2019年07月19日

大人の自己肯定感を高めるためのお話し会 in神戸三宮


 7月28日(日)午後1時30分から4時まで。
 神戸三宮駅近くの神戸市青少年会館5階研修室でお話し会をします。
 
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 今回は主催がヤングアメリカンズ神戸さんで、最初40分間がヤングアメリカンズin神戸10周年のワークショップの紹介&振り返りがあり、その後110分を「子育て座談会with長谷川満先生」と題して『大人である自分の自己肯定感をいかに高めるか』に焦点をあててお話し会をします。

 20人弱くらいの小規模なお話し会ですので、どうしたら自分の自己肯定感を高められるか、子どもの自己肯定感を高められるか、子育てや親子関係の悩み等を語り合うみたいな感じです。

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(こんな感じになると思います。写真は子育てパネルトーク)

 ヤングアメリカンズは日本の子どもたちがアメリカの若者たちと一緒に歌とダンスの舞台を3日間で作り上げるワークショップです。
 子どもたちはそのワークショップの中で自分を思いっきり表現し、それを受け止められる体験をします。その体験を通して自己肯定感を高め、自分を表現する楽しさを味わいます。

 今回は自分の思いを素直に表現し、他の人たちの素直な思いや迷い、悩みを共有しシェアすることを通して、大人の私たち自身も自己肯定感を高めるワークショップをしようということでこのコラボ企画が実現しました。

 一般参加OKですので、興味がある方は是非いらしてください。

 下の資料をもとに皆さんと語り合いたいと思います。

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 こちらがそのチラシです。

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[ここに地図が表示されます]


 *お申し込みは家庭教師システム学院でも受け付けています。
 mail: ksg@gc5.so-net.ne.jp
 TEL: 079-422-8028
 その際、お名前、ご住所、携帯番号、人数が必要です。
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2019年07月09日

加古川市立氷丘南幼稚園での講演会「子どもからの3つのプレゼント」


 今日は午前中、加古川市立氷丘南幼稚園で講演会でした。

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 聞いてくださるのは保護者の皆さん約64名です。

 演題は「子どもからの3つのプレゼント」

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 子どもは生まれるときに親に3つのプレゼントを持って生まれて来ます。
 1つ目は「愛する喜び」。
 2つ目は「愛される喜び」。
 3つ目は「愛する者どうしが共に暮らす喜び」。



 2つ目「愛される喜び」ではこのようにお話ししました。

 子どもはどんなお母さんでも愛します。
 顔は関係ありません。
 美人であろうが美人でなかろうが、
 子どもにとっては自分のお母さんが世界一です。
 性格も関係ありません。
 社交的であろうが引っ込み思案であろうが、
 自分のお母さんが一番いい。
 たとえ怒りっぽくても自分のお母さんがいいんです。
 皆さんもお子さんを叱られることが多いと思います。
 それでもいいんですよ。
 大切なのは怒らないように我慢することではなくて、
 ガミガミ怒るこの自分を、 
 理不尽にも八つ当たりしているこの自分を、
 子どもたちはその度に許し、
 変わらずに愛し続けてくれているということに気がついて
 それを忘れないということです。

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 子育ては不安と悩みと自己嫌悪の連続です。
 時にはイライラして子どもに言ってはいけない言葉も言ってしまう時もあるでしょう。
 言ってはいけない言葉とはどんな言葉か?
 それは子どもの存在を否定する言葉です。
 
 「こんな子いらん!」
 「消えて」
 「あんたなんか大っ嫌い!」

 そういう言葉です。

 でも、そういう言葉が思わず出てしまう時もあります。
 あるお母さんもついイライラから
 「あんたなんか大っ嫌い!」って言ってしまいました。
 その言葉を聞いたその子は目にいっぱい涙を浮かべて、
 一直線にお母さんのところに走ってきて、
 お母さんの足を抱きしめて
 こう言ったんです。

 「ママ・・、だいすき・・、ママ、だいすき、だいすき・・」

 「嫌い」って言ったら「こっちも嫌いやわ」となるのが普通でしょ。
 でも子どもの愛は違うんです。
 嫌いって言っても「だいすき、だいすき」と言って抱きしめてくれる愛なんです。
 もし、この世に神様の愛があるとしたらそれは子どもが親に向ける愛です。
 無条件なんですね。

 だからいくら理不尽に怒っても「抱っこ」って言うでしょ。
 あれはあなたを抱きしめてくれているのです。
 たとえ冷たく突き放そうが、口汚く罵しろうが、
 夜になったら「ママと寝る」って言うでしょ。
 子どもはその度に許し、変わらずに愛し続けてくれているのです。

 また子どもはどんなお母さんも無条件で信頼しています。

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 子どもはその身とその命を全て母親に委ねます。
 その命もその体もその育て方も全てあなたに預けます。
 100%無条件で信じています。
 信じられる理由があるから信じているのではありません。
 理由は一つもない。
 理由がなくても信じる、それが信じるということです。
 だからこそ信じるということは尊いのです。
 子どもは身をもってそれを教えてくれているのです。

 かつてこれほどまでに純粋に、無条件に、愛され、信じられ、必要とされたことがあったでしょうか。もし今の子どもたちに会わなければこんな風に「愛される喜び」を感じることはなかったと思います。これは子どもたちから「愛される喜び」をプレゼントされたんですね。

  
 そのようにお話ししました。

 
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 子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 賢いお母さんや強いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
 あなたに育ててもらいたいのです。

 子どもはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、
 あなたのもとに生まれてきました。

 ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。

 だけどママには笑っていてほしい。幸せでいてほしい。

 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 皆さんにも欠点があると思います。
 その欠点を責めることなく、許してください。
 そして自分の欠点を許したように、
 ご主人や子どもさんの欠点も許してあげてください。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうして皆さんが許しあって、笑いあって、幸せに暮らしていかれることを心より願っています。

 本日は誠にご清聴ありがとうございました。

 そうご挨拶した後、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う70種類の詩をプレゼントしました。

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 参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
 もし今このブログをご覧にならていましたら今日の講演会の感想等コメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会いできる機会を楽しみにしています。


posted by 長谷川 at 16:44| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月07日

岐阜県安八町での講演会「自信とやる気を引き出すプラスの問いかけ」


 7月7日(日)は岐阜県安八町に講演に行ってきました。
 会場はハートピア安八。

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 演題は「自信とやる気を引き出すプラスの問いかけ」

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 みなさん、親が普段、子どもにかけている言葉ってどんなものでしょう。

 「早くしなさい」
 「もう宿題したの?」
 「何べん言ったらわかるの!」
 「いい加減にしなさい!」

 実は親が子どもにかける言葉の8割以上は注意、命令、禁止、叱責です。
 これら上から一方通行の言葉ではやる気も自信も引き出せません。
 それらを引き出そうと思ったら、もっと子どもと対話しなければいけません。
 では、どうすれば対話できるのか?

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 子どもに問いかけるのです。

 しかし、問いかけにもプラスの問いかけとマイナスの問いかけがあります。

 資料をごらんください。


 プラスの問いかけは子どもの考える力や主体性、意欲、能力を引き出します。
 マイナスの問いかけは子どものやる気をなくさせ、親子関係を悪くします。

    <子どもに対するプラスの問いかけ>

・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?
・ 何から始める?
・ どうしたら楽しく出来るかな?
・ 今すぐ出来ることって何かな?
・ どうしたの?何かあった?
・ どうしてかな?

    <子どもに対するマイナスの問いかけ>

・ なんで〜するの?
・ なんで〜しないの?
・ なんで〜したの?
・ もう宿題したの?
・ なんで怒らすの?
・ 何をしなければいけないの?
・ (悪い予想)になったら、どうするの?
・ どこを直さないといけないの?
・ ちゃんとしたの? わかってるの?
・ 何がいけないの?
・ 誰が悪いの?

 プラスの問いかけは子どもの考えや気持ちを聞こうとするもので、このように問いかけられると子どもは、自分は大切にされている、認められている、愛されていると感じます。このように感じるとき、子どもは自らの内に宿る『自己成長力』を発揮し、主体的・意欲的に物事に取り組んでいくようになります。


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 そのあと「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」の資料を元に
 実例やエピソード、ドラえもんの話も取り入れながらお話ししました。

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 7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)
 のところでは高橋大輔選手と長光コーチとのエピソードを紹介し、
 長光コーチのどのような言葉が彼を救ったのかをお話しししました。

 ビートルズ最後のシングル「 Let it be 」の創作秘話をお話ししたあと
 実際に聞いていただきました。


 講演の終わりに小田和正さんの「たしかなこと」の曲に乗せてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

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 講演後、主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」(500円税込)のサイン販売をさせていただきました。

 みなさん、熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございます。
 もし、参加されていた方でこのブログをご覧になられている方がありましたら、講演の感想等コメントいただけると嬉しいです。
 また、みなさんにお会い出来る日を楽しみにしています。
 


posted by 長谷川 at 17:07| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月03日

加古川市立加古川幼稚園での講演会「子どもからの3つのプレゼント」


 7月3日(水)は午前中、加古川市立加古川幼稚園で講演会がありました。

 演題は「子どもからの3つのプレゼント」
 今年度の加古川市内の幼稚園はすべて同じ演題、同じ内容になっています。

 聞いてくださるのは保護者の方約57名です。

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 「親学10か条」の資料をもとにお話ししました。

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 1、子どもの自己成長力を信頼する(信じて待つ)

 うちの5歳の孫、幼稚園の年長さんですけれど、
 2、3歳の頃は発達障害傾向が顕著に現れていたんですね。
 それでその子のママである私の娘と相談しまして、
 偏食や同じ服ばかりを着ることを直そうとせず、
 この子が安心して暮らせるように育てていこう。
 いらないことは一切せずに、
 「この子の自己成長力を信じて待とう」
 という方針で育てたんですね。
 そうすると5歳になった今、
 顕著にあった発達障害傾向がほぼすべて消えてなくなりました。
 その時にどんなふうにその子に接してきたかがこの紙に書いてあります。

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 ご興味のある方はご自由にお持ち帰りください。

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 この自己成長力を引き出すカギは「信じて待つ」ともう一つあるんです。
 「子どもの存在を喜ぶ」ということです。
 それは子どもが持ってきてくれた「幸せ」を受け取るということです。

 そしてドラえもんの「のび太の結婚前夜」のお話をしました。

 親になりますとついつい子どもに何をしてやれるか、
 何を身につけさせてやれるかと与えることばかりに目がいきがちですが、
 本当は子どもが持ってきてくれた愛や喜びや幸せを受け取ることの方が
 何倍も大事なんじゃないかと思うんです。
 なぜか?
 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。

 親は勘違いしてしまうんです。
 親が子どもを幸せにしてやらないとって思ってしまうんです。
 でも逆なんですね。
 親が子どもを幸せにするんじゃないんです。
 子どもが親にいっぱい幸せを与えてくれているんですね。
 本当は親は幸せをもらっている方なんですね。
 そしていっぱい幸せをもらったらいいんです。
 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
 そうして子どもに幸せを返していったらいいんですね。

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 子どもからの3つのプレゼント
 「愛する喜び」
 「愛される喜び」
 「愛する者どうしが共に暮らす喜び」
 を事例をもとにお話しした後、
 
 講演の終わりはこのような言葉で締めくくりました。

 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、
 そのままのあなたに育ててもらいたくてあなたの許に生まれてきました。
 ですからどうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。
 だけどママには笑っていてほしい、幸せでいてほしい。
 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 誰にでもダメな所や欠点はあるでしょう。
 皆さんはそのダメな所を直すのではなく許してください。
 自分を責めるのではなく許してください。
 そして自分を許したように
 子どもさんやご主人のダメな所や欠点も許してあげてください。
 そうして皆さんが許しあって、笑いあって、
 幸せに子育てしていかれることを心より願っております。

 本日は誠にご清聴ありがとうございました。

 そうご挨拶した後、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」の曲に乗せてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

 参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
 もし今このブログをご覧にならていましたら今日の講演会の感想等コメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会いできる機会を楽しみにしています。




 
 
posted by 長谷川 at 18:11| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第7回参加型子育てパネルトーク「子供と私の自己肯定感を高める言葉がけ」終了しました。


 6月30日(日)は午後2時から加古川ウェルネスパークで
 第7回参加型子育てパネルトーク「子供と私の自己肯定感を高める言葉がけ」がありました。
 25名の方が参加してくださいました。

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 最初に河合音楽村の河合先生のチェロの演奏がありました。

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 豊かな気持ちになった後、パネルトークが始まりました。


 最初に「子どもの自己肯定感を高める言葉がけ」の例として、
 「子どもに対するプラスの問いかけ」を紹介しました。

 <子どもに対するプラスの問いかけ>

・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?


 これらの問いかけは子どもの気持ちや考えを聞こうとするもので、
 子どもが自分の気持ちや考えを素直に言えて
 それを受け入れてもらう経験を積み重ねることで
 自己肯定感は育まれていくものなんじゃないかなあ、
 という点では四人のパネラーの意見が一致していました。

 星野先生が「自己肯定感って結局、自分が愛されていることを実感することで育まれ、高まっていくと思うんですね。でも、子どもに大好きだよって言わない人も多いし、親の愛情がうまく伝わっていないこともあると思います。もっと親の愛情を言葉で伝えていってもいいよね。」て仰っていて、その通りだなって共感しました。

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 いくら子どもの自己肯定感を高めようと関わろうとしても、母親である自分自身の自己肯定感が低ければ難しいよね、て話から自分自身の自己肯定感をどう高めればいいのだろうという話題になりました。
 下の資料をもとにそのことについても語り合いました。


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 10番の「子どものことは子どもに任せる」で子どもに任せてしまったら、ゲームばっかりになってしまって宿題が後回しになってしまいませんかという質問がありました。

 もちろん、そういうこともあるでしょう。
 その結果、宿題が出来ていないと次の朝になって騒ぎ出すかもしれませんし、学校に行って先生に叱られるかもしれません。
 その子の取った行動の結果は当然のことながらその子が負わなければならないわけで、それはその子がその経験から学べる機会が与えられたとプラスに考えたらいいんじゃないでしょうか。

 「でも、子どもに任せたら好きなことばかりして、やらなければならないことは全部後回しになりませんか?」

 それはそうなるかもしれません。
 子どもさんにもよりますしね。
 また子どもも学習しますから、言わなくても「やらなければいけない」ことを先にするようになるかもしれません。

 大切なのは「やらなければいけないこと」を優先することばかりがいいことではないと親が自覚していることです。

 皆さんにとっても
 日常やらなければいけないことって山ほどありませんか?
 一つのことが済んでも、あとからあとからどんどんやらなければいけないことがあって、
 そればかりを優先していたら、いつまでたっても本当に自分が「やりたい」ことなんてやる時間は来ません。

 私たちが生まれてきたのは義務を果たしにきたわけではなく、
 この人生で「やりたい」ことをやりに来たり、
 この人生を「楽しみ」に来たわけであって、
 「やらなければいけない」ことばかりで
 「やりたい」ことがやれなければ人生は本末転倒です。

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 僕が「1本のいい映画を見た後のように心を軽くするような講演がしたい」という夢を10数年前に持って、
 その夢のために家族にも経済的に迷惑をかけ、親兄弟に借金までしているような状態の時がありました。
 その時「夢を追いかけるのもいいけど、まず家族の経済的安定を一番にするべきだし、借金も全部返し終わってから自分の夢を追いかけたらどうなん。」と言われたことがありました。
 
 誠にごもっともなご意見で、その正論に対して何も言い返すことはできませんでした。

 でも、こういうふうにして真っ当な正論によって「夢」て潰されていくんだなと思いました。

 僕はその時、自分の心に問いかけてみて
 「もし、この人生でこの夢が叶わないとするならそんな人生はいらない。
  僕がこの人生でしたいのは『1本のいい映画のような講演をする』ことであり、
  それができないのであればそんな人生は死んでいるも同然だ。
  何を言われようが自分の信じた道を進むだけだ。

 とかえって夢への情熱を再確認したことがありました。

 僕は「やらなければいけない」ことを後回しにして、「やりたい」ことを夢中でやっている子どもの姿、それを楽しんでいる姿を悪いことだとは思えないんです。

 
 そのようにお答えしました。


 そのほかにも参加者の皆さんとお互い私生活の話や深い話を語り合いました。
 パネルトークを2時間しっかりした後も、個人的に多くの方が相談に来られました。

 そういう意味でとっても中身の濃い時間になりました。

 参加されていた方でこのブログをご覧になられている方がございましたら感想等コメントいただけると嬉しいです。

 これからも子育てパネルトークは続いていきます。
 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。
 

 
 
 
 
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2019年06月29日

福井県小浜市立小浜中学校での講演会


 6月29日(土)は福井県小浜市立小浜中学校で講演会がありました。

 テーマは「思春期・反抗期の子どもとのつきあい方」

 聞いてくださるのはPTAの保護者の皆さんや先生方約39名です。

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 最初にこんなお話をしました。

 これはもう今から25年ほど前の話なんですが
 
 6月ごろに中3男子の家庭教師の依頼がありまして、

 教えて1ヶ月ほど経った頃、その子のお母さんから電話がありまして
 相談に来られました。

 最初は勉強とか受験の話だったんです。
 そうして30分ほどお話しされて急に黙らはったんやね。
 そして意を決したかのようにこう言われたんです。

 「先生、うちの子家庭内暴力なんです。」

 そこからはずーっと家庭内暴力の話です。
 その話を1時間ほどお聞きしたらその方は、
 「先生にお話聞いてもらったら、すごくスッキリしました。」と
 その日はそれで帰られました。

 それから1ヶ月ほどしてまたご相談に来られました。

 今度はのっけから家庭内暴力の話です。
 ずーっと家庭内暴力の話を30分か1時間ほどされて
 また急に黙られたんです。
 そしてこう言われたんです。

 「先生、私、レストランに行っても好きなもの食べられないんです!」

 「どこかお身体が悪いとか?」

 「いいえ、そうじゃないんです!私の食べるものは主人が決めるんです。」

 「え?どういうことですか?」と詳しくお聞きしたら、
 ここのお家はものすごい男尊女卑で、奥さんが外食で食べられるものもご主人が決められると。
 女は男に従っていたらいいんだ。そんなご主人であると。
 
 それを言われてからはずーっと夫婦の話です。
 そしてその日はそれで帰って行かれました。

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 そしてまたその1ヶ月後、相談に来られました。

 はじめから夫婦の話です。
 こうしてずーっと夫婦の話を聞かされてますと、
 これは子どもの問題ではなくて夫婦の問題であって、
 その夫婦不調和が子どもの問題、家庭内暴力として現れているんじゃないかと、
 そんなふうに見えてきました。

 いつの間にかこの子は悪くない。
 むしろ悪いのはこのご主人であり夫婦関係であって
 この子はその被害者のように見えてきました。

 40分ほどお話をされた後、また急に黙られました。
 そしてこう言われました。 

 「先生、これ私に始まったことじゃないんです。
 お姑さんもお舅さんには随分苦労されたんです。」


 聞けばこの家は代々、男尊女卑の古い価値観でやってきてはるんやね。
 こういうその家独特の歪んだ価値観のことを「家系の歪み」て言うんです。

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 この歪んだ考え方はいつか変わらなあかんわね。
 誰かがこれを変えなあかんわね。
 その役をこの子がやっているんじゃないか。
 この子が自ら悪役になって、家庭内暴力をして、
 この家を変えようとしているんじゃないか。
 そんな風に見えてきたんですね。

 そして、次からはお父さんも一緒にご夫婦で相談に来られるようになりました。

 そして、
 
 この子は悪くない。
 自ら悪役を買って出てくれて、この家を変えようとしてくれている。
 本当は自らを犠牲にして教えてくれているこの子に感謝しないといけません。
 そしてお父さんが考え方を改められて、夫婦が仲良くなればこの子の家庭内暴力はなくなります。


 そうお話ししたんです。

 そうしたらお父さんもお母さんも僕のその解釈を受け入れ反省されて、
 その子を直そうとするのではなく、
 自分たちが変わらなければならないと努力されました。

 うちにも何度となく報告と相談に来られました。
 そうしたら本当にその子の家庭内暴力がやんだんです。

 子どもを変えようとするのではなく、子どもへの見方を変える。

 子どもを変えようとするのではなく親である自分のあり方を変えていく。

 そうすることで子どもはその子本来の素晴らしさを表すようになります。 
  
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 その後、下の資料をもとに思春期の子どもの特徴とその接し方についてお話ししました。

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 思春期の問題、不登校や非行、いじめの問題の根底には「自己肯定感の低さ」の問題があります。

 では、自己肯定感を高めるには子どもたちにどう関わっていけばいいのか、下の資料をもとに実際にあった事例をもとに具体的にお話ししました。

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 講演の後半にはスキマスイッチの大橋卓弥さんの曲「ありがとう」を聞いていただきました。

 

 母が僕に教えてくれたことが2つあります。

 一つは「立派になんかならなくていい」

 ということです。
 元気やったらそれでいい。
 そしてもう一つがその理由にもなっているのですが、
 それは

 「人生は遊びに来たんやもん」

 人生は遊びに来たんだから立派になったりせずに「楽しまなくっちゃ」ていうんです。

 人生が遊びに来たんなら子育ても楽しんだらいいんですね。
 
 「いい母親になんかならなくていい」
 「強い父親になんかならなくていい」
 「泣いたっていい、間違ったっていい、
  迷ってもいい、ぶつかってもいい」

 なぜなら子育てはただ何かをうまくやり遂げることではなくて
 子育ては一つの旅であり、
 道草したり、回り道したり、転んだりしながら、
 旅を楽しむことが大切だからです。

 という言葉で講演を締めました。

 講演の終わりにミスチルの曲「ギフト」に乗せてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

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 講演後の質疑応答でも、いい質問がいっぱい出ました。
 僕なりに一生懸命答えさせていただきました。
 
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 皆さん、熱心に聞いてくださいました。
 暖かい拍手も本当にありがとうございました。
 もし今日参加された方でこのブログをご覧になられている方がございましたら講演会の感想等コメントいただけるととても嬉しいです。


 主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」(500円税込)のサイン販売もさせていただきました。
 
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posted by 長谷川 at 20:02| Comment(2) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月28日

新宮子育てつどいの広場から講演の感想が届きました!


 先日6月19日(水)に兵庫県たつの市新宮子育てつどいの広場で
 「子どもからの3つのプレゼント」と題して講演させていただきました。
 こちらです→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/467292957.html

 一昨日にそのお礼状と感想が届きました。


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 本当にこのようなお礼状、ご感想をいただきますと励まされます。
 
 子育て中のママさんたちの心が軽くなって、肩の力が抜けて、
 そうして子どもがさらに愛おしくなるような講演をこれからも心がけていきます。

 
 
posted by 長谷川 at 16:45| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月19日

たつの市新宮子育てつどいの広場での講演会「子どもからの3つのプレゼント」


 今日はたつの市新宮子育てつどいの広場で講演会がありました。

 テーマは「子どもからの3つのプレゼント」

 聞いてくださるのは0〜3歳児の若いお母さん約22名です。

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 あるお母さんが3歳の子どもさんのトイレトレーニングをしてはったんやね。
 その子は大分しっかりしていて、言葉もはっきりしているし、トイレもすぐにできそうなんですけど、なかなか思うようにはいかなかったんですね。
 それである日、その子がまた失敗してしまった時にお母さんがこうおっしゃったんです。

 「なんでオシッコて言えへんの!上手におしゃべりできのに!その口は何のためについてるの!」

 その子は泣きながらこう言ったんです。

 「ママ・・」

 「えっ? ママが何!?」

 「ママって言うためについてるの・・」

 その言葉を聞いた途端、お母さんは頭が真っ白になり、涙が溢れてきたそうです。

 「そっかー、そっかー・・。ママって呼んでくれるためについているんだ・・」

 そのお母さんにとってその言葉は忘れられない言葉になったそうです。

 皆さんは今、そういう子どもたちの愛に包まれていらっしゃるんですね。

 子育てというのは子どもを育てているようで、親も子どもから育ててもらっているんですね。

 今、皆さんは子育てを通じて何を学んでいらっしゃるのでしょう?

 それは「待つ」ことです。

 では最初の資料「詩 しあわせになるれんしゅう」をご覧ください。

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 子育ては「待つ」練習なんですね。

 急いてはことを仕損じるって言うでしょ。

 人を育てるのが上手い人、名コーチや名監督はみんな「待つ」のが上手です。

 待てない人は運をつかむのも下手です。
 
 「残り物に福がある」て言うでしょ。

 だから物事を成就したり、幸せになりたいと思ったら「待つ」ことができないとダメですね。


 そうお話しした後、「親学10か条」の資料をもとに色々な事例やエピソード、絵本を紹介しました。

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 講演の最後にこのようにお話しをしました。

 「子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、あなたのもとに生まれてきました。ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。
 だけどママには笑っていてほしい。幸せでいてほしい。
 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 みなさんにも欠点やダメなところがあるでしょう。
 できればそこを直そうとするのではなく、許してください。
 そして自分の欠点を許したようにお子さんやご主人や奥さんのダメなところも許してあげてください。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうしてみなさんが許しあって、笑いあって、幸せに暮らしていかれることを心より願っております。
 本日は誠にご清聴ありがとうございました。」


 
 そのあとユーミンの「やさしさに包まれたなら」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違う詩をプレゼントしました。

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 講演会の後、主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。

 皆さん、熱心に聞いてくださいました。
 本当にありがとうございます。
 講演会に参加されてこのブログをご覧になられている方がおられましたら、講演の感想等コメントいただけたらとても嬉しいです。
 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。



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2019年06月04日

第49回ペアレントセミナー「発達障害傾向を改善する5つの接し方」ありがとう<後編>


 初めからお読みになられたい方はこちらからお読みください。
 第49回ペアレントセミナー「発達障害傾向を改善する5つの接し方」ありがとう<前編>


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 2、わがままやこだわりを受け入れる

 発達障害傾向で一番しんどいのは癇癪とパニックです。
 これらは起こせば起こすほど癖になってしまい、
 より頻繁に起こすようになってしまいます。
 ですから起こさせないようにすることが大事です。
 そのためには「わがままやこだわりを受け入れる」ということです。
 親から見ればわがままに見えることでも子どもは子どもなりに理由があります。
 でもそれを上手に言えないものですから癇癪やパニックといった表現手段を使って意思表示をしているのです。
 発達障害の子に勝とうとしてはいけません。合わせてあげてください。


 3、直そうとしたり、出来るようにと頑張り過ぎない

 何かを直そうとしたらその子を叱るなり、注意しなければなりません。
 何かを出来るようにしようとしたら、その子が苦手なことや嫌がっていることを繰り返し何度もやらせなくてはなりません。
 それらは子どもとの「あたたかくて楽しい関係」を阻害します。
 「あたたかくて楽しい関係」が作れれば、子ども自らが欠点を直そうとし、必要なことが出来るようにと努力するようになります。
 私の生徒で全く勉強に対してやる気がなかった子がいたのですが、一緒にゲームをしたり、ゲームの話で盛り上がったりするうちに自然に勉強に対するやる気が出てきたという例もあります。
 子どもの意欲や向上心は「あたたかくて楽しい関係」から生まれるのです。
 
 
 4、叱らない。「ダメ!」など否定語を使わない

 発達障害の子にとって叱られるのはすごく不安に感じます。
 不安になってしまうとパニックになってその後何を言われても頭に入りませんから何かを理解させたい時には叱ってはいけません。
 では、どうすればいいのか?
 例えば友達を叩いてしまった時は、穏やかに「ちょっと待って。どうしたのかな?遊びたかったの?そんな時は撫で撫でして『あそぼ』て言うんだよ。」とその子の気持ちをゆっくり聞いてあげて、優しく「そんな時はこうするといいよ」と教えてあげてください。
 家庭教師でも計算ミスの多い子に「またやった」「何回言ったらわかるの」と叱っても計算ミスは直りません。「この通りにやったら合うよ」と言って正しいやり方を見せて繰り返しやらせると計算ミスは減っていきます。

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 5、子どもの自己成長力を信頼する
 
 自己成長力とは心理学用語であり、カウンセリングを作ったカール・ロジャースの言葉です。
 カウンセリングは直接的にその症状を直そうとはしません。
 クライアントに対して受容と共感的理解によってありのままのその人を受け入れます。
 その中でクライアント自身が本当の気持ちに気づいたり、自分を受け入れられるようになっていく。
 ありのままの自分を受け入れられるようになった分だけ、人の気持ちもわかるし受け入れられるようになっていく。
 それを成長と呼びます。
 そして成長することによって様々な症状を克服していくという治療モデルです。
 カウンセリングの創始者カール・ロジャースはこのように言っています。
 「人は他の人から理解され、わかってもらえたと思った時、心にある変化が生じます。それが真に自分に向き合う力となり、自らを成長させていきます。」
 発達障害傾向を改善し、健全な発達を促すためには安心感が大事ということをお話ししましたが、安心感を一言で言うなら「そのままでいいよ」ということです。それは子どもを変えようとしないということです。
 直接、問題の部分を直そうとするのではなく、まずその子とあたたかい楽しい関係を作る。
 その子の理解者になる。
 そうするとその良好な関係がスイッチとなって自己成長力が活発に働くようになります。
 親は直接的に子どもを変えることはできません。
 その子を変えることができるのはその子自身だけです。

 
          < 補足 >
 
 発達障害のある子はコミュニケーションや対人関係に問題がある場合が多くその面での改善も課題になります。
 コミュニケーション力をつける上で一番大切なのは親子関係の中でコミュニケーションする楽しさを十分に体験していることです。
 それがコミュニケーション力の向上につながります。
 つまり良好な親子関係を築くことは、あらゆる面で発達障害傾向の改善にとって重要だということです。
 発達障害傾向のある子と良好な親子関係を築くためにはどうすればいいのか?
 その答えは資料「発達障害傾向を改善する5つの接し方」にある通りです。

 子どもに安心感を与え、
 わがままやこだわりを受け入れ、
 無理に直そうとせず、
 叱ることなく、
 自己成長力を信じて待つ。

 このように接することにより、子どもは落ち着き、癇癪を起こさなくなり、親の言うことも聞けるようになり、こだわりも減っていきます。
 そしてその結果、親はものすごく子育てが楽になります。
 それは子どものコミュニケーション能力が高まったからに他なりません。

 うちの孫の場合はそうでした。

 あらゆる面で発達が見られ、発達障害傾向は改善されました。
 結局、子どもの自己成長力をいかに引き出し活発化させられるかが鍵なのです。
 そしてその方法論が「発達障害傾向を改善する5つの接し方」なのです。

 
 今回のペアレントセミナーの感想をブログ記事にしていただいています。
 「長谷川満先生のペアレントセミナー」

 

 

 講演の終わりに藤田麻衣子さんの「素敵なことがあなたを待っている」の曲に合わせてお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。

 

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 そのあと30分ほど質疑応答の時間を取りました。

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 小学2年生女子の場面緘黙に対する質問や不登校に関する質問、テレビや動画をすごく見たがるのだけどどうすればいいかなどの質問がありました。

 
 みなさんお忙しい中、参加していただきありがとうございました。
 もし今回のセミナーに参加された方でこのブログをご覧になられている方がございましたら感想等コメントいただけると大変嬉しいです。
 次回のペアレントセミナーは10月〜12月に予定しています。
 またお会いできることを楽しみにしています。


 6月30日(日)午後2時から加古川ウエルネスパークでこんなイベントもやっています。
 参加型子育てパネルトーク「子供と私の自己肯定感を高める言葉がけ」。

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posted by 長谷川 at 16:42| Comment(3) | ペアレントセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月03日

第49回ペアレントセミナー「発達障害傾向を改善する5つの接し方」ありがとう<前編>


 昨日6月2日(日)は午後2時20分から加古川総合庁舎1階「かこむ」で
 第49回ペアレントセミナー「発達障害傾向を改善する5つの接し方」を開催しました。

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 今回は41名の方が参加して下さいました。
 関心の高さを感じます。
 幼稚園や子育てセンターの先生も数多く参加されていました。
 奈良県から電車で来て下さった方もありました。
 本当に有難いことです。


 発達障害傾向とは

 ・癇癪がひどい

 ・偏食がある

 ・言葉が遅い

 ・こだわりが強い

 ・同じ服しか着ない

 ・人前や知らない場所を嫌がる

 ・すぐに手が出る(他害)

 ・オムツがなかなか取れない

 ・手を繋ぐのを嫌がる

 ・いつもと同じにこだわる


 などがあります。

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 実はこれ全部、うちの孫の2、3歳の頃の特徴だったんです。
 それでその子の母親である私の娘と相談しまして、
 直そうとするのではなく、
 この子が安心して暮らせるように育てていこう。
 いらないことは一切せず、この子の自己成長力を信じて待とう。
 という方針で育てたんですね。
 そうすると5歳になった今、これらの発達障害傾向は
 ほぼ全て改善されました。

 この経験があったからこそ今回、このテーマでお話ししようと思ったんですね。

 私はただ家庭教師として軽度発達障害や不登校の子どもたちを多く指導してきた経験があるだけです。
 これからお話しする「発達障害傾向を改善する5つの接し方」についても
 私の狭い範囲での経験から導き出されたもので科学的根拠はありません。
 ですから皆さんは、発達障害傾向のあった一人の幼児がどのように接したらそれらが改善したのか、
 それをお聞きになられて参考にできるところがあれば参考にしていただく、
 そのようなスタンスで聞いていただければと思います。
 
 皆さんにまず理解していただきたいのは、
 様々な発達障害傾向や特性といったものは生まれつきであって、
 決して育て方が悪いわけではないということです。
 これは遺伝も影響していると思います。

 発達障害は、脳の一部の機能障害によって起こると言われています。
 それは間違いないと思いますが、
 医学的側面から見た「障害」という見方だけではなくて
 それを「個性」として見ていこうという見方もあります。
 
 どちらが正しいということではなく、
 多様な見方や捉え方が可能だし、それによって
 新しいアプローチや解決法も見えてくるし、
 新たな可能性も開けてくると思います。


 私は軽度の発達障害やグレーゾーンの子どもたちと多く関わってきましたが、
 この子たちに「障害」という言葉は合わないように感じています。
 でも、明らかに他の子とは違う難しさがあるわけです。

 僕はこれを「不安がり気質」と呼ぶのが適当なんじゃないかと考えています。

 気質とは、遺伝的な生まれ持った性格、性質という意味です。

 つまりこの子たちは生まれつき非常に不安が強い性質で、
 そういった性質から共通の行動特性が表れていると見るわけです。
 (全ての発達障害の子が「不安がり気質」というわけではありません。でも多くのケースで見られます。)

 ここで資料の1をご覧ください。
  
 1、子どもに安心感を与える
 
 発達障害の一部の困りごと(同じ服しか着ない、偏食がある、こだわりが強い、人前や知らない場所を嫌がる)は不安感が強いことがその原因の一つです。
 まず何よりも子どもの不安な気持ちを理解し、安心させてあげることが大切です。


 発達障害傾向の一部の困りごとは不安感が強いことで起こっていると考えるなら、
 安心させてあげたらそれらは解消するのではないかと考えました。
 (うちの孫もよく「こわい、こわい」と言ってました。)

 例えば「同じ服しか着ない」のも、いつも着ている服だと安心だけれども
 違う服を着るだけでも不安に感じると考えることができます。

 「偏食がある」にしても、少しでも慣れない味や慣れない食感だと
 不安感から食べることが出来ないと考えることができます。
 
 「いつもと同じにこだわる」のも、その方が安心だから。

 それほど不安感が強い、または安心感を強く求めていると考えられます。

 その考え方のもと、うちの孫の場合は安心感を与えることで、
 発達障害傾向が改善し、健全な発達を促すことができました。
 
 これはどんなメカニズムなのかと言いますと、


  安心する

    ↓

  元気が出る

    ↓
 
  前向きな気持ちになる
  (勇気が出る。チャレンジしてみる)


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 発達するとは今まではできなかった新しいことが出来るようになるということです。
 そのためには新しいことにチャレンジする前向きな意欲、勇気が必要です。
 その意欲、勇気が出るためには「安心感」が必要だということです。

 発達は新しいことにチャレンジする中で獲得されていく。

 私は孫が公園で様々な遊具に挑戦する姿を見ていてそう感じました。

 だからこそ、それを支える「安心感」が発達には不可欠なのです。

 では、どうしたらその安心感が与えられるか?

 その答えが2番、3番、4番、5番ですね。


 2、わがままやこだわりを受け入れる
 
 わがままに見えることやこだわりにもその子なりの理由があります。「ま、いっかー」と許し、受け入れることで子どもは安心します。
 その子に合わすことで癇癪やパニックはぐっと減りますし、親も随分楽になります。
   
 3、直そうとしたり、出来るようにと頑張り過ぎない
 
 直そうとしたり、出来るようにと親が努力することは子どもにとってはずっとダメ出しをされているようなもの。「ありのままのその子」を理解し受容する姿勢がその子に自信を与え発達を支えます。その子に今必要なのは「良き理解者」と「良き親子関係」です。
  
 4、叱らない。「ダメ!」など否定語を使わない
 
 発達障害傾向のある子は叱られることが大の苦手です。「ダメ!」の代わりに「ちょっと待って」と優しく声をかけて問題行動の裏にあるその子の思いを聞いてあげて下さい。「そういう時にはこうしてごらん」と代替行為を教えてあげることも大事です。

 5、子どもの自己成長力を信頼する
 
 最も大切なのはその子の成長しようとする意欲です。上記の4つの「良い関わり」と「信じて待つ」ことでその意欲は引き出されます。その子の内なる自己成長力こそが改善の原動力です。それを信頼しそれに任せることは、その力を最大限に助けることです。



 それぞれについて事例等をあげながら詳しく説明していきました。


 その中で発達障害の子は「ホームステイしている外国人留学生」だと思うとよく理解できるとお話ししました。
 
 外国人留学生ですから日本語でバーっと説明されてもわかりにくいんですね。
 でも絵とか図であれば世界共通ですからよく理解できます。
 だから何かを教えたりするときは絵や図を使ったりしながら、 
 ゆっくりわかるように説明し、指示は短く簡単にすることが大事です。

 また日本の食べ物に対してまだ慣れていないわけですから、
 本人が安心して食べられるものだけにしてあげればいいわけです。

 外国人留学生が早く日本に馴染むためには、
 自分のことを理解してくれる信頼できる人が
 日本のことを親切に教えてくれたら
 それが一番早く日本に馴染めることになるでしょ。

 発達障害児も同じです。

 その理解してくれる信頼できる人に親がなることが大切です。

 それは親であることが望ましいけれども、
 療育の先生でもいいし、家庭教師の先生でもいいわけです。

 発達障害のある子にとって理解者がいるか、いないかというのは彼らの健全な発達や才能の開花にとって非常に重要です。


 
 続きはこちら→
 第49回ペアレントセミナー「発達障害傾向を改善する5つの接し方」ありがとう<後編>



 
posted by 長谷川 at 13:58| Comment(0) | ペアレントセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする