくれる、嬉しい、
 もっと喜ばせたい
 
 そんな気持ちが学習意欲につながっていました。
 自分が頑張っていい結果を出せたら「ほめてくれて、喜んでくれる人」がいる。
 「ほめてくれて、喜んでくれる人」というのは、当人にとっては本当に有り難い存在なんですね。

 そんな人がいてくれるから頑張れる。
 子どもの頑張り続ける力、折れない心っていうのは、そういうあたたかい心の絆が支えているんだと思います。



 この「子どもの人生を幸せにする言葉」は明日以降も続ける予定です。
 
 
 
posted by 長谷川 at 19:51| Comment(2) | 子どもの人生を幸せにする言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする