2018年01月18日

兵庫県高砂市立高砂こども園での講演会「無為の子育て 〜あなたのままで100点満点〜」


 今日2月18日(木)は高砂市立高砂こども園で講演会がありました。
 テーマは「無為の子育て 〜あなたのままで100点満点〜」
 聞いてくださるのは保護者の方約100名です。

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 最初に詩「あいってなあに?」を紹介しました。


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 愛とは人の心を明るくするものです。
 愛とは人の心を温かくするものです。
 その愛をあなたが私に持ってきてくれた。
 そんな風に幼い子ども達に愛を伝えられたら素敵だなあ
 という思いからこの詩が生まれました。



 
 無為とは、2500年前の中国の老子の言葉です。
 「はからうことなく、ありのままにそのままに、自然にお任せする」という意味です。
 ですから「無為の子育て」とは、強い子にしようとか賢い子にしようとか、そういうはからいを捨てて、あるがまま自然のままに子育てしていきましょうということです。
 あるがままですから、親である自分も「いい親」になろうとしない。
 いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、そのまま育てていく。
 それが一番楽だし、幸せだし、子どもが本来持っている意欲や能力も一番よく伸びるんですね。


      無為の子育て    

   1、いい子にしようとしない
   (あなたでいい、あなたがいい)

   2、甘えを許し受け入れる
   (あなたもわたしもダメでいい)

   3、自然にお任せする
   (私には何もできません)

   4、愛や喜びや幸せを受け取る
   (私の許に生まれてくれてありがとう)

   5、自分のエゴに気づく
   (「あなたのため」は自分のため)


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 無為の子育てとは、子どもを「幸せな子」に育てる子育てです。
 それは同時に「幸せな親」になる子育てでもあります。

 では、何が本当に子どもの将来を幸せなものにするのか?

 実はハーバード大学で75年間にわたって卒業生268人に対して、毎年健康診断、心理テスト、聞き取り調査を行い「人を幸せにするものは何か」という研究がされていました。
 そして2009年に長きにわたる研究成果が発表されました。
 
 「何が人を幸せにするか?」

 その問いの答えは実にシンプルで誰もが納得するものでした。

 人を幸せにするもの、

 それは、

 「あたたかな人間関係」だったのです。

 そしてそれは主観的な幸せ感だけでなく、社会的・経済的に恵まれている人の割合も「あたたかな人間関係」を持っていると答えた人はそうでない人の実に3倍もありました。年収において890万円も高かったそうです。

 つまり子どもの幸せ、子どもの社会的自立にとって最も大切なのは周りの人々と「あたたかな人間関係」を作れるようになるということです。そしてその土台となるものこそ「あたたかな親子関係」です。

 
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 ついつい親は子どもに何をしてやれるか、何を身につけさせてやれるかと与えることばかりに目が行きがちですが、本当は子どもが持ってきてくれた愛や喜びや幸せを「受け取る」ことの方が何倍も大事なんじゃないかと思うんです。
 なぜか?

 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
 
 「自分という存在は親に喜びを与える存在なんだ。親に幸せをもたらす存在なんだ。」
 子どもが何の疑いもなく心からそう思えること。

 それが「あたたかな親子関係」を築くということです。

 それは無為の子育て4番の「愛や喜びや幸せを受け取る」(私の許に生まれてくれてありがとう)に通じますね。

 ここで紹介したい詩があります。


 「あなたの子どもに生まれてきたわけ」

 いい親になる必要はありません
 子どもはそのままのあなたに愛されたいのです
 なぜなら
 そのままのあなたを愛しているから

 いい子にする必要はありません
 子どもはそのままの自分を愛されたいのです
 なぜなら
 それが愛するということだから

 そのためにあなたのもとに来てくれたのだから

                   by はせがわみつる



 子どもはあなたに「本当に愛するとはどういうことか」を教えるためにあなたの許に生まれてきてくれたのかもしれませんね。

 そして講演の終わりに「あなたにとってお子さんはどんな存在ですか。漢字一字で表してください。」と言ってみなさんに書いてもらいました。

 「 宝 」

 「 笑 」

 「 喜 」

 「 明 」

 「 陽 」

 「 鏡 」

 「 光 」


 そんな言葉が並びました。

 
 今みなさんが書いてくださった「宝」や「笑」や「喜」や「光」を子どもたちが持ってきてくれたんですね。
 そしてそれらは皆さんのすぐそばにあるということです。

 では、私の話はこの辺で終わりたいと思います。
 本日は誠にご清聴ありがとうございました。

 そうご挨拶した後、小田和正さんの曲「たしかなこと」にのせてお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。
 
 
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 みなさん大変熱心に聞いてくださいました。
 本当にありがとうございます。
 もし、今日の講演会に参加されてこのブログをご覧になられているのであれば、感想等コメント欄に書いていただけるととても嬉しいです。
 またお会い出来ることを楽しみにしています。



 こんなイベントもやっています。

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2018年01月15日

岩手県洋野町で講演会します


 2月3日(土)は岩手県洋野町で講演会をします。
 テーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」。
 下のチラシを全戸配布して広報してくださるとのこと。
 ありがたいです。

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posted by 長谷川 at 11:54| Comment(0) | 講演・セミナーのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月13日

第4回参加型パネルトークのお知らせ


 第4回参加型パネルトークのお知らせ

 2018年 2月11日(日)
 14:00〜15:30(開場13:30)
 加古川ウエルネスパーク セミナールーム


 この「参加型パネルトーク」はパネラーと参加者が一緒にテーマに沿って語り合うものです。
 時には参加者の子育てや発達障害、不登校などの悩みについてパネラーがお答えしたりしています。
 それぞれの悩みを聞き合うことで共感したり、気づきを得たり、非常に密度の濃い時間になっています。
 子育てについて楽になったり、勉強になったりします。
 積極的に意見を言うもよし、悩みや不安なことを聞いてみるもよし、ただただ聞く側に回って人の話を聞くもよし、自分が一番楽なスタイルで参加していただければと願っています。

 参加費は1000円です。
 時間は1時間半になっていますが、毎回2時間弱語り合っています。
 そのあとも30分か40分くらい雑談したりしています。
 リラックスした感じなのでお気軽にお越しください。


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posted by 長谷川 at 15:29| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月10日

絵本「 父は空 母は大地 」


 あけましておめでとうございます。

 今この絵本を読んでいます。

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 1854年、当時のアメリカ大統領はネイティブアメリカンの大首長シアトルに父祖代々の土地を売り渡すよう要求しました。

 その要求を受け入れざるを得ないシアトルは、大地への惜別の念を込め、アメリカ大統領に伝えて欲しいと一つのスピーチを行いました。


 「はるかな空は 涙をぬぐい
  きょうは 美しく晴れた。
  あしたは 雲が 空をおおうだろう。
  けれど わたしの言葉は 星のように変わらない。

  ワシントンの大首長が 土地を買いたいといってきた。」


 そして次のページに

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 「大地は わたしたちに属しているのではない。
  わたしたちが 大地に属しているのだ。」



 僕は10年ほど前、このスピーチをある新聞広告で目にしました。
 この絵本の存在を知る前です。
 大変共感を覚え、感銘を受けたのを覚えています。
 そして拙著「あなたも子どももそのままでいい」にそのことについて書きました。

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 実は去年の暮れから、この2冊の詩集を興味深く読んでいました。

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 これらには奈良少年刑務所の受刑者の方々の詩が載っています。
 作家で詩人の寮美千子さんの『詩の授業』を通して、重大な罪を犯した少年たちがいかにして硬い心の鎧を脱ぎ、詩を作ることや仲間の詩を聞くことを通して自分の内面にある愛や優しさを発見していくかが書かれてあります。
 
 今年早々、これら2冊の著者である寮美千子さんとフェイスブックで知り合い、絵本「父は空 母は大地」の訳者の方が寮美千子さんであることを知りました。その偶然に驚きました。

 寮さんも僕の「あなたも子どももそのままでいい」を読まれて、そこにシアトル首長の言葉を見つけられて驚かれたそうです。また本に書かれてある内容に共感していただき、このようにFBで僕の本を推薦までしてくださいました。


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 あらゆるものが つながっている。
 わたしたちが この命の織物を 織ったのではない。
 わたしたちは そのなかの 一本の糸に過ぎないのだ。


 絵本「父は空 母は大地」の中の言葉です。
 中島みゆきさんの「糸」の歌詞を思い出します。

    逢うべき糸に 出逢えることを
    人は仕合わせと呼びます

 「仕合わせ」とは、偶然の良きめぐり合わせのことを言います。
 今年は是非、寮美千子さんとお会いして奈良少年刑務所で実践されていた「社会性涵養プログラム」の話をお聞きしたいと思っています。

 この「社会性涵養プログラム」は犯罪少年の更生だけにとどまらず、子どもの教育全般、そして家庭の幸せの向上につながる大きな可能性を秘めています。これは非行やいじめの予防にもつながるものです。

 寮美千子さんとの出会いが、多くの子どもたちや多くのご家庭の「仕合わせ」につながればいいなあと思っています。

 もし「社会性涵養プログラム」について興味がおありでしたら上記の2冊の詩集「空が青いから白を選んだのです」「世界はもっと美しくなる」をお読みください。その素晴らしさを理解していただけると思います。


 僕には今年、つながりたい人がたくさんいます。

 寮美千子さん、
 「はるや日記」のゆみえさん、
 「ゆるり」の小菅さん、
 みくあゆみさんとそのお友達、
 北九州のNさんご夫婦、
 岐阜県本巣市のHさん、
 茨城県のひろろさんや以前講演でお世話になった方々、
 新しくFBで知り合った東京のHさんやYさん、
 数えだしたらキリがありません。
 そしてこのブログの読者さん。

 良き出会いが人生の「仕合わせ」を作っていきます。

 どうぞ今年は思い切って会いに来てください。
 僕もどんどん皆さんに会いに行こうと思っています。

 一緒に「仕合わせ」を作っていきましょう。


     星と星とが
     つながって
     星座が生まれる

     音と音とが
     つながって
     音楽が生まれる

     心と心が
     つながって
     仕合わせが生まれる

            by はせがわみつる

       


 
posted by 長谷川 at 16:49| Comment(2) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月27日

今「奈良少年刑務所詩集『世界はもっと美しくなる』」を読んでいます。


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 一度全部読み終わって今、2回目読んでいます。

 前作「奈良少年刑務所詩集『空が青いから白を選んだのです』」が一番目の詩集で、これが第2作目の詩集です。

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 感動した一つ紹介します。

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posted by 長谷川 at 13:10| Comment(2) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月21日

家庭教師システム学院のホームページが新しくなりました。


 創業30周年を機に『家庭教師システム学院』のホームページをリニューアルしました。

 こちらです→http://www.hariat.co.jp/ksg/index.htm

 「自らの仕事に誇りとやりがいを持った専門職の家庭教師」だけを派遣していることを前面に打ち出しています。
 一部抜粋させていただきます。


   高い指導力と人間力を持った家庭教師

    自らの仕事に誇りとやりがいを持った専門職の先生

 家庭教師を頼む際に最も心配なのが「どんな先生が来てくれるのか?」ではないでしょうか。
 子どもにとっては「教え方が上手でなんでも話せる親しみやすい先生」がいいでしょうし、親御様にとっては「成績を上げてくれる指導力と責任感がある先生」を望まれると思います。

 家庭教師システム学院では、親と子のその両方の希望を満たす先生を派遣しております。
 当学院の家庭教師は全員、豊富な指導経験(10〜100人以上)があり個人に合わせて指導できるだけでなく、性格的にも親切で温厚な方たちばかりです。

 どうしてそれが可能になるのか?

 それは当学院の家庭教師がすべて自らの仕事に誇りとやりがいを持った専門職の家庭教師だけだからです。
 (現在は専門職の家庭教師の方7名のみが指導してくださっています。) 
 中には塾や学校の講師を兼務されている方もおられますが家庭教師としても超一流の方たちです。
 先生の年齢幅も30歳〜60歳と高めではありますが、その分責任感も良識もあり安心です。

 これは長年、誠実で優秀な先生たちとの信頼関係を培ってきたからこそ実現することが出来ました。

 最近のご依頼は、通常の学力向上や志望校合格を目指すものだけでなく、発達障害のあるお子さんの特性に合わせた根気強い指導も求められるようになってきました。そういった面からも指導経験が豊富な専門職の家庭教師のニーズは高まっています。

 ※万一、家庭教師が合わない場合は無料で交替させて頂きます。

 こちらのページです→http://www.hariat.co.jp/ksg/choise.htm


 
 当学院の紹介としてこのように書かせていただきました。

 
 家庭教師システム学院は平成29年12月1日に創業30周年を迎えることができました。
 これも家庭教師の先生方ならびに信頼しお任せくださったご父兄がたのお陰と感謝いたしております。

 昭和62年の創業から東播学区を中心に「高い指導力と人間力」を持った家庭教師を育成し確保することに力を注いで参りました。経験豊富で一人一人に合わせて指導できる対応力、子ども一人一人の違いを受け入れる寛容さと根気強さ、それらを兼ね備えた先生となりますと専門職の家庭教師ということになります。

 当学院では自らの仕事に誇りとやりがいを持った専門職の家庭教師のみを派遣しております。

 私たちには家庭教師として「そうありたい」と願う一つの理想のモデルがあります。

 『ドラえもん』のように一人一人の子どもに寄り添って指導していく。

 ただ勉強を教えるだけでなく、その子が大人になって「あの家庭教師の先生がいてくれたから・・」そう思ってもらえる家庭教師でありたいと願っています。


 こちらのページです→http://www.hariat.co.jp/ksg/touban.htm



 *2017年12月29日に入会される生徒様につきましては入会金は半額の10800円とさせていただきます。


posted by 長谷川 at 18:03| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月20日

親は子どもへの無条件の愛や信頼を表す素晴らしい機会を常に持っている


 三者面談でまた先生から「宿題や提出物が出ていません」と言われ、何度同じことを注意されたらこの子はちゃんと出すようになるのだろうと思案に暮れて居られるお母さんがたも少なくないと思います。

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 今回そんなお悩みに応えるべく、ライブドアニュースを始め各ネットニュースに「宿題・提出物をきちんと出さない子の将来が心配・・どうすればいいの?」という記事を書かせていただきました。


 
 ライブドアニュースはこちら
 http://news.livedoor.com/article/detail/14053490/

 エキサイトニュースはこちら
 https://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20171220/Jijico_29529.html

 楽天infoseekニュースはこちら
 https://news.infoseek.co.jp/article/jijico_29529/

 ニュース元 JIJICOはこちら
 https://asqmii.com/jijico/2017/12/20/articles29529.html




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2017年12月18日

たつの市ファミリーサポートセンターでの研修


 今日は午前10時から、たつの市はつらつセンターで研修会がありました。
 たつの市ファミリーサポートセンター主催の研修会で、12名の方が参加してくださいました。
 テーマは「子どもを幸せに育てる10のルール」
 今日は講演ではなくフリートーク形式で皆さんと語り合う研修会です。

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 最初に皆さんに15種類の詩からお好きなものを選んでいただいて、自分が選んだ詩を朗読してもらった後、なぜその詩を選んだのかその理由や今の気持ちなどを話していただきました。
 

 そのあと、詩「しあわせになるれんしゅう」について約20分お話しさせていただきました。

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 今日は「じんせいはわらうれんしゅう」についてもお話ししました。


 昔は「わらう」という漢字はこう書いていたんです。


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 昔の日本人は人が「咲(わら)う」ことも、花が「咲く」ことも同じだと感じていたんですね。

 植物がその喜びを表現したものが「咲く」であるように、
 人がその喜びを素直に表現したものも「咲う」であると感じていたんですね。

 だから「咲」という漢字は「口へん」なんですね。
 「わはは」と口から声に出して笑いますからね。

 ちなみに女優の武井咲さんは、名前の咲を「えみ」と読みます。

 そして薄い青字で囲った部分は表意文字で、巫女さんが両手を上げて体をクネらせ踊っている姿を表しています。

 実は「笑」という文字も「竹かんむり」が巫女さんが両手を上げているところで、下の「天」は巫女さんが体をクネらせて踊っているところを表しています。

 つまり「笑」は「咲」のつくりの部分と全く同じ意味を表したものなのです。

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 巫女さんが体をクネらせて踊るのは、トランス状態になって神様を巫女さんに降ろし、神様と共に踊り、遊び、その喜びを表現するためです。その時に巫女さんは「あはは」と笑っていたのでしょう。

 花が咲くことも、そこで神様は踊り、遊び、その喜びを表現していると感じていたのかもしれませんね。

 咲うことは自らの命を咲かせ、そこに喜びや光を表現するというのがその本質なのでしょう。


 < 補足 >

 
 咲うということはその字の由来から見て神様(=命)と共に喜びあうということなんですね。
 神様(=命)としたのは、日本の神様の名前には「命(みこと)」が付いているんですね。
 大国主命(おおくにぬしのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)など。
 古代の日本人は自らの「命」を神様の分け御霊(みたま)と感じていました。

 「咲(わら)う」ということは命の喜びの表現である。

 花が咲くように、人間は咲(わら)うのです。
 咲うということはその瞬間咲いているのです。

 「咲う」ことは命の喜びの表現であり、そのとき人は神様と共に喜びを分かち合い、その喜びを「あはは」と声に出して表現するのです。植物にとって花が咲くことが最高の自己表現とみるならば、人にとってそれは「咲う」ことです。

 笑う門には福来る。

 私たちが笑うとき、神様も私たちと一緒に笑っておられる。
 そして神様がおられる所に福がやってくるのでしょう。





 その後、「子どもを幸せに育てるための10のルール」について皆さんと語り合いました。

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    < 子どもを幸せに育てる10のルール >

 1、10歳までは寝る前に「大好き」とハグしてあげて下さい。

 2、好き嫌いは無理に直そうとしないで下さい。それは小さなことです。

 3、急かさないであげて下さい。待つことは愛情です。

 4、子どもの話に耳と心を傾けてあげて下さい。聴くことも愛情です。

 5、そのままを愛してあげて下さい。自信はそこから生まれます。

 6、勉強を強制しないで下さい。強制されると嫌いになってしまいます。

 7、習い事は2つまで。やめたいと言い出したらやめさせてあげて下さい。

 8、甘えさせてあげて下さい。十分に甘えられた子が自立できるのです。

 9、子どもの喜びを一緒に喜んであげて下さい。

10、幸せなお母さんでいて下さい。幸せな親が幸せな子どもを育てます。



 
 中学3年生のお子さんをお持ちのお母さん方から「自分から勉強する気配がないので塾に通わせたいが、それだと習い事が二つ以上になってしまうのですが、どうでしょうか」とか、「受験生を持っていると『勉強を強制しない』のは難しいと思うのですが・・」という質問やご意見が複数出ました。

 心配になられるお気持ちは本当によくわかります。
 ましてや受験生だとなおさらです。
 
 親として、子どもの将来を思うからこそ「勉強しなさい」と言うわけだし、親としての気持ちも子どもにわかってほしいと思うのは当然です。
 でも、親の気持ちを子どもにわかってほしいと望むのであれば、まず子どもの気持ちを理解しようとすることが先なんじゃないかと思うわけです。

 それは一人ひとり違うでしょうが、勉強することを命令されたり、押し付けられたりすることは嫌でしょうね。

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 親はいつでも子どもの力になりたいと願っていますが、親の言うことやることすべてがマイナスにしかならない時があると思うんです。
 親の気持ちは子どものためを思ってなのに、それを言葉にするとかえって子どもを苦しめたり、子どものやる気を無くさせたり、怒らせてしまったり、落ち込ませてしまったり・・。とにかくうまくいかない。逆効果にしかならない。

 そんなとき親にできることはただ一つだけです。

 せめてマイナスだけは与えないでおこうと黙って見守る。

 黙って見守るのはとても難しくしんどいことだけれども、そのしんどさも不安も親である自分が引き受けていく。
 それこそが親の深い愛情ではないでしょうか。

 「どうしたら、そうできるでしょうか?」

 それは、子どもは親の思うようにはならないものだと諦めることです。

 もともと諦めるとは「明らめる」、物事の道理を明らかにするという意味なんですね。

 「あきらめる」とは言葉を変えると子どものありのままを「受け入れる」ということです。
 この子はこういう子なんだとその子のありのままを受け入れる。
 それは、この子はそれでも大丈夫だと信じているということでもあります。

 「どうしたら信じられますか?」

 覚悟する。
 信じる覚悟をするということです。
 信じるのに方法はありません。
 「そうする」と腹をくくるということだと思います。


 みなさん、僕が言うまでもなく「言いたいけど言っていません」とちゃんと子どもさんへの深い愛を実践されていました。

 ただ、それは「良いお母さんを演じている。嘘を演じている。」とマイナスに捉えられていたりしたので、
 「そうではありません。それは親の深い愛情です。そして親もまた子育てを通じて修行しているのだと思います。」とお伝えしました。


 参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
 またお会いできる日を楽しみにしています。
 もしこのブログをご覧になられていたら、感想等コメントいただけるととても嬉しいです。



 
posted by 長谷川 at 16:25| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月15日

「空が青いから白を選んだのです」奈良少年刑務所詩集を読んでいます


 今、この詩集を読んでいます。

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 これは奈良少年刑務所において更生教育の一つとして、少年たちが書いた詩を編集したものです。
 編集されたのはこの更生教育「社会性涵養プログラム」を担当された講師で作家の寮三千子さんです。

 寮さんはこんなふうに言っておられます。

 「無邪気に笑う、素直に喜ぶ、本気で怒る、苦しいと訴える、悲しみに涙する、助けてと声に出す。
  そんなあたり前の感情をあたり前に出せない子どもたちがいます。
  感情は鬱屈し、溜め込まれ、爆発して時に不幸な犯罪を引き起こしてしまいます。

  その原因は様々。
  家庭や学校の環境、社会環境などが複雑に絡まっています。
  どこか一つでも助けになる何かがあったら、
  理解してくれる人がいたら、
  その犯罪は防げたのかもしれません。

  詩は閉ざされた彼らの心の扉を少しだけ開いてくれました。

  あたり前の感情をあたり前に表現できる。
  受けとめてくれる誰かがいる。
  それこそが更生への第一歩です。」



  「 くも 」

  空が青いから白を選んだのです

  Aくんの作品。


  
  「 すきな色 」

  ぼくのすきな色は
  青色です

  つぎにすきな色は
  赤色です


 何も書くことがなかったら好きな色について書いてください。
 そう課題を出してBくんが提出した作品がこれでした。
 あまりにも直球。
 どんな言葉をかけたらいいのか戸惑っていると、
 受講生が二人、はいっと手をあげました。
 「ぼくはBくんの好きな色を一つだけじゃなくて二つ聞けてよかったです。」
 「ぼくも同じです。Bくんの好きな色を二つも教えてもらって嬉しかったです。」

 それを聞いて思わず熱いものがこみ上げてきました。

 世間のどんな大人が、どんな先生が、
 こんなやさしい言葉をBくんにかけてあげることができるでしょうか。
 「Bくんはほんま青と赤が好きなんやなあって、よく伝わってきました。」
 普段、あまり表情のないBくんの顔がふわっとほころび笑顔が咲きました。
 こんなやさしい、こんな素朴な子たちがどんな罪を犯したのだろう。
 なぜ犯罪者になったのだろう。
 そう思わずにはいられませんでした。


      ー 本文より引用 ー


 どうしてこんな子たちが犯罪者になってしまったのでしょう。

 きっと愛情不足もその一因にあったことでしょう。
 いや、親の愛情表現が下手だっただけで、きっと愛情はあったのでしょう。

 子どもへの愛情って本当に難しいものです。

 こんな詩がありました。

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 親は子どもがかわいいからこそ厳しく育てようとします。
 でも、それは時に親の勝手な思いを押し付けているだけになってしまうこともあるのではないでしょうか。
 
 次に紹介する詩もとても考えさせられる詩です。

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 これはこの詩集のほんの一部です。
 やさしいお母さんのことを書いた詩や、お母さんに感謝している詩もたくさん載っています。

 厳しさというのは本当に難しいものです。
 
 この日本では子どもたちが何か問題を起こすと「親が甘すぎるからではないか」という言葉がよく聞かれますが、どちらかというと厳しすぎたがゆえに子どもがストレスを抱え、起こした犯罪の方がずっと多いように思います。

 子どもを愛しているなら素直にやさしい愛情表現をしていけばいいのではないでしょうか。
 愛しているがゆえに「厳しい言葉」を言わなければならない時もあるでしょう。
 だからこそ、普段からやさしい自然な愛情表現が大切なのだと思います。
 そうして子どもたちが普段から「自分はそのままで愛されている」と心の底から感じられていれば、「厳しい言葉」もその裏にある深い愛情も伝わるのでしょう。
 
 
 
 
posted by 長谷川 at 18:26| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月13日

「中3なのに全然勉強しないんです」受験生の親は修行中


 先日、僕が指導している中学3年生の男子生徒のお母さんから電話がありました。

 「先生、あの子、中3やのに全然勉強していないんです。」

  それは心配ですね・・。
  でも、今うるさく言うと逆効果ですから、
  僕が指導行くまではとりあえず何も言わずにいてください。
  次行った時に僕から本人に気持ちとかいろいろ聞いてみます。


 「わかりました。宜しくお願いします。」


 ということでこの間、指導に行った時にその子にいろいろ聞いてみました。


 お母さんが君が勉強してないって心配して電話かけてこられたけど、どんな感じなん?

 「そうですか・・。僕なりにやっているつもりなんですけど・・」

 そうか。1日どのくらいやっているの?

 「2時間か、2時間半か、それくらいです。」

 結構やってるやん。でも、お母さんとしたらそのくらいでは心配なんかもな。志望校のこと考えたら。

 「・・・・」

 勉強って何時から始めてる?

 「8時半くらいからです。」

 夕方学校帰ってからはどうしてるん?

 「ついつい眠たくて・・」

 そうか。眠たいときはあるわな。
 2時間半でもようやってる方やけどな・・。
 まあ、志望校のこと考えたら、
 もうちょっと頑張った方がいいかもしれへんなあ・・。
 あと、夕方に1時間だけ勉強することは出来ひんか?


 「出来ます。」

 いや、無理せんでいいよ。
 30分でもいいよ。


 「いや、1時間なら出来ます。」

 そうか。
 じゃあ、夕方に、8時半までに、あと1時間するということで。
 お母さんにそう言うけどいいか?


 「はい。いいです。」


 そうして帰るときにお母さんにそのように伝えました。
 そしてこう言いました。

  お母さん。
  今、こうして夕方あと1時間やるって本人は言うてますけど、
  やっぱり出来ない日も出てくると思います。
  人間やからね。
  一旦決めても守れないことも多々あると思うんです。
  その時は大目に見てやってください。
  
  〇〇くん、これから夕方1時間やるのが君の修行やで。
  しっかり頑張るんやで。
  
  お母さん、お母さんはこれから口出さないのがお母さんの修行です。
  子育ていうのは親の修行です。



  お母さん「見守る修行ですね。」


  そうです。見守る修行です。
  じゃあ、〇〇くんもお母さんも修行頑張ってください。



 
 そう言って帰ってきました。

 生徒本人もお母さんも嬉しそうな安心されたような感じでした。
 笑えて安心できるのが一番大事ですから、これで良かったのでしょう。
 

 中3やのに全然勉強しないんですってお悩みは本当によく聞きます。
 中には本当に全然勉強していない子もいて、そりゃあ心配だし、腹も立つわと、お母さんのお気持ちもよ〜くわかります。

 だから、修行なんですね。
 修行というのは自分の心を鍛えるというか、成長させるためにするものです。

 中3の子を持つと、そりゃあ親は心配です。
 心配からいっぱい口出ししてしまうのが普通です。
 でも、そこをあえて口を出さない。
 口を出さないほうが、うるさく言うより100倍難しいし、しんどいことです。

 黙って見守る。
 信じて待つ。

 親にとってこれほど難しく、しんどいことはありません。

 親がしんどい分、子どもに悪影響を与えないで済みます。
 愛が深いから、黙っていられるんですね。
 今、自分が子どもに言うことはすべてマイナスにしかならないとわかっているから
 あえて口を出さない。
 今の親の自分にできることは、せめてマイナスだけは与えないことだけだから。

 口を出してしまうのは親である自分の不安、自分の気持ちを優先した結果です。
 口を出さないのは自分の不安に負けることなく、しっかりと引き受けているから。
 今どんな姿を現していようと、子どもの素晴らしさを信じているから。

 受験生の親になるということは、心の修行をさせていただいていると考える。

 「口を出さない」「見守る」「任せる」

 これは「あなたは素晴らしい」「あなたは大丈夫」「あなたを信じている」という最も強力なメッセージであり、エールです。
 


     
posted by 長谷川 at 18:29| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする