2017年06月24日

福井県小浜市立小浜第二中学校での講演会「自身と意欲を引き出す親子関係のつくり方」


 今日は午後から小浜市立小浜第二中学校で講演会がありました。

 テーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」

 約40名の保護者の方が参加してくださいました。

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 親が普段、子どもにかけている言葉ってどんな言葉でしょう?

 「早くしなさい」
 「もう宿題したの」
 「何べん言ったらわかるの」
 「いい加減にしなさい」

 実は親が子どもにかけている言葉の8割以上は、注意・命令・禁止・叱責なんですね。
 これでは子どもの自信や意欲は引き出せません。
 なぜなら、これらの言葉は上からの一方通行で対話になっていかないからなのです。
 自信や意欲を引き出そうと思ったらもっともっと子どもと対話しなくちゃ引き出せません。

 では、どうすれば子どもと対話できるのか?

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 子どもの考えや気持ちを聞こうとして問いかけるのです。
 そうすると対話が成立して、そういう対話の中で子どもが自分で答えを見つけていく。
 それは親が一方的に押し付けた意見ではなくて子ども自身が自分で考えて自分で出した結論ですから子どもの行動も変わる可能性大なんですね。

 それだけじゃなくていつもそういう風に子どもの意見を聞こうとして問いかけていると子どもは自分で考えるようになるし、自分で出した結論に責任を持つようになります。つまり子どもの主体性を育むことになるんですね。

 また頭ごなしに叱らずに子どもの気持ちや考えを理解しようとして問いかけることによって、その子に対する愛情やその子を尊重する姿勢を示すことになります。それが親子の信頼関係を築くことにもつながります。

 でも問いかけ方にもコツがあるのです。
 では資料を見てください。

 プラスの問いかけは子どもの考える力や主体性、意欲、能力を引き出します。
 マイナスの問いかけは子どものやる気をなくさせ、親子関係を悪くします。

    <子どもに対するプラスの問いかけ>

・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?
・ 何から始める?
・ どうしたら楽しく出来るかな?
・ 今すぐ出来ることって何かな?
・ どうしたの?何かあった?
・ どうしてかな?

    <子どもに対するマイナスの問いかけ>

・ なんで〜するの?
・ なんで〜しないの?
・ なんで〜したの?
・ もう宿題したの?
・ なんで怒らすの?
・ 何をしなければいけないの?
・ (悪い予想)になったら、どうするの?
・ どこを直さないといけないの?
・ ちゃんとしたの? わかってるの?
・ 何がいけないの?
・ 誰が悪いの?

 プラスの問いかけは子どもの考えや気持ちを聞こうとするもので、このように問いかけられると子どもは、自分は大切にされている、認められている、愛されていると感じます。このように感じるとき、子どもは自らの内に宿る『自己成長力』を発揮し、主体的・意欲的に物事に取り組んでいくようになります。



 マイナスの問いかけは「なんで〜」ばっかりやね。
 「なんで」と頭についたら後はろくな言葉が来ません。
 嘆く言葉か相手を責める言葉が続いてしまいます。
 問題はね、これらのマイナスの問いかけを無意識のうちにいっぱいしているということです。
 まずはそこを意識化する。
 意識化すると「なんで」と言いかけた時に止められます。
 まずは自分が子どもにかけている言葉を意識化してマイナスのものをプラスに変えていく。
 そうしてプラスの問いかけが子どもに自然にできるようになってきますとみなさん自身がプラス思考、ポジティブ思考に変わってきます。

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 ポジティブ思考とは何か?
 それは自分にもプラスの問いかけをし、自分を許し、自分に優しくし、自分の気持ちを大切にする思考です。

 ネガティブ思考とは何か?
 それは自分を許さず、自分を責め、自分を脅し、自分を不安にさせる思考です。
 それはそのまま子どもを許さず、子どもを責め、子どもを脅し、子どもを不安にさせる思考につながります。
 それは決して子どもを幸せにしません。
 今この思考を変えなければなりません。
 どのようにして?
 言葉を変えることによってです。
 思考は必ず言葉に表れます。
 言葉と思考は一対のものです。
 子育てには本音が出ます。
 子どもに言っている言葉の中に自分の本音、自分の思考が表れています。
 そこを変える。
 子どもにかける言葉を変えていく。
 そうするとポジティブ思考に変わるだけでなく、子どもとの関係が変わってきます。
 そして子どもとの関係が変わってくると子どもが変わってくるのです。


 そのようにお話ししました。

 講演の終わりに小田和正さんの「たしかなこと」の曲にのせて50種類のお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。

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 主催者様のご厚意で講演後、拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。
 参加者40名中30名以上の方が買って下さいました❗ありがとうございます。
 お陰様で参加者の皆さんとたくさんお話しし、交流することが出来ました。


 みなさん熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございました。
 もし今日参加された方で今このブログをご覧になられていましたら、講演の感想等コメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。



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2017年06月22日

兵庫県加古川市立別府町幼稚園での講演会「無為の子育て」


 今日は午前中、加古川市立別府町幼稚園で講演会がありました。
 ちょうど去年の同じ日(6月22日)にもここ別府町幼稚園で「子どもを幸せに育てる10のルール」というテーマで講演させてもらいました。
 こちらにその時の記事があります。
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/439286566.html

 今日の講演テーマは
 「無為の子育て 〜あなたのままで100点満点〜」

 聞いてくださるのは保護者の方約70名です。

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 今日は最初から資料をもとにお話ししていきました。

       無為の子育て    

   1、いい子にしようとしない
   (あなたでいい、あなたがいい)

   2、甘えを許し受け入れる
   (あなたもわたしもダメでいい)

   3、自然にお任せする
   (私には何もできません)

   4、愛や喜びや幸せを受け取る
   (私の許に生まれてくれてありがとう)

   5、自分のエゴに気づく
   (「あなたのため」は自分のため)

 無為の子育てとは「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し育てていく。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです。」


 
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 1、いい子にしようとしない
 (あなたでいい、あなたがいい)
 無為の子育てとは「いい子に、賢い子に、強い子に育てる子育て」ではありません。無為の子育てとは子どもを「幸せな子」に育てる子育てです。それはまた「幸せな親」になる子育てでもあります。
 でも、その方が自然にいい子に、賢い子に、強い子に育つんですけどね。
 
 ところで皆さん、何が子どもの幸せにつながるのでしょうか?
 実はハーバード大学で75年間にわたって卒業生268人に対して毎年、健康診断、心理テスト、聞き取り調査を行い、「人を幸せにするものは何か」という研究がなされていました。
 そして2009年、長きにわたる研究成果が発表されました。
 「何が人を幸せにするか?」
 その問いの答えは実にシンプルで誰もが納得するものでした。
 人を幸せにするもの。

 それは「あたたかな人間関係」だったのです。

 そしてそれは単に主観的な幸せ感だけでなく、この「あたたかな人間関係」を持っていると答えた人は、持っていないと答えた人よりも年収にして890万円も高かったそうです。
 つまり子どもの幸せ、子どもの社会的自立にとって最も大切なのは子どもが大きくなって周りの人々と「あたたかな人間関係」を作れるようになるということです。
 そして子どもが他の人々とそういうあたたかい人間関係を作る土台こそが「あたたかな親子関係」です。
 ですから皆さんがもし子どもさんの将来の幸せを願われるのなら、こう自分に問いかける必要があるのです。

 「どうすれば子どもとあたたかい親子関係を築けるだろうか?」

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 4、愛や喜びや幸せを受け取る
  (私の許に生まれてくれてありがとう)

 親になるとついつい、子どもに何をしてやれるか、何を身につけさせてやれるかと与えることばかりに目が行きがちですが、本当は子どもが生まれる時に持ってきてくれた愛や喜びや幸せを受け取ることの方が何倍も大切です。
 なぜか?

 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。

 ここで紹介したい文章があります。
 ある助産師が書かれた文章です。
 タイトルは「お母さんの宝物」。

そのお母さんは、出産予定日の前日に
胎動がないというので来院されました。
急いでエコーで調べたら、
すでに赤ちゃんの心臓は止まっていました。
(略)
普段なら私たち助産師は、
陣痛が5時間でも10時間でも、
ずっと付き合ってお母さんの腰をさすって、
「頑張りぃ。
 元気な赤ちゃんに会えるから頑張りぃ」
と励ましますが、
死産をするお母さんには
かける言葉がありません。
赤ちゃんが元気に生まれてきた時の
分娩室は賑やかですが、
死産のときは本当に静かです。
しーんとした中に、
お母さんの泣く声だけが響くんですよ。
そのお母さんは分娩室で胸に抱いた後、
「一晩抱っこして寝ていいですか」
と言いました。
明日にはお葬式をしないといけない。
せめて今晩一晩だけでも
抱っこしていたいというのです。
私たちは「いいですよ」と言って、
赤ちゃんにきれいな服を着せて、
お母さんの部屋に連れていきました。
その日の夜、看護師が様子を見に行くと、
お母さんは月明かりに照らされて
ベッドの上に座り、
子どもを抱いていました。
「大丈夫ですか」と声をかけると、
「いまね、
 この子におっぱいあげていたんですよ」
と答えました。
よく見ると、お母さんは
じわっと零れてくるお乳を指で掬って、
赤ちゃんの口元まで運んでいたのです。
死産であっても、胎盤が外れた瞬間に
ホルモンの働きでお乳が出始めます。
死産したお母さんの場合、
お乳が張らないような薬を飲ませて
止めますが、すぐには止まりません。
そのお母さんも、赤ちゃんを抱いていたら
じわっとお乳が滲んできたので、
それを飲ませようとしていたのです。
飲ませてあげたかったのでしょうね・・・
死産の子であっても、
お母さんにとって子どもは宝物なんです。
生きている子ならなおさらです。
一晩中泣きやまなかったりすると
「ああ、うるさいな」
と思うかもしれませんが、
それこそ母親にとって
最高に幸せなことなんですよ。
母親学級でこういう話をすると、
涙を流すお母さんがたくさんいます。
でも、その涙は浄化の涙で、
自分に授かった命を慈しもう
という気持ちに変わります。
「そんな辛い思いをしながら
 子どもを産む人がいるのなら
 私も頑張ろう」
「お乳を飲ませるのは幸せなことなんだな」
と前向きになって、
母性のスイッチが入るんですね。



 子どもを持てば色々と悩みも出てくるでしょう。
 でもそれらの悩みは子どもがいてくれるから生まれるんですね。
 悩みの裏側には子どもがいてくれる幸せがあります。
 悩みを通して今まではあたり前だと思っていたことが
 あたり前ではなくて有り難かったんだと気がつく。
 そうして私たち親も悩みを通して成長していってるのだと思います。
 今日皆さんに聞いていただく曲は「 You raise me up 」 という曲です。
 このタイトルは
 「あなたは私に力をくれる」
 「あなたは私に勇気をくれる」
 「あなたは私を育ててくれる」
 そういう意味です。
 この曲を私たちの子どもたちに捧げたいと思います。

 
 

 You raise me up
 Artist : Celtik Woman 和訳:はせがわみつる

When I am down and, oh, my soul, so weary
沈み込み、心が疲れているとき
When troubles come and my heart burdened be
困難があって、心が重く苦しいとき
Then I am still and wait here in the silence
そんなとき私はただ待つの、沈黙の中で
Until you come and sit awhile with me
あなたが私のそばにやってきてくれるまで

You raise me up, so I can stand on mountains
あなたは私に力をくれる、だから高い山も越えられる
You raise me up to walk on stormy seas
あなたは私に勇気をくれる、嵐の海だって渡ってみせる
I am strong when I am on your shoulders
私は強くなれるの、あなたがいてくれるなら
You raise me up to more than I can be
あなたは私に力をくれる、私がそう出来る以上に



 この曲の中のYouとは神様のことです。
 子どもって本当は神様かもしれませんね。
 子どもの笑顔であんなに幸せな気持ちになれるのは、
 それが神様の笑顔だからかもしれませんね。

  
 そのようにお話ししました。

 講演の終わりにお一人お一人にそれぞれ違う詩をプレゼントしました。

 みなさん大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございました。
 今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。
 

 こんなイベントもやっていますので、もしお時間がありましたら是非いらしてください。

 第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育てかた」
 7月9日(土)午後2時20分〜 
 場所:加古川総合庁舎1階「かこむ」講座研修室
 詳しくはこちらを
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/449908364.html
 
 
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2017年06月15日

中学3年生で7月から午後5時〜指導できる生徒さん募集。


 中学3年生は7月の総体が終われば、部活は終了。
 いよいよ本格的に受験勉強が始まります。

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 部活が終われば夕方の指導がOKになります。
 夜の指導時間は私も当学院の家庭教師の先生方もすでにいっぱいですが、夕方の時間であれば指導させていただけます。(どうしても夜でないと指導を受けられない生徒さんはご相談ください。)

 もし中学3年生のお子様をお持ちで家庭教師をお考えの方(加古川市・高砂市・加古郡在住)がおられましたら、お電話もしくはメールでお問い合わせください。(中3生でなくても夕方の指導を受けられる小中学生であれば可)

 < 指導方針 >
 まずはその子と仲良くなることから始めます。その子が好きなことを話題にして色々と教えてもらいます。
 勉強についてはその子にとって簡単な問題から始めて成功体験を数多く体験してもらいます。「わかった!できた!」という喜びや自信を意欲につなげていきます。
 宿題やテスト勉強を手伝って「よかった!助かった!ありがとう先生。」と信頼関係を築いていきます。
 その子にとって何でも相談できる先生になることで、その子とあたたかくて信頼し合える関係を築くことで、その子の意欲、向上心を引き出していきます。


 入会金 21,600円   
 月謝(月4回:1回90分)19,440円(税込)
 *その他諸費用はかかりません。


 <お問い合わせ>
 家庭教師システム学院
 (079)422−8028(10時〜19時:日祝休み)
 ksg@gc5.so-net.ne.jp



 
[ここに地図が表示されます]


 
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2017年06月14日

しつけとしてやってはいけない10のこと


 今から1年前、北海道で小学校2年生の男の子が行方不明になって、自衛隊の旧宿営地で無事保護された事件を覚えていられるでしょうか。

 男の子がキャンプ場で人や車に向かって石を投げたとかで、その罰としてお父さんがほんの一瞬だけ車から置き去りにしたすきに、行方不明になってしまったあの事件です。

 あの事件が起こった時、「しつけ」としてそこまでしてもいいものかどうか。
 親として子どもの「しつけ」はどうあるべきか。
 そんなこともワイドショーで話題になっていました。

 ちょうど1年前、ネットニュース(ライブドアニュース、楽天ニュース、JIJICOなど)にこの問題について書かせていただきました。

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 <しつけとしてやってはいけない10のこと>は、ほとんどの親御さんが無意識に普通にやられていることが多いんじゃないかと思います。
 
 これは
 「親は子どもよりも上である」
 「子どもは親に従うべきだ」
 「甘い親はダメだ」
 「子どもはその親のものである」
 「親には子どもを管理する義務がある」


 といった古い教育観やしつけ観が今も多くの親御さんたちに共有されているからだと思います。

 そこには無意識に「子どもは親のもの」「親が自由にしていい」という前提があるように感じます。

 そういった思いが自分にもあるかもしれないという自覚を持って「しつけ」というものを考えていかないと、体罰と同じで必ず行き過ぎを生んでしまうことになるでしょう。

 
 
 あと一つ付け加えておかなければならないことがあります。
 それは発達障害の子の問題です。
 もし子どもに発達障害傾向があって、悪さをしたり、困ったことをする場合、
 きつく叱らないように気をつけなければなりません。
 それをするとパニックになったり、問題を悪化させるだけでなく、
 叱られることばかりする自分はダメな人間だと自己否定感を強めてしまうからです。

 まずは落ち着いて「そうしてしまう」理由を聞いてあげてください。
 そしてどうすれば「そうしてしないで済むか」を一緒に考えてあげてください。
 代わりの方法を一緒に考えるのです。
 あなたの味方であること、あなたを理解したいと思っていること、
 あなたの気持ちを尊重した上で援助したいと思っていることを
 丁寧にゆっくりと、何度も根気強く伝えてあげてください。

 そうすることで困りごとは徐々になくなっていきます。
 大事なのは「安心させてあげること」「信頼させてあげること」です。

 これは発達障害の子にだけでなく、すべての子どもにおいても大切な姿勢であるように思います。

 

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2017年06月13日

子どもの問題で夫婦で意見が違ったら


 平成29年4月10日より開始しました『長谷川満の見方が変わる相談室』。

 不登校、発達障害、またはそれに対する学校への対応についてなどご相談に乗らせていただいております。

 子どもに問題が起こると夫婦で意見が違ったり、夫婦喧嘩になったりして二次的な問題が生まれてきます。

 本来協力して子どもの問題に当たらなければならないお父さんお母さんが、その意見の違いから仲違いしてさらに家庭内にストレスを作り出してしまっている。
 そんな悪循環に陥っているご家庭も多いように思います。

 そういう時に専門的な立場から「その場合はこうした方がいい」とはっきりと答えを聞けたなら、無用の争いもなくなりそれに向けて夫婦で協力していけるようになります。

 子どもの問題で夫婦喧嘩になっている方がおられましたら『長谷川満の見方が変わる相談室』に一度ご相談されてはどうでしょうか。

 夫婦で直接、ご相談に来られて「こういう場合はどうした方がいいでしょうか?」と尋ねていただいてもいいですし、遠方の方であればスマホのスピーカー機能を使ってご夫婦揃って電話でご相談に乗ることもできます。



    「長谷川満の見方が変わる相談室」
 
 事前にお電話で相談日時(土日可)の予約をお取りください。
 家庭教師システム学院(079)422−8028
 (受付時間:10時〜19時、日祝休み)
 e-mail : ksg@gc5.so-net.ne.jp
 相談料金:30分 3240円 10分延長ごとに1080円
 *電話相談も料金は同じです。(振込手数料はご負担ください)



 
[ここに地図が表示されます]


 
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2017年06月07日

兵庫県高砂市立北浜こども園での講演会「無為の子育て 〜あなたのままで100点満点〜」

 
 今日は午前中、高砂市立北浜こども園で講演会でした。
 テーマは
 「無為の子育て〜あなたのままで100点満点〜」
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 最初に一つの詩を紹介しました。

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 愛とは人の心を明るくするものです、人の心を暖かくするものです。
 その愛をあなたが私に持ってきてくれた。
 そんなふうに愛を伝えられたら素敵だなとの思いからこの詩が生まれました。


 さて、皆さん、あなたのお子さんは100点満点中何点ですか?

 頭の中で点数をつけてみてください。

 今、みなさんがお子さんにつけられた点数があなたの母親としての点数です。
 お子さんに50点をつけられたなら
 あなたは母親として50点です。

 今日、私がみなさんに提案させていただく「無為の子育て」とは
 今のそのままの我が子に100点満点をつける子育てです。

 ここで皆さんにお聞きいたします。

 お子さんを出産される前、
 「どうか無事に生まれてきてくれますように。
  どうか元気に生まれてきてくれますように。」
 と願われた方、手を挙げてください。

 (ほぼ全員の手が挙がる)

 では、お子さんが無事に生まれてきてくれて
 「あー、無事に生まれてきてくれた!』
 とそれだけで嬉しかった人、それだけで感謝した人、
 手を挙げてください。

 (ほぼ全員の手が挙がる)

 あの時みなさんは元気やったら100点と
 お子さんに100点満点をつけたんです。
 子どもが生まれたその時にちゃんとみなさんは
 元気やったら100点!と100点満点をつけられているんです。

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 子育ては何も難しいことはないのです。
 あの時のあの気持ちのまま育てたらいいんです。
 「元気が一番!元気やったらそれでいい!」と。
 子育ての悩みは「この子にはこうあって欲しい」「こうあって欲しくない」と子どもに求める心から生まれてきます。

 求心(ぐしん)止むところ即ち無事

 これは仏教の言葉です。

 求める心が止んだ時、そこにこそ本当の安心や幸せがあるという意味です。
 そうお話した後、「無為の子育て」の資料をもとに具体的に実例を挙げながら解説していきました。


       無為の子育て    

   1、いい子にしようとしない
   (あなたでいい、あなたがいい)

   2、甘えを許し受け入れる
   (あなたもわたしもダメでいい)

   3、自然にお任せする
   (私には何もできません)

   4、愛や喜びや幸せを受け取る
   (私の許に生まれてくれてありがとう)

   5、自分のエゴに気づく
   (「あなたのため」は自分のため)


 無為の子育てとは「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し育てていく。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです。」
 


 子どもを持てば色々と悩みも出てくるでしょう。
 でもそれらの悩みは子どもがいてくれるから生まれるんですね。
 悩みの裏側には子どもがいてくれる幸せがあります。
 悩みを通して今まではあたり前だと思っていたことが
 あたり前ではなくて有り難かったんだと気がつく。
 そうして私たち親も悩みを通して成長していってるのだと思います。
 今日皆さんに聞いていただく曲は「 You raise me up 」 という曲です。
 このタイトルは
 「あなたは私に力をくれる」
 「あなたは私に勇気をくれる」
 そういう意味です。
 この曲を私たちの子どもたちに捧げたいと思います。

 

     You raise me up
 Artist : Celtik Woman 和訳:はせがわみつる

When I am down and, oh, my soul, so weary
沈み込み、心が疲れているとき
When troubles come and my heart burdened be
困難があって、心が重く苦しいとき
Then I am still and wait here in the silence
そんなとき私はただ待つの、沈黙の中で
Until you come and sit awhile with me
あなたが私のそばにやってきてくれるまで

You raise me up, so I can stand on mountains
あなたは私に力をくれる、だから高い山も越えられる
You raise me up to walk on stormy seas
あなたは私に勇気をくれる、嵐の海だって渡ってみせる
I am strong when I am on your shoulders
私は強くなれるの、あなたがいてくれるなら
You raise me up to more than I can be
あなたは私に力をくれる、私がそう出来る以上に



 この曲の中のYouとは神様のことです。
 子どもって本当は神様かもしれませんね。
 子どもの笑顔であんなに幸せな気持ちになれるのは、
 それが神様の笑顔だからかもしれませんね。


 講演の終わりにキロロの「未来へ」の曲にのせて100種類のお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。
 講演後、園長先生のご好意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」(500税込)のサイン販売をさせていただきました。おかげさまで完売することができました。

 みなさん、大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございました。
 もし今日講演会に参加されてこのブログをご覧になられている方がございましたら、感想などコメントいただけるととても嬉しいです。
 またお会いできる日を楽しみにしています。


 
 また、ペアレントセミナーや参加型パネルトークもありますのでご興味のある方は是非おいでください。

 第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育て方」
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/449908364.html

 第2回参加型パネルトーク「子どもの心の声を聴く」
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/450451823.html


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2017年06月03日

ネットニュースに記事を書かせていただきました


ネットニュースに教育講演会でよくお話しする「自信とやる気を引き出すプラスの問いかけ」について書かせていただきました。
是非ご覧下さい。
http://jijico.mbp-japan.com/2017/06/03/articles23492.html




1年前の記事ですが、非常によく読まれている記事です。
「30代40代の娘から母への絶交宣言が急増中」
http://jijico.mbp-japan.com/2016/03/22/articles19511.html








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2017年06月02日

第2回参加型パネルトーク「子どもの心の声を聴く」7月2日(土)午後2時〜


  「自然の声を聴く」

  「身体の声を聴く」

  「子どもの心の声を聴く」

 聴こうとしなければ聞こえない声があります。
 自分の思いや願望、不安でいっぱいの心では、そういう声を聴くことはできません。

 子どもの話を最後までゆっくり聞いてみる。
 自然の中で鳥の鳴く声、川のせせらぎ、風の音に耳を傾けてみる。

 そういう心は、子どもの心も、人の心も、自分の心も、自然も大切にする心なんだと思います。

 僕は子どもの心をもっと丁寧に扱うこと、もっと大切に育てることが大事なんじゃないかと思っていて、それは自分の素直な気持ちを大切にすることや、日常生活や人生を丁寧に大切に生きることにもつながっているように思います。

 それぞれの方の子育ての悩みや相談を通して、私たちが今見落としている大切なものに気づける機会にしたいと思っています。


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 第2回参加型パネルトーク「子どもの心の声を聴く」

 7月2日(日)14時〜15時30分 *13時30分開場
 場所:加古川ウエルネスパーク セミナールーム
 参加費:1000円
 お問い合わせ:ほるぷ絵本館
 (079)429−5288
  holp@ehonkan.com


 
[ここに地図が表示されます]
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2017年05月31日

子どもって家庭教師でこんなに変わるんです 2 〜 中3男子がやる気になったのは・・ 〜


 昨日、指導している中3男子の中間テスト結果を見せてもらいました。

 5教科合計306点!

 よく頑張りました。

 指導を開始した1年生の頃は5科目合計で160点前後、

 あの頃と比べて点数はほぼ倍増。

 今では自分から勉強していい点数を取ってくれるようになりました。

 家庭教師として何も特別なことはしていません。

 ただ普通に宿題を手伝い、

 テスト勉強を手伝っただけです。

 100%彼が自分でやる気を出して、

 自分で勉強して、

 自分で5科目で300点以上取れるようになりました。



 そしてそれこそが最も尊い素晴らしい指導なのです。

 自画自賛になって申し訳ないのですが、

 一番理想の教育というのは、

 子ども自身が誰に言われなくても自分で気がついて、

 自分で修正して、自分で努力して、

 自分で成果を獲得していくことだと僕は考えています。

 そして子どもがそのように自ら努力するようになるためには

 そのための心理的環境(人的環境)が必要です。

 カウンセリングの創始者カール・ロジャーズは

 「人は誰でも周りの人から、関心を持たれている ・大切にされている ・認められている ・理解されている ・愛されていると感じる時に、自分の内にある『自己成長力』を発揮し、主体的・意欲的に物事に立ち向かっていくようになる。」

 と言っています。

 僕が家庭教師として彼に接するとき、まさにロジャーズの言葉通り、彼の関心のあることを話題にし、勉強を押し付けるのではなく、彼が「助かった」と感じられるように宿題やテスト勉強を手伝い、成功体験をたくさん積めるように指導し、よく褒め、よく聞き、よく共感しました。そして「先生は親の味方ではなく、君の味方やで」と態度と姿勢と言葉で伝え続けました。

 最初は、彼はなかなか心を開いてくれませんでしたが、ずーっとそのように接していると彼も「先生は味方や。僕を認めてくれている。助けてくれる。」と徐々に心を開いてくれるようになり、映画の話やゲームの話、将来の仕事の話、なんでも話してくれ、教えてくれるようになった頃には、自分から勉強するようになりました。

 子どもの自己成長力をいかに引き出すか。

 それに成功すれば、あとは子ども自身の力で成長・発展・進歩・向上していってくれます。

 そして自己成長力を引き出すカギこそが「あたたかくて信頼し合える関係」なのです。

それは家庭教師と生徒の間だけでなく、もちろん親子関係でも同じです。

 


 
 
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2017年05月29日

子どもって家庭教師でこんなに変わるんです


 先日、高校2年生の教え子の中間テストの一部が返ってきてました。
  
 世界史100点!

 英語84点!

 これらの科目は僕が指導している科目ではありません。

 つまり100%自分で「頑張ろう」と決めて努力して取った点数です。

 それが素晴らしい!

 思えばその子を担当したのは今からちょうど2年前の中3の6月でした。

 その時の彼は英語は中1の基礎から全くわかっていなかったし、
 
 数学に関しては中学校内容はもちろん小学校の分数・小数も危ない感じでした。


 その辺の経緯が2016年2月18日の記事『「先生、僕ゲーム売るわ」中3ゲーム大好き少年がゲーム機を売ろうと思った理由 続編』にこう書いてあります。


 僕が彼を受け持った当初、
 彼は宿題も全然しないし、勉強大嫌い、ゲーム大好きでした。
 そういう生徒に対して親も先生も「今の君のままじゃダメだ」と本人および本人の現状を否定する言動ばかりで関わってしまうため、この子にとって周りの大人は全部敵になってしまっている、それが一番の問題でした。

 教育というのは、親や先生と子どもとの間に「あたたかくて信頼し合える関係」がなくては成立しません。
 何かを教える、何かを伝えるためには太いパイプ(心のつながり)がないと伝えられません。
 心理カウンセリングにおいてもまずクライアントとラポール(心が開かれている信頼関係)がつくれなくてはカウンセリングが出来ないのと同じです。

 ところがA君は周りの大人からは「今のあなたじゃダメ」とず〜っと否定され続け、彼から見れば信頼できる大人は一人もいなかったのです。彼は大人不信になっていました。

 僕が指導において気をつけたのは


 1、彼と彼の話を否定しない。彼の気持ちを理解しようとする。

 2、悪い所ではなく良い所を見る。よい所を誉める。
 
 3、彼と共に考え、彼の立場に立って提案する。

 4、簡単な問題でわかる楽しさを体験してもらう。

 5、雑談も交え、楽しい雰囲気で勉強する。



 そんな指導を2ヶ月ほど続けていると、だんだんと信頼してもらえるようになって彼から色々な思いを聞かせてもらえるようになりました。
 彼も誰か信頼できる人に色々と悩みや不安を相談したかったのだと思います。


 勉強ができないことにコンプレックスを持っていること。
 友達に勉強で馬鹿にされて悔しかったこと。
 学校の授業を聞いても全然わからないこと。
 宿題もしなければと思うけれどまったくわからないこと。
 ある専門職公務員になりたい夢があること。
 そのためには学力をつけなければならないけれど不安なこと・・。


 それら1つ1つに共感し、理解していく。
 そうすると不思議なほど僕には素直な態度で接してくれるようになりました。
 何でも相談してくれるようになり、アドバイスもちゃんと聞いてくれるようになりました。

 「先生、僕、勉強しようと思うんやけれど、なかなか出来ない。
  ついゲームの方にいってしまう。
  どうしたらええやろ?」

 そんな相談もしてくれるようになりました。

 「みんな、そうなんちゃうかなあ・・。みんな一緒やで。
  ゲームあったらそっちの方にいってしまうのは。
  先生が前に教えてた子でな、ゲーム機売った子があったで。
  あったらゲームしてまうから。」

 そんなやりとりを去年の秋くらいから何回か繰り返していました。

 そして僕はよく彼にこう言ってました。

 「君は良い所いっぱいあるで。
  君はすごく素直やろ。素直な子は伸びるよ。絶対伸びる!
  そして夢があるやろ。
  そんな具体的ではっきりした夢持った君は
  本当に素晴らしいと思うよ。」
  
 そう言うと少し照れながらも、
 先生、俺、がんばるわ、絶対◯◯になるわ、
 なんかなれそうな気がしてきたわ。
 とやる気をみせてくれていました。

 そして1週間とはいえ自分でゲームを断って、見事志望校に合格した彼の口から出たのがあの言葉でした。

 「先生、僕ゲーム売るわ。」

 これは誰かが強制して言わせた言葉ではなく、
 彼自身がそうしようと決意して生まれた言葉です。

 教育とは矯正することではありません。
 子どもの中にある善性、意欲、向上心、能力を引き出すことが教育です。
 そしてそれを引き出すためには
 子どもとの間に太い心のパイプ、心理学用語でいうところのラポール、信頼関係がなければ何も教えることはできないし、何も伝えることはできません。

 子どもは自らの力で善くなっていく力、「自己成長力」を持っています。
 そしてその「自己成長力」が発揮されるような関係、あたたかくて信頼し合える関係、それを子どもとの間に築くこと。
 これは親にとっても先生にとっても一番大切なことであるように思います。



 この記事を書いてから1年と3ヶ月。
 彼は少しずつ自分から勉強するようになり、
 少しずつ学力をつけ、
 少しずつ順位を上げていきました。
 通知簿も見違えるほど良くなり、
 性格も見違えるほど明るくプラス思考になりました。
 
 (その辺の経緯も過去のブログに書いています)
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/442420917.html

 一番変わったのはマイナス思考からプラス思考になったことかもしれません。
 去年、彼が高校1年生の頃、
 学校がイヤで、同級生がイヤで、
 何もかもイヤに感じていた時、
 僕はこんな風にアドバイスしていました。

 「物事には何でもプラス面とマイナス面がある。
  マイナス面を見ればイヤにもなるし、不満にも思うし、面白んないし、疲れる。
  逆にプラス面を見ればありがたく思うし、感謝するし、楽しいし、頑張ろうと思う。
  どっちを見てもいいねんで。
  マイナス面ばっかり見て嘆いてもいいし、
  プラス面を見るように心がけて楽しく生きてもいい。

  君にイヤなことばかり言う奴もな、
  「すごい勉強になるわ」て
  褒めてみたらどうやろ?
  そいつがどんな反応するか面白いやん。

  この場面ではこいつ絶対こう言うわ、て予想してみたり。
  そのイヤな奴で遊んでみる、心の中で。
  そうしたらちょっと楽しめるかもよ。

  なんでもそうやけど自分次第やねん。
  面白くない、嫌い、て決めつけてしまわずに
  ああ、ここいいなあ、ここ面白いなあ、と
  いいとこ、面白いとこを自分で見つけ出したらいいんちゃう?」


 はじめはそれでも「先生、やっぱり面白くないわ。無理やわ。」て言ってたんですが、僕が相談にのっているうちに「こんな風にいいように思うようにしてるねん」というようになってきて今ではすっかりプラス思考になって、
 「先生、マイナス思考は疲れるなあ。マイナス思考の奴おるけど、しんどいやろなあって思うわ。」と言えるようになりました。

 彼がこうして僕のアドバイスを聞き入れてくれるのは、
 僕との間に信頼関係があるからだと感じています。

 そういう信頼関係を生徒との間に築くことができれば
 あとは子ども自らの力で良くなっていきます。

 でもその信頼関係を築くためには
 その子がどんな姿を現していようと
 その子の良さ、素晴らしさを見つけ出し、
 どんな時もその子の素晴らしさを信じ抜く気持ちが大切です。

 それは子どもの自己成長力を信頼するということです。
 

 
 

 
  
posted by 長谷川 at 18:30| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする