2018年02月03日

岩手県洋野町民会館での講演会「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」


 2月3日(土)は岩手県洋野町教育振興大会で講演させていただきました。
 演題は「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」
 聞いてくださるのは洋野町のご父兄、先生方、地域の方々、約260名です。

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 下の資料をもとにエピソードを交えながらお話ししました。


    < 自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方 >
       〜 自己肯定感を育てる関わり 〜

     1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

     2、そのままを愛する(変えようとしない)

     3、子どもの善さを見る(尊敬する)

     4、話を聴く(口を挟まず最後まで)

     5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

     6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

     7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)



 1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)ではこんなお話をしました。

 皆さん、ドラえもんはご存知ですね。
 ドラえもんのお話の中でも名作中の名作と呼ばれるのが「のび太の結婚前夜」というお話です。
 どんなお話なのかと言いますと・・。


 明日はついにのび太くんとしずかちゃんの結婚式。
 でも、どこか浮かない表情のしずかちゃん。
 それを見ていたドラえもんはそっと『正直電波』を取り出し、しずかちゃんに照射します。
 すると、しずかちゃんはパパのところにやって来てこう言い出します。
 
しずか「パパ、あたし、およめにいくのやめる!」

パパ 「ええっ!!」

しずか「これまで、ずぅっと甘えたりわがまま言ったり・・・、それなのに私の方はパパやママになんにもしてあげられなかったわ」

パパ 「とんでもない。君はすばらしい贈り物を残していってくれるんだよ」

しずか「贈り物? あたしが?」

パパ 「そう。数え切れないほどのね。
    最初の贈り物は、君が生まれてきてくれたことだ。
    午前3時ごろだったよ。君の産声が天使のラッパみたいに聞こえた。
    あんなに楽しい音楽は聴いたことがない。
    病院を出たとき、かすかに東の空が白んではいたが、
    頭の上はまだ一面の星空だった。
    この広い宇宙の片すみに、ぼくの血を受け継いだ生命がいま、生まれたんだ。
    そう思うと、むやみに感動しちゃって、涙が止まらなかったよ。
    それからの毎日、
    楽しかった日、
    満ち足りた日々の思い出こそ、
    君からの最高の贈り物だったんだよ。
    少しぐらいさびしくても、想い出があたためてくれるさ。
    そんなこと気にかけなくていいんだよ」

しずか「パパ・・」

パパ 「のび太くんを選んだ君の判断は正しかったと思うよ。
    あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。
    それが人間にとって一番大事なことなんだからね。
    彼なら、間違いなく君を幸せにしてくれるとぼくは信じているよ。」

 透明マントをかぶってそれを聞いていたのび太はしずかちゃんのパパに感謝するとともに安心して現代へと帰って来るというお話です。


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 実は私、5年前初めて花嫁の父になりました。
 結婚式ってね、必ず小さい頃からの写真が音楽やナレーション付きでスライドショーで流れますね。
 「イベントごとが大好きでした・・」
 そんなナレーションとともに3歳の娘の誕生日の時の写真が。
 そこには満面の笑みでピースサインをしている娘と若い頃の自分や妻が写っています。
 ああ、あの時は楽しかったなあ・・
 ああ、あの時は幸せやったなあ・・
 て思い返しますと、しずかちゃんのパパが言うように
 子どもから幸せをもらってたんやなあ、
 いっぱい、いっぱい幸せをもらってたんやな、
 今までありがとう。
 て思ったら涙が溢れてまいりました。

 親になりますとついつい子どもに何をしてやれるか、何を身につけさせてやれるかと『与える』ことばかりに目が行きがちですが、本当は子どもが持ってきてくれた愛や喜びや幸せを『受け取る』ことの方が何倍も大事なんじゃないかと思うんです。
 親はね、勘違いしてしまうんです。
 親が子どもを幸せにしてやらないとって思ってしまうんです。でも、逆なんですね。親が子どもを幸せにするんじゃないです。子どもが親にいっぱい幸せを与えてくれているんです。親は幸せをもらっている側なんですね。そしていっぱい幸せをもらったらいいんですね。
 なぜか?

 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。

 そうして子どもに幸せを返していったらいいんですね。
 
 自分という存在は親に喜びを与える存在なんだ。
 幸せを与える存在なんだ。
 そう思えること。
 それこそが子どもの自信や意欲の基礎となるものです。


 
2、そのままを愛する(変えようとしない)のところではこのようにお話しました。

 「そのままを愛する」とは、やんちゃな子はやんちゃな子のまま、引っ込み思案な子は引っ込み思案な子のまま、そのままを愛するということです。

 それは子どもを変えようとしないということです。

 欠点もある、ダメなところもある、だけど「そのままの自分で愛されている」そう思えることが子どもにとってどんなに嬉しくてどんなに幸せでどんなに自信がつくことでしょう。
 自信とは究極的にはただ一つです。

 「自分は愛される存在である、自分には愛される価値がある。」

 そう思えること。
 そういうところから前向きな意欲も生まれてきます。
 

 講演の終わりにこのようにお話ししました。
 
 最後にみなさんにプレゼントがあります。
 レジュメの5枚目に詩がついていますね。
 その詩はお一人お一人すべて違う詩になっております。
 あなたのところに届いた詩はあなただけに届けられた詩です。
 もしその詩がみなさんのお心に届いたのならこんなに嬉しいことはありません。
 本日は誠にご静聴ありがとうございました。



 皆さん、たいへん熱心に聞いてくださいました。
 お世話くださった洋野町教育委員会生涯学習課の皆さん並びにお世話くださった皆さん、
 本当にありがとうございました。

 今このブログを帰りの新幹線の中で書いています。
 今日の講演会に参加されてこのブログをご覧になられている方がおられましたら、
 講演の感想コメントや質問コメントをいただけたらとても嬉しいです。コメントいただいたものにつきましてはすべてコメント欄でお返事書かせていただきます。

 また皆さんにお会いできる日が来るのを楽しみにしています。




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posted by 長谷川 at 18:04| Comment(4) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして(^_^)今日講演を聞かせていただきました。息子が不登校になって2年ちょっとたち毎日悩み苦しみ涙を流す日々でした。
学校にいかなくなってガラッと人が変わり、時には誰でもいいから殺したいと言う時もあったり人間の9割はクズだと言ったり。担任の先生が自宅を訪ねそれに驚き部屋に走っていく息子を追いかけその日から精神状態もおかしくなり人を見る目が変わりどうしたらいいんだろうと悩む日々。
でも、講演を聞きありのままの息子を信じ受け入れ、うまく伝えれるか自信はありませんが、生まれてきてくれた事、毎日病気もせず元気に過ごしてくれ幸せだよと伝えれればいいなと。
いつか社会に出る事ができる日を待ちたいと思います。
今日はお話を聞いてよかったなと思いました。
聞いていて涙をこらえるのに必死でした💦
ありがとうございました😊
Posted by チビ太のママ at 2018年02月03日 20:50
チビ太のママさん

はじめまして。
それはお辛かったですね。
チビ太くんもすごく辛かったんだと思います。
二人とも今までいっぱい苦しんで来られたのだから、これからは少し楽に、幸せになっていきましょうね。
一時不登校であったとしても、
自由に幸せに生きていく方法なんて
100通りもあります。
まずはお子さんが不登校のまま
お母さんが幸せになっていきましょう。
チビ太のママさんがやりたいことをこの際どんどんやっていきましょう。
自分のためにお金も時間も使いましょう。
人生を楽しみましょう。
お母さんがイキイキ前向きに生きていれば、
チビ太くんも元気が出てくると思います。
あなたがいくら頑張っても学校に行かすことはできません。
それが本当にわかればなんとかしようとしなくなります。
そこに救いも出口もあります。
ぼくのブログ記事をさかのぼって見てください。
きっと今の心境のように色んな気づきが生まれると思います。

こちらの記事も読んで見てください。
http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/414581828.html
Posted by はせがわみつる at 2018年02月03日 22:36
長谷川先生の「お母さんも幸せになりましょう」という言葉に涙が溢れてきました。
息子が社会に出て自立できるまでは、ずっと苦しまなきゃいけないのかな、どうして私の人生は辛い事ばかりなのかなと、心に余裕がなくなるといつもそう思ってしまっていました。私が息子を産まなければ、息子に辛い思いをさせなくて済んだんじゃないかと自分を責める時もありました。
私自身まずは幸せになれるようチャレンジしてみたいと思います。ありがとうございます😊
Posted by チビ太のママ at 2018年02月06日 22:23
チビ太のママさん

応援しています。
Posted by はせがわみつる at 2018年02月06日 23:29
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