2017年08月18日

第46回ペアレントセミナー「子どもの問題にどう向き合えばいいか」のお知らせ 10月1日(日)午後2時20分〜


     第46回 ペアレントセミナー
  「子どもの問題にどう向き合えばいいか」

     〜 発達障害、不登校、いじめ、反抗期、進学問題 〜
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    (平成29年7月9日 第45回ペアレントセミナーの様子)

 子どもを持てば悩みや不安はつきものです。
 親はその悩みや不安とどう向き合い、どう乗り越えていくかが問われています。親も子どもの問題を通して人間として成長していくのでしょう

「子どもを変えようとするのではなく、子どもや問題への見方を変える」

 そうして問題への見方や子どもへの関わり方が変わることによって子どもも変わり、結果として問題は解消していきます。
 今回のペアレントセミナーは子どもの問題について親としてどう向き合へばいいのか。どのように向き合うことが親の精神的成長につながり解決につながっていくのかをわかりやすくお話ししていきます。  



      < 第46回 概要 >
  
  参加費)1000円(高校生以下無料
  参加資格)どなたでも参加出来ます。
  日時)10月 1日 (日曜日)
     PM 2:20〜3:50(開場 2:00)
  場所)加古川総合庁舎1階「かこむ」 講座研修室
  主催)家庭教師システム学院
  問合せ)079(422)8028
  *加古川総合庁舎駐車場3時間無料


 
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2017年08月11日

大人のうつ、子どもの不登校

 
 最近、「うつ」になる人が増えてきているように思うのですが、
 皆さんの周りでも「うつ」になられた方がおられるのではないでしょうか。

 僕の周りでも4人ほど「うつ」に。
 一人は介護職。
 一人は建築・土木関係の営業。
 一人はシステムエンジニア。
 一人は化粧品メーカーの営業。

 だいたいが日・祝も休めない過重労働だったり、ストレス過多の職場だったり。
 求められることが多すぎて、それに応えられない自分を責めたり、情けなく思ったり・・。
 「うつ」は真面目で責任感が強く、人のことを考える優しい人がなる病気です。

 思えば今の子どもたちも昔の子どもと比べたら相当忙しくストレスフルな環境で過ごしているのかもしれません。
 習い事は今や5つ6つは当たり前。
 1週間のうち塾や習い事がない日が1日か2日しかないなんてザラです。
 中学生になれば部活があって、土日祝日も練習か試合です。
 もちろん塾にも通っていて、そこでたんまりと宿題を出されて・・。
 学校でも宿題、テスト、提出物。
 クラスや部活の人間関係にも気を使う。
 目立ちすぎないように、いじめられないように。
 子どもは学校で親が思っている以上に気をつかっています。
 昔にはなかったSNSもありますしね。
 その上、親からも先生からも「勉強、勉強」「受験、受験」。

 考えたら子どもも過重労働、ストレスフルな環境に置かれているのかも。

 ゲームばっかりしていると言われるけれど、
 お母さんだって1日3時間くらいはテレビを見てるわけで。
 子どもだって24時間のうち3時間くらいは好きなことをしても、
 許されるように思うのですが、どうでしょうか?

 以前、不登校の中学生を教えていた時、その子が言っていました。
 「お弁当の時間に誰かが何かを言った時、面白くもないのに笑わなければならないのが苦痛。」
 
 それほど友達に気をつかっていたから不登校になったのだなあとその時思いました。

 その子の個性やその子の能力(キャパシティー)とは関係なく、一律に宿題が出され、それをこなすことが求められます。
 
 いま本当に子どもたちはたくさんのことが求められています。
 そしてそれに応えらえない自分を責めたり、情けなく思ったり・・。
 もうこれ以上耐えられないと不登校になるのではないでしょうか。
 それは大人がこれ以上無理と「うつ」になるように。

 不登校は真面目で責任感が強く、人のことを考える優しい子がなるものです。

 子どもは「うつ」になる代わりに不登校になっているのかもしれません。

 もし、辛くても苦しくても、我慢して学校に行き続けたら子どもはきっと原因不明の身体の不調を訴えるようになるでしょう。不登校はそうならないための安全弁みたいなものかもしれません。

 大人の「うつ」は、長期の休暇のあと職場復帰しますが、大抵は部署替えになります。もしくは退職し転職することになるでしょう。なぜならうつ病になる前の職場に戻せば、うつ病が再発する恐れが高いからです。

 子どもの不登校がなぜ長引くのかもこのあたりに問題があるのかもしれません。

 ただ元に戻そうとするばかりではなく環境を変えてあげる配慮が必要なのでしょう。

 その証拠に、中学生の時に不登校だった子でも、高校からは楽しく通っている子がたくさんいます。

 環境が変われば、頑張れる子はたくさんいるし、
 もし、いま中学校で不登校であったとしても、
 家庭教師とかで学力さえつけておけば
 「高校はちゃんと通えて大学も行きました」
 なんてことになることはよくあることです。


 
 
 
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2017年08月03日

10月21日(土)午後2時過ぎから加古川市民会館で講演します


 10月21日(土)午後2時過ぎから加古川市民会館で70分ほど講演します。

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 テーマは「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方」

 主催は加古川市青少年育成連絡協議会、加古川市教育委員会です。参加費は無料です。一時保育あり(要予約)

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 加古川市外や兵庫県外の一般の方も参加可能できますので是非来てください。

 またポスターが出来上がりましたらブログにアップしますね。

 
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2017年07月28日

不登校は子どもから親へ出された問題

 
 今年の4月から始めました「長谷川満の見方が変わる相談室」。
 たくさんの方からご相談を受けております。
 不登校、発達障害、親子関係・・。

 例えばお子さんの不登校でお悩みになられているお母さんが相談に来られた場合、
 そこに至った経緯など詳しくお話ししてくださいます。
 重要な情報も多いのでじっくりお話しを伺います。
 一通りお話しになられて一段落着きましたら
 今度はお聞きになられたいことや不安に思われていることをお尋ねします。
 (*以下の会話は実際のものではなく、典型的な会話の代表例です。)

 「今、お尋ねになりたいことやご不安に思われることがありましたら、遠慮なくおっしゃってください。」

 「どうしたら学校に行くようになるでしょうか?」

 「今までも散々親子で話しもされたでしょうし、無理やり起こしたりされたこともあったでしょう。
 色々とやってみたけれどダメだった・・。
 それはつまり今までのやり方、説得したり、怒ったり、時には騙したり、脅したり、そういうものは全部解決には繋がらないということです。
 そういう強制的な『押し』の手は不登校には逆効果です。
 では、どうすればいいのか?
 押してもダメなら引いてみな、です。
 押して開かない扉でも引いたら開くかもしれません。」

 「引くとは?」

 「『押す』は行け行けでしょ。『引く』は行かなくてもいいよ、です。
  だから『引く』とは、今学校に行くのがしんどいのであれば無理に行かなくてもいいよ。気持ちが前向きになるまでゆっくり家にいたらいいよ。と心から言ってあげることです。」

 「そんなこと言ったら、安心してしまってかえって学校に行かなくなってしまうんじゃないでしょうか。」

 「子どもが安心してしまって、不登校が常態化してしまわないか不安に思われるんですね。そのお気持ちはよ〜くわかります。
 でも不安ということであれば、子どもも学校に対して不安な気持ちがあるから不登校になっているわけで、今あなたがお子さんの不登校で不安になられているようにお子さんもすごく不安や怖れがあると思うんです。
 それで『学校に行け、行け』と言うことに対してあなたは不安を感じないけれど、言われる子どもは不安になりますよね。行きたくないわけですから。
 逆に『学校に行かなくていいよ』ということに対してあなたは不安を感じるけれど、言われる子どもは安心しますよね。親は自分の気持ちを理解してくれいるんだ、尊重してくれているんだ。だから無理に学校に行かされることはないんだ、と。
 子どもの不安を取り除いてやる方を取るか、それとも自分の不安を取り除く方を取るか?」

 「う〜ん・・。」

 「不登校の問題にしろ、非行やその他の問題にしろ、子どもが親の愛情を確かめているようなところもあるんですね、こんな僕でも愛してくれるんかみたいなね。親が試されていると言ってもいいかもしれません。」

 「そうなんですか?」

 「そういう見方もできるんじゃないでしょうか。だからこの不登校という問題はお子さんから出題されたあなたの問題と捉えることもできますね。」

 「う〜ん・・。つまり親の方が問われているということですか?」

 「その通りです。こんな不登校の僕でも愛してくれるの?
 こんなダメな僕でも、こんな弱い僕でも愛してくれるのか?
 という問いを子どもから投げかけられていると見ることもできるということです。
 もし、そうだとしたら・・、
 どうお答えになられますか?」

 「ああ、それだったら・・、逆の答えばかりしていました・・。」

 「それが普通です。誰だって子どもが不登校になったら、学校に行かせようとするでしょう。
 そのこと自身は何も問題ではありません。
 だから今までの自分を責めることはありません。
 しかし、その解き方では不登校は解決しないということです。
 解き方が間違っていたことに気づけたからそれでいいんです。
 そして今新たな視点から違う解き方が見えてきたということです。」

 「それが『学校に行かなくていいよ』と子どもを安心させる、ということですか?」

 「そうです。そう言ってあげられますか?」

 「そう言ったら、子どもはもう学校に行かなくていいんだと安心してしまいませんか?」

 「やっぱりそれが心配ですか?」

 「はい・・。」

 「いいんですよ。みなさん、この言葉をお子さんにかけられるようになるまで相当時間がかかりますから。
 覚悟もいりますしね。それだけの覚悟を持って発せられて初めて意味を持つ言葉ですから、それでいいんです。
 それだけの重みのある言葉だからこそ、きっと伝わるものがあるんだと思います。
 じゃあ、これは宿題にしましょう。一度自分なりに考えてみてください。
 そしてまた2週間後でも1ヶ月後でも来てください。
 その時にまたご相談しましょう。」

 「わかりました。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こんな感じでお話しさせていただいています。
 
 みなさん、子どもの問題で悩まれている場合「どうしたら今の子どもを変えられますか?」という視点でお考えです。
 でも、他人は変えられません。
 子どもを変えよう変えようと苦闘している限り、悩み続けなければなりません。
 子どもの問題としている限り、親子共々苦しみ続けなければなりません。
 そこで視点を変えて、これは自分が問われているんだと捉えてみる。
 そうすると、問題はまた違って見えてくるのです。
 
 「こんな僕でも愛してくれるのか?」
 「こんなダメな僕でもいいんか?」

 それはまるで『美女と野獣』の物語のようです。
 主人公のベルが死に瀕した野獣に真実のキスをした時、魔法は解け、野獣は王子様へと姿を変えます。

 さあ、これは果たして物語の中だけのお話なのでしょうか。

 決してそんなことはありません。


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2017年07月25日

第3回参加型パネルトーク「子どもを幸せに育てる10のルール」のお知らせ


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 「子どもを幸せに育てる10のルール」について、
 みなさんの意見や質問、また子育てに関する悩みについて
 4人のパネラーがお答えします。

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     < 子どもを幸せに育てる10のルール >

 1、10歳までは寝る前に「大好き」とハグしてあげて下さい。

 2、好き嫌いは無理に直そうとしないで下さい。それは小さなことです。

 3、急かさないであげて下さい。待つことは愛情です。

 4、子どもの話に耳と心を傾けてあげて下さい。聴くことも愛情です。

 5、そのままを愛してあげて下さい。自信はそこから生まれます。

 6、勉強を強制しないで下さい。強制されると嫌いになってしまいます。

 7、習い事は2つまで。やめたいと言い出したらやめさせてあげて下さい。

 8、甘えさせてあげて下さい。十分に甘えられた子が自立できるのです。

 9、子どもの喜びを一緒に喜んであげて下さい。

10、幸せなお母さんでいて下さい。幸せな親が幸せな子どもを育てます。


 
 <前回参加された方の感想>

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 日時)2017年9月3日(日) 14:00~15:30
 場所)加古川ウエルネスパーク セミナールーム
 参加費)1000円
 
 
[ここに地図が表示されます]

 

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2017年07月23日

安心、愛情、ありのまま、3つの「あ」が子どもの発達を助ける


うちのめいちゃん。

 うちのめいちゃんと言っても、一緒には住んでいません。

 めいちゃんは娘夫婦と一緒に暮らしています。

 僕にとっては初孫。

 現在、3歳半の女の子です。

 めいちゃんはこの暑い時期にもかかわらず、半袖Tシャツの下には黒い長袖のシャツを着ます。
 ほぼ毎日着る服は同じです。

 服に対して強いこだわりがあります。

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 偏食もあります。

 偏食はありますがいたって元気です。

 おむつはまだ取れそうな気配はありません。

 言葉は2語文は喋りますが、他の子と比べるとちょっと遅いかな。


 心配しだせば、いくらでも心配なことはあるでしょう。


 でも僕も娘もあまり心配していません。

 めいちゃんの可愛さを満喫し、幸せな気持ちで毎日暮らしています。

 そのままに愛され、可愛がられ

 めいちゃんはとっても幸せな子どもです。

 そして周りを幸せにしてくれる子どもです。

 めいちゃんが僕たち娘たちにプレゼントしてくれている「幸せ」や「可愛さ」や「喜び」をたくさん受け取っています。

 めいちゃんは幸せを運んでくれる天使みたいなものです。



 僕も娘もめいちゃんの服へのこだわりや偏食を直そうとは考えていません。
 無理におむつを外そうとも思っていませんし、
 もっと言葉をしゃべれるようにと特別な努力もしていません。

 めいちゃんはめいちゃんが着たいものを着ればいいし、食べたいものを食べればいいし、食べたくないものは食べなくていいのです。

 なぜか?

 めいちゃんに安心してほしいからです。

 安心して、幸せや愛情をいっぱい感じてもらいたいと思っています。

 それがめいちゃんにとって一番幸せで、一番発達を助けると考えています。



 安心・愛情・ありのまま


それら3つの「あ」が揃ったとき、自己成長力は最も活発に働くのです。



 
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2017年07月21日

効率的な夏休みの宿題の進め方についてネットニュースに記事を書きました


 ネットニュースに楽しく効率的な夏休みの宿題の進め方について書かせていただきました。

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 < 記事一部抜粋 >

 夏休みの宿題をお父さんお母さんが大いに手伝ってあげるのもアリです。
 宿題を一緒にやってあげることによって作文の書き方やポスターの描き方もお父さんやお母さんから学べるし、完成した喜びも一緒に味わえます。
 そういうことを通して親子の時間を楽しむのもいいんじゃないでしょうか。
 その時ダメ出ししたり、親が熱心になるあまり子どもの宿題を取ってしまわないように気をつけてください。

 勉強の宿題については、子ども任せにしつつも終わった分については答えがあっているかどうか見てあげて、間違っていればそこの部分だけ教えてあげると効率的に弱点強化が出来ます。
 ただし、親もいつまでも勉強を見てあげられるわけではないので、中学生以降は本当に子どもに任せするしかありません。それはそれで良い意味で「親離れ、子離れ」になると考えて口を出さないように心がけましょう。

 中学生は夏休み明けに課題テストがありますので、あえて勉強の宿題を夏休み後半に残しておくのもひとつの手です。
 そうすることによって、夏休みの宿題をこなしながら、それが課題テストの勉強にもなっているので一石二鳥です。


 ライブドアニュースはこちら→http://news.livedoor.com/article/detail/13361648/

 エキサイトニュースはこちら→http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170720/Jijico_27517.html

 楽天ニュースはこちら→https://news.infoseek.co.jp/article/jijico_27517/

 JIJICOはこちら→https://asqmii.com/jijico/2017/07/20/articles27517.html


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2017年07月12日

第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育て方」 ありがとう<後編>


 前編からお読みになりたい方はこちら→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/451678877.html


 子どものコミュニケーション能力と家庭環境は非常に密接に関わっています。

 それでは家族内の人間関係がどうしてうまく行きづらいのかを具体例をもとに見ていきます。

 これは20代の拒食症の女性Aさんと心理カウンセラーの会話です。

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 Aさん「母は私のことなんて何もわかろうとしてくれないんです。」
 
 カウンセラー「どうしてそう思うんですか?」

 Aさん「昨日、母とスーパーに行ったとき勇気を振り絞って『今日は魚に挑戦してみようかな』て言ったんです。そうしたら母はそこにあった一番大きい魚をポーンってカゴに放り込んだんです。私恐ろしくて体が震えてきました。それなのに母は『さあ、ぐずぐずしないで、帰りましょ』て言ったんです。」

 カウンセラー「お母さんは、あなたが魚を食べるということがどんなに勇気がいることかって分かっていらしたんですか?」

 Aさん「それは絶対わかっていたと思います。」

 カウンセラー「そう言葉で伝えたんですか?」

 Aさん「言葉では言ってませんが、それは今までの様子からわかることでしょう。」


   <わかっているはずだという前提>
 これが家庭内コミュニケーションがうまくいかない原因の一つです。言葉でちゃんと伝えないと「自分の思い」は伝わりません。

 
 カウンセラー「大きい魚にショックを受けられたんですよね。それは言葉に出して抗議されたんですか?」

 Aさん「いいえ・・、言葉では・・。でも体が震えていたし、涙も出てきましたし・・その場から私一歩も動こうとしませんでした。それで私の抗議の気持ちは伝わったはずです。」


   <態度による意思表示>
 言葉にして伝えないことには何に対して怒っているのかは相手に伝わりません。そこから誤解や気持ちのすれ違いが生まれます。
 

 カウンセラー「その場では何も言わなかったんですか?」

 Aさん「いえ、母に『そんなに早く帰りたいならお母さんだけ先に帰ったら』と・・」


   <間接的な言い回し>
 自分の気持ちを直接的にはっきりと伝えることが大切です。間接的な言い方では相手にはちゃんと伝わりません。


 カウンセラー「そう言ったらお母さんはなんとおっしゃったんですか?」

 Aさん「なんで不機嫌になってるの?・・って。」

 カウンセラー「それでちゃんと理由を言われたんですか?」

 Aさん「いいえ、その一言で力が抜けてしまって・・。もうこの人には何を説明しても無駄だってそう思いました。それからは口をきいていません。」


   <沈黙による拒絶>
 これが一番問題です。夫婦喧嘩の後によくやりがちですが、これは一番やってはいけないことです。


 カウンセラー「何を説明しても無駄だって言う前に、まだ一言も言葉では説明されていないと思うのですが・・。」

 Aさん「でも、母は初めから私の気持ちを理解しようなんて気がないんです。」

 カウンセラー「どうしてそう言い切れるんですか?」

 Aさん「そうに決まっています。」


   <「きっとそうだ」という強い思い込み>
 勝手に相手の気持ちを「こうだ」と決めつけてしまうことはよくあることです。でも本当にそうでしょうか。


 この後、Aさんはカウンセラーの助言に従ってお母さんにその時の気持ちを手紙に書いて渡されました。
 お母さんはその手紙を読まれた後
 「魚を食べるって言ってくれてとても嬉しかったんだけど、あまりはしゃぐとプレッシャーになると思って、
 できるだけ自然に振舞おうとして目の前にあった魚を手にとってカゴに放り込んでしまった。
 気が変わらないうちに早くその場から離れないと「今日はやめとく」て言い出されないか心配で『ぐずぐずしないで』と言ってしまった。」
 とお話しされたそうです。

 
 こうして見ていきますと言葉にして伝えるべきところを言葉にしてなかったり、態度でわからそうとしてみたり・・。
 また、自分の思い込みから相手のことを決めつけてみたり・・。これも言葉でコミュニケーションをとるようにすれば誤解や行き違いも防げるはずです。
 もし思い当たることがあれば、今日からは言葉で素直に自分の思いを伝えるようにし、また相手のことも決めつけたりせず直接その気持ちを聞くように心がけましょう。


 そのあと過食症の女性の方が書かれた「みずいろのこびん」という絵本を読みました。

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 そのお話の主人公の男の子は、本当の気持ちを心の中の「みずいろのこびん」に押し込んで、友達の前でもお母さんの前でもいい子を演じてしまいます。そして心が苦しくなったら手当たり次第に食べ物を食べてしまいます。食べている間は嫌なことを忘れられるからです。
 絵本の中でその気持ちがこんな風に表現されています。

 僕は僕の気持ちより、みんなが僕のことをどう思っているのかの方が大切なんだ。

 そして最後は自分の心の叫びとしてこんな言葉で締めくくられています。

 僕は僕のままでいいんだ。
 僕は僕の気持ちのままでいたい。



 絵本を読んだ後、いきものがかりの「なくもんか」を聞いてもらいました。

 


 みなさん、心理的な健康ってどうやって測るかご存知ですか?
 心理的な健康度は「自己一致」度で測ります。

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 自己には、あるがままの自分<現実自己>と、あるべき自分<理想自己>と、見せている自分<演出自己>があります。

 <理想自己>や<演出自己>は普通、<現実自己>から少しずれているのですが、そのギャップがあまりにも大きくなりすぎると心が病んでしまいます。

 つまり自分に対する不満が大き過ぎたり、自分が大キライであったり、自分の本音とは違う態度をとることが常態化してしまったりすると心理的には病む方向に行きます。

 逆にそのままの自分でいることに恐れがなく、ありのままの自分に満足し、自分のことが好きだと思えていれば心理的には健康だということです。

 社会に生きている以上、多少は<理想自己>の仮面も<演出自己>の仮面も必要でしょう。
 問題は<現実自己>とのギャップの度合いです。
 それが開きすぎると心の中に葛藤が起こります。
 あるべき自分になれない自分を責めたりして心が苦しくなります。
 そして心が疲れてきます。

 では、どうすればいいのか?

 <理想自己>や<演出自己>をやめる方向に持って行く。
 
 どのようにして?

 まずは「人に認められようとすることをやめる」ことが大事です。
 何かを決断する時、Aは本当に自分がしたいこと、Bは世間から良いとされていることがあるとしたら、Aを積極的に選ぶようにするということです。人の目を気にせず、自分のやりたいこと好きなことを優先して生きるということです。

 もう一つは「あるがままの自分はバレていることを自覚してフリをしない」ことです。
 普通のフリ、いい人のフリ、幸せなフリ、そんなフリをしないということです。
 そんフリしたって無駄なんです。周りの人には全部バレているのです。

 そうして心の葛藤が止めば、そこから人間的な成長が始まります。
 それまでは心のエネルギーが葛藤に浪費されていたけれど、葛藤が止めば心のエネルギーは人間的成長へと向かいます。

 人間的成長とは・・いろんな角度からものが見れるようになり、いろんな人の思いが理解できるようになり、いろんなことを受け入れられるようになります。つまり寛容になります。また、小さなことや当たり前のことにも感謝できるようになります。より幸せが感じられるようになります。成長すればするほど謙虚になって人や出来事から学ぼうとするようになります。結果さらに人間的に成長します。まとめますと「寛容」「感謝」「謙虚」「学ぶ姿勢」がより大きく、より深くなるということです。(あくまでも私の個人的見解です)
 

 講義の最後にいきものがかりの「なくもんか」の曲に乗せてお一人おひとりそれぞれ違う詩をプレゼントしました。

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 日曜日にも関わらず、ペアレントセミナーに参加してくださってありがとうございます。
 また次回ペアレントセミナーでお会い出来ることを楽しみにしています。

 次回ペアレントセミナーは10月1日(日)午後2時20分〜4時です。
 



posted by 長谷川 at 13:50| Comment(0) | 講演・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月10日

第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育て方」 ありがとう <前編>


 昨日7月9日(日)は第45回ペアレントセミナーがありました。

 テーマは「コミュニケーション能力の育て方」

 約17名の方が参加してくださいました。

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 まずは皆さんにコミュニケーション能力診断テストを受けてもらいました。

    コミュニケーション能力診断テスト    

 * どちらとも言えない場合は真ん中の・に○をつけて下さい

1、  思っていることは素直に口に出す ( YES ・ NO )
2、  悩みがあればすぐに相談する ( YES ・ NO )
3、  感情を表に出す方である ( YES ・ NO )
4、  見栄を張らない ( YES ・ NO )
5、  ありのままに自分を出す方である ( YES ・ NO )
6、  相手の身になって考える ( YES ・ NO )
7、  よく人から悩みを相談される ( YES ・ NO )
8、  共感性がある方である ( YES ・ NO )
9、  「わかるわー」と深くうなずくことが多い ( YES ・ NO )
10、 感動しやすい ( YES ・ NO )
11、 楽天的である ( YES ・ NO )
12、 よく笑う ( YES ・ NO )
13、 人の目をあまり気にしない ( YES ・ NO )
14、 人を信用している ( YES ・ NO )
15、 気さくな方である ( YES ・ NO )
16、 人の長所によく気がつく ( YES ・ NO )
17、 尊敬している友人がいる ( YES ・ NO )
18、 プラス思考である ( YES ・ NO )
19、 周りの人に感謝している ( YES ・ NO )
20、 いつも機嫌はいい方である ( YES ・ NO )
21、 自分の間違いは素直に受け入れる方である ( YES ・ NO )
22、 意見が対立しても「勝ち負け」にこだわらない ( YES ・ NO )
23、 自分の考えだけで物事を決めつけない ( YES ・ NO )
24、 あまり腹が立たない ( YES ・ NO )
25、 人の失敗や間違いは許す方である ( YES ・ NO )
26、 自分からよくあいさつをする ( YES ・ NO )
27、 人と会話するのが楽しい ( YES ・ NO )
28、 会話中、身ぶり手ぶりが多い ( YES ・ NO )
29、 相手の顔を見て話をする ( YES ・ NO )
30、 人をよくほめる ( YES ・ NO )





 その後、すぐに判定票をお配りして自己採点してもらいました。







  コミュニケーション能力診断テストの判定

YESが28個以上・・・コミュニケーションの達人
YESが23〜27個・・・コミュニケーション能力が高い
YESが17〜22個・・・コミュニケーション能力がある方
YESが12〜16個・・・普通
YESが6〜11個・・・もう少し心を開いてみよう
YESが5個以下・・・コミュニケーション能力に問題あり

自己開示性(1〜5の設問)・・・YESが3個以上あれば心が開いていてストレスがたまりにくい状態。YESが1個以下だと、あなたが何を望み、何を不満に思っているのか伝わっていません。遠慮したり我慢したりせずに思いを言葉で伝えるように心がけましょう。

共感性(6〜10の設問)・・・YESが3個以上あれば共感性は高いと言えます。周りの人はあなたに安心して心の内を語ってくれています。YESが1個以下だと、人とのつきあいが苦痛に。感動や体験を共有することで共感性を高めましょう。

気安さ(11〜15の設問)・・・YESが3個以上あれば、周りの人はあなたに気安さと安心感を持っています。本音も言いやすいし、あなたと一緒にいて楽しいと感じているでしょう。YESが1個以下だと、とっつきにくい印象を持たれているかもしれません。まずは笑顔で人に接することからはじめましょう。

プラス思向性(16〜20の設問)・・・YESが3個以上あれば、周りから喜ばれている人であると言えます。YESが1個以下だと、コミュニケーションは表面的なものになりがち。人の長所を積極的に見つけて、その人に教えてあげましょう。

寛容性(21〜25の設問)・・・YESが3個以上あれば、寛容なあなたに周りの人は心を開いています。プラス思向性や積極性が加われば理想のリーダーです。YESが1個以下だと摩擦が起きがちに。許す、受け入れる、理解することを心がけましょう。

積極性(26〜30の設問)・・・YESが3個以上あれば、人から明るい人と好感を持って見られています。プラス思向性が高ければ尚更です。YESが1個以下だと、嫌われていると人から誤解されがちで、自分も相手から嫌われていると誤解しがちです。
まずは自分から笑顔であいさつすることからはじめましょう。



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 ところで皆さん、何が子どもの幸せにつながるのでしょうか?

 アメリカのハーバード大学で75年間にわたって卒業生268人に対して毎年、健康診断、心理テスト、聞き取り調査を行い「人を幸せにするものは何か」という研究がなされていました。
 そして2009年に長きにわたる研究成果が発表されました。
 
 「何が人を幸せにするか」

 その答えは実にシンプルで誰もが納得するものでした。
 人を幸せにするもの、それは
 
 あたたかな人間関係

 だったのです。

 そしてそれは主観的な幸せ感だけでなく社会的、経済的に恵まれている人の割合もこの「あたたかな人間関係」を持っていると答えた人はそうでない人の3倍もありました。
 年収において890万円も高かったそうです。

 つまり子どもの幸せ、社会的自立とって最も大切なのは子どもが大きくなって周りの人々と「あたたかな人間関係」を作れるようになるということです。

 そういう意味では子どものコミュニケーション能力を育てるということは子どもが幸せに生きていくための土台を作っているということです。

 では次の資料をご覧ください。
 
   子どものコミュニケーション能力が育つ家庭環境


  1、 家庭であいさつが交わされている

  2、 家庭で楽しい会話が交わされている

  3、 子どもは話をきちんと聴いてもらえる(幼児は絵本を読んでもらえる)

  4、 子どもは気持ちや発言を否定されない

  5、 家族で遊びに行ったり等、共有体験が多い

  6、 親がありのままで正直である

  7、 親が不満や愚痴ばかりこぼしていない

  8、 親が寛容である(批判や押しつけが少ない)

  9、 大人同士が尊敬、感謝し合っている

  10、欠点や失敗を許し合う雰囲気がある



 
 後編につづく→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/451736828.html

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2017年07月07日

7月9日(日)は第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育て方」


 いよいよこの日曜日7月9日は第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育て方」があります。
 ご興味のある方は是非いらしてください。

 こんな自己診断テストもやります。

 20170707_224347.jpg

 
 詳しくはこちらをご覧ください。

 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/449908364.html



posted by 長谷川 at 22:54| Comment(0) | 講演・セミナーのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする