2016年09月05日

兵庫県たつの市龍野子育てつどいの広場での講演


 今日は午前中、龍野子育てつどいの広場で講演してきました。
 演題は「子どもを幸せに伸ばす親学講座」
 聞いてくださるのは小さなお子様をお持ちのお母様方です。

 DSC_0134.JPG

 親学10か条の資料を元にお話ししました。

    < 親学10か条 >

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)



 1、子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
 のところではこのようにお話ししました。


 子どもをね、間違えることなく上手に育てるなんてことは本当はできないことなんです。
 人間やからね、間違えることもあるし、親のエゴや不安からいらんこともしてしまいます。
 それはもう避けることはできません。
 でもね、「自然の叡智」がね、ちゃあんと上手に子どもを育ててくれるんです。
 「自然の叡智」てのはすごいんです。
 一個の受精卵から今皆さんが抱いておられる子どもをね、作り上げてしまうんです。
 間違えることなく。
 だから皆さんには上手に育てられなくても、この「自然の叡智」に任せておけば上手に育ててくれるんです。
 
 でもね、皆さんが自分の頭でこうした方がええやろ、ああした方がええやろと色々考えて色々やっている間は「自然の叡智」てのは陰に隠れてしまってあまり働きません。皆さんが自分の力でなんとかしようとしている間は働かない。
 もう自分には上手に育てられへんわ、と自然にお任せする境地になって、自分のエゴが降参したらこの「自然の叡智」が働きだして良い方向に動き出すのです。

 だから、皆さんは子育てで何もかも自分でちゃんとやろうとしないで、もっと子どもの自己成長力を信頼して「自然」に任せていく、そうしたら子育てはもっと楽に、もっと楽しくなっていくんです。そうしてお母さんが楽になって、幸せな気持ちになって育てていくのが一番子どもの成長、発達を助けることになるんです。子どもを幸せに伸ばしていくことになるんです。

 DSC_0135.JPG

 この自己成長力とは何か?

 それは人間には自ら成長、発達、進歩、向上していく力が宿っているということです。

 例えば子どもは生まれて半年も経つと寝返りを打つようになるでしょ。
 あれはね、乳児の心の中に自然に「寝返りを打ちたい」という衝動が自然に起こってきてそれで出来るようになるんです。
 寝返りを打てるようになって腹ばいになると今度は「前に進みたい」「ハイハイしたい」という衝動が起こってきます。この衝動に促されて赤ちゃんはハイハイするようになります。
 ハイハイできるようになれば「立ちたい」。
 立てるようになれば「歩きたい」。
 そういう衝動に促されて子どもは成長・発達していくんですね。
 これを成長衝動と言います。
 実は子どもを成長させているのはこの成長衝動なんですね。

 3歳頃になりますと幼児の心にある衝動が生まれます。
 それは「お友達と遊びたい」という衝動です。
 社会性の芽生えですね。
 そうして「お友達と遊びたい」という衝動が高まって4歳で幼稚園に入園します。
 入園時期ってのはとてもうまくできているんです。

 また5歳頃になりますとまた新しい衝動が生まれます。
 「字を読みたい」という衝動です。
 この学習衝動に促されて字を覚える時、
 そこには喜びがあるのです。
 「読めた!」という喜びがあるのです。

 学習は喜びと共に始めなければなりません。

 ところが親は余計なことをしてこの喜びを奪うことがあります。
 こういう衝動が起きる前に字を覚えさせてしまうんです。
 3歳ぐらいですと覚える子は覚えるんです。
 そうすると5歳ぐらいになってみんなが字が覚え始めて「わ〜、読めた!」なんて喜んでるときにその子ひとりだけが冷めた感じで「もう私読めるもん」てことになる時があります。
 親のエゴや不安から余計なことをして子どもの喜びを奪うなんてことになりかねません。
 だから「信じて待つ」なんですね。
 もっともっと「自然の叡智」を信頼して、それにお任せしていくことが最も心配のない子育てなんですね。

 そのようにお話ししました。

 講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

 

 講演後、主催者様のご厚意で本のサイン販売をさせていただきました。
 ありがとうございました。

 皆さん、熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございます。
 今日参加された方でこのブログをご覧になられている方がおられましたら、今日の講演会の感想等コメントいただけたらとても嬉しいです。

 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。


 
 
posted by 長谷川 at 16:31| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本日は素敵な講演を聞かせていただき、ありがとうございました。
特に私の胸には、”ゆるす”ことのお話が響きました。
私はどこかで自分で自分にプレッシャーをかけて、ちゃんと育てなければと気を張りすぎていました。
先生のお話を聞いて、まず自分をゆるして自分らしい子育てを見つければいいんだと思うと、心がとても軽くなりました。
また、実親との関係も見直すきっかけになりました。
学生時代のある出来事がきっかけで、父をどうしてもゆるすことができなくて、
ああ、だから自分のこともゆるすことができなかったんだと気づくことができました。

実の親だからこそ、早く仲直りしたいのですが何かアドバイスをいただけると嬉しいです。
Posted by たつのママ at 2016年09月05日 23:32
たつのママさん

>先生のお話を聞いて、まず自分をゆるして自分らしい子育てを見つければいいんだと思うと、心がとても軽くなりました。

それはよかった。そんなふうになってもらえたらいいな、と思って講演しているのでとても嬉しいです。


>学生時代のある出来事がきっかけで、父をどうしてもゆるすことができなくて、
ああ、だから自分のこともゆるすことができなかったんだと気づくことができました。

それはすばらしい気づきですね。
自分を許すことと他者を許すことはリンクしています。まずは今のそのままの自分を許すことが大切です。それはありのままの自分を受け入れることです。


>実の親だからこそ、早く仲直りしたいのですが何かアドバイスをいただけると嬉しいです。

お父さんにあらためて「ありがとう」て言ってみるとか。感謝の言葉でもいいし、何かプラスの言葉を思いきってかけてみて下さい。
Posted by はせがわみつる at 2016年09月06日 10:45
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