2018年12月08日

大阪府茨木市 中穂積敬愛保育園での講演会「子どもからの3つのプレゼント」


 今日は午前中、大阪府茨木市にある中穂積敬愛保育園で講演会でした。

 48212699_2103858219929432_2794555569615142912_n.jpg

 演題は「子どもからの3つのプレゼント」

 聞いてくださるのは若いお父さん、お母さんがた約60名です。
 (写真を撮るのを忘れてしまいました!)

 
 まず最初に詩「しあわせになるれんしゅう」を紹介しました。

 DSCN0656-thumbnail2-f52d7-thumbnail2-thumbnail2-thumbnail2.JPG

 
 次に「親学10か条」の資料をもとに実際あった事例やエピソード、絵本などを使ってわかりやすくお話ししました。

スクリーンショット 2018-12-08 15.27.44.png

 
 7番の「子どもの話を聴く」のところではこんなお話をしました。

 あるお父さんが、その日は仕事から早く帰ってこられたので、
 家族みんなで晩御飯を食べようと楽しみにしておられたんですね。
 それでお料理もテーブルに全部並んで、「さあ、みんなで食べよか」
 と思ったら上の5歳のお兄ちゃんだけ、まだ子供部屋で遊んでいたので
 声かけされたんですね。
 「おーい、晩御飯やで。」
 でも、なかなか来ない。
 「おーい、晩御飯やで。」
 2回目声かけても来ない。
 3回目お父さん子供部屋に行って「晩御飯やで。」と声をかけられた。
 それでもなかなか来ない。
 だんだんお父さんも腹立ってきて、
 怒る勢いで椅子から立ち上がった時に
 お母さんが1冊の連絡帳をお父さんに見せられた。
 そこには今日他の子と喧嘩したこと、
 でもその子は手を出さなかったので、
 どちらもケガがなかったということが書かれてありました。
 それでお父さん怒るのをやめて
 子供部屋に行って、こう声をかけられました。
 「今日、保育園でなんかあったんか?」
 「〇〇くんと保育園で喧嘩したんか?」
 すると、その子は急に泣き出して
 先に相手の子が手を出してきたこと、
 自分はそれでも手を出さなかったこと、
 今でもとても悔しいことを
 泣きながら話しました。
 お父さんはその話をゆっくり聞いてあげたんやね。
 そうするとその子が
 「お父さん、ごめんなさい。
  お父さんが何べんも『ご飯やで』て言うたのに、
  全然行かへんかってごめんなさい。」
 て自分から謝ったんです。
 お父さんは
 「ええよ、ええよ。
  よう我慢したなあ。偉かったなあ。
  さあ、ご飯食べよか。」
 言うて、あとは楽しく家族みんなで晩御飯を食べました。
 めでたし。めでたし。
 というお話なんですが、
 その時お母さんが連絡帳をお父さんに見せなかったら、
 お父さんは大きな声で叱ってしまって、
 すごいイヤな空気で晩御飯食べなあかんことになっていたと思うんです。
 一呼吸おいて、
 「どうしたん?何かあったん?」と
 優しく声かけるだけで、その後の展開はまるで変わってきます。
 子どもは時に悪い態度を見せる時がありますが、
 そんな時は頭ごなしに叱るのではなく、
 優しく子どもの気持ちを聞いてあげてください。
 子どもも気持ちをわかってもらえたら、
 すっとして、また元の素直な子どもに戻って
 いい雰囲気で楽しい家庭生活が送れます。


 そのあと曲「手紙 〜親愛なる子どもたちへ〜」を聞いてもらってから

 


 子どもからの3つのプレゼントのお話しをしました。

 子どもは生まれるときに親に3つのプレゼントを持って生まれて来ます。
 1つ目は「愛する喜び」。
 2つ目は「愛される喜び」。
 3つ目は「愛する者どうしが共に暮らす喜び」。
 
 講演の終わりにお一人お一人それぞれ違う100種類の詩をプレゼントしました。

 講演後、園長先生のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」(税込500円)の販売をさせていただきました。


 みなさん、大変熱心に聞いてくださいました。ありがとうございます。
 もし今日の講演会に参加されてこのブログをご覧になっている方がございましたら、
 コメントで講演の感想等入れていただけるととても嬉しいです。
 またお会いできる日を楽しみにしています。



 
posted by 長谷川 at 16:16| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月07日

本「あふれでたのはやさしさだった」読み終えました


 3日前、読みたいと予約していた本が届きました。

 20181206_125240.jpg



 この本の著者 寮美千子さんとは前々著「空が青いから白をえらんだのです」を読んだ僕が感動してメッセージを送ったことがご縁でお付き合いさせていただいています。
 


 20171215_164346.jpg



 この「空が青いから白をえらんだのです」で紹介されていた社会性涵養プログラムの一つ『絵本と詩の教室』での実践。
 僕はこの実践に非常に共感し、興味を持ちました。

 そのドキュメントが新刊の「あふれでたのはやさしさだった」。

 犯罪にまで至ってしまう少年たちの多くはその過酷な生育環境から子ども時代に子どもらしく遊べていない子が多く、情緒が育っていません。
 幼い頃から心を傷つけられ続け、そんな中で少年たちは自分なりの心の鎧を身につけてしまいます。
 その心の鎧は自分の感情さえも感じられなくさせてしまう。
 自分の心の中の悲しさや寂しさ、そんな人間らしい感情が感じられないが故に他人に対しても思いやりや共感が持てない。
 悲しさや寂しさ、愛してもらいたい気持ちとそれが満たされない思い。
 それらが全部「怒り」という感情に変換され、「キレる」という行動につながってしまいます。

 それらを改善し少年たちを更生させるために大切なのは、
 まず何よりも「心の鎧」を脱ぎ自分の感情を生き生きと感じそれを言葉で表現すること。
 そして表現された言葉はどんなものであれあたたかく受け止めること。
 「わかる、わかる」「よく自分の気持ちを書いてくれたね。」
 そういう言葉で受容することです。

 そのためには彼らが「何を言っても大丈夫なんだ」と思える『安心・安全の場』を作ることが大切です。

 そうして彼らが素直な自分の気持ちを言葉で自己表現出来るようになり、その表現された悲しみ、寂しさ、絶望、・・を共感し受容する中で頑なだった少年たちは劇的に変わっていきます

 この本の中でこのようなことが書かれてありました。

 彼らには遊びが必要なのです。
 それも情緒を育てるような高尚な遊びが。
 だから詩を書いたり、演劇をしたり。
 そういうことが必要なのです。
 彼らを指導したり善導するのではなく、彼らと共に遊ぶこと。
 彼らが安心して子どもに帰れるような場を作ること。
 それこそが私たちに求められていることでした。

 何も言わずに「待つ」こと。
 評価しないこと。
 叱ったり、注意しないこと。
 何よりも教室を「安全・安心な場」にすること。
 
 ー 本文より引用 ー

 「安心・安全」であれば、誰もが自分が持っている力を十全に発揮できる。
 家庭がそんな場であれば子どももぐいぐい伸びるだろう。
 反対に「勉強しなさい」「なにグズグズしているの」「早くしなさい」「ゲームばっかりして」などと四六時中叱られていたら、家庭は安心・安全な場ではなくなってしまう。子どもの気力も削がれてしまう。

 加古川で家庭教師派遣会社「家庭教師システム学院」を経営する長谷川満さんと話して・・

 
 えっ!
 僕のことやん!

 

 20181206_125502.jpg

 20181206_125528.jpg

 
 こんなふうに本で紹介してくださって感謝しています。

 僕も「社会性涵養プログラム」の実践と自分の家庭教師としての実践が方法論で一致していることに驚きました。
 そこには教育や心の癒しにおける本質的な真実があるように感じています。




 来年2月17日(日)午後2時〜4時。
 寮美千子さん主宰「ならまち通信社 れんぞ」で講演会をします。
 講演テーマは「自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」。
 講演後に寮美千子さんと対談します。
 もちろん参加者の皆さんとの質疑応答の時間もあります。
 詳しくはこちらを。
 https://www.facebook.com/events/320350492136436/

 メールでお申し込みもできます。
 ksg@gc5.so-net.ne.jp

 お電話でも
 (079)422−8028
 家庭教師システム学院



 
posted by 長谷川 at 13:27| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月27日

加古川市立野口南幼稚園での講演会「自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」


 今日11月27日(火)は午前中、加古川市立野口南幼稚園で講演会がありました。

 テーマは「自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」

 聞いてくださるのは保護者の方約70名です。

 DSC_0381.JPG


 下の資料をもとに事例やエピソード、絵本などを紹介しながらお話ししました。

 スクリーンショット 2018-11-27 13.06.01.png


 1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)ではこのようにお話ししました。

 親になりますとついつい子どもに何をしてやれるか、
 何を身につけさせてやれるかと『与える』ことばかりに目が行きがちですが、
 本当は子どもが持ってきてくれた愛や喜びや幸せを『受け取る』ことの方が
 何倍も大事なんじゃないかと思うんです。

 親はね、勘違いしてしまうんです。
 親が子どもを幸せにしてやらないとって思ってしまうんです。

 でも、逆なんですね。
 親が子どもを幸せにするんじゃないです。
 子どもが親にいっぱい幸せを与えてくれているんです。
 親は幸せをもらっている側なんですね。
 そしていっぱい幸せをもらったらいいんですね。
 なぜか?

 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。

 そうして子どもに幸せを返していったらいいんですね。
 
 自分という存在は親に喜びを与える存在なんだ。
 幸せを与える存在なんだ。
 そう思えること。
 それこそが自己肯定感であり、自信や意欲の基礎となるものです。

 DSC_0383.JPG



 2、そのままを愛する(変えようとしない)ではこんなお話をしました。

 「そのままを愛する」とは、やんちゃな子はやんちゃな子のまま、引っ込み思案な子は引っ込み思案な子のまま、そのままを愛するということです。

 それは子どもを変えようとしないということです。

 そのままを愛するとは結婚式の「愛の誓い」、あれですね。

 「健やかなる時も病める時も、富める時も貧しき時も、喜びの時も悲しみの時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命のある限り、真心を込めて尽くすことを誓いますか。」

 こうして永遠の愛を誓うわけですが、「永遠の愛」なんてあるのでしょうか。

 あるんですね。

 親が子どもに対して持つ愛は一生変わりません。
 親は子どもを一生愛し続けます。

 だったら子どもが生まれた時にこう誓ってみたらどうでしょう。

 「健やかなる時も病める時も、いい子の時も悪い子の時も、言うこと聞く時も言うこと聞かない時も、この子を愛し、この子を敬い、この子を慰め、この子を助け、時期が来たら放してやり、その命のある限り、真心を込めて育てることを誓いますか。」

 その無条件の愛が子どもの意欲、向上心、生きる力を育てます。

 欠点もある、ダメなところもある、だけど自分は「そのままの自分で愛されている」
 そう思えることが子どもにとってどんなに嬉しくてどんなに幸せでどんなに自信がつくことでしょう。

 それが今の、そして未来の子どもの心を支えます。

 「そのままのあなたが大好き」

 これは親が子どもに贈ることができるプレゼントの中でも最高のプレゼントです。
 これこそが自己肯定感です。


 では、どのようにしてそれを伝えていけばいいのでしょう。

 今日はみなさんに紹介したい絵本があって持ってまいりました。

 「いいこってどんなこ?」という絵本です。


 yjimage-46a86-thumbnail2-1.jpeg

 
 うさぎのバニー坊やがお母さんうさぎに尋ねます。
 「おかあさん、いい子ってどんな子?泣かないのがいい子なの?」

 お母さんうさぎは言います。
 「泣いたっていいのよ。」

 バニーはまた尋ねます。
 「でも、おこりんぼいい子じゃないよね。
  怒っている僕なんか嫌いでしょ?」

 お母さんうさぎは言います。
 「ぷんぷん怒っている時も、ニコニコ笑っている時も、
  お母さんはバニーが大好きよ。」

 DSC_0382.JPG


 バニーはだまってしばらく考えました。
 「じゃあ、お母さんは僕がどんな子だったら一番嬉しい?」

 お母さんうさぎはにっこり笑って答えました。
 「バニーはバニーらしくしてくれるのが一番よ。
  だってお母さんは今のバニーが大好きなんですもの。」
  
 おしまい。


 そうするとお子さんはよ〜くわかっていて、ニコニコってお母さんを見つめます。

 お母さんもよ〜くわかっていて、もう一度最後のセリフをお子さんの名前に変えて読んであげます。
 「〇〇ちゃんは〇〇ちゃんらしくしてくれるのが一番よ。
  だってお母さんは今の〇〇ちゃんが大好きなんですもの。」

 そう言ってハグしてもらって、おでこにチュってしてもらって、ほっぺにもチュってしてもらって、笑顔で「おやすみ」て言われて眠る世界一幸せな子どもたちがいます。

 この絵本はあることで大変有名です。

 今のようにして読み聞かせるとおねしょがピタリと止まる「おねしょを止める魔法の絵本」と呼ばれています。

 子どもの問題の80%以上は愛情伝達不足で起こっております。
 愛情不足ではありません。
 愛情はあるのです。
 でもその愛情をちゃんと言葉やスキンシップで子どもに伝えているでしょうか。
 
 1日1回は「今のそのままのあなたが大好きよ」言葉とスキンシップで伝えてあげてください。

 そのあと「子どもからの3つのプレゼント」のお話しをしました。

 「愛する喜び」

 「愛される喜び」

 「愛する者どうしが共に暮らす喜び」

 DSC_0384.JPG


 講演の最後にこのようにお話しをしました。

 「子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、あなたのもとに生まれてきました。ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。
 だけどママには笑っていてほしい。幸せでいてほしい。
 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 みなさんにも欠点やダメなところがあるでしょう。
 できればそこを直そうとするのではなく、許してください。
 そして自分の欠点を許したようにお子さんやご主人や奥さんのダメなところも許してあげてください。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうしてみなさんが許しあって、笑いあって、幸せに暮らしていかれることを心より願っております。
 本日は誠にご清聴ありがとうございました。」


 
 そのあとお一人お一人にそれぞれ違う詩をプレゼントしました。


 皆さん、熱心に聞いてくださいました。
 本当にありがとうございます。
 講演会に参加されてこのブログをご覧になられている方がおられましたら、講演の感想等コメントいただけたらとても嬉しいです。
 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。



posted by 長谷川 at 13:33| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月23日

京都府舞鶴市 若浦中学校区PTA人権講演会「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」


 11月22日(木)は夜の7時30分から舞鶴市立若浦中学校で人権講演会がありました。

 演題は「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」

 聞いてくださるのは若浦ブロックの小中学校の保護者の方々や先生、子育て支援のボランティアの方々、約50名です。

 20181122_194556.jpg


 今日は「親学10か条」をもとに、子どもを幸せに伸ばす接し方や親子関係のあり方についてお話ししました。



    < 親学10か条 >

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)



 
 子どもの自己成長力を信頼するとは、
 上から強制したり、罰を与えたりすることなく、
 子どもとよく話し合って、できる限り子どもを信頼し、
 子どもに任せていくということです。

 ありのままを愛するとは、
 その子が不登校であろうと、ゲームばっかりしていようと、
 今のその子どものありようを否定せずに受け入れるということです。
 これをカウンセリング用語で「受容」と言います。

 子ども自らで変わっていく力を信じ「子どもを変えようとしない」ということです。
 難しいですね。
 これが一番難しい。

 20181122_193237.jpg


 これは今から3年前の話なんですが、
 中3の男子生徒を家庭教師することになりました。

 その子は宿題もしない、勉強大嫌い、ゲーム大好き、
 学校から帰ってきたら1日中ゲームするような子だったんですね。
 
 そうしますとその子に対して親も先生も
 「今のお前のままではダメだ」と彼を否定する言葉ばかりで
 関わってしまうために、その子にとって周りの大人は全部
 敵になってしまっていたんですね。

 教育というのは信頼関係がないと成立しません。
 つまり生徒と心が通い合っていないと、
 学習内容であれ、道徳であれ、伝えることはできません。

 そこで僕は彼を指導するにあたって3つの方針を立てました。

 1、彼の話を否定しない。気持ちを理解しようとする。

 2、彼のいい所を見る。そのいい所を伝える。

 3、簡単な問題から教えて「わかる楽しさ」「できる楽しさ」を体験してもらう。




 そうして2ヶ月ほどすると彼は色々な悩みを僕に相談してくるようになりました。

 友達にテストの点でバカにされて悔しかったこと。
 学校の授業は聞いていても全然わからないこと。
 高校に受かるかどうか心配なこと。

 そういう悩みを「そっかー、わかるでー」と共感しながら聞いていました。

 時々「先生、勉強しようと思うけど、ついゲームの方に行ってしまう。」
 と勉強に対して前向きな気持ちと行動面がついていかない葛藤を打ち明けることもありました。

 そんな時僕は「みんな同じやで。ゲームあったらやってしまうのが普通やで。
 でも、以前教えとった子でな、ゲームあったらやってしまうからといって、
 ゲーム機本体売った子おったよ。」

 「ほんま、勇気あるなあ、その子。」

 そんな会話が何度も繰り返されていました。

 そして、入試の1週間前は本人自らゲームを絶って受験勉強しました。

 そして合格した直後の指導で彼はこう言い出しました。

 「先生、僕、ゲーム売るわ。高校は勉強に専念するわ。」

 20181122_193326.jpg
 

 そして彼は宣言通り、高校に入ってから勉強を頑張るようになって
 クラス順位で4番を取るまでになりました。
 彼にはある特別な公務員になるという夢があって、
 3年後の今はその夢に向かって猛勉強中です。
 
 子どもは時に不登校や不勉強、ゲーム狂いなど問題のある姿を現します。
 でも子どもの中には自ら良くなっていこうとする自己成長力が宿っています。

 それを信頼し、その子が本来持っている素晴らしさを引き出すためには

 「子どもの良さを見る」
 「気持ちを理解しようとする」
 「信じて任す」(管理者ではなく援助者になる)


 という関わりが大切です。

 そういう関わりによって「あたたかくて信頼し合える関係」が子どもとの間に
 築けたなら、子どもは自らの力で向上し良くなっていきます。

 子どもを良くするのは実は、信頼できる大人との「関係」なのです。



 この後、10番まで色々な事例を交えて、具体的にお話ししました。


 講演の終わりにお一人お一人にそれぞれ違う60種類の詩をキロロの曲「未来へ」にのせてプレゼントしました。

 20181122_205218.jpg

 
 校長先生のご厚意で講演後、拙著「あなたも子どももそのままでいい」(税込500円)のサイン販売をさせていただきました。
 ありがとうございました。

 みなさん、大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございます。
 講演会の感想等コメントいただけるととても嬉しいです。
 また皆さんにお会い出来る日を楽しみにしています。




posted by 長谷川 at 15:27| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月10日

たつの市立揖西西保育所での講演会「子どもからの3つのプレゼント」


 今日は午前中、たつの市立揖西西保育所で講演させてもらいました。
 聞いてくださるのは乳幼児をお持ちの保護者の方約40名です。
 演題は「子どもからの3つのプレゼント」

 DSC_0364.JPG


 日本には「七つまでは神のうち」という言葉があります。
 7歳までの子どもというのは人間よりも神様に近い存在だという意味です。
 そう言われてみれば子どもって時々すごい一言を言う時がありますね。
 今からお話しするのはそんなすごい一言を言ったお子さんのお話です。

 あるお母さんが3歳の子どもさんのトイレトレーニングをしてはったんやね。
 その子は大分しっかりしていて、言葉もはっきりしているし、トイレもすぐにできそうなんですけど、なかなか思うようにはいかなかったんですね。
 それである日、その子がまた失敗してしまった時にお母さんがこうおっしゃったんです。

 「なんでオシッコて言えへんの!上手におしゃべりできのに!その口は何のためについてるの!」

 その子は泣きながらこう言ったんです。

 「ママ・・」

 「えっ? ママが何!?」

 「ママって言うためについてるの・・」

 その言葉を聞いた途端、お母さんは頭が真っ白になり、涙が溢れてきたそうです。

 「そっかー、そっかー・・。ママって呼んでくれるためについているんだ・・」

 そのお母さんにとってその言葉は忘れられない言葉になったそうです。

 皆さんは今、そういう子どもたちの愛に包まれていらっしゃるんですね。

 子育てというのは子どもを育てているようで、親も子どもから育ててもらっているんですね。

 今、皆さんは子育てを通じて何を学んでいらっしゃるのでしょう?

 それは個人個人で違うでしょうけれど、共通した課題というのもあります。

 ここにおられる方全員、子育てを通じてこれを学ばれています。


 それは「待つ」ことです。


 では最初の資料「詩 しあわせになるれんしゅう」をご覧ください。

 DSC_0365.JPG

 DSCN0656-thumbnail2-f52d7-thumbnail2-thumbnail2-thumbnail2.JPG


 子育ては「待つ」練習なんですね。

 急いてはことを仕損じるって言うでしょ。

 人を育てるのが上手い人、名コーチや名監督はみんな「待つ」のが上手です。

 待てない人は運をつかむのも下手です。
 
 「残り物に福がある」て言うでしょ。

 だから物事を成就したり、幸せになりたいと思ったら「待つ」ことができないとダメですね。


 そうお話しした後、「親学10か条」の資料をもとに色々な事例やエピソード、絵本を紹介しました。


     < 親学10か条 >

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)

 



 2、ありのままを愛する(そのままのあなたが大好き)ではこんなお話をしました。

 「ありのままを愛する」とは、やんちゃな子はやんちゃな子のまま、引っ込み思案な子は引っ込み思案な子のまま、そのままを愛するということです。

 それは子どもを変えようとしないということです。

 欠点もある、ダメなところもある、だけど自分は「そのままの自分で愛されている」
 そう思えることが子どもにとってどんなに嬉しくてどんなに幸せでどんなに自信がつくことでしょう。

 「そのままのあなたが大好き」

 これは親が子どもに贈ることができるプレゼントの中でも最高のプレゼントです。
 これこそが自己肯定感です。

 そうお話しした後、絵本「いいこってどんなこ?」を紹介しました。

 yjimage-46a86-thumbnail2-1.jpeg

 DSC_0370.JPG


 この絵本はあることで大変有名です。
 おねしょがピタリと止まる「おねしょを止める魔法の絵本」と呼ばれています。

 DSC_0367.JPG

 子どもの問題の80%以上は愛情伝達不足で起こっております。
 愛情不足ではありません。
 愛情はあるのです。
 でもその愛情をちゃんと言葉やスキンシップで子どもに伝えているでしょうか。
 
 1日1回は「今のそのままのあなたが大好きよ」言葉とスキンシップで伝えてあげてください。

 そのあと「子どもからの3つのプレゼント」のお話しをしました。

 「愛する喜び」

 「愛される喜び」

 「愛する者どうしが共に暮らす喜び」

 DSC_0376.JPG


 講演の最後にこのようにお話しをしました。

 子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、あなたのもとに生まれてきました。ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。

 そしてキロロの「未来へ」の曲と共にお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

 DSC_0377.JPG


 皆さん、熱心に聞いてくださいました。
 本当にありがとうございます。
 講演会に参加されてこのブログをご覧になられている方がおられましたら、講演の感想等コメントいただけたらとても嬉しいです。
 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。






posted by 長谷川 at 14:19| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月06日

学研教室の先生対象の研修会「子どものやる気を引き出すプラスの問いかけ」


 今日は姫路じばさんビルで学研教室の先生対象の研修会で講演してきました。
 参加してくださったのは東は明石市から西は赤穂市、北は生野町まで約80名の学研教室の先生がたです。

 テーマは「子どものやる気を引き出すプラスの問いかけ」

 DSC_0346.JPG

 みなさん、親が普段、子どもにかけている言葉ってどんなものでしょう。
 「早くしなさい」
 「もう宿題したの?」
 「何べん言ったらわかるの!」
 「いい加減にしなさい!」
 実は親が子どもにかける言葉の8割以上は注意、命令、禁止、叱責です。
 これら上から一方通行の言葉ではやる気も自信も引き出せません。
 それらを引き出そうと思ったら、もっと子どもと対話しなければいけません。
 では、どうすれば対話できるのか?
 
 子どもに問いかけるのです。

 しかし、問いかけにもプラスの問いかけとマイナスの問いかけがあります。

 資料をごらんください。


 プラスの問いかけは子どもの考える力や主体性、意欲、能力を引き出します。
 マイナスの問いかけは子どものやる気をなくさせ、親子関係を悪くします。

    <子どもに対するプラスの問いかけ>

・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?
・ 何から始める?
・ どうしたら楽しく出来るかな?
・ 今すぐ出来ることって何かな?
・ どうしたの?何かあった?
・ どうしてかな?

    <子どもに対するマイナスの問いかけ>

・ なんで〜するの?
・ なんで〜しないの?
・ なんで〜したの?
・ もう宿題したの?
・ なんで怒らすの?
・ 何をしなければいけないの?
・ (悪い予想)になったら、どうするの?
・ どこを直さないといけないの?
・ ちゃんとしたの? わかってるの?
・ 何がいけないの?
・ 誰が悪いの?


 プラスの問いかけは子どもの考えや気持ちを聞こうとするもので、このように問いかけられると子どもは、自分は大切にされている、認められている、愛されていると感じます。このように感じるとき、子どもは自らの内に宿る『自己成長力』を発揮し、主体的・意欲的に物事に取り組んでいくようになります。

 DSC_0349.JPG


 問題は、これらのマイナスの問いかけを無意識のうちにいっぱいしているということです。

 まずはそこを意識化する。

 自分が子どもにかけている言葉を意識化してマイナスのものをプラスに変えていく。
 そうすると、みなさん自身がプラス思考、ポジティブ思考に変わってきます。
 
 ポジティブ思考とは何か?
 自分を許し、自分に優しくし、自分の気持ちを大切にする思考です。

 ネガティブ思考とは何か?
 それは自分を許さず、自分を責め、自分を脅し、自分を不安にさせる思考です。

 それはそのまま子どもを許さず、子どもを責め、子どもを脅し、子どもを不安にさせる思考につながります。
 それは決して子どもを幸せにしません。
 今この思考を変えなければなりません。
 どのようにして?

 言葉を変えることによってです。

 DSC_0349~2.JPG 


 思考は必ず言葉に表れます。
 言葉と思考は一対のものです。
 子育てには本音が出ます。
 子どもに言っている言葉の中に自分の本音、自分の思考が表れています。
 そこを変える。
 子どもにかける言葉を変えていく。
 そうするとポジティブ思考に変わるだけでなく、子どもとの関係が変わってきます。
 そして子どもとの関係が変わってくると子どもが変わってくるのです。

 DSC_0359~2.JPG


 そのあと具体的な実例やエピソード、ドラえもんのお話や絵本なども紹介しながら
 「自信と意欲を引き出す親子関係の作り方」をお話しました。


 講演の終わりにキロロの「未来へ」の曲に乗せてお一人お一人それぞれ違う100種類の詩をプレゼントしました。


 みなさん、熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございます。
 もし、参加されていた方でこのブログをご覧になられている方がありましたら、講演の感想等コメントいただけると嬉しいです。
 また、みなさんにお会い出来る機会があることを願っています。




posted by 長谷川 at 16:44| Comment(4) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月05日

第6回子育てパネルトーク「本当に頭のいい子に育てる7つの秘訣」終了しました


 11月4日(日)は午後2時から加古川ウェルネスパークで
 第6回子育てパネルトーク「本当に頭のいい子に育てる7つの秘訣」がありました。

 20181104_125713.jpg


 加古川ウエルネスパークは自然いっぱいのところに音楽ホール、図書館、整備された散歩道、水遊び場等、子ども連れでも安心して過ごせる場所です。


 20181104_132759.jpg


 その中のセミナールームで開催しました。
 窓からはこんなに綺麗な景色も。


 20181104_131833.jpg

 
 最初に河合夫妻によるチェロ演奏がありました。
 

 20181104_141336.jpg

 
とても豊かな気持ちになってパネルトークスタートです。


 20181104_140429.jpg


 20181025_105805.jpg

 
 本当に頭のいい子ってやっぱり
 自分らしく幸せに生きていける子だったり、
 どんな時代になろうとたくましく生きていける子だったり
 そんなイメージはパネラ−4人とも共通していました。

 では、どうすればそういう子に育つのか?

 まずは日常的に「あなたはどう思う?」と子どもの考えを聞くことが大切。
 そうすることで子どもは自分の頭で考えるようになる。
 普段の生活の中で自分だったらどうする?
 と考える習慣は様々な場面におけるシュミレーションをしていることになる。
 それが実践的な知恵につながっていく。

 「自分で考えて、自分で決めて、自分から行動する。」
 そういうことから主体性が育まれて、
 自分の人生を主体的に前向きに生きられるようになっていくと思う。
 
 また「好きなこと、夢中になれることを好きなだけやらせる」。
 ボ〜ッとしてる時間だったり、暇にしている時間だったり、一見時間の無駄のように思える時間こそ確保すべき。
 そういう時間の中から子どもは自分の好きなことを見つけ出したりするわけだから、そういう余白の時間を持たせる心の余裕が親にも必要なんじゃないか。
 
 20181104_140823.jpg
 

 発達障害の子どもの相談や
 小学5年生の子に対しての愛着形成のあり方、
 そういう質問がパネラーに投げかけられました。

 発達障害にしても愛着形成にしても、
 キーワードは「安心感」。
 まずは子どもが安心できることが一番。
 安心できることにより子どもの心にも余裕ができると、
 こだわっていたことも譲れたり、
 特性の悪い面がましになったりもする。
 そのためには母親である自分の気持ちを優先するのではなく、
 もっと子どもの心の声に耳を傾けて、
 子どもにとってどうすることが安心につながるのか、
 子どもはどうしたいのか、
 そういう子どもの気持ちに添った対応が必要。

 20181104_150145.jpg


 小学5年生の愛着形成については、
 親から子への愛情表現も子どもが小さいうちは
 積極的にスキンシップをとったりでいいのですが、
 子どもが小学5年生にもなると
 そういう積極的な愛情表現ではなく、
 「子どもの話をゆっくり聴く」
 「子どもの気持ちを尊重する」
 「子どもを信じて子どもに任せる」
 そういう聞く、尊重する、信じる、任せるといった受身的な愛情表現こそが必要になってくる。

 子どもが何かを求めてくればそれに応える。
 そういう受身的な接し方が望ましい。
 それは子どもの気持ちを大切にすることにもつながる。

 ただし、その子と二人きりで映画に行く、お好み焼きを食べに行くのはいいと思う。
 それは誘ってみてもいいのでは。
 いい反応が返ってくれば二人でお出かけしてみては。

 
 そのようなやりとりがありました。


 今回の子育てパネルトークは10名前後の参加で、少人数だったせいかいい意味で濃いトークが1時間30分から2時間ほどできたように思います。遠く岡山県倉敷市から参加してくださった方もおられました。 参加してくださった皆さん本当にありがとうございました。


 
 
 
posted by 長谷川 at 17:35| Comment(0) | 子育てパネルトーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月30日

兵庫県たつの市龍野子育てつどいの広場「わくわく親子講座」での講演会『子どもからの3つのプレゼント』


 今日は午前中、たつの市龍野子育てつどいの広場さん主催「わくわく親子講座」で講演してきました。

 DSC_0330.JPG


 演題は「子どもからの3つのプレゼント」

 聞いてくださるのは主に乳幼児をお持ちのお母さんがた約33名です。

 DSC_0331.JPG


 最初に詩「しあわせになるれんしゅう」を紹介し、子育てにおいて『待つ』ことの大切さをお話ししました。


 DSCN0656-thumbnail2-f52d7-thumbnail2-thumbnail2-thumbnail2.JPG


 次に「親学10か条」の資料を使って実例やエピソードを元に、子どもの自己成長力を信じ、無理に何かをできるようにしようとしないことや、「ありのままを愛する」とはどういうことかを絵本「いいこってどんなこ?」を読んだりしながらお話ししました。

 DSC_0332.JPG



      < 親学10か条 >

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)



 
 DSC_0334.JPG



 曲「手紙 〜親愛なる子どもたちへ〜」を聞いてもらった後、
 子どもからの3つのプレゼントのお話しをしました。


 子どもは生まれるときに親に3つのプレゼントを持って生まれて来ます。
 1つ目は「愛する喜び」。
 2つ目は「愛される喜び」。
 3つ目は「愛する者どうしが共に暮らす喜び」。


 1つ目、愛する喜びからお話しさせていただきます。
 親は子どもを持って生まれて初めて自分の命より大切なものがこの世にあることを知ります。
 もし今の子どもたちに出会うことがなかったら、こんなに暖かくて美しい感情を持つことはなかったと思います。
 これは愛する喜びを子どもたちからプレゼントされたんですね。


 2つ目、愛される喜び。
 子どもはどんなお母さんでも愛します。
 顔は関係ありません。
 美人であろうが美人でなかろうが、
 子どもにとっては自分のお母さんが世界一です。
 性格も関係ありません。
 社交的であろうが引っ込み思案であろうが、
 自分のお母さんが一番いい。
 たとえ怒りっぽくても自分のお母さんがいいんです。
 皆さんもお子さんを叱られることが多いと思います。
 それでもいいんですよ。
 大切なのは怒らないように我慢することではなくて、
 ガミガミ怒るこの自分を、 
 理不尽にも八つ当たりしているこの自分を、
 子どもたちはその度に許し、
 変わらずに愛し続けてくれているということに気がついて
 それを忘れないということです。


 DSC_0336.JPG 


 子育ては不安と悩みと自己嫌悪の連続です。
 時にはイライラして子どもに言ってはいけない言葉も言ってしまう時もあるでしょう。
 言ってはいけない言葉とはどんな言葉か?
 それは子どもの存在を否定する言葉です。
 
 「こんな子いらん!」
 「消えて」
 「あんたなんか大っ嫌い!」

 そういう言葉です。

 でも、そういう言葉が思わず出てしまう時もあります。
 あるお母さんもついイライラから
 「あんたなんか大っ嫌い!」って言ってしまいました。
 その言葉を聞いたその子は目にいっぱい涙を浮かべて、
 一直線にお母さんのところに走ってきて、
 お母さんの足を抱きしめて
 こう言ったんです。

 「ママ・・、だいすき・・、ママ、だいすき、だいすき・・」

 「嫌い」って言ったら「こっちも嫌いやわ」となるのが普通でしょ。
 でも子どもの愛は違うんです。
 嫌いって言っても「だいすき、だいすき」と言って抱きしめてくれる愛なんです。
 もし、この世に神様の愛があるとしたらそれは子どもが親に向ける愛です。
 無条件なんですね。

 だからいくら理不尽に怒っても「抱っこ」って言うでしょ。
 あれはあなたを抱きしめてくれているのです。
 たとえ冷たく突き放そうが、口汚く罵しろうが、
 夜になったら「ママと寝る」って言うでしょ。
 子どもはその度に許し、変わらずに愛し続けてくれているのです。

 また子どもはどんなお母さんも無条件で信頼しています。


 子どもはその身とその命を全て母親に委ねます。
 その命もその体もその育て方も全てあなたに預けます。
 100%無条件で信じています。
 信じられる理由があるから信じているのではありません。
 理由は一つもない。
 理由がなくても信じる、それが信じるということです。
 だからこそ信じるということは尊いのです。
 子どもは身をもってそれを教えてくれているのです。

 かつてこれほどまでに純粋に、無条件に、愛され、信じられ、必要とされたことがあったでしょうか。もし今の子どもたちに会わなければこんな風に「愛される喜び」を感じることはなかったと思います。これは子どもたちから「愛される喜び」をプレゼントされたんですね。


 3つ目、愛する者同士が共に暮らす喜び。
 これを別名「幸せ」と呼びます。
 みなさん、結婚される方に「お幸せに!」と言いますね。
 どうしてそう言うのでしょう。
 それはこれから愛する者同士が共に暮らすからです。
 みなさんはもう既に愛する子どもたちと共に暮らしていらっしゃいます。

 「幸せはなるものではなくて気づくもの」

 大切なのはこれから幸せになろうと努力することではなくて、
 今すでに幸せであったと気づくことなんだと思います。
 
 
 そのようにお話ししました。


 講演の最後に熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

 DSC_0339.JPG


 みなさん、大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございます。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会いできる日を楽しみにしています。




 
     <第6回子育てパネルトークのお知らせ>

      第6回子育てパネルトーク

  「本当に頭のいい子に育てる7つの秘訣」


   11月4日(日)
 
   時間)14時〜15時30分(13時30分開場)

   場所)加古川ウェルネスパーク 1階セミナールーム

   定員)30名 

   参加費) 1000円 (高校生以下無料)

   お問い合わせ)家庭教師システム学院
          (079)422−8028
          ksg@gc5.so-net.ne.jp


 20181025_105805.jpg

 20181025_105908.jpg

 
[ここに地図が表示されます]

 



posted by 長谷川 at 14:21| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月27日

高砂市立曽根保育園での講演会「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」


 今日、10月27日(土)は高砂市立曽根保育園で講演会がありました。

 テーマは
 「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」

 聞いてくださるのは保護者の方、約90名です。

DSC_0315.JPG



  最初にあるお母さんからの相談をご紹介しました。

 「年長さんで6歳の娘なんですが、
  指吸いをずっとやめられないんです。
  どうすればやめさせられますか?
  もう3歳くらいからずっとなんです。」


 「そうですか・・。
  指吸いをされる時の娘さんの気持ちって
  どんな感じだと思われますか?
  不安だったりするんじゃないでしょうか?」

 「そういえば不安な場面ではいつも指吸いしてるような気がします。」

 「ところで3歳からずっとそのことで悩んで来られて、
  あなたの気持ちはどんな感じですか?」

 「私の気持ちですか?
  なんでこんなに言ってるのにわかってくれへんの!
  て思います。
  ずっと言い続けてきましたから。
  あんまり注意しすぎるのも良くないのもわかってはいるんです。
  だけどどうしても気になるし、こだわってしまうんです。」


 「なるほど。
  自分でも注意しない方がいいかもと思いつつ、
  注意をやめられない。
  ところで、
  『なんでこんなに言ってるのにわかってくれへんの!』
  という言葉、思い。
  これ、娘さん以外の家族の誰かにこのようなお気持ちを
  お持ちではないですか?
  例えばご主人に対してとか・・。」

 「えっ。
  主人に対してはあまりそんな風に思ってはいないんですけれど。
  実はうち同居で、私の両親となんですけれど・・。
  父が会社の社長でワンマンで・・。
  人の話も私の話も聞いてくれなくて、
  主人はその父の会社に入ってくれたのですが、
  それで私は主人と父との板挟みというか。
  ・・・・(涙)。」



DSC_0321.JPG


  なんでこんなに言ってるのにわかってくれへんの!

  という思いが実は自分のお父さんへの思いだということに気がつかれました。

 「娘さんの指吸いは実は、あなたのお父さんへの思いの反映なのかもしれませんね。」

  そう言うとその方は少し涙ぐまれ深く思い当たったような表情をされました。

  困った娘の指吸いとばかり思っていた問題は、
  実は自分のお父さんへの思いに気づかせるためにあったのかもしれない。
  そんな風に考えると、子どもってなんてありがたい存在なのでしょう。

  自分の父親への満たされない思い。
  そこに気がついて、自分の心がそこから解放、解消されたなら、
  きっと娘さんの指吸いも消えてゆくことでしょう。

  子どもの問題とばかり思っていたけれど、
  本当は自分の心の問題だった。
  ということはよくあることです。

  子どもの問題で悩まれている方は、そのお子さんの気持ちになって考えたり、そのお子さんに対する気持ちをお子さん以外の誰かに持っていないか等、一度自分の心の中をゆっくり覗いてみるとそこに問題解決のヒントが隠されているかもしれません。


 
 そのあと詩「しあわせになるれんしゅう」を紹介しました。

 DSCN0656-thumbnail2-f52d7-thumbnail2-thumbnail2-thumbnail2.JPG



 下の資料をもとに「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」についてお話ししました。 
 
 スクリーンショット 2018-05-30 13.42.11.png


DSC_0323.JPG




 講演の締めくくりはこのようにお話ししました。

DSC_0327.JPG


 子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 賢いお母さんや強いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
 あなたに育ててもらいたいのです。

 子どもはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、
 あなたの元に生まれてきました。

 ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。

 だけどママには笑っていてほしい。幸せでいてほしい。

 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 皆さんにも欠点があると思います。
 その欠点を責めることなく、許してください。
 そして自分の欠点を許したように、
 ご主人や子どもさんの欠点も許してあげてください。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうして皆さんが許しあって、笑いあって、幸せに暮らしていかれることを心より願っています。

 本日は誠にご清聴ありがとうございました。

 そうご挨拶した後、熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。
 


 今日講演会に参加してくださった皆さん、熱心に聞いてくださってありがとうございます。
 もし、このブログをご覧になられていましたら講演の感想等コメントいただけるととても嬉しいです。
 また皆さんにお会い出来る日を楽しみにしております。


 
   <第6回子育てパネルトークのお知らせ>

      第6回子育てパネルトーク

  「本当に頭のいい子に育てる7つの秘訣」


   11月4日(日)
 
   時間)14時〜15時30分(13時30分開場)

   場所)加古川ウェルネスパーク 1階セミナールーム

   定員)30名 

   参加費) 1000円 (高校生以下無料)

   お問い合わせ)家庭教師システム学院
          (079)422−8028
          ksg@gc5.so-net.ne.jp


 20181025_105805.jpg

 20181025_105908.jpg

 
 
[ここに地図が表示されます]



 

posted by 長谷川 at 16:17| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月26日

藤村ユミエさんと2回目の対談「自然におまかせ もっと自由な子育て2」 ありがとう


 10月23日(火)11時〜14時
 京都仁和寺近くのフリースペース「ゆるり」さんで
 2回目の藤村ユミエさんとの対談「自然におまかせ もっと自由な子育て2」
 がありました。

 「ゆるり」さんの目の前には御室仁和寺駅があります。

 20181023_101231.jpg


 この駅が超レトロでいい味出してます。


 振り返ると真ん前に仁和寺の門が見えます。
 すぐ右側の青い壁の建物が「ゆるり」です。
 風情のあるいい場所にあります。

 20181023_101300.jpg

 20181023_101323.jpg



 そしてこの方が藤村ユミエさんです。

 20181023_101722.jpg
 
 
 そしてユミエさんの隣におられるのが「ゆるり」の小菅香織さんです。
 ユミエさん、香織さん、僕と3人でこの対談イベントを主催しています。


 20181023_101745.jpg


 では、対談トークはじめます。


 20181023_101645.jpg



 僕「最初ね、今回のこの対談のタイトル名、
 『ユミエさんが如来で僕が菩薩なんです』ていうの考えてたんです。
 というのもね、僕は『無為の子育て』ていう、
 計らわない、自然におまかせしていく子育て、
 子どもの自己成長力を信じて待つ子育てを提唱しているんですけれど、
 ユミエさんの子育てが僕が心の中で思い描いていた理想の子育てそのものだったんですね。
 僕でさえ完全な『無為の子育て』ができていないんですが、
 ユミエさんはそれを100%実践されているのを知って、びっくりしたんです。
 子どもたちも自由にやっているし、みんな勉強好きやし、
 自由で自己実現的で、家族みんなが仲良しで、音楽を一緒にやったり・・。
 まさに子どもにとっても親にとっても極楽浄土。
 極楽浄土をお造りになられたのは阿弥陀如来さまでしょ。
 そういう意味でユミエさんは如来なんです。

 仏教では十界ていうのがありましてね。
 一番下が地獄、その次が餓鬼、その次が畜生、その次が修羅、
 そして人、その上が天。
 ここまでを六道て言って、
 人間は普通こういう状態をぐるぐる、ぐるぐる、
 地獄行ったり、修羅になったり、天で喜びに浮かれてみたり、
 そんなことばっかりしている。
 でも、ある日仏教の教えに触れて、
 その教えを聞いてみようという心になる、
 それが天の上の「声聞(しょうもん)」です。
 そしてその教えを聞くうちに、
 いろんなことに気づかされる。
 悟りを開くというところまではいかないにしても、
 本当のことが見えてくる。
 それが声聞の上の「縁覚(えんかく)」。
 本当のことが見えてくると、慈悲の気持ちが湧いてくる。
 そして自ら六道に落ちて、煩悩にまみれて人を救っていく、
 それが「菩薩(ぼさつ)」です。
 でも、菩薩はまだ悟りきっていない。
 自らも煩悩に悩まされている。
 その菩薩が悟りを開いて、
 もう煩悩に煩わされなくなった最高の境涯が
 「如来」です。

 僕はまだ、様々な煩悩に煩わされ、迷いがありますが、
 ユミエさんはそれらを突き抜けて幸せに暮らされている。

 何が起ころうと自然におまかせする覚悟がある。

 もちろんこれから、ユミエさんも悩まれたり、迷われたりがあるかもしれません。
 人間ですから。
 でも根っこの覚悟がビシッと決まっておられる分、僕とは違う。 

 僕はまだ自然におまかせしきれない。
 自分で思う方向に持って行こうとするところがある。
 無我全托になりきれない。

 でも、煩悩に煩わされ、迷いの中にある僕は、
 そういう親御さんの気持ちがよくわかります。

 だからこそ人の弱さに共感し、人の弱さに寄り添うことができます。」



 (続く)



 

 
 

 
 
 

 

 
 
posted by 長谷川 at 13:25| Comment(0) | 「はるや日記」のユミエさん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする