2017年01月21日

兵庫県三木市内認定こども園と保育所の先生対象の研修会

 
 1月21日(土)は午後から三木市教育センターで三木市内の認定こども園と保育所の先生がた約120名の研修会で講演させていただきました。

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 演題は「無為の子育て 〜自尊感情を育てる関わり〜」

 みなさん、仕事とは「仕える事」と書きます。

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 みなさんに今日考えていただきたいのは
 皆さんは一体誰に仕えていられるのかという事です。
 と言いますのも自分は誰の奉仕者であるのか、
 それによって仕事の仕方が大きく変わってくるからです。

 皆さんは誰に仕えているのでしょう?

 子どもさんを預けておられる親御さんでしょうか。
 それとも直属の上司である園長先生でしょうか。
 お給料をもらっている三木市でしょうか。

 皆さんはどうお考えになられますか?

 これは仕事をする上で最も大切で、最も自覚しておかなければならない問題です。
 つまり私たちの目が一体どこを向いているのか、
 何を最も大切にして仕事しているのか、
 がそれによって決まってきます。

 世界で初めて幼稚園を作ったのはフレーベルです。
 彼は誰ために幼稚園を作ったのでしょう。
 親のためでしょうか? いいえ。
 国のためでしょうか? いいえ。
 フレーベルは子どもたちのために幼稚園を作ったのです。
 彼は子どもの中に神の性質「神性」を見ていました。
 そしてその「神性」を引き出すために幼稚園を作ったのです。
 「神性」を引き出し、人間が人間としてさらに進化し成長する可能性を見ていたのです。
 フレーベルはこう言っております。
 
 「教育とは子どもの神性を歪めることなく引き出すことにあるので、受身的・追随的でなければならず、決して管理的・命令的・干渉的であってはならない。」

 これはモンテッソーリ教育で有名なマリア・モンテッソーリも同じことを言っています。

 「子どもは自らを成長・発達させる力を持って生まれてくる。親や教師はその要求を汲み取り、自由を保証し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない。」

 実はモンテッソーリ教育を受けた創造的な人たちが現代の世界を動かしております。
 グーグルの創設者も、アマゾンの創設者も、ウイキぺディアの創設者もみんなモンテッソーリ教育を受けていました。現在のネット社会は彼らが作りあげたと言ってもいいでしょう。イギリス王室のウイリアム王子もモンテッソーリ教育です。

 子どもたちが健全に発達し、その意欲、能力、思いやりの心を伸ばしていくために大切なことが3つあります。
 これを僕は3つの「あ」と呼んでいます。
 3つの「あ」とは、
 
 あいじょう

 あんしん

 ありのまま


 です。
 
 そしてこの中で一番基本となるもの、一番大切なものは何だと思いますか?

 それは「あんしん」です。

 子どもたちに安心を保証する、子どもたちが安心して園で過ごすことができる、これを子どもたちに保証することが最も大切です。
 そしてその上で先生からの「あいじょう」が感じられ、「ありのまま」でのびのびしていられる。
 それが最も子どもたちの健全な発達を助けます。

 そのようにお話ししました。

 「無為の子育て」について5つの提案をさせていただきました。

 「無為の子育て」から5つの提案

 1、いい子にしようとしない
  (あなたでいい、あなたがいい)

 2、いい親になろうとしない
  (あなたも私もダメでいい)

 3、自然にお任せする
  (子どもの自己成長力を信頼する)

 4、愛や喜びや幸せを受け取る
  (私の許に生まれてくれてありがとう)

 5、自分のエゴに気づく
  (「あなたのため」は自分のため)


 
 自尊感情を育てる関わりについては事例や具体例をあげて具体的にお話ししました。


    < 自尊感情や自己肯定感を育てる関わり >

    1、子どもの話を聴く(考えや気持ちを聴く)

    2、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

    3、管理者ではなく援助者になる(信頼する)

    4、子どもの善さを見る(尊敬する)

    5、弱さや欠点を受け入れる(受容する)



 みなさん大変熱心に聞いてくださいました。
 講演の最後に小田和正さんの曲「たしかなこと」にのせてお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 講演後は主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。
 
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 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。
 今日の講演の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。



posted by 長谷川 at 18:26| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
土曜日は講演ありがとうございました。
心に響くお話ばかりでした。
自分も相手もありのままでいい。
簡単なようで難しく思ってしまいますが
その言葉を胸に毎日を過ごしたいです。

最後に、わたしは『仲直り』という詩をいただきました。
がまんばかりさせてごめんね。…
という詩です。
ここでいう『わたし』は自分にも、相手にも当てはまることなのでしょうか、
この詩に込められた思いを知りたいです。

また色々な詩も拝見させていただきます。
ありがとうございました。
Posted by 横谷みなみ at 2017年01月22日 22:06
Y.Mさん

コメントありがとうございます。
回答はブログ記事に詳しく書かせてもらいましたのでそちらをごらんください。
Posted by はせがわみつる at 2017年01月23日 12:53
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