2018年04月16日

ユミエさんとの対談イベント「自然におまかせ、もっと自由な子育て」を終えて 1


 昨日4月15日(日)は京都の御室仁和寺駅の真ん前「ゆるり」さんで藤村ユミエさんと対談しました。

 藤村ユミエさんのブログ「はるや日記」➡︎https://ameblo.jp/yamanoieharuya/

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 兵庫県加古川市や、岐阜県、千葉県からも参加される方がありました。
 本当に遠くからありがとうございました。

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 春休み中ずっと子ども3人とインドを旅してこられたユミエさん。
 タクシーなんかは一切使わず、
 英語が通じそうな人を見つけては
 片言の英語と指差しとジェスチャーで電車、バス、船を乗り継いで
 文字通り何が起こるかわからない「 旅 」をしてこられました。
 バスで2時間で行けるところをわざわざ船で8時間かけて行く。
 その方が面白そうやし。
 そんな旅です。

 泊まるところも近代的なホテルではなく、
 現地の人が利用する1泊1200円(親子4人で!)のゲストハウス。

 インドですから食事は手で食べる。
 トイレは紙ではなく水で(?!)
 「郷に入っては郷に従え」の格言通り、
 インドに行ってはインド人のように食べて、寝て、
 旅してこられた話を伺いました。

 ハプニングもいっぱいあったそうです。

 ユミエさんはそういうハプニングを楽しんでいるところがあって、
 子どもたちにも
 そういう困った時のお母ちゃんを見てもらえたらいいなあ。
 ハプニングを通していろんなことに気づいてもらえたらいいなあ。
 ハプニングを通して対応力や生きる力をつけてもらえたらいいなあ。

 何より自分がハプニングを通して、
 今まで見えなかったいろんなことに気づき、学んでおられる。
 それらを楽しむ。
 「それが旅だし、それが旅の醍醐味だもの。人生も同じでしょ。」
 そんな深〜い言葉をさらっと言ってのけそう・・(あくまでも僕の想像です)
 

 きっとユミエさんにとって人生とは「旅」なんでしょう。
 そしてその旅は、自分が快適に過ごせる旅ではなく、
 その行った場所に自分を合わせていく。
 その方が自分にとって新鮮だし面白い。

 旅にハプニングはつきもの。
 だったらハプニングを恐れず、自分のしたいことはどんどんやろう。
 ハプニングが多いほどそれに強くなれるし、
 どうせ人生はハプニングだらけなんだし、
 多く経験して学習しておくのはとても大事なこと。

 僕はユミエさんのこの考え方、素晴らしいと思いました。

 
 旅の途中、混雑する電車の車内で蒸し暑さと息苦しさで
 ぐったりと不機嫌になっていた末っ子の天音ちゃん。
 文句もブーブー垂れていました。

 でもそこに一人のおばあさんが乗ってこられました。
 なにやら「ハアハア」と苦しそう・・。
 ユミエさんは持っていた扇子でそのおばあさんを扇いであげました。

 おばあさんが少し楽になられたようなので
 今度は天音ちゃんを扇いであげると6歳の天音ちゃんが
 「私はいいからおばあさんを扇いであげて」と。

 天音ちゃんも蒸し暑さと息苦しさでしんどいのに
 そう自ら言ったんです。
 小さなハプニングから生まれた優しさ、思いやりです。

 誰かが教えたのではない。
 その子がその状況にいて、自ら判断し、そう言ったのです。
 ハプニングの持つ魔法ですね。
 ハプニングも悪くない。
 失敗も悪くない。

 そうなって初めて気づくことがあるのです。


 僕の家庭教師の教え子でゲーム漬けだった男子中学生がいました。
 僕は彼のゲーム漬けを一切批判することなく、注意することなく、
 むしろ休憩の時にゲームの話をして盛り上がっていました。

 ある日彼に悩みを尋ねると「ゲームをしているとお母さんが嫌な顔をする」
 それが嫌だというので、
 帰り際お母さんに「自由にゲームをさせてあげてください」とお願いしました。

 実はこのお母さんは僕のことをとてもとても信頼してくださっていて
 そんな非常識なお願いもすんなり受け入れてくださいました。

 果たして誰に気兼ねすることなく自由にゲームを出来るようになった彼は
 心ゆくまでゲームをしました。
 学校から帰ってきて寝るまでずっと。
 勉強は一切しないで。
 結果、次の数学のテストで初めて0点を取ってしまいました。
 
 「長谷川先生、やっぱりゲームばっかりしてたらあかんわ。
  やっぱりちょっとは勉強しないとあかんわ。」

 そう自分から言ったのです。
 そう自分で気がついたのです。

 それからは少し言う言葉が変わってきました。
 「先生、勉強しようと思うんやけど、ゲームあったらゲームの方に行ってしまう。どうしたらいい?」

 「そうか・・。ゲームあったらゲームやってしまうよなあ。わかるわー。以前先生が教えていた子であったらやってしまうからってゲーム機売った子いたよ。」

 「へ〜。勇気あるなあ、その子。」

 そんな会話がたびたび交わされるようになりました。
 そして誰にも何も言われていないのに受験1週間前だけはゲームを絶って勉強しました。

 合格がわかって初めての指導の日。
 その子は「先生、高校からは夢に向かって真面目に勉強したいからゲーム売るわ。」
 と自分から言ってきたのです。

 そしてゲーム機もゲームソフトも全部売ったのです。
 それからは一生懸命勉強するようになって(今も指導継続中)、高校入ってから成績もぐんぐん伸びていきました。


 子どもを信頼する。
 子どもに任す。
 子どもを良くしようとしない。
 その子のありのままを愛し、尊重する。
 その子の素晴らしさや可能性を見る。


 そういう所が僕とユミエさんとで一致しているように感じました。

 
 天音ちゃんが通う在校生4人の小学校にユミエさんは
 「4人の天才児を育てていると思って教育してください」とお願いしてるとのこと。

 子どもはそれぞれみんな違います。
 ぜひ、子ども一人ひとりの違いや個性をプラス視点で見てあげてほしい。
 「あなたは素晴らしい」
 そういう見方で子どもを観てあげてほしい。

 そういう教育こそ、今子どもたちに一番必要なんじゃないですか。
 在校生4人の小学校ならそれが出来るのではないですか。
 
 そんな思いでお願いされたのだと思います。



 世間一般的な見方。
 そういった一方的な見方だけでなく、
 もっと幅広い、いろんな角度から見ることができれば、
 子どもの見え方も変わってくる。
 そして子どもの見え方が変わってくれば、
 子どもも変わってくる。
 その子を素晴らしいと見るならば
 本当にその子は素晴らしくなっていく。
 親や教師にとって最も大切なのは
 その子の良さや素晴らしさを見ること。
 そしてそれをその子に伝えること。
 
 
 僕もそんな風に感じています。
 




 ユミエさんとの対談イベント「自然におまかせ、もっと自由な子育て」を終えて 2
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/458870424.html


 ユミエさんとの対談イベント「自然におまかせ、もっと自由な子育て」を終えて 3
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/458914030.html





posted by 長谷川 at 13:27| Comment(0) | 「はるや日記」のユミエさん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする