2017年07月02日

第2回参加型パネルトーク「子どもの心の声を聴く」終了しました


 今日は第2回参加型パネルトーク「子どもの心の声を聴く」がありました。

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 26名の方が参加してくださいました。
 
 最初に河合さんご夫婦によるチェロの演奏がありました。
 
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 豊かな気持ちになってスタートです。

 パネラーは僕の他には、ほるぷ絵本館の代表である星野由香さんとかわい音楽村を主宰されている河合ご夫妻です。

 和久洋三のわくわく創造アトリエ・加古川プレイルーム「ほるぷ絵本館」
 http://www.ehonkan.com

 かわい音楽村
 https://www.facebook.com/kawaiongakumura


 まずは今回のテーマ「子どもの心の声を聴く」についてお話ししました。

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 子どもと自然と良く似ていると思うんです。
 どちらも思い通りになりません。
 20世紀に入ってから人間は自然を支配し利用する対象として見るようになりました。
 自然からの搾取としての森林伐採など、自然をモノとして扱いそれを管理支配しようとした結果、自然破壊が起こり、地球温暖化が起こっているように思います。
 昔の人間は1本 木を切るに際して手を合わせ、木を切り倒した後に苗木を1本植えたと聞いています。
 そういう畏敬の念や謙虚さを持って自然に接する心が失われているところに自然破壊の根本的な問題があるのではないか。
 それは環境問題だけではなく、子育てにおいても私たちは子どもという存在を管理コントロールしようとすべき存在と見ていないだろうか。
 大人の望む「こうあってほしい子ども」にしようとしていないだろうか。
 大人の望む子どもにするべく管理したり、支配しようとしていないだろうか。
 それは人間が自然を支配コントロールしようとする思考と根っこは同じであるように思います。
 今、私たちに求められているのは
 自然の声なき声に耳を澄ますことであり、子どもの声なき声に耳を澄ますことなのではないかと思います。
 その最も身近な一歩が「子どもの心の声を聴く」ことであり、
 そこから子どもと大人が共にその存在を尊重しあい、信頼しあう関係が生まれてくるように思います。
 それはそのまま人間と自然が共に尊重し合う関係、畏敬の念を忘れずに大切な友人として付き合っていく関係を再び取り戻す、いや新たにそういう関係を再構築していく始まりであると思います。

 そのように前置きをしてパネルトークに入りました。

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 いろいろな質問や相談がありましたが、
 その中の一つに「どこまでを『甘え』として受けいれたらいいのか、どこから『甘やかし』になるのか教えて欲しい。」という質問がありました。

 「言葉の問題は置いといて、僕は「甘やかし』でもいいと思うんです。
 親と子が甘え合うということはとても大切なことで、子どもが甘えてきたり、頼ってきたりしたらできる範囲で甘えを受け止めてやったらいいと思うんです。
 『甘えられる』ということは『いつでも困った時は助けてもらえる』ということで、
 そういうところから子どもは安心感や信頼感を持つようになるし、そういう安心感や信頼感を持っているからこそ、人を信頼できる子、世界を信頼できる子に育つんだと思います。
 「困っても誰も助けてくれない、自分しか信用できない」と感じている子よりも、「自分一人で出来ないなら誰かを頼ればいいんだ」と基本的に人や世界を信頼できていることこそ社会に出る上で必要な心であるように思います。

 だから、どこまでが『甘え』として受け入れて、どこからは『甘やかし』としてはねつけるなんて難しいことは考えずに(そんなの人によって意見違うしね)、子どもが甘えてきたらできる範囲で応えてあげればいいと思います。」


 
 他にも「ピアノを習わしているんだけど、毎日練習するって約束で始めたんですけど、やっぱりそんな風にできなくて・・。毎日ピアノの前には座っているんですけど、ただ鍵盤を叩いて遊んでいるというか・・練習してないんです。どうしたら毎日練習するようになりますか?」という質問がありました。

 ちょうど河合さんの奥さんがピアノの先生をされていてこんな風に答えておられました。
 「うちにピアノを習いに来る子で、毎日練習するように言われている子はだいたい辞めてしまいます。
 ピアノはまず楽しむことが大事です。
 そういう約束って親が一方的に決めていることが多くて、子どもはやってみたいもんだからその場では『うん』て言いますけど、それを盾にとってちゃんとやらないのは約束を破っているのよというのはどうも違うような気がします。
 まず子どもが鍵盤を叩いて音を出して楽しんでいるというのはとても良いことで、音楽は楽しいなって思うことが一番大切なんですね。それができているわけだからそのまま楽しませてあげたらいいし、なんだったらお母さんも一緒に鍵盤を叩いて遊んでもいいんじゃないですか。
 苦しい練習をしてピアノが嫌いなってしまうよりもその方がずっといいと思います。
 そうして遊んでいるうちにちゃんと弾いてみたいと思う瞬間があって、その時の子どもの取り組み、集中力、上達の速さは素晴らしいものがあります。そういう時が来るのを待つということ。それまでに充分に楽しむ、遊ぶということ。そういうことを大切にされたらいいと思いますよ。」



 終始こんな感じで参加してくださった皆さんも「肩の力が抜けました」「楽になりました」って感じでトークは終了しました。

 午後2時から午後3時50分くらいまでトークをして皆さんの質問にすべてお答えして終わりました。
 終わった後も40分くらい皆さんおしゃべりしたり、詩をご覧になられたり、とてもリラックスしておられました。
 30種類の詩から1枚気にいられたものをプレゼントとして持って帰ってもらいました。

 感想の一部を紹介します。


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posted by 長谷川 at 18:13| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする